アルピ交通事務局のアニポケネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

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まだまだ未熟者

 

 ◎月☆日〜◎月■日 久しぶりのアローラ

 

 アローラ地方に辿り着いた。数年ぶりのアローラ地方だが相変わらず長閑で良いところだ。

 オーキド博士(アローラの姿)もといオーキド校長とククイ博士が歓迎してくれる。

 

「ポケモンリーグ出場おめでとウソッキー、キングラー、ラプラス」

 

 オーキド校長のこのノリにはククイ博士は軽く流す。俺も軽く流す。

 

「約束通りZワザを貰いに来ました」

 

「ああ……先ずはリーグ出場おめでとう、そう言わせてくれ」

 

「いえ、ここからが本番でここからZワザの力が必要なんです」

 

 ククイ博士にセキエイ大会の出場権をゲット出来た事に対して言われるが、思い出作りで出るわけじゃない。

 Zワザの力を広めることはアローラ的にも良いことなのでアローラの力を思う存分に発揮してくれと頼まれるとアトベが現れた。

 

「ほぉ、大分変わったみてえだな」

 

「お互いに成長したという証拠だ」

 

 かつてアローラ地方で寝食を共にした頃と比べてアトベのレベルが何段階も上がっているのがなんとなくでわかる。

 アトベも自慢の眼力で俺がテニスプレイヤーとしてもポケモントレーナーとしても何段階もパワーアップしているのを見抜く。

 誕生日とかに会っているが、それでも今までとは比較にならないレベルで上がっている……おそらくは冒険で互いに大きく成長したのだろう。

 

 

 アトベの彼女ことマリーは俺を見た後に「ふふっ」と言った。

 カレンがそれに反応して「なにがおかしいの?」と聞けば「ここからが醜い様を晒すのかしら。いっぱい頑張った努力した……それがどうしたの?って人が出てきて潰れたら面白いわ」と結構酷いことを言う。

 俺やアトベが負ければそれはそれで面白い、中々にいい性格をしている。カレンは「どうしてそう、優勝目指して頑張れって素直に応援出来ないの」と呆れていた。

 

 過去に俺達が使っていた宿舎を再び使う。

 バトルフィールドも2つあり自由に使っていいという至れり尽くせりなバトル施設があるのでコレはもう嬉しいが、ククイ博士からZワザのレクチャーを受ける。昔、手に入れたZクリスタルのZワザのポーズは覚えているのだがそうではない。

 Zワザを使うタイミングについて……Zワザは強力な技だが一撃必殺の技ではない。必殺技なので初手からぶちかます、最後の一撃でぶちかます、流れを変えたいからぶちかます、とまぁ色々とあるみたいだ。

 

 ルール上1回しか使ってはいけないから使うタイミングを見極めないといけない。ZワザにはZワザだ!のノリはいけない。

 もし仮にメガストーンの入手に成功したら使用率はグンと落ちるだろう。だがそれでもZワザには一定の需要がある。

 

 

「ポケモントレーナー同士が顔を合わせたらやることは決まってるよな」

 

「当然だ……と言いたいが、生憎な事に今はスタンダードなメンバーではない」

 

「それでもいいだろう」

 

 アトベと俺はモンスターボールを投げる。

 エンペルト、ムクホーク、ロズレイド、ギャロップ、ルカリオ、ガブリアスの6体が出てきた。

 リザードン、エレキブル、フーディン、ラプラス、コノヨザル、カラカラの6体を見せた。

 

「「……見ただけで分かるわね。強いのが」」

 

 カレンとマリーが俺達のポケモンを見た感想がとにかく強いのがわかる!だった。

 だがコレでもまだダメだと俺もアトベも分かっている……アトベは金に物を言わせてチャンピオン同士のバトルのマスターズリーグを見に行きチャンピオンの中で最強と言われるチャンピオンマスターのシロナのガブリアスを生で見た。俺は伝説のポケモン、フリーザーを相手にしていたからハッキリと分かる。上には上が居る。まだまだ上の層が分厚いのを。

 

 この時点でサトシは簡単に倒せるだろうが、上の層がとてつもなく分厚い。

 そこを打ち破る為に今回、アローラ地方で特訓をしに来た。ついでにテニスの大会にも出ると決めたんだと認識を改める。

 

 

