執筆ペースが落ち始めつつある今日この頃。なので、次回から2日置き投稿になります……
セリカという生徒を助けてから一夜が明け、俺は改めてアビドスに向かっている。
(そういえば、アビドスに来るのは1年ぶりだったな……皆元気かな?)
そんなことを考えているうちにアビドスの校舎に到着したのだが――
「あれ?誰もいないのか……?」
どうやら、何処かに出かけているのか皆留守らしい。
(丁度お昼時だし、多分柴関ラーメンかな?)
そう思い、取り敢えず俺も柴関ラーメンに向かってみることにした。
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俺が柴関ラーメンに到着すると、そこには見知った顔があった。そう――
「よっ、アル。久しぶりだな」
「……え?脹相さん!?」
――他でも無い陸八魔アルだ。もちろん、他の便利屋メンバーもいる。まあ、1人だけ知らない子がいるが、恐らく最近入ったばかりの1年生だろう。
「珍しいな、お前がアビドスに来てるなんてな。仕事か?」
「まあ、そんなところよ!!そういう脹相さんは?」
「俺はアビドスに用があってな。先生の手伝いに来たってわけだ」
「アっ、アビドス!?」
アルは俺の口からアビドスという言葉が出るや否や急に真っ青になる。何かあったのだろうか……?まさか――
「あぁ……(察し)」
「アルちゃん、脹相さん気づいちゃったみたいだよ?どうする~?」
「……社長」
「アル様ぁぁぁ!?」
ムツキとカヨコ、紫髪の推定1年の子の反応と4人なのにラーメンを1つしか注文していないことから察するに、やっぱりそうなのか……
「お前ら、まさかとは思うが……ウチのバカ犬に狩られかけたのか?」
彼女たちが無一文に見えるのは、もしかしたらアビドスに入った途端に
「……へ?」
「ウチのバカ犬が迷惑をかけたみたいだな、すまん……」
「ちょっ、脹相さん!?」
「お詫びになるかは分からないが、ここは俺の奢りにさせてくれ」
「ええっ!?そんなこと……」
アルはそれは申し訳ないとでも思ったのだろう、俺の申し出を断ろうとする。
「アルちゃん、どうやら何か勘違いしてるみたいだよ?」
「社長、ここは上手く彼に話を合わせて」
「わ、分かったわ……!!」
「な、なら、そのお言葉に甘えさせてもらおうかしら……」
この時、陸八魔アルはずっと疑問に思っていた。バカ犬というのが誰のことを指しているのか、と……
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―アルside―
脹相さんはラーメン代の支払いをしたあと、すぐに去っていった。恐らく、アビドスへと向かったのだろう。
「アルちゃん、どうする?もしかしたらアビドスだけじゃなくて脹相さんのことも相手にしないといけないかもよ~?」
「まっ、まあ、何とかして見せるわ……!!」
「あと……一応聞くけど、社長気付いてた?」
「えっ……?何に?」
「さっきまで向こうの席に座ってたのアビドスの生徒だよ」
「……へ?」
カヨコから明かされた衝撃の真実にアルは固まる。
「クフフ、やっぱり~!!アルちゃん、脹相さんとの会話に夢中で気づいてなかったんだ~」
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―脹相side―
俺は急いでアビドス高校に向かっていた。何故なら……
(マジか、便利屋だけじゃなくてアビドスも来てたなんてな……)
便利屋68の皆と喋っている時に店を後にしていく先生とアビドスの生徒達の姿が見えたのだ。なんでこんなにニアミスですれ違ってるんだろう……
「俺としたことがホシノほどの神秘に気づけないなんてな……ちょっと鈍ったか?」
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暫く走ってようやくアビドス高校の校門前に到着した。
「今日だけでどんだけ砂漠走ってんだろう、俺……」
普通なら走って移動する距離じゃないだろう。だが、俺は砂漠を走れるような車は持っていない上にバスなんかもないので走るしかなかったのだ。
取り敢えず、インターホンを押して入ろう、そう思った時だった――
「――ボスっ!!」
「……え?」
1つの影がこちらへと飛びかかってくるのが見えた。そう、シロコだ。
「ボス、会いたかった!!」
「出迎えが早いな、シロコ」
「ボスの匂いはすぐに分かる!!」
それを聞いて俺はわんこらしいな、と思う。前世で飼っていた犬も俺が家に帰ってくると、すぐに玄関に駆けつけて出迎えてくれた。わんこというのはどこに行ってもそういうものなのだろう。
「久しぶりだなぁ、シロコ。ジャーキー食うか?」
「食べる!!」
俺はシロコに用意しておいたジャーキーを食べさせる。こういうこともあろうかと一応用意しておいたのだ。ただ――
(昨日の感じからして前よりわんこ感無くなったと思ってたんだけどな……)
……やっぱりわんこだった。
それから少し遅れて、ホシノ達と先生が出てきた。
「あっ、先生。久しぶり――ってどうしたんですか?」
“いやぁ、飼いならしてるなぁって思って……”
先生は思いもよらないシロコの本当の姿にびっくりしているらしい……
「ちょっ、シロコ先輩!?何やってんのよ!?」
セリカに至ってはシロコの唐突な変貌ぶりについていけていないらしい。
「ん?もしかしてだけど、いつものシロコってこんな感じじゃないの?」
「うへぇ、多分脹相くんに会えた喜びで野生に戻りかけてるんだろうねぇ……」
「噓でしょ、ホシノ先輩!?そうよね、ノノミ先輩!?」
「……いえ、初めてあった頃はこんな感じでしたよ♧」
「えぇ……(困惑)」
セリカは想像もしなかった先輩の本来の姿に衝撃を受けてしまったようだ……なんかゴメン。
