アルピ交通事務局のアニポケネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

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俺はそうじゃねえ

 

「着いたか」

 

 サムライに通ればいい道を聞いて2日かけてトキワの森を出た。

 ニビシティが見える場所に来た……まさかトキワの森を抜けるのに2日も掛かるとは思いもしなかったが、それはこの世界がアニメの世界という証拠だろう。

 

 ゲームならばあっさりと行くことが出来る他の街への移動も日を跨ぐレベルでかかる。

 日本ならば車があれば違う県から違う県への移動はあっさりと出来る。地域によっては電車だけで別の県に行ける……この世界がアニメな世界って証拠か。

 

「あそこはニビシティ、通称、石の町だ」

 

「貴方は?」

 

「ワシはここで石売りをしている」

 

「そうですか……石の町と言っていますが、ほのおのいしやみずのいしの様に進化をするのに必要な石が取れるのですか?」

 

「いや、工業部品に使う鉱石が近くで採れる」

 

 あそこがニビシティかと色々と考えていたら石売りのおっさんに声をかけられた。

 

 このおっさんが何者なのかは知っている。ここにいる理由も知っている。そしてここに居てくれたからありがたいと心の中で笑みを浮かび上げ、ポケモンセンターに向かいポケモン達の回復をする。

 

「……最初をトキワジムにしたから変わるか」

 

 ポケモン達の回復をしている間にニビジムの情報を集める。

 

 ニビジムはいわタイプのジムでジムリーダーはタケシ、そんなのはゲームのストーリーだけをやっている奴でも知っている情報でここからが異なる。

 俺は既にトキワジムを制してグリーンバッジを持っている。グリーンバッジを持っているから、ジムリーダーはバッジを1つ持っているトレーナーを想定してのポケモンで挑んでくる。

 

 幸いにもバッジの数が違うで使用するポケモンの数の変更は無い。

 使用ポケモンは2体、出すのはフシギソウとニドラン♂の2体でニドラン♂を最初に出す。

 

 ただ問題は……なにが出てくるか?

 この世界では既に最新作に出てくるポケモンの情報まで一応は出ている。それをどういう風にジャンル分けするかで揉めている。

 0個で挑めばイシツブテとイワークで挑んでくる。だが、1個で挑んだ場合はイシツブテとイワークが確実に出てくる保証は無い。

 

 ポケモンジムがなんのタイプを使ってくるかのデータは集めれる。

 なんのタイプを使ってくるかは分かるが、どのポケモンを扱うかの情報は出ていないし漏洩してはいけないとネット上では色々と規制している。

 

 大抵はその地方でゲットする事が出来るポケモンだ。

 だが、中にはそうじゃないのがある。いわタイプのジムならばカントーのポケモンだが他の地方でも大抵は見かけるイシツブテを使う。みずタイプのジムならばカントーのポケモンだが何処の地方でも見かけるギャラドスを使うところも普通にある。

 

 その地方で主に見られるポケモンに偏ってはいるが、場合によってはその地方で見ないポケモンもいる。

 

「……暗いな」

 

 色々と考えていても仕方がねえとポケモンを休ませて俺自身も休む。

 

 サトシが来たら色々と厄介だからサトシが来る前にジム戦に挑みに行きニビジムのドアを開けばニビジムが暗かった。

 

「何者だ?」

 

「マサラタウンのハナミヤです。ジム戦に挑みに来ました」

 

「ジム戦はそこらのポケモンバトルとは違うぞ?勝てると思っているのか?」

 

「違うのは分かっていますし、違うから諦めるのはおかしいのでは?俺は既に1つ目のジムバッジを手に入れています」

 

「なるほど……ビギナーズラックでない事を期待しよう」

 

 ジムバッジを既に持っていることを言えばトキワジムで見た身分証明証と使用するポケモンを入れる装置をタケシは指さした。アレに入れろって事かとポケモン図鑑と今回使用するポケモン2体を登録した。

 

「ここは機械による審判だ。問題は無いか?」

 

「ありません」

 

「ならば行くぞ!いけ、イシツブテ!」

 

「ラッシャイ!」

 

