今回からお気に入り登録数555・総合評価777直前記念アンケートを開始しました!!
ユメ先輩の立ち位置も継続しているので投票してもらえると嬉しいです!!
あと、今回急いで書き上げたので文字数がちょっと少なめです。
―???side―
他人の役に立つのは当たり前で、期待通りにあるのは義務だと――
「なァ、あんだけ啖呵切った癖にもうギブアップか?」
「……」
――そう思っていました。身共は自分が強いと思っていました。少なくとも目の前の誰かを守れるくらいには……
「お前ら、よく見てみろよ!!コイツ、勘解由小路家のガキじゃねぇか?」
「アタシらは金持ちが嫌いだ!!テメェに恨みはねぇがこっぴどくブチのめしてやるッ!!」
……ですが違いましたの。自惚れていました。身共は――
「ハハッ、見ろよ!!コイツ泣いてやがるぜ!!」
「啖呵切った癖にこんなにあっさりとボコられてやんの~」
――弱い。
(身共にもっと力があれば……!!)
その瞬間でした。突如として周囲の空気が重くなりましたの……
「なっ、なんなんだ!?」
「まさか……!?あり得ねぇ、百花繚乱は解散したはずだ……!!こいつぁ一体……」
そう、これが身共の運命を変える出会いとなったのです。
『フッ、月明かりが照っているな。お陰で貴様達の痴態が良く見える……』
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―脹相side―
アヤメを探し始めて、約2週間が経ったある日のことだ。俺はシャドウとして百鬼夜行に増え始めた不良たちを狩っていた。
(それにしても、不良増えたな……)
百花繚乱という抑止力が失われたからだろうか。いや、百鬼夜行だけの問題ではない。俺が活動をやめたせいか、ゲヘナの犯罪率はここ数週間で倍増したらしい。放っておくわけにもいかないので週に1回、不良を全部まとめて狩るようにしているが――
どれだけ狩ってもゼロになることはないのだ。正直に言うと、キヴォトスの司法は甘々なのである。
無銭飲食をしたり、飲食店を爆破したり、街中を爆破して温泉を掘ろうとしたりしようとして捕まってもわりとすぐに出所できてしまう。しかも、ワカモみたいな凶悪犯に関しても割と簡単に脱獄してきてしまうのだ。
「まさか……!?あり得ねぇ、百花繚乱は解散したはずだ……!!こいつぁ一体……」
俺が目にしたのは、一人の少女を囲んで苛めている多くの不良たちの姿だった。正直言って、俺はこういう集団で寄ってたかって一人を苛めるような卑怯者が大嫌いだ。。
ここで一つ歴史の話をしよう。鎌倉時代に元寇という出来事があり、モンゴルの軍隊が日本に攻めてきたことがあった。まあ、モンゴルの軍隊と言っても、ほとんどは支配された国々の人々で構成されていたのだが――
その時、九州にいた多くの武士たちは国を守るために武器を手に取り戦った。諸説あるが、当時の日本の戦は、武士団の大将同士が戦闘前に名乗りをあげて一騎打ちで戦うスタイルだったのに対し、元軍は複数人がまとまって戦う集団戦法を採っていた。
その結果、名乗りをあげている最中の武士は、無数の元軍に囲まれ、一方的に蹂躙されてしまった。
まあ、勝つためには集団で寄ってたかってボコるのもありかもしれない、というかそっちの方が強い。だが、これは俺の戦いの美学に反するのだ。
目の前にいる少女は恐らく、不良にいじめられていた誰かを助けるために乱入したのだろう。見る限り、彼女が弱いようには見えない。だが、これだけの数の不良にリンチされればどれだけ強かろうと勝つことはできないのだ。
『フッ、月明かりが照っているな。お陰で貴様達の痴態が良く見える……』
「なんだァ?てめェ……」
「こッ、コイツゥゥッ――!!ぶっ殺してやるぜぇぇぇぇッ!!」
そう言って、不良たちは俺に銃を向け、発砲してくる。だが、俺はそれを全て血で生成した剣ではじき落とす。
「なっ、なんだとォォォォォ!?銃弾を剣で斬りやがった……!!」
