「ガ、ハッ……」
「しぶといね、本体の腕を吹き飛ばすくらいの威力はあったと思うけど」
「馬鹿、ね……こっちも、デバイスの保護機能は、使わせてもらってるわ……」
「なるほど、その結果がこれ、と」
爆発によって起きた被害をティフォンを除いて全て修復、念の為槍と
「はっ、これで終わりとでも……」
「当然思ってない、お前は自己保身だけは妙にしっかりしてるからね。私を汚染したりエキドナを作ったり……どうせ寄生してるのもその人だけじゃないだろ」
「あ、ははっ。馬鹿ね、これは……」
あ、まずいなこれ。ついさっき自爆はないだろうとか抜かしたばっかりだけど寄生してない正真正銘の分身とかだったら非常に面倒だ、破片を撒き散らして手当たり次第に寄生なんてされたら溜まったもんじゃない。
「最初から本体じゃ、ないわっ!」
「させないっての」
案の定自爆の構えを取られたので周囲に結界を貼って隔離。カオスデバイスの出力だと威力次第では貫通されてるので記憶を取り戻した事には感謝だ……にしたってこいつ、なんでこういうところだけは頭回るんだか。
「次の私を楽しみに、してなさい……!」
「嫌に決まってる……というかフェイクじゃん」
「弍乃さん!」
「うん、終わったよ。ひとまず先にその子を」
結界内に残留した粒子を
「よぉ、おせぇん、だよ……」
「軽口が叩けるなら体力は問題なさそうだね……まだ汚染されきってはない、これなら治せる」
「お願いしますレムスさん、今ここでテトラを失う訳には……!」
「できるんですか、お母さん」
「お母さん!?」
「もう何がなんだか……」
「まあ後で説明するよ……
まだ完全に魔力が定着した訳ではない。エキドナみたく最初からそのために作られていたり時間が経ちすぎてたりだとどうしようもないがこれなら押し出す形でどうにかできる、要するに非常用魔力供給の応用で解決だ。
「これで……」
「髪が……戻った!」
「よかったぁ……」
手を握り、ちょっと
「……なんだよお前ら、私あそこで最悪死ぬ気だったんだが」
「ダメだからね!?」
「間違ってもそんなこと言うな馬鹿!ボクはどうでも……良い訳じゃないけどお父さんになんて言えばいいんだよ!?」
「お前は自分を酷使しすぎる……ありがとうございますレムスさん」
「これくらいなら……おっと」
これで一安心、って所で
「……お疲れ、無茶させてごめん」
「レムスさん、クロノデバイスは……」
「流石に酷使しすぎたみたい、壊れる一歩手前くらいまで行ってる」
このままだと確実にぶっ壊れるためいい加減変身解除。案の定元に戻った途端画面ひび割れてスパーク走り始めたしもう1分くらい維持してたら使い物にならなくなってたところだ。私は
「一宮さん、身体の方は……というかその姿は!?」
「
「本来の……姿?すっごい大人に見えるんだけど」
「そりゃあ実年齢48だし」
「48!?」
「そうですよね、お父さんも48ですし」
「なんでシルウィアさんは納得してるの!?」
「シルウィアは私の娘だからね」
「もう訳わかんない……」
「そこらへん含めて」
「説明……しようと思ったんだけど三葉とシルウィアに任せていいかしら、ちょっと身体がだるいわ。ったくこんな魔力ドカ食いする欠陥品誰が……私とロムルスか」
「いやそれは普通に休んでよ一宮さん」
「ていうかこれからお前のことどう呼べばいいんだよ。こいつらの言ってる一宮弍乃か?それとも英雄レムス・ウヌス様か?」
「レムスってシルウィアさんの……」
「そういうこと、後呼びたい方で好きに呼べばいいわ。どっちにせよ私の名前である事は同じだし」
「じゃあお母さんで」
「公衆の面前だと誤解されそうだからプライベートの時にしなさい」
「事実なのに……」
「それはそれこれはこれ!」
やっぱりレムスの身体になると色々と引っ張られる。共存するようになったとはいえ今は
「レムスさん、バッカス……いや、ティフォンは」
「あれは私と相打ちになる前にあっちこっちに分散させた分身……の1つでしょうね。私に寄生してた奴もあるようにあちこちに散らばってるでしょう、そうじゃなかったらわざわざこんな博打打たないわ」
「まあ確かに早急過ぎる気はしてたけど」
『……あのクロノデバイス擬きが完成したからこそ、というのもあるのだろうな』
「テルスさん!」
「あら」
改めてエンネアちゃんと今後の懸念点を話そうとしたがテルスが復活したならそっちの方が優先だ。ったく私1人助けるのに真剣すぎだってのこいつは。
『4つのデバイスで負荷を分散させていたからな。話したい事は山ほどあるが……ひとまず』
「ええ、私も言おうと思ってたの」
『帰ってくるのが遅いぞ、この
