TSメス堕ち俺っ娘スライムと作る宇宙最強ハーレム 作:最条真
そよ風の匂いがした。
有の瞳に吸い込まれた矢先――
「おはようございます、神の子よ」
穏やかな声がして、僕はいつの間にか、緑の上に立っていて。
見渡す限りの青空と、柔らかな緑が波打つ大草原。
その中央、ぽつんと隆起した小高い丘の上に居た。
足元では名も知らない白い花が風に揺れ、風に匂いが運ばれ――淹れたての紅茶と甘い焼き菓子の香りが漂ってくる。
改めてそこに視線を向けると、優雅な黒色のガーデンテーブルがあり、アンティーク調のティーセットからは心地よい湯気が立ち上っており、それを微笑みながら口に傾ける、エメラルドグリーンの美少女がいた。
「神の子、というより……我が息子と呼んだ方が正しいかもしれませんね」
彼女はくすりと笑って、ティーカップをソーサーの上に置いた。
サイドテールを、上品に揺らしながら立ち上がる。
豊満な胸に手を置いて、彼女は妖艶に微笑んだ。
「はじめまして。母です」
「どうも、月野初です」
「あら、礼儀正しいですね」
僕が頭を下げたのがお気に召したらしく、彼女はくす、と笑った。
さて、ここで僕はいくつか突っ込まなくてはいけない。まず第一に、なぜ背丈が小学生程しかないのか、という点。目算は大体145センチ……妹より小さい。なのに何故そんなに巨大なおっぱいが付いているんですか、という話。
……ロリ巨乳というやつだった。
変態紳士諸君の妄想か錯乱か、あるいは狂気の産物が目の前にあった。
「気になるなら揉んでも構いませんよ」
僕の視線を察したのか、彼女は豊満な胸部を強調するように胸を張った。
女神っぽい純白なドレスのせいでまろびでそうなんだから気を付けてほしい。
いや今も僕はおっぱいというか谷間というかそういうものに釘付けではあるけれど――「待ってください違うんです」
僕はただロリ巨乳という非現実的存在に興味津々なだけなんです。
というか義理の母親のおっぱいを揉むわけにはいかないだろ常識的に考えて。
「……というか、なんでその見た目なんですか……」
「外見年齢と胸の発達具合のアンビバレントな感じが好きなんですよ」
「それは大変いいご趣味をお持ちで……。やっぱり有と同じように、変幻自在なんですよね?」
「えぇと。それはそうなのですが……」
じぃっと、彼女の目は僕を見つめた。
水色の瞳だ。不思議なことに『✦』形状の黄色い星が彼女の瞳の中で輝いている。どういう原理なのかはともかくとして、その輝きには魔性の『何か』があった。
「畏れるようではいけませんよ?」
「理解に努めようとしているだけですよ」
「
「何それ怖い」
「冗談です」
「冗談なんですか?」
「ええ。本当の意味で
彼女はその瞬間ですら、柔らかな笑みを浮かべていた。
諦めにすら見えなかった。
理解されないことを理解している、そういう笑みだった。
「僕が言えることが何もないやつですよ、それ」
「おや、こういう時はレディを慰めるのが男の役目では?」
「安易な慰めって嫌いなんです」
「手厳しいですね」
「そもそも、僕はあなたの名前すら知らないんですよ? 順序を踏んで仲良くなりましょうよ。その為に僕と顔を合わせたんでしょう?」
尋ねると、笑った。
「ちなみに真名を聞いたら発狂しますが大丈夫ですか?」
「何それ怖い」
「もちろん冗談です」
それから、彼女は言った。
「――『エル』と申します。よろしくお願いしますね、
まるで天使みたいな名前でしょう、と彼女は微笑んでいた。
■
改めて席について、振る舞われた紅茶を一口。
「本来、我々はもっと早期に顔を合わせるべきでした」
彼女が口を開く。
「人間と『後見星』の関係は、あなたが思うより密接なものなのです。出来れば契約した日の晩にでも、こうして顔を合わせたかったのですが……『
「『
「いい質問ですね。……では、初。問題なのですが、RPGゲームで、初戦からラスボスと戦わされる確率は何パーセントでしょうか」