 なにが飛び出てくるかと思ったがイシツブテだった。

 イシツブテは大抵のいわタイプのジムで出てくるポケモンだから想定内だ。

 

「いけ、ニドラン♂」

 

「ニド!」

 

「愚かな……タイプ相性を知らないのか?」

 

「試合開始!」

 

 イシツブテに対してニドラン♂を出せば呆れられた。

 タイプ相性を理解していないトレーナーだと思われている……ジムリーダーがしていい油断じゃねえな。

 

「イシツブテ、たいあたり!」

 

「ニドラン♂、にどげりだ!」

 

 機械の審判が試合開始の合図を告げれば互いに動く。

 

 イシツブテはたいあたり、ニドラン♂はにどげりだ。突撃してくるイシツブテに対して上からジャンプしたニドランは1発2発とにどげりを叩き込んだ。

 

「なるほど……どうやらビギナーズラックではなく純粋な実力で勝ち取った様だな」

 

「ジムリーダーが油断をしてどうするんですか?」

 

 ニドラン♂がにどげりを使った。

 

 ニドラン♂がにどげりを覚えるのか!?と物凄く驚くような素振りは見せない。だが、タケシは認識を改めた。ただ純粋にポケモンを使っているだけじゃなくてしっかりと考えた上でポケモンバトルをしている新人トレーナーだと。

 

 サトシという一例があり、サトシと似たトレーナーもいる。

 このジムはこのタイプが弱点だからこのタイプで攻めよう!と考える者だけじゃない。対策らしい対策をせず、なんの下調べも無しに挑む奴は居る。

 

 それで勝てる奴は稀に居るから腹立つ。

 

「だが、それだけでポケモンバトルに勝てるほど甘くはない!お前がその手を使うのならばこちらもその手を使えるということ!イシツブテ、あなをほる!」

 

「ッシャイ!」

 

 イシツブテはあなをほるで地面に潜った。

 

 ニドラン♂はどくタイプのポケモン、あなをほるをまともに受ければ下手したら負ける。

 

「その技はもう学習したんだよ。ニドラン♂、イシツブテが掘った穴をドリルライナーで突っ込め」

 

「ニド!」

 

「なんだと!?」

 

 トキワジム戦であなをほるには苦しめられたからな。あなをほるは大抵のポケモンが覚えれるからそれの対策はしっかりと考えてんだよ。

 ニドラン♂はイシツブテがあなをほるで掘った穴の中に入った。ウィーンと音が聞こえているので角を回転させているんだと分かり……タケシが指示をしたわけではないのにイシツブテが地中から飛び出し、それに続くかの様にニドラン♂が出てきた。

 

「あなをほるを読んでいたのか……」

 

「あなをほるは大抵のポケモンが覚えれる技なので警戒はしています……特に、いわタイプはいわタイプだけでなくじめんタイプの技を覚えている傾向にあります」

 

「……コイツは中々だ。ならばこれはどうだ!メガトンパンチ!」

 

「にどげり!」

 

 俺を優秀なトレーナーだと認識し、違う技を選んだ。

 右手の拳を強く握りパワーを溜めてニドラン♂を殴る。メガトンパンチと言うだけあってか中々の威力はあるが、ニドラン♂を倒すには至らない。ニドラン♂はもう1度にどげりを叩き込んだ。

 

「ッシャイ……」

 

「イシツブテ、戦闘不能!ニドラン♂の勝ち!」

 

「戻れ……なら、コイツはどうだ!いけ、イワーク!」

 

「イワァ!」

 

 イシツブテを倒したらイワークが出てきたか。

 

 色々厄介なのが出てくるんじゃねえかと心配していたものの出てきたのはイワーク……悪いか悪くないかで言えば悪くはない。

 

「ニドラン♂、にどげりだ!」

 

「イワーク、たたきつける!」

 

 さっきとやることは変わらねえとにどげりで攻める。

 イワークはその自慢の巨体を生かした、たたきつける攻撃でにどげりを使う前にニドラン♂を潰す……普通に強えか。

 

「戻れ。いけ、フシギソウ」

 

