脹相転生inキヴォトス   作:西中の虎の兄

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先日、ハフバアンケートの方を締め切りました!!

結果ですが、1位の『ピクシブ百科事典風「脹相」』に決まりました。また、2位の『呪術廻戦原作に転移した脹相(桜島結界)』に関しても予想以上に拮抗していたのでその内書くことにします!!

関係ない話ですが、大鎌アクションが好きすぎて名探偵プリキュアを見ました!
しかも、それが人生初プリキュア視聴という……(多分、こんな動機でプリキュアを見ようとした人間は過去に居ないと思う)
感想としては、大鎌よりも展開があまりにも「宝生永夢ゥ!」すぎる方に目が行ってしまい、懐かしさを覚えましたね……


……わんこだなぁ

春休みに入ってしばらく経ったある日、俺はあのクソ蛇と戦って以来来ていなかったアビドス砂漠に来ていた。

 

取り敢えず、今日の食費としてカタカタヘルメット団を何人か捕まえた後、俺はせっかくなのでアビドス高校に向かうことにした。

 

(そういや、連絡先全ロスしたせいで生存報告できないまま半年近く経っちゃったんだよな……)

 

そんな事を考えながら走っていると、アビドスの校舎が見えてきた。ちなみに、ビナーの残骸は黒服が回収したのか、綺麗さっぱり無くなっていた。

 

「それにしても3月なのに寒いな……赤燐躍動あってよかった~」

 

校門の方を見ると、何処かで見たことがある気がするマフラーを付けたホシノと何処かのお嬢様感満載な生徒が喋っていた。

 

(あの子は新入生か?それにしても……あの見た目で武器ガトリングってマジかよ)

 

ガトリングってお嬢様が持っていい武器じゃねぇだろ、そうツッコミたくなる気持ちは置いておこう。まずは挨拶から――

 

(……いや、いいこと思いついた。やっぱりここはモブの振りをして自然と校舎の中に入って行こうかな)

 

俺は走るペースを落としながらアビドスの校門の前へと歩いていく。そして、そのまま自然に入り、気づかれることはない……と思っていたのだが――

 

「……ガウッ!!」

 

突如、背後から何かが襲い掛かって来たのである。

 

「……え?」

 

予想外のことに俺は困惑しながらも、背後からの攻撃を回避する。ただ――

 

「……なんで、脹相さんがここに――というか、なんで生きて……?」

 

仕方のないことではあるが、これのせいでホシノに気付かれてしまった……

 

(……っていうか、ホシノは俺が死んだと思ってるのか!?なんで!?)

 

十中八九クソ蛇の熱線で携帯が溶けて連絡先を全部失ったことで、連絡できてなかったせいだろうが……

 

(それに加えて、背後から襲い掛かって来たのって……)

 

その人物は砂狼シロコだった……とは言え、俺が知っているシロコより一回りか二回りほど小さく見えるが……

 

(前世でブルアカやってなかったから合ってるか分かんないけど、確かブルアカのアイコンになってる子だったよな……?)

 

――にしても……

 

「ガルルルル……」

 

(なんか、女子高生っていうより野良犬って感じなんだよなぁ……)

 

後ろにいるホシノ……は困惑している最中で判断材料にはならないので一旦置いておいて、ガトリングの新入生の子の様子からして恐らく、シロコがアビドスに加わる前の時系列なのだろう……知らんけど。一旦、シロコ本人に確認してみることにしよう……

 

「お前は――」

 

「ガルルルルルルル……!!」

 

想像はしていたが、やはり言葉は通じていないようだった。

 

(……本当はホシノにどうなのか聞きたいんだけどこういう状況だからくっそ気まずい!!)

 

今更感はあるが、俺は報連相を怠ったことを後悔した。

 

(取り敢えず、今のシロコとは話しても無駄だし、俺が戦うと怪我させちゃいそうだし……)

 

仕方なく、俺は抑えていた呪力を一気に解放する。このやり方でも、ビビった不良は勝手に気絶してくれるので、普段からよく使っている方法だ。

 

「うう~~~っ」

 

圧倒的な実力差を本能的に感じ取ったのだろう。シロコは戦意喪失し――

 

(あれは……)

 

――腹を見せて寝転がる仕草、つまるところの服従のポーズを取ったのである。

 

「……ん?」

 

「「……???????????????」」

 

「……ワウッ」

 

(なんか、シロコが服従したんだが……?それに加えて、ただでさえ情報過多で頭がパンクしそうだったホシノが、無量空処を食らったみたいになってるし、ガトリングの子も何が何だか分からなくなってそうだし……)

 

 

どうしてこうなった……????
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから1時間後、俺はアビドスの教室にてホシノに事情を説明していた。

 

「うへぇ、脹相くんから今まで全然連絡が無かったのは携帯が溶けたからだったんだねぇ……」

 

「今まで連絡出来てなくてすまない……」

 

「大丈夫だよぉ~、ユメ先輩にはこっちから伝えておくからさ」

 

「あと、関係ないんだが……さっきの奴は知り合いか?」

 

「いやぁ、知らない子だねぇ……」

 

俺とホシノの話が終わったタイミングでガトリングの新入生の子――十六夜ノノミが部屋に戻って来る。

 

「ただいま戻りました~♧」

 

「お帰り~ノノミちゃ~ん」

 

「悪いな、お使い頼んじまって……」

 

「いえいえ、全然大丈夫ですよ~♤」

 

ホシノとの話が長引いてお昼時を過ぎてしまいそうだったので、ノノミには柴関ラーメンのテイクアウトをお願いしていたのだ。

 

「それにしてもな……」

 

「……?それにしてもどうしたんですか?」

 

「うへぇ、ノノミちゃんが出かけてる間に起きたんだけどね……」

 