「結構レアな導入パターンですけれど、なくはないですね。多めに見積もって0.1パーセントくらい……」
「その初戦で負けたらゲームオーバーだとしたら?」
「とんでもないクソゲーですね。0パーセントです」
僕が出した答えに、エルは満足そうに微笑んだ。
「よくできました。しかし、あなたも常々感じ取っているように、現実とは理不尽で、クソゲー染みているでしょう?」
彼女はテーブルの上で手を組みながら、にこやかに笑った。
「現実的に考えて、魔王はレベル1の勇者を殺すべきですし、バイキンマンはアンパンマンの顔ではなく身体を粉砕すれば易々と勝利できますよね。それが現実というものなのですが……神々は面白みの無い勝利を良しとしません。
《つまらない可能性》はこちらの方で勝手に処理をしてしまいます。強者が弱者を一方的に蹂躙する構造や、戦闘の醍醐味を損なうような行動は、そもそも神が許していないのです。
『蓋然性』とは、ある物事や事象が実現する可能性を指す用語ですが、より正確に言い表すのであれば、神々の作為が絡んだ――《本物の確率》です」
本物の確率――蓋然性。
神々の作為が絡む、僕たちの現実的な確率論。
現実の確率は、神々の許しを経て初めて浮上するのだ。
「めっちゃ面白いんですが……邪魔された、って言いましたよね」
「ええ。《一ツ星》のあなたに
蓋然性ェ……そういうことまでしてくるのか……。
「まぁ、あなたが早期に二ツ星へと昇格してくれたお陰で待ちぼうけを食らわずに済みました。よくできましたね♡」
彼女は満開の笑みを浮かべていた。
「……ちなみに、僕が今日まで生き残ってこれたのも、その《本物の確率》とやらのお陰だってことですか?」
「半分正解、ですね」
「半分正解、というのは?」
「神は確率を用意しますが、実際に賽を振るのは人間ですので。振るべき部分で賽を振り、星を魅せて確立に補正を貰い――最終的に勝利をしているのがあなた、です。半分は『運』で、もう半分は紛れもないあなた自身の『実力』ですよ。誇りなさい」
きっぱりと正面から告げられると、さすがに照れる。
半分は運で、もう半分は実力――しっかりと、彼女に認めてもらえるだけの実力があることが、少し照れ臭かった。……嬉しかった、とも言う。
「ふふ、可愛らしいですね。撫でてあげましょうか、頭」
「照れるんでやめておきます」
「もう照れてるじゃないですか」
対面に座る彼女は、くすりと笑った。
「まぁ……《五ツ星》である
進化――?
そこで僕の目の色が変わったのが分かったのか、エルは更に笑みを深めた。
「
「まさか触手を操れるようになったり……?」
「その程度はお茶の子さいさいです。それ以上の――《二ツ星》に相応しい力を贈呈しますよ。ご祝儀代わりに。……ふふっ♡」
あっそういえば義理のママだった。
「娘さんたちは全身全霊で幸せにさせていただきます……!」
「よろしい♡」
ママは気分良さげに微笑むと、掌の上に包装に包まれた飴玉を生成して見せた。
「覚醒を決意した瞬間にこれを飲むこと。意識が現実に回帰すると同時に、『
「ありがとうございます」
差し出されたそれを、そのまま受け取った。
「あ、もう少しお喋りに付き合ってくださいね? 帰ったらやですよ?」
「まだ帰りませんって」
「よろしい」
彼女は微笑んだ。
「話は変わりますが、初。我々の《種族名》は知っていますか?」
「いや、知りませんね。便宜上、《スライム》って呼んではいるんですが……」
それを聞いて、彼女はくすりと笑った。
「的を射た表現ですね。ですが、表現は実態ではありません。我々の本当の名前と言うものは、珍妙にして滑稽なものです」
「珍妙にして滑稽……?」
「予想がつきますか?」
彼女は試すように片眼を
「……。ポチ、とか……?」
「あら」
僕のほぼほぼ思い付きの言葉に、彼女は少し驚愕したように目を丸くした。
「……よくできましたね?」
当たると思っていなかったのか、流石に彼女も疑問形だ。
ん?
ということは……?