 ニドラン♂のリーチが短いからにどげりが当てづらい。

 サトシが来ると厄介だからとジム戦を優先したが本当ならばみずのはどう辺りを覚えさせているところだ。

 

「セオリー通りで来たか……だが、ドリルライナーだ!」

 

「フシギソウ、どくのこな!」

 

 セオリー通りで来たがタケシは動じない。

 ドリルライナーを指示されたイワークは体をドリルの様に回転をさせて突撃する。フシギソウはどくのこなを放ち、ドリルライナーに弾かれるが

 

「イワァ……」

 

 どくのこなを吸ったからどく状態になった。

 

「フシギソウ、やどりぎのタネ!」

 

「これは……イワーク、連続でドリルライナーだ!」

 

「戻れ!いけ、ニドラン♂!」

 

 フシギソウはやどりぎのタネをイワークに植え付けた。

 やどりぎのタネ+どく状態で体力を大きく奪われるコンボは成立したのでフシギソウを戻して再びニドラン♂を出す。

 

「ドリルライナーだ!」

 

「避けろ!」

 

「無駄だ!素早さならイワークの方が上だ!」

 

 やどりぎのタネとどく状態で時間制限が生まれたのでドリルライナーで勝負を決めにくる。時間を稼ぐのが狙いだとニドラン♂にドリルライナーの回避を指示する。1発2発と回避は出来たもののイワークの方が素早さが上で完全に回避することは出来ず、ニドラン♂はドリルライナーをくらった。

 

「ニド……」

 

「ニドラン♂、戦闘不能!イワークの勝ち!」

 

「戻れ……頼んだぞ、フシギソウ」

 

「ソウ!」

 

 ニドラン♂は戦闘不能になったがもうイワークは限界だ。

 

 タケシはここからどうやって攻略するかを考えてるが心の何処かでもう盤面が終わっている事に気付いている。手加減しないといけないからタイプ統一パを上手く運用する事が出来ねえ……ましてはイワークは進化させねえと上手く使えねえからな。

 

「フシギソウ、メガドレインだ!」

 

「ソウ!」

 

 フシギソウは緑色のオーラを飛ばし、イワークに当てた。

 メガドレインでイワークの体力を奪い自分の体力に変え……イワークは倒れた。

 

「イワーク、戦闘不能!フシギソウの勝ち!よって勝者、チャレンジャー!」

 

「見事だ……ビギナーズラックの初心者かと思ったがしっかりと考えている。俺の負けだ。コレがニビジムを制覇した証、グレーバッジだ」

 

 機械の審判が戦闘不能と判定を下し、ニビジムに勝利した。

 ジムリーダーのタケシは負けたと素直に負けを認め、ニビジムを勝った証であるグレーバッジを渡した。

 

「アイテムの補充ぐらいか」

 

 ポケモンを回復させた翌日、明日にニビシティを出ようと決めた。

 ここに来るまでに食料なんかのアイテムが無くなっている。それを今日、補充をする。

 

「3体の手入れをお願いしますね」

 

 そしてポケモンの手入れをする……と言っても俺はその辺の知識は無いから業者任せだ。

 イーブイは毛繕いをしてもらう。フシギソウは背中の葉っぱの手入れをしてもらう。ニドラン♂は角や爪などを磨いてもらう。素人でも出来そうな事に見えるが、こういうのはちゃんとしたところに頼まないとややこしい。

 

 犬っぽい見た目のポケモンがいるが犬じゃない。トカゲっぽいポケモンがいるがトカゲじゃない。だから、犬用の手入れじゃダメだ。トカゲ用の手入れじゃダメだ。

 あくまでもそれに似ているのであってポケモンと言う完全に別種の生物だから手入れは業者任せだ。

 

「あ、ハナミヤ!」

 

「なんだお前か」

 

 ポケモンの手入れをしてもらい食料等のアイテムの補充を終えた。

 翌日、俺自身の体調も特に悪くはないのでニビシティを旅立つかとポケモンセンターを出ようとするがサトシと遭遇した。

 

「知り合いなの?」

 

「オレと同じマサラタウンのトレーナー……んでもって一番のビリだ」

 

