『全リソースを戦闘に集中、シーケンス、開始!』
「何をするかと思えば……」
時間結界を展開してきたのには少々面食らったがそれまで、あくまで奥の手が封じられただけであり通常戦闘に支障はない。対策がそれだけというのなら負ける道理など何一つなく、ただ単純な作業のようなもの。
「
「……」
何をしてくるかと思えば相変わらずの物量攻撃。相殺してやりたい所だが無駄に詠唱を重ねているせいで光速化と拡散が同時に為されている。なら入れ替えで確実に1人仕留めるとし……
『やはり使ってきたな!』
「……転移、できてなっ!?」
……
「上かっ!」
『……此方は流石に防がれたか』
「
「誰も詠唱してないのになんで!?」
着弾から数瞬遅れて降り注ぐ雷を放り投げた剣に誘導し回避。失敗した転移、狙ったかのように降り注ぐ
「……予定変更」
「やっぱりきた!やるよウェヌス!」
「はいっ!
一旦態勢を立て直そうと跳躍しながらレーザーの嵐を放つがそれも想定済みらしく2人がかりで相殺される。まあこれは想定済み、一度返された手が二度通用するとは思っていない、あくまで時間稼ぎだ。
「……!」
今必要なのは何故転移が失敗したかの追求だ。レーザーを対処させているうちにユピテルの近くに居るミネルヴァと位置を入れ替え……
『隙ありだ!』
「またっ……!?」
……ようとしたが、また失敗したらしい。相変わらず転移は起動せず逆にユピテルが転移し奇襲を仕掛けてくる。剣は避雷針として手放した、面倒だがステゴロでの対処をっ……!
「またか!」
「また
『やはり戦闘経験は消え失せているな。本来の君ならば初回で気付いているだろうに!』
「チイっ……!」
再度唐突に降り注ぐ雷をどうにか躱し、合間を縫って一撃叩き込もうとするユピテルに応戦。槍と素手ではリーチが違いすぎるため強化した
「何が、どうなって……!」
『考えうる君の戦い方は全て対策したとだけ言っておこう!』
「まさか……そんな馬鹿な事」
『ようやく気付いたな、だが遅いっ!』
「種が割れれば此方のものだ……!」
「こっちを忘れてるよ!」
「っ!」
解が見えたタイミングで乱入してきたミネルヴァの一太刀をどうにか掠る程度に留め後退。再度剣を生成し直して思考を組み立てる。
「休ませないよ!」
「そう見えたか……だが」
「隙あり!」
「それはもう見た」
「んなっ!?」
すぐさま追撃を仕掛けてくるミネルヴァの連撃を小回りの利く小剣で弾き、ディアナの物量攻撃を今度は
『よし、加勢する!』
「同時に行きますよテルスさん!」
「なるほど、な……」
「だが、その程度で倒せるなどと思わない事だ」
『そのまま返させてもらう!』
こいつは私が特定の
「所詮は小手先、性能は覆せない」
「そうだとしても、それは私達が貴方に勝てない理由にはならないっ!」
『合わせろミネルヴァ!』
「はいっ!」
「無駄な事を……」
所詮は限定的な自動詠唱、状況に合わせた
「いい加減に……諦めろ!」
「いいや諦めません!二の矢行きますテルスさん!」
『応とも!』
「また小細工をする気か!」
槍の一撃を回し蹴りで防ぎ、差し込まれる大剣の突きをこれまた小剣で弾き返したかと思えば奇妙な事に2人して距離を取ってくる。確かに弾幕はケレスとウェヌスに向けているが防御を疎かにしている訳ではない。ディアナの攻撃を弾いたように見え透いた攻撃ならば容易く防げる……何をする気だ?
「
「……?」
何が起きても対応できるように身構えて来たがただの
「正面っ!」
「見え透いた手だ!」
……そして何か奇策を用いる訳でもなく正面への転移。まさか何もない策に思考を割かせて油断を誘おうとしているのか?そこまで頭が回るとは思えないし引っかかる程『シイッ!』っ!?
「何時の間に!?」
『防いだか、もう一度だ!』
「何度でも行きますよ!
「なっ……」
ミネルヴァの大剣を受け止めたかと思えば気付かぬうちに背後に居たユピテルによる刺突の追撃。受け止めた大剣をずらしてどうにか回避したがすぐさままた
「来ると分かっていれば!」
「そりゃあそうしますよね!」
『だがこれでは防戦一方だろう!』
「ぬかせ!」
ある程度検討は付いている。恐らくユピテルは私への対応とは別に
「
「3回目が通ると思うな!」
『無論思っていない!