『フハハハハハ!!……銃だと?そんな物は私の前では無意味だ……』
「ばっ、化け物だ……!!逃げ――」
不良たちは武器を放り投げ、一斉にその場から逃げ出そうとする。しかし――
『クク……逃げられると思っているのか?』
「「ギャァァ――ッ!!」」
俺は逃げようとする不良たちを次々と刀で斬っていく。それを見ていた者は後にこう語る――一方的な蹂躙であった、と。
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あれから暫くして、不良にリンチされていた少女が目を覚ました。服の感じからしてそれなりの家柄だろうか……
「あっ、あの……」
『フッ、礼なら要らん。目障りだから斬った、それだけの話だ……』
俺はそう言って、その場を立ち去ろうとする。その時、少女が口を開いた――
「あ、あの……貴方の名前は?」
(名前か……そうだな。シャドウって名乗ってニュースの話題にされるぐらいなら――)
『通りすがりのスタイリッシュ不良スレイヤーだ、覚えておけ……』
俺はそう言い残してその場をあとにした。
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あれから数時間後、俺はとある噂がある寺院に辿り着いた。どうやら、ここには物の怪の類が出るのだという。
「わ、わた、私、綺麗ィ?」
(あれが例の物の怪か?もし、呪霊みたいなものだとするなら――)
「……赤血操術――苅祓・解!!」
俺は目の前の物の怪に斬撃を放つ。斬撃を受けた物の怪は真っ二つになり、塵となって消失した。
(やはり、呪力による攻撃は効くみたいだな)
聞いた噂では普通の銃弾は効かなかったらしいのだが、呪力は普通に効くようだ。その時、背後から誰かが近づいてくる気配を感じた。
「あらあらぁ?手前……怪異を倒せるんですかぁ?」
『……貴様は何者だ?』
俺は仮面を付け直し、振り返って問いかける。
「ご挨拶申し上げますぅ。手前は花鳥風月部、箭吹シュロ!!」
(なんなんだコイツ、どこぞの色欲みたいな性格してそうだし、めんどくさそうだな……)
こういう奴の相手をするのは面倒なので――
『そうか。さらばだ……』
――即逃亡、これに限る。
「手前ぇ、自己紹介もせず逃げるんですかぁ?」
『……さらばだ』
「待ちやがれって言ってるんですよぉ!?」
『我が名はシャドウ、以上だ。さらば……』
「だから、手前ぇ速すぎるんですよぉ!!失礼だとは思わないんですかぁ!?」
『……40秒待ってやる』
仕方ない、ちょっと可哀想だから少しだけ待ってあげよう……
「手前ぇ、さっき怪異を倒しましたよねぇ?」
『……倒したが』
「普通なら怪異は倒せねぇんですよぉ」
『フッ、だろうな……』
「見たところ百蓮を用いていない……では、どうやって!?どうやって倒したと言うんですかぁ!?」
『……私がそれを貴様に教える筋合いはない。』
そう、丁度言い切ったタイミングで40秒が終わった。
『……ここまでだ。さらば』
『さらば……』
「だからぁっ!!待ちやがれって言ってんですよぉ……!!」
俺は待てと叫ぶシュロを無視し、その場をあとにした。
―オマケ~なんか様子のおかしい勘解由小路ユカリ~―
ユカリ?「あの日、身共は理想の剣を見ましたの……」
キキョウ「……銃じゃなくて?」
ユカリ?「だから、身共が証明します。剣は銃よりも強し……ですの!!」
レンゲ 「剣の素振りだけじゃなくて射撃訓練もやれよ……」
ユカリ?「次回、『全知全能の瑞獣』ですの!!」
以上、駄文でした。
なんか、シュロがカペラみたいになってる気が……(シュロのエミュムズイ)
このシリーズ残り3話!!
……最後にひとつ言っておく。『投稿は加速』する!!
【お気に入り登録数555・総合評価777直前記念】見たい外伝は?(本編がある程度進み次第始めます)
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シャドウ様――!!(By ユメ)