脹相転生inキヴォトス 作:西中の虎の兄
前回のあとがきで書いたように私の用事が終わるまではこのような投稿が続きますのでご了承ください。
あと、関係ないですが、今更Deltaruneのフラウリィにハマりました。
……ジャローナってなんなんですかね?
脹相のキヴォトスグルメ その① ~アクアパッツァ~
とある夏の朝、俺はいつものように不良を捕まえていた。
「なんか最近のゲヘナ、不良の数増えたよな……」
恐らく、万魔殿(パンデモニウムソサエティ)の議長がマコトになったからだろうか……
ヒナによると、俺のせいで風紀委員の仕事が無くなったところまではよかったが、マコトから大量の書類仕事を押し付けられて終電ギリギリまで苦しめられているらしい。
これだけ聞いているとヤバいブラック企業のように聞こえてくるが、もっと働きすぎて眼が完全に死んでいる人を知っているのでなんとも言えない――
「死体……死体……死体……死体……死体……死体……死体……」
噂をすれば要働き方改革ランキング堂々の1位こと氷室セナがやって来た。
「……脹相さん、死体……死体は何処で死ょうか……」
なんか今の言葉に当てられてる字がおかしい気がするが、いつものことだ。まあ無視でいいだろう……
「嗚呼……こんなところに生きた死体が……」
そう言って、セナはこちらに銃を向けてくる……
「このやり取りするの今月だけで17回目なんだが……」
「……そうで死たか?生憎、ここ最近は記憶が曖昧で死て……」
「お前、いい加減そろそろ寝ろよ……」
「……誰のせいで寝れていないとお思いで……?」
「ダッ、ダレデショウネー……」
「……も死か死て、自覚が無いのですか?」
「……」
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あれから暫くセナと話して、気が付けば13時前になっていた。
(そういえば、まだ昼食食べてなかったな……)
いつものようにコンビニで済ましてしまうのもアリだが、最近は色々あって財布に余裕がある。
(今まではあんまりしてこなかったけど、外食もありかもな……)
キヴォトスに来てからの外食の記憶といえば柴関ラーメンとナグサに奢らされた焼き鳥くらいしかない。折角なら余裕があるうちにキヴォトスグルメを楽しんでおきたいのだ。
そう思い、俺はゲヘナの街を暫く歩き回ってみることにした。一番最初に目に入ったのは何処にでもあるようなファミレスだった。
(折角の機会なのにファミレスを選ぶのはなんか違う気がするなぁ……)
ファミレスを通り過ぎると、次は焼き鳥店が目に入った。
(焼き鳥か……せっかくのプライベートなのにナグサに有り金全部持ってかれたことを思い出しそうだし、これもパスかな)
次に目に入ったのは、恐らく老舗だと思われるイタリアンレストランだった。
(……イタリアン!?キヴォトスにもイタリアって概念あるの!?)
そんなことを思っていると、店の中から何処かで見覚えがある人が出てきた。
「ふふふ、この店は素晴らしい……文句の付け所はありませんわ!!」
そう、美食研究会の黒舘ハルナ。気に入らない店は容赦なく爆破してしまうヤバいテロリストだ。だからこそ、彼女が手を出さない店は間違いなく一流というわけだ。
(本当なら指名手配犯だし、捕まえた方がいい場面なんだけど……)
そろそろ昼食を摂りたいし、何よりこの店が一流だと教えてくれたので、今回ばかりはハルナのことは見逃すことにしよう……
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店に入ると、ふわりと漂うピッツァの香ばしい小麦の香りが空腹を誘う。
「1名様ですね?」
「はい、1名です」
俺は案内された席に座り、テーブルの上に置かれたメニュー表を手に取った。
(無難なところでいくならピッツァかスパゲッティか?)
そう思いながら周りの席に目をやると、隣の席にはアクアパッツァが運ばれてきていた。メニューを眺めてみると、数量限定でアクアパッツァを提供しているようだ。
(アクアパッツァか、そういえばまともなイタリアンなんて長らく食べてなかったもんなぁ……)
そう、百鬼夜行はかなり日本っぽいので外食店も和食が多く、洋食なんてチェーン店ぐらいしか無かったのだ。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「では、アクアパッツァで」
「かしこまりました」
注文を待つ間、店内をぐるりと見渡すと、内装の一部として絵画が飾られていた。
(絵画か……あれはゴッホのひまわりか。え?キヴォトスにひまわりあるの!?)