「はい。我々の種族名は【ポチ】と言います」
「ポチなんですか⁉」
「犬のイメージしかありませんよね? ふふ、そうです。そのポチです。
「あれ……ママって、五ツ星の……異星体ですよね?」
「初めは二ツ星相当の《異星体》だったんですよ。あぁ、ここでは《異星体》のルーツから説明した方が分かりやすいかもしれません。実は、異星体も人間と変わりなく、神々によって作られた生き物です。
生物の区分は、大まかに、『人間/異星体/神々』から成っていて、
「……人と星は兄弟なんですか?」
「素敵な例えだと思いませんか?」
エルは楽しげに首を傾げた。
「確かに、人と星とで仲良くできたら、それは楽しそうですね」
「でしょう?」
「まぁ《侵略派》のせいで全く仲良くするって雰囲気でもないんですが。一部の星座は神聖視される一方で、《異星》に対する弾圧は強まっている」
……らしい。ぶっちゃけ星狩り歴一か月のぺーぺーなのでよく分かんない。ただ、兄弟とは思えないくらい殺伐としてるよなぁ、とは思う。
「この際だから聞くんですが、侵略派ってどこに隠れてるんです?」
「……■■■県、■■■■■■、■■■■■■■■■」
「ん?」
聞き取れなかった。
なんだ?
耳にノイズが走ったような――
彼女は言葉にした後で、何かに気付いたらしい。
申し訳なさそうに頭を下げる。
「【情報制限】ですね。今、この情報はあなたが持つべきでないと『蓋然性』により制限をくらっているみたいです」
「こんなところまで神様は手を出してくるんですか?」
「いえ、これは意志というよりは『システム』に近いものですよ。自動で回り続ける歯車。そこに善悪の基準はなく、ただ世界をエンタメに仕立て上げるために我々を縛り付けるもの、です。……それが、『蓋然性』。――確率を司る虚空の審判者」
「あなたですら縛られるんですか?」
「仕方ないことですよ」
エルは嘆息した。
「五ツ星は、未だ
「それって、《六ツ星》のような?」
「ええ。最低限、六ツ星……。システムを超越するためには《それくらいの格》が必要です。あなたにとっては、遠い未来の話に思えるかもしれませんが……」
驚いた。
「あなたはそれを『未来』だと言うんですか?」
「
「まぁ、上等ですけども……」
「ちなみに現在日本に確認されている五ツ星は4名、六ツ星に到達した者はここ二十年で一人も居ませんが、――いけますよね?」
逆に聞きたいんですけどいけるんですかね……?
いやもう『やれ』という気迫はビンビンに感じるんですが……。
「やります……」
「よろしい♡」
嘘でもなんでもなく宣言して、彼女は満悦そうに微笑んだ。
「これは『未来』の話ですが……五ツ星に成れたのなら、あの子たちを妊娠させる許可を出します。ええ、
「妊娠!?!?」
「強い雄の遺伝子は増やすべきですよ。今でこそ『蓋然性』により閉じられた可能性ですが、五ツ星に成れた暁には、
妊娠……妊娠だって?
なんだって……?
どういうことだ……???
そもそも……。
「異星体は人間の子を孕めるんですか?」
「やろうと思えば」
「やろうと思えば!?」
「実例は未だありませんが。あなたたちが第一人者に成ればよろしい」
「あれ……。ゴムしてたのって意味ありました?」
「ないですね」
「ないんだァ!?」
「これからは生で大丈夫ですよ」
「義理の母親から許可されることってあるんだ……」
とはいえ倫理的にどうなのかという話ではある。
家の中のゴムを使い切るまで、この話は保留ということで……。
「そもそも、五ツ星なんて、あなたにとって通過点に過ぎないでしょう?」
卓上、彼女の表情は、喜悦に歪んでいた。
「言ったでしょう。我々は奉仕種族だと。何者かに奉仕することで、初めて喜びを感じる。そういう種族なのです。そして、それは
深淵が漏らした本音が聞こえた。
――ねぇ、将来の、ご主人様?
■
『エル』
――そう呼んで彼女が僕に傅く日が、いつか来るというのだろうか。
『おいで』
――五ツ星の規格外を、胸に抱く日がいつか来るというのだろうか。
『いくぞ』
――この少女と共に戦場に赴く日が、いつか来るというのだろうか。
それは、僕にとっては未だ遠い、遥か『未来』の物語。
――未来よりも先に、僕は現実に目が覚めた。
この作品はスライムハーレムです。
ワクワクするねぇ!!!!
月野君、頑張って『ロリ巨乳な義理の母』をゲットするんだぞ!!(難易度:ありえんくらいムズイ)
でも月野なら、月野ならなんとかしてくれるから……!!
エロい話に見えて実はワクワクする設定開示会。
地味にパワーアップイベント。
そろそろ戦闘でバリバリやれる月野君見れます。
★景品
(五つ星):『妊娠許可証』
(六つ星):『ロリ巨乳ママ』
やるしかねぇなぁ!!
それはそれとしてみんなの投票がエッチ過ぎるせいでそろそろエッチな会書くしかなくなっちゃったよ……