脹相転生inキヴォトス   作:西中の虎の兄

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先日ついにUA数が10000を超え、お気に入り登録も250人を突破しました!! 数日前に「お気に入り登録100人突破しました!!」とお伝えしたばかりなのに、あっという間に倍以上になっていてとても驚きました。

今はただ、皆さんに感謝を。

それと、新しいアンケートを始めたので協力していただけると嬉しいです!


キヴォトス最強の少女(推定)

俺は今日も賞金稼ぎのためにゲヘナへ来ていた。ターゲットの不良はすでに捕らえており、赤縛でしっかりと拘束している。俺はその不良を今からヴァルキューレに連れて行こうと思っていたのだが……

 

(……後ろに誰かいるな。この気配は……アヤメよりもっと強い!?)

 

俺は気づかない振りをして歩く。それから10分以上歩き続けたが、それでも相手は追跡を続ける。

 

(誰なんだ?何処か不気味な……)

 

警戒しながら恐る恐る振り返ると、そこには身長140㎝程度のモップのように長い白髪をした少女が立っていた。

 

(立ち姿だけで分かる!!彼女がキヴォトスの生徒の中で一番強い……!!)

 

彼女の強さは直感だけで分かる。今ここで戦えば確実に負けるだろう、というより彼女の目的は……?

俺は緊張しながら彼女の目を見る。

 

「貴方が百鬼夜行の“鬼神”ね。ゲヘナ(ここ)に何をしに来たの?」

 

「……百鬼夜行の“鬼神”?それは俺の事か……?」

 

なんか聞き覚えのない異名で呼ばれたので、俺は少し困惑した。

 

「貴方以外に誰がいるのよ……ともかく、貴方の目的を聞かせて。」

 

「目的か……。少し金を稼ぎに来ただけだ。ゲヘナの不良は比較的賞金が高いからな。」

 

俺がそう言うと、少女はよかったとでも言うかのように少し安心したかのような表情を見せる。少なくともこの状況から戦闘になることはないだろう。しばらく沈黙が続いた後、やがて彼女は口を開いた。

 

「……自己紹介をしていなかったわね。私はゲヘナ学園1年、風紀委員会所属の空崎ヒナよ。」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

軽く自己紹介を終えたあと、俺はしばらくの間ヒナと雑談していた。

 

「ゲヘナの不良ってどんな感じなんだ?外で聞く限り結構ヤバい奴が多いらしいけど……」

 

「ええ、特に美食研究会がヤバいわね。あそこは少しでも料理に不満があれば飲食店を爆破するのよ……」

 

俺が賞金稼ぎの為に調べた感じでは、レストランを爆破するヤバい部活が存在しているということは分かっていたのだが……改めて考えても部活動でレストランを爆破するなんて日本じゃ絶対あり得ないし、もちろん百鬼夜行でも聞いたことが無い。

 

(やばいクレーマーのSU〇URU TVよりヤバいクレーマーしてるじゃん……美食研究会)

 

俺はヒナの話を聞いて本当にそう思った。……っていうかもう、やばいクレーマーどころか犯罪者じゃん!?

それと、ヒナが美食研究会の話をしている間ずっと面倒くさそうな顔をしているということは、もしかして永遠に懲りない、もしくは学ぶ気もないタイプの相手なのだろうか……美食研究会は。

 

あと、ヒナに『百鬼夜行の“鬼神”』って何か尋ねてみたところ、俺を恐れた不良たちが勝手につけたのだそうだ。

 

「高校生にまでなって“鬼神”ってなんか痛いな……」

 

俺はこの時、“鬼神”なんて言う厨二病ネームを付けた馬鹿を探し出してぶん殴ってやりたいと思った。

 

「……確かにそうね。でも、貴方の存在がゲヘナの治安維持に一役買っているのよ。感謝するわ。」

 

「そこまでか?」

 

「ええ、そうよ。貴方のおかげで風紀委員の負担も少しはマシになっているから。」

 

まさか、賞金欲しさに賞金首を捕まえていたらゲヘナの犯罪の抑止力になっていたとは……

 

「脹相、そろそろヴァルキューレに行かないと受付時間終わるんじゃない?」

 

ヒナに言われるまで不良たちの存在を忘れていた。

 

(……このままだと不良を放置して帰る所だったな。危な!?)

 

そう思いながら、俺は立ち上がって不良を運ぶ用意をする。俺は途中であることを思い出す。

 

「よかったら、連絡先交換しない?」

 

「ありがとう。そうさせてもらうわ。」

 

そう言ったヒナは、眩しいほどの笑顔を浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺がヴァルキューレに不良を引き渡してから家に帰るともう既に辺りは暗くなっていた。

 

(疲れた……)

 

そう思いながら、俺は自室の布団にダイブする。……って痛っ!?前世のベッドの時の癖で飛び込んだせいでめちゃくちゃ腕が痛い。

 

「それにしても、キヴォトスの最強か……」

 

つい数日前までアヤメが最強だと思い込んでた自分がアホらしく思えてきた……これが井の中の蛙大海を知らずって奴だな。

 

(それにしても結構稼げたな……昨日までの分も合わせれば8万円か。8万円もあれば数週間分の食費にはなるよな。)

 

ナグサに焼き鳥を奢らなければの話だが。

 

(そういえば、折角ゲヘナに行ったのにお土産買うの忘れてたな……でもまあ、また行くだろうし今度でいいか!)

 

そう思いながら俺は眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の朝、百花繚乱の部室へ向かうと委員長から1年生、つまりは俺とアヤメとナグサに初めての任務が課されたのだが……

 

「先輩、それは流石に百花繚乱の仕事じゃないですよね!?」

 

「えっ?普通に仕事だよ?」

 

その任務というのはまさかの……

 

 

 

 

 

「「「……コンビニバイト!?」」」




少し短いですが執筆時間が全然取れないのとキリの良さ的に今回はここまでですね……

……というか、それ以上にヒナのエミュがめちゃくちゃムズい……


それと新作ランキング1位目指してます!!

ユメ先輩は助けますか?

  • やってくれ、必要だろ
  • 救わない。現実は非情である。
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