魔法少女はニチアサ展開に付き合いたくないって話。   作:暁真

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再会はいつも突然って話。

 

「ねえテルス」

『なんだ』

「テルスは基礎をロムルスが作ってシルウィアが仕上げたのよね」

『ああ、それが?』

「つまり実質私の孫って事じゃないかしら」

『それだけはないな。私はこんな介護が必要な人間の孫になった覚えはない』

「何処がよ」

『主に生活習慣と人間関係だ』

「ほぼ全部って言ってる?」

『今のこの状況を見て否定できるか?』

「……」

 

 無事記憶を取り戻して私として戻ってきてちょっと二美の手伝いして帰ってきて翌日。昨日の戦いで全員デバイスのメンテが必要ってことでシルウィアと2人がかりで作業……してたのはいいんだけど流石に数が数のため一旦休憩していつもの店へ。

 最優先で直したテルスとどうにか応急処置したクロノデバイス(正確には応急処置しかできなかった)を一応身に付け久々の一杯を楽しむ……までは、いいのだが……

 

「じー……」

「……」

「あの、2人とも?せめて何か言ってちょうだい?何が不満なのかわからないのだけど?」

「自分の胸に聞いてください」

「また勝手に何処か行かれても困ります」

『だから言ったろう』

「なんっでこうなるのよ……」

 

 なんというか、両隣に座ってる三葉とシルウィアの目線が怖い。いやなんか最初から変だとは思ってたんだ座るなり息合わせたかのように挟み込んでくるし珍しく2人とも砂糖入れてないし。にしたってなんでこうなる……?

 

「エンネアちゃん、ちょっとアドバイスとか……」

「自業自得ですレムスさん、諦めてください」

「貴方にだけは言われたくないわね」

「クソボケって怖ぇな……あとエンネア離せ、客来てないとはいえ営業中だ離せ髪を弄るなやめろ」

「ダメだ」

「なんでだ!」

「まあテトラも一宮さん程じゃないけどやらかしたし……」

「お前ら……覚えてやがれ……」

 

 目線でエンネアちゃんにヘルプを求めるも帰ってきたのは無慈悲な宣告。チワワの如く吠えるテトラをわしゃわしゃしながら真顔で言われるのはちょっと来るものがある、どうしてああなってしまったのか。

 

「色々と大変だね君も……」

「全くです……というか待ち合わせって言ってるのになんでこの子達は……」

「誰とですか」

「知らない人じゃありませんよね?」

「何様よ貴方達は……」

 

 休憩っちゃ休憩だが別の目的もあるのでわざわざ此処に来た訳なのだが……あの、心配なのか嫉妬なのかしらないけどちょっと席外してもらえると助かるんだが2人とも?

 

「というか知り合いも知り合い、貴方達もよーく知ってるわ、だから……」

「こんに……あら両手に花。お邪魔しました〜」

「何逃げようとしてるのかしら。来なさい」

 

 言ってたら来た、というかパッと見て逃げようとしやがったぞあいつ。

 

「いやぁ邪魔しちゃいけない雰囲気がね……というわけで久しぶりって程でもないから先日振り皆。元気してた?」

「二美さん!」

「なんだ二美さんか」

「なんだとはなんだ。せっかく遠路はるばる親友に会いに来たってのに」

『実際ハ転移(ワープ)シタダケダガナ』

「それは知ってても言わないのが筋!」

「エキドナさんも何事もないようで良かったです」

『スコブル快調ダ。不具合モ無イ』

「久しぶり二美ちゃん、いつものでいい?」

「もっちろんマスター!あ、エキドナにはブラックね」

『正気カ?』

「にゃはは、いっつジョーク。んじゃ隣……はダメだな三葉ちゃんを挟もう」

「いや普通に譲りますよ!?」

 

 相変わらずの相棒は新たにできた友達と漫才しながら入店し三葉に譲られた私の隣へとダイナミック着席。昨日色々終えて帰ろうとしたら店行くから!なんて言われコーヒーを吹いたのは記憶に新しい、いっつも唐突すぎるんだよ全く。

 

「あ、そうそう来る途中で懐かしい顔に会ってさ。良かれと思ってこの店お勧めしたんだけど……」

「懐かしい顔……狼奈?」

「ちょっと前に会ってるんだから懐かしいじゃないでしょ狼奈達は。確かに狼奈と一緒だったことはあるけど」

「おい客来るらしいぞエンネアいい加減離せ」

「ボク達は客じゃないみたいに聞こえるけど」

「事実そうだろおら離せ仕事をさせろ」

「むう……仕方あるまい」

「名残惜しそうにするな!」

 

 しかし相変わらずのコミュ力だ、ぱっと見で何年も会ってない人間の顔思い出して宣伝までこなして来るとは。にしたって誰だ?私も多分知っているんだろうけど心当たりが……あ。

 

「もしかして」

「多分そのもしかして。大体3年振りになるね」

『彼女達か。先日の狼奈達といい妙な偶然もあった物だ』

「そんなにですか?」

「まあ連絡はちょくちょくしてたっぽいしあんまり久しぶりって感覚はしなかったけどね」

「ぽいってなんで曖昧なのよ」

「何処ぞの誰かさんが記憶を消したせいですー」

「悪かったわね」

「それで済むんだ……」

「まあ済んだことだし」

 

 

 どうも魔導士(マギスター)が集まると何か起きるジンクスがあるし何事も起きてくれるなよと祈りながら二美の言う懐かしい顔が来るのだろうかと思いを馳せる。そういやあの時私はコミュ障発揮して連絡先交換とかして……いやよく考えれば修学旅行にデバイス持ってきてた私達がおかしいんじゃないか?いやでもうーん……

 

「お」

「来たみたいね」

 

 余計なことを考えていると丁度ドアが開く音。思ったより早く来たというか来てしまったというか今全員デバイスメンテ中で戦えるの私と二美だけだからあんまり変な事起きてほしくないというか……まあ、それはさておき。

 

「いらっしゃいませ!」

「確か此処って……あ、二美ちゃん!弍乃ちゃんも久しぶり!元気してた?」

「久しぶりね2人とも。紆余曲折あったけどまあ元気っちゃ元気よ」

「2名で、あの子達の隣座れる?ちょっと積もる話できちゃった」

「……ええと、あの2人って」

「古い知り合いよ、古い。もう3年前になるかしら」

「あーもうそのくらいか……まあでも愛奈も鶴城も元気なようで何より!」

「相変わらずだね二美、弍乃は……少し雰囲気柔らかくなった?」

「まあ色々あったのよ、色々」

「とりあえず再会を祝していえーい!」

「いえーい!」

 

 入店するなりノリノリで二美とハイタッチするセミロングの女性と二美の分一席空けて座り込むポニテの女性。それぞれ名を札場愛奈と安引鶴城。

 

「おか……弐乃さん」

「何かしらシルウィア?」

「あの2人とはどういう……」

「だからさっき言ったでしょ?」

 

 3年前の修学旅行で偶然出会った……

 

「マスター!2人に特製ブレンドお願い私の奢りで!」

『今月ハソコソコピンチデハナカッタノカ?』

「それはそれのこれはこれ!」

「いや流石に自分で払うよ歳下に払わせたくないし!?」

 

「古い知り合いよ」

 

 魔導士(マギスター)の大先輩だ。

貴方の変身ヒロインは何処から?

  • セーラームーン
  • リリなの
  • プリキュア
  • まどマギ
  • シンフォギア
  • その他
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