「よしシロコ、取ってこ~い!!」
俺はそう言って、事前に準備しておいたフリスビーを投げる。シロコはそれを追いかけていく……
「それじゃあ、本題に入りましょう」
“あ、うん……”
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俺は先生にヴァルキューレで起きた一件について共有しておいた。とは言え、リューに関する話はしていない。何故なら、先生のことだから頑張った生徒――リューを放っておけず、恩赦を出すように各方面に頼みに行きそうだからだ。まあ、シャーレが超法規的機関だとは言え、そんなことは流石に出来ないとは思うが……
“成程……ありがとう、脹相”
「それでアビドスの方はどうですか?」
“えっとね――”
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先生が言うことには、2つ。
1つ目はアビドス高校を襲撃したヘルメット団が使っていた武装類はほとんど流通が禁止されているものだったということだ。
(まあ、これはなんとなく予想ついてたんだけど……)
そして、2つ目はセリカが誘拐された場所に居合わせた得体のしれない謎の存在、シャドウ。分かることは仮面を付けていたことと黒い外套を着ていたこと――
(これ、俺だ。でも、「俺がシャドウです。」なんていう訳にはいかないし……)
「ああ、ユメさんが言ってたやつですね。本当に居たんだ……」
“だよね。私も本当に居るとは思ってなかったよ”
取り敢えず、適当に話を合わせておいた。こうしておけば、バレることはないだろう……
「ボスー!!」
先生とあれこれ話している間にフリスビーをくわえたシロコが4足歩行で帰ってきた。
「よしよし偉いぞ、シロコ~」
俺はそう言ってシロコにジャーキーを与える。
「シロコちゃん、4足歩行は駄目って何回言ったら分かるの……?」
呆れた様子でホシノが言う。多分、ここ1年ずっと苦労してたんだろうな……
「ん、ボスがいいって言ってる。ホシノはボスより弱い、だからボスに従うべき!!」
「シロコちゃん……あとでマジビンタね」
ああ、ホシノキレてるな。こりゃあ……
「そういえば、ホシノ先輩と脹相さんってどっちが強いんですか?」
シロコの話を聞いて疑問に思ったのか、ノノミが言う。
「まあ、フィフティフィフティだろ」
「多分、そうだろうね~」
「いや、軽!?」
ちなみな所、俺的にはホシノよりもヒナの方が怖かったりする。見た目の問題じゃないのか、って?勿論、全然そんなのじゃない。
例えるなら、最強の矛と最強の盾といったところだろうか。ああ、勿論ヒナが矛でホシノが盾だ。今まで見て切った感じではあるが、ホシノは防御高めの神秘でヒナは火力高めの神秘だ。だから、一概にどっちが強いとも言えない。
多分、領域とか使えば毒込みのダメージレースではホシノに勝てるかもしれない。しかし、圧倒的な火力と連射力を誇るヒナには、勝利のヴィジョンはほとんど見えないのだ。
えっ、攻撃力といえばのゴリラはどうだって?それを入れるならゴリラ一択だ。アレは殺意が高すぎる。ヒナは流石に殺さないための最低限の手加減はしてくれるだろうが、ゴリラには全くそれがない。頼むからゴリラは琥珀の王国にでも監禁されててくれ。ワカモの次くらいに会いたくない……
……とは言え、ホシノもヒナもゴリラも――
「まあ、コイツとやり合うのは流石に御免だけどな」
「うへ~、おじさんもだよ~」
その時だった、突然校舎の近くで爆発が起きる。
「……ヘルメット団か?」
そう思い、俺は窓から外の様子を見る。だが、そこには思いもよらない人物が立っていた。
「……マジかよ、アル」
そう、便利屋68の面々であった……
外典を出せるのは早くても1年後になりそう……
――という訳で、これから少しずつ使うかもしれないネタを公開していきます。
―オマケ~様子がおかしいミネ*テラー?(続)~―
ユカリ「なんなんですの、その頭のおかしな法律は!?」
ミネ?「……貴様、今ミネちゃんを侮辱しましたね!ジェノサイドヨハネ帝国憲法第3条、ミネちゃんを侮辱した者は死刑!!」
コハル「なんでもかんでも死刑にすればいいと思ってるの!?」
ハナコ「それ、コハルちゃんが言えたことじゃないですよ……?」
以上、駄文でした。前回に引き続き、憲法の元ネタは『新・敵を味方にするクラフト』です。
見てみたいイベントストーリーは?(人気と時系列である程度やる順が変わります)
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船上のバニーチェイサー
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不忍ノ心
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アビドスリゾート復旧対策委員会
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白亜の予告状 〜虚飾の館と美学の在り処〜
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とある科学の超電磁砲コラボ
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魔法少女ヘヴィキャリバー(以下略)
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誰が為の芸術〜偽飾の絵画と美学の行方〜
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パンデミック・ハザード〜奇跡の一枚〜