「……何があったんですか?」

 

「それがねぇ……脹相くん……?」

 

「ああ。聞いて驚くなよ――」

 

 

 

 

 

「ん、ボス!!」

 

 

 

 

 

「はい?えっと……?」

 

「なんか知らないけど群れのボスに認定されたんだよ……」

 

「……??????????????????」

 

「ノノミちゃんがそうなるのも無理はないよねぇ。本人が言うには――」

 

 

「ん、強いヤツが絶対。弱ければ死ぬ、それが掟!!」

 

 

「……つまり、脹相さんが自分よりも強いって分からされたから群れのボスに祭り上げられたってことですよね……?」

 

「ああ、そういうことだ……」

 

「うへぇ、それにしてもまさかあの狂暴そうな狼を飼いならすとは思わなかったねぇ……おじさんでもあんなことはできないなぁ」

 

「……」

 

(なんか、少し嫌な予感がしてきたんだが……まさか、百鬼夜行で引き取ってくれなんて言われねぇよな……?)

 

そう思いながらも、俺は取り敢えずホシノに聞いてみることにした。

 

「あのさ……この子はどうするんだ?」

 

「うへ?百鬼夜行で引き取るんじゃないの?」

 

「……」

 

(マジかよ、やっぱりそうなるのか!?なんか知らぬ間に原作ブレイクしちゃいそうなんだが……ここから入れる保険ってありませんかね!?)

 

正直に言おう、俺的には引き取ってもいいとは思っている。だが、このまま引き取っちゃうと確実に原作がブレイクするのだ。だから――

 

(なんとしても拒否しなければならない!!)

 

――というわけで、俺は適当な理由を付けて拒否することにした。

 

「あー、その……引き取りたいのもやまやまなんだが……俺は既に餌に焼き鳥をやらないと満足しない生き物の世話で手一杯でな……その子を引き取れる余裕はないんだよなぁ……」

 

(すまん、ナグサ。お前を言い訳に使わせてもらうぞ……半分ぐらい事実だしいいだろ?)

 

「折角だし……アビドスで引き取ったらどうだ?1人でも生徒が多い方がいいだろ……?」

 

「うへ~、シロコちゃん。君はそれでいいの?」

 

「ん、問題ない。ボスがそう言うのなら、なんだって従う!!」

 

取り敢えず、原作ブレイクを回避できたことに俺は胸をなでおろす。

 

「うへぇ、シロコちゃんの今後も決まったことだし……お昼ご飯にしようか~」

 

……ということで俺達は先ほどノノミがテイクアウトしてきた柴関ラーメンを食べ始めたのだが――

 

「ん、いただきます!!」

 

そう言ってシロコはラーメンを素手で……って、え?素手!?

 

「ちょっ、シロコ!!」

 

止めようとした時にはすでに遅かった。シロコは熱々のスープの中に手を突っ込んで麺を手掴みで食べてしまっていた……

 

「ん、美味しい!!」

 

「「……」」

 

ホシノとノノミを見ると明らかにドン引きしたような表情をしていた。そりゃあ、目の前でこんなの見たらこうなるよね……

 

(さっき電子レンジで温めたばかりで激熱なはずなのに、よくもまあ手掴みで食えるなぁ……)

 

ホシノ、ノノミ。シロコに箸の使い方教えるの頑張ってくれ。先生が来るまでに強制しとかないと先生が宇宙猫になりかねん……

 

(それにしても、懐かしいな……)

 

シロコを見ていると、前世の実家で飼っていた犬を思い出す――

 

「……シロコ、チャーシュー、もっと食べるか?」

 

「ん!!食べる!!」

 

そう言ってシロコはこちらへと飛びついてくる。

 

「こらこら、お箸は食べ物じゃないぞ~」

 

「どうしたんですか脹相さん!?」

 

「うへ~、脹相くんがおかしくなっちゃったよ……」

 

俺の突然の変貌にノノミとホシノは混乱しているようだった。仕方ないじゃん……前世で飼ってた犬の事思い出しちゃったんだから……

 

「……わんこだなぁ」

 

今日はまさに、その一言に尽きる一日であった……




ちなみに今回は1年生編と2年生編の丁度間くらいの時系列です。

それとなんかボーっとしていたら思いついちゃった別で書けそうな小説のネタがあるんですが、それを書く時間が無いのでここで供養しておきます





―オマケ~シャーレの先生がオルクス(アエテルニタス・ノックス)だったパヴァーヌ1章~―

アリス 「先生、アリスは勇者になりたいで――」


ドン!! 


アリス 「せ、先生?どうしたんですか……?」

オルクス「……どうしたじゃねぇよ。テメェ、今なんて言った?勇者の力が欲しいだと?ふざけるな……」

アリス 「……えっ?」

オルクス「勇者と言えば一見聞こえはいいが実態は災厄の力と同じで呪いだ。私が、ヴィクトリアが……“力”という呪いにどれだけ苦しめられたと思ってんだ。もう一回同じことを言ってみろ、その時は貴様の首を刎ねる……」


以上、久々にブラッドクラフトを見返していた時にオルクスが先生だったら、アリスが意図せずににオルクスの地雷を踏んじゃうってことがありそうだなぁ、と感じてできた謎の概念でした。
BRC、NC、BCの三部作も敵味方クラフト並みに面白いので是非見たことが無い方は見てみて下さい!!


あと、次回休載します。再開は9月11日の予定です。

通常投稿復帰後の投稿時間はいつがいいですか?

  • 17:30(少し早めに)
  • 18:00(今までどおりに)
  • 18:30(大体真ん中ぐらいで)
  • 19:00(週一投稿と同じ)
  • 19:30(少し遅めに)
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