考えてみるとかなり謎だが、恐らくゲマトリアのように外の世界から来た人間が持ち込んだのだろう。
「お待たせしました」
少ししてアクアパッツァが運ばれてきた。蓋を開けると、ふわっと湯気が立ちのぼり、同時に白ワインのやわらかく優しい香りが広がった。中心に鎮座するのは、今日の昼に仕入れたという一尾の真鯛。透き通るような黄金色のスープの海には、真っ赤なミニトマト、みずみずしい緑のイタリアンパセリ、そして黒々と輝くブラックオリーブと大粒のあさりが散りばめられている。
(……いただきます)
まず、俺はだしを口へと運ぶ。
(――ッ!これは美味い……オリーブや胡椒、にんにくのそれぞれの風味を、鯛とアサリの出汁が見事にまとめ上げている!!)
続いて、俺はフォークとナイフで真鯛の背にそっと刃を入れる。骨からするりと外れた身は、真っ白で美しい断面をのぞかせる。スープをたっぷり含んでいるおかげでパサつきはまるでなく、しっとりふっくらと仕上がっていた。
(やはり、美味いな……!!魚本来の上品で淡白な味わいに、トマトの酸味とハーブの香りがふわっと広がる……)
加熱されてトロトロになったミニトマトは、強烈な酸味からまろやかな甘みへと姿を変えている。時折顔を出すブラックオリーブの塩気が、全体の味覚を心地よく引き締めていく。
一心不乱に食べ進めたせいか、ふと気付いた時には皿は空になっていた……
(……ごちそうさまでした)
実際に食べてみて、あの黒舘ハルナが認めた理由がなんとなく分かった気がする。
俺は支払いを終え、店から出ようとする。その直後だった――
ドカアァァァァァン!!
向かいにあった中華料理店が爆発したのである。恐らく、ハルナがやったのだろう……
(……またか――でもまあ、食後の運動には丁度いいかな?)
俺はそう思いながらも爆発が起きた方へと向かった。
―オマケ~脹相が食べてる最中の中華料理店の様子~―
チアキ「あやややや、脹相さん美味しそうに食べてますねぇ……明日の朝刊は『百鬼夜行の鬼神、アクアパッツァを食べる!!』ですかねぇ……」
数分後……
チアキ「ここで洋楽と馬拉糕を楽しみながら編集するのは最高ですねぇ……あやややや?隣のテーブルに誰か座りましたね……」
チアキ「あれは美食研究会のハルナさん……一体、何を注文するんですかねぇ……?」
ハルナ「……ここの店は選曲が悪いですね。それでは――爆破しましょうか」
チアキ「……え?ちょっと待っ――!!」
ドカアァァァァァン!!
チアキ「私の編集用PCが……!!折角撮った脹相さんの食事シーンが……」
脹相 「いや、自業自得――っていうか、また盗撮してたのかよ!?」
この後、ハルナは捕まって矯正局に送られ、チアキはPCを失った悲しみから8時間も泣き続けたという……
遊び感覚でセナのセリフの「し」を全部「死」にしてみても意外と違和感なかった件
それと今更感ありますが、この前のFOX小隊回書くときにロア追跡編をちょっとだけ配信のアーカイブで見て来たんですが……デカいカニ……?
―というわけでふと思いついた存在するかもしれない記憶―
クルミ「なんなのよ、アレ!?」
ユキノ「アレは……カニか?」
オトギ「それにしても、大きすぎない……?」
脹相 「昔見たことがある。カニに雷を当てると巨大化する……と。」
クルミ「どういう理屈!?」
脹相 「それは俺も知らないんだが……」
以上、駄文でした。元ネタは目覚めたらドラゴンになってたので世界滅ぼす#15で出てきたクソデカニです。
通常投稿復帰後の投稿時間はいつがいいですか?
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17:30(少し早めに)
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18:00(今までどおりに)
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18:30(大体真ん中ぐらいで)
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19:00(週一投稿と同じ)
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19:30(少し遅めに)