「視覚だけ誤魔化しても!」
学習される事は想定済みのようだが対策が甘い、剣を大型の物に作り替え周囲を即座に薙ぎ払えるよう刃を横に寝かせる。いくら視覚を惑わしても斬りかかる際は接近しなければならない、それならば合わせて刃を振るえばいい。そうすれば……
「今!」
周囲に展開された大量の幻影が剣と槍を振るうタイミングに合わせ周囲を薙ぎ払う。必ずこの中に本体は居る、こんなにあっさりと仕留められるとは思……
「何……!?」
……薙ぎ払った刃に物体を裂いた感覚は、ない。全て幻影?なら本体は何処に消えた?時間結界の中で撤退など……いや。
「そこかっ!」
「っ……ディアナ、後何秒!?」
「20秒は欲しい!テルスさん!」
『任された!
空を見上げれば何やら両手を繋いで魔力を放出しているミネルヴァとディアナ、そして2人の壁になるように
「させるか!」
『此方の台詞だ!』
時間結界で
「シイッ!」
『見えているっ!』
「だが隙はできた!」
『させんと言っているんだ!』
……しつこい。大剣を振るう隙があるとはいえ何故こうも的確にユピテルは私と打ち合える?私の行動を学習している?それにしてはペースが早すぎる、元から癖を知っているかの如く無意識に生じる隙を突いて槍を叩き込まれる。どうして……私の何を知って……?
『君を取り戻すと誓った!その命令を遂行できないで機械の本懐を果たせようものか!?』
「己の都合だけベラベラと……!」
『そうとも、完全な自己都合だ!君を助けたい私のエゴだ!それに皆が付き合ってくれている!だからっ!』
「だから、なんだっ!」
『っ……!』
……機械にも感情があるのか?ヒートアップしたらしく微妙な隙が生まれた所を見逃さず一閃、正真正銘の直撃は中心こそ逸れたがユピテルの鎧を貫通し地面に突き刺さる。流石にこれで邪魔はできまい、あいつらを……っ!?
「この、離せ……!」
『お断りだ……今だ2人とも!』
「はいっ!行くよディアナ!」
「外さないでよミネルヴァ!」
負傷していても転移の無効化は有効なままだと判断し
「バイデントッ!」
「ラディウスッ!」
「ガッ……」
……光速で射出されるレーザーの二重螺旋。回避は、間に合わない。盾にしようにもユピテルは動かせない。当然のようにそれは私に直撃した。
「ま、だ……」
「いいえ、終わりです!」
「準備しなよ2人とも!」
……今の直撃で制御機能がイかれたらしい、ケレスとウェヌスを足留めしていた弾幕がキャンセルされた。相殺しあっていたレーザーの対象は……当然、私だ。
「最大出力で!」
「シューット!」
「っ……!」
緑と黄の光が空から降り注ぐ。それはしがみつくユピテルを器用に避けて私に直撃し、今度こそ致命的なダメージを与える。ダメだ、変身を……維持できない。
「ユスティアの
『ああ。あとは、任せたぞ……シルウィア……!』
「行きましょう、シルウィアさん!」
「はいっ!……ありがとう、テルス……!」
倒れ込み、意識が飛ぶ前に見た最後の光景。
「
「
「「
『行け……彼女を……連れ戻してこい……!』
此方に手を伸ばすように駆け寄る、ミネルヴァとユピテルの姿だった。
「……そろそろだな」
「何がだ。こっちから戦闘を観測はできねぇだろうが」
「いや、待ち合わせ時間だ……居るんだろ?」
「居るって……」
「うん、居るよ。待たせたねウルカ……いいや、エンネア」
「おまっ、メルクリウス!?」
「寧ろちょうどいいくらいだ
「上々って言えればよかったんだけどそうもいかない、何でも都合よくは行かないねやっぱ」
「おい待て待て待て、お前まで記憶を取り戻してたのか!?というかどうやって……」
「それは今重要ではないぞテトラ。それで……何があった?」
「何があったというかまあ予想通りだと思うけどさ……」
「バッカスが新型の
貴方の変身ヒロインは何処から?
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セーラームーン
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リリなの
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プリキュア
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まどマギ
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シンフォギア
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その他