「は?」

 

「サムライから聞いたんだ。マサラタウンのトレーナーに倒されたけど、ハナミヤとはバトルをしてないって。じゃあ、一番のビリだろ?」

 

 なにをどういう風に考えればそうなるんだよ。

 

 カスミに俺がどういうトレーナーかを紹介するが少しどころか結構な悪意を感じる。

 

「でも、あたし達より先にニビシティに辿り着いてるじゃない……見た感じ出ていこうとしているから」

 

「ここのジムには一昨日挑んで勝利したし、見ろ……」

 

「あ!ジムバッジが2つ!他のジムも勝利したのか!?」

 

「オーキド博士が言うには俺が一番進んでるんだよ」

 

 バッジケースを取り出してジムバッジを見せればサトシは他のジムにも挑んだと気付く。一応はオーキド博士にジムバッジを順調に集めることが出来ているのだと報告はしていて、今のところはジムバッジ2つの俺が一番リードをしている。

 

「他のマサラタウンの奴等もニビジムに挑んで勝った……後はお前だけだが情けねえ姿を見せんなよ」

 

 俺はそう言うとニビシティのポケモンセンターを出て行った。

 次に向かうのはハナダジムがあるハナダシティだ。

 

「……パーティ編成を考えねえとな」

 

 アニポケ世界はポケモンリーグに出場するには最低でもポケモンを6体もっていないといけず、ゲームみたいに一瞬で回復する事が出来ねえ。だからドクターストップも普通にある。

 

 だからバランスが取れた6体のパーティだけで挑むなんて無謀な真似はしない。

 メガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタル。どれかは何れは会得しねえといけねえし、それに合わせた戦術も構築しねえといけねえ。

 

 そうなると旅パとしては使いづらいが実際のポケモンバトルでは使えるポケモンの育成もしねえといけねえ。サトシ達は主に人間性が合うからを理由にポケモンをゲットしている。サトシ達なりのポケモンとの向き合い方だろうが、俺はそうじゃねえ。

 

 狙っているポケモンはいる。何処に行けばいいのかもなんとなくで分かるポケモンもいる。ただちょっとややこしいのが1体だけいる。そいつをゲットする事が出来るか出来ないかで話は大分変わる。

 

 ゲット出来なかった時のプランB的なのは一応は用意してあるが、基本的にゲットする事が出来るのを前提にしたい。

 

「アレは……電撃だな……」

 

 おつきみやまの山頂に辿り着き、つきのいしを見つけた。

 つきのいしはニドラン♂をニドキングにするのに必須な物だ。ただなんか岩ってレベルのサイズだから少し削ってもらった。

 

 冷静になって考えれば月の石が極々普通に流通されてるのはヤバいなと考えていればハナダシティ方面の道で電撃が飛んでいるのを見かけた。

 つきのいしを探す道中にゲットする価値があるポケモンが居るか探したが、ピンと来る奴はいない。そしてでんきタイプの技を使えるがでんきタイプじゃないポケモンしか見なかった。

 

 ハナダシティ方面はここから見た感じ、今までのおつきみやまと大して変わらねえ。

 電撃が放たれてる事から考えて、本来はそこに生息していないでんきタイプのポケモンがなにかの拍子に迷い込んだ、そんなところだろう。

 

 コイツがピカチュウ以外のでんきタイプならゲットする価値はある。

 

「レキッド!」

 

『データ無し。この図鑑では対応をしていない』

 

「フハッ!よりによってエレキッドか!」

 

 ポケモン図鑑を片手に電撃を放った場所に向かえばエレキッドがいた。

 でんきタイプが住み着く土地の傾向は通常よりも電気があるところ、無人発電所や電気石の岩窟なんかに居る事が多いがこんなところに居るとはな。

 

 ピカチュウでないと分かったからゲットする価値はあるが……なんだ?