 そんな中でしょんぼりとしているカラカラ。

 明らかに自分は場違い、レベルが結構な差が開いているという自覚があるのだろう。実際、ゲットしてから1度も手持ちに入れていない……だがそれにはちゃんとした理由がある。アトベはカラカラを見て直ぐに理解した。カラカラをアローラ地方のガラガラに進化させたいと。

 

 アローラのガラガラは結構強い。

【ひらいしん】個体ならば10個のタイプに対して強く【まひ】にならない個体だ。

 だが、俺が選んだのは【いしあたま】になる【カブトアーマー】個体、【いしあたま】ガラガラの売り文句と言えばタイプ一致で物凄く威力が高い【フレアドライブ】をデメリット一切無しで連発することが出来るところだろう。

 

 この世界で効果はあるかどうか知らないがふといホネは持たせている。

 確かガラガラがふといホネを持たせて攻撃主体で鍛えれば攻撃の種族値200を越える感じだった。そこからの【フレアドライブ】連発は凄まじい。【ニトロチャージ】で足の遅さも消せるし割と強い。

 

 アローラガラガラにする1番の理由はリザードンにかかる負担の軽減だ。

 リザードンは出すべき時はちゃんと出すと決めているが1から10までリザードンに頼りっぱなしはリザードンが確実に故障する。

 通常状態は特殊アタッカーのリザードン、そして物理アタッカーのアローラのガラガラ、将来的にはサルノリがゴリランダーになるのでゴリランダーをエース軸にした場合のパーティ構築でガラガラは入る。本音を言えば各タイプにエースとかそういうのはあるが、そこまで器用には出来ないのが現実だ。

 

 カラカラにアローラのガラガラの写真を見せる。

 驚いたがコレに進化するために頑張るんだと鼓舞をすればカラカラはやる気を出すが一応の注意はする。進化できるぞ!と感覚的に分かったのならば進化はしない。カラカラがアローラのガラガラになるには朝と昼の時間帯ではダメ、夜の日が沈んだ状態じゃないと普通のガラガラになってしまう。だからまず最初に【がまん】を覚えさせた。

 

 ヒカリのポッチャマが進化のエネルギーを【がまん】で拒んでいたからいけるだろうと覚えさせた。

 実戦では使う気皆無であるもののコレで問題は無いだろう。ポケモンバトルはするがアトベとは一切しない。

 本音を言えばアトベとポケモンバトルをしたい。だが、アトベとの決戦はチャンピオンリーグまで取っておきたい。

 

「じゃあ、代わりに私がいくわね」と珍しく燃えているカレン。

 やっぱりポケモンバトルは世界を熱狂させる熱いものだなと認識をしているとマリーがバトルをしましょうとカレンにポケモンバトルを挑んだ。いや、俺とのポケモンバトルは?とアトベとなる。

 

 マリーはモンスターボールを投げた。

 インテレオン、シャンデラ、ガラルギャロップ、ウォーグル、グレイシア、シビルドン……コイツは手強いと感じる。

 カレンもモンスターボールを投げた。

 ヒスイダイケンキ、デンチュラ、ニドクイン、ファイアロー、コジョンド、エーフィ。アトベもコイツは手強いと感じる。

 

 このままフルバトルをするのならば見ておこう、そう思ったが2人はポケモンをモンスターボールに戻した。

 何故に?となるが今出した3体からポケモンを選ぶ、要するに6350的なのをしようという感じ……6350的なのをしようという考えはあるんだな。

 

 勝負の結果、引き分けに終わった。

 ファイアローの【ブレイブバード】とウォーグルの【ブレイブバード】がぶつかり合った結果、引き分けた。

 コレで地方リーグ準優勝等のレベル……壁の高さがより鮮明に分かるようになったので特訓に励む。アトベとは試合はしないがアドバイスはする、互いに意見を交換する。

 

 ◎月◆日〜◎月▢日 最強ダブルスは最強だった。

 

 テニスの大会がもうすぐだからポケモンバトルの特訓は一旦止める。

 サトシやシゲルは今頃はどうしているのだろうと気になるのだが、原作知識的にサトシは遊んでいるし彼奴はなにかのイベントが起きる事で経験して学習するタイプだからな。

 

 カレンとマリーを相手にテニスの特訓をする。

 最近筋トレを頑張って波動球とダッシュ波動球とブラックジャックナイフ・NEOを会得した。

 ブーメランスネイクとトルネードスネイクとジャイロレーザーはまだ出来