「そっちこそ壊れるまで呪うって言ったのに自分から壊れに行こうとするとか馬鹿じゃないのこのポンコツAI」
「いやそこは普通におかえりでいいんじゃないの!?」
『あれだけ心配をかけさせて素直におかえりを言う訳がないだろうが』
「右に同じよ。直せるからどうこうじゃなくて私が戻ってくるまでにぶっ壊れても構わないとかふざけてるんじゃないの?」
「相変わらず仲良いなぁこの2人」
「ったく……それに最初にそれを言うのは誰かなんて決めてるのよ。シルウィア、テルス返して」
「はいっ!」
『デバイスは投げる物ではないっ!』
「クロノデバイスが破損寸前なのよ我慢しなさい」
相変わらず皮肉たっぷりのテルスに皮肉で返しシルウィアに投げてもらったのをキャッチ。文句を言いつつも何がしたいのか理解して詠唱準備を終わらせてるのが微妙に憎めない、全く誰に似たんだか。
「それじゃあ詳しくは帰ってから話すわ……ちょっと行ってくる」
「何処に……いえ、そうですね。行ってきてください」
「あの人自分から押しかけて来そうまであるけど」
「この前凄い文句言ってたから一宮さんから行かないと面倒な事になりそうですね……」
「そういう事、察しがいいわね後輩共。んじゃ……早けりゃすぐ帰ってくるわ」
「遅かったら?」
「夜までかかるわ、それじゃあね。
とっとと用事を済ませるべく阿戸螺市へと
『居たぞ、エキドナも一緒だ』
「ああ、居るわね……何してるのかしら」
『集音機能を使うか?』
「お願い」
ちょっと歩けばすぐに見つけた。岩場に座り込んで何やらエキドナと話し込んでるようだが……
「ねえねえエキドナ、私とエキドナで合体とかできないかな!」
『急ダナ?』
「いやだってさ、要するにティタノデバイスはディーデバイスに主機能を依存してるからオーバーヒートしちゃう訳でしょ?じゃあ同じような演算機能があるエキドナと一緒になれば制限時間なしですっごい強くなれると思うんだ。エキドナの魔力は文字通り無尽蔵だしね」
なんかあいつにしては頭が回る事言ってんな。珍しい。
『……出来ナイ事ハナイ』
「ほんとっ!?」
『ダガシルウィアノヨウナ専門家ガ必要ダ。二美ノ頭デハ無理ダ』
「さらっと馬鹿って言った?」
『気ノセイダ、連絡ヲ取ルカ?』
「うーん……今三葉ちゃんたちは弍乃救出のためにいっぱいいっぱいなんでしょ?そこにわざわざ押しかけて個人の都合でなんとかしてーってのは……「だったら此処に腕の良いエンジニアが居るわよ?」……え」
このままだとらしくなく落ち込んでしまいそうなので助け舟を出してやろうと思ったのだが……多分タイミングミスったなこれ。
「……」
「……」
『……』
『……』
そりゃあそうなるだろって感じの気まずい沈黙。うん、完全にミス
「遅いぞ馬鹿ぁっ!」
「……悪かったわね、色々と整理付けてたのよ」
「整理の前に迷惑かけた皆に謝れ!主に三葉ちゃんとシルウィアちゃんと私と私と私!」
「主張が強いわナルシスト」
「勝手に置いて行ったんだから文句の二言三言は謹んで受け入れろーっ!」
「分かってる……でも、これだけは先に言わせて」
「何さかしこまって……まあ、分かってるけど」
どちゃくそに捲し立てる二美を一旦落ち着かせて呼吸を整える。だから押しかける前にこっちから行ったんだっての。まあひとまず……
義理は果たしたぞ、相棒。
「で、わざわざ挨拶のためだけにこっちきたの?デートのお誘いとかでもなく?」
「生憎デートはできないわ。私既婚者だから不倫になっちゃう」
「そっかぁまあしょうがな……なんて?」
「だから私既婚者よ?娘に身長抜かされちゃったわ」
「なんて!?」
「ついでに魔力使い果たしたみたいだから帰り送ってくれる?」
「それはなんで!?まあいいけどさぁ!」
貴方の変身ヒロインは何処から?
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セーラームーン
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リリなの
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プリキュア
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まどマギ
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シンフォギア
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その他