 エレキッドは腕を回して頭のコンセントみたいな部分から電撃を放っている。周りにはポケモンが居るってわけじゃねえし、なにか特定の物に対して電撃をぶつけようとしているわけでもねえ。かと言って10まんボルトの練習とも見れねえ。

 

「レキレキ……レェキィ!!」

 

 エレキッドはゼェゼェと息が乱れていた。それでもまだ電撃を放つのを止めない。

 なにか妙に引っかかるが、ゲットする価値はある。

 

「いけ、フシギソウ」

 

「ソウ!」

 

「レキィ……レキィイイイイイ!!」

 

「ソォ!?」

 

「んだと?」

 

 フシギソウを出してバトルを挑もうとすればエレキッドに先制を取られた。

 

 そこは別に驚くことじゃねえが、エレキッドが放った電撃にフシギソウがやられた。

 フシギソウはくさタイプのポケモン、でんきタイプの技は通りが悪い。こうかはいまひとつだがこうかはいまひとつであり、効果0じゃない。

 

「圧倒的な火力、いいねえ!いけ!ニドラン♂!」

 

「ニド!」

 

「レキィイ!!」

 

「避けろ!」

 

 フシギソウでやられるならば、ニドラン♂には荷が重い。

 避けることのみを集中させる……そしてニドラン♂が眩い光に身を包んだ。進化レベルはフシギソウと同じだからその事については特に疑問を抱かねえ。

 

「……っち、仕方ねえ」

 

「ニド!?」

 

 この世界は何処に行けば確実にどのポケモンに会える保証は無い。

 エレキッドをここで逃せば二度とゲット出来ない可能性がある。モンスターボールを投げようにも電撃を放ってくるから当てれねえ。

 

 ニドラン♂がニドリーノに進化した。その喜びを直ぐに捨ててさっき手に入れたつきのいしを投げた。ニドリーノがつきのいしに触れれば眩い光に身を包みニドキングに進化した。

 

「ニド!?」

 

「ニドキング、エレキッドに突っ込め!今ならでんきは通じねえ!」

 

 ニドリーノに進化したのも束の間、一瞬でニドキングになった。

 どういう事だとなる中で俺はニドキングにエレキッドに突っ込むように指示を出した。ニドキングは俺の言葉を信じて突撃すればエレキッドの電撃を真っ向から受けるがニドキングは特に苦しい顔をしない。

 

「羽織締めにしろ」

 

「ニド!」

 

 ニドキングはエレキッドを掴んで拘束した。

 その間もエレキッドは電撃を放ちまくるがニドキングには通じず……ピタリと電撃を放つのを止めた。俺はモンスターボールをエレキッドに向かって投げればエレキッドはあっさりとゲットされた。

 

 エレキッド ♀ 特性 せいでんき

 

 でんきショック にらみつける でんこうせっか かみなりパンチ

 

「あ?」

 

 エレキッドを捕まえたので一応のデータ確認を行う。

 フシギソウを一撃で倒したから10まんボルトでも覚えているかと思ったが覚えていたのはたった4つのみ。じゃあ物凄くレベルが高いのか?と思ったがそのレベルならばエレブーに進化をしている。

 

 一先ずはエレキッドが俺の言うことを聞くかどうかの確認をする為にモンスターボールから出した。

 

「レキッド!」

 

「なんだ?」

 

 エレキッドをボールから出せばエレキッドは嬉しそうに俺に笑いかける。

 特になにかをした覚えは一切無い。それなのにエレキッドは嬉しそうにしている。気味が悪いと思いながらも一緒にバトルする意思があるかの確認をした。

 

 ついでだからエレキブースターを持っていないかを聞いたがなんだそれは?となっていた。そこまで都合良くはいかねえか。

 

「それはきっと不要な電気を放出したからね」

 

 ハナダシティ方面のポケモンセンターに降りてポケモンの回復をする。

 エレキッドがなんでお礼を言っていたのかについて分からない。強烈なでんきタイプの技を覚えていないしどういうことなのかをジョーイさんに聞けば、エレキッドが外部から自身で制御する事が出来ないレベルの電気を取り入れてしまった。そのせいで苦しんでいて、ニドキングに向かって不要な電気を全て放ったからスッキリした。

 通常よりも遥かに強いでんきショックの正体はエレキッドが制御出来ない外部から取り込んだ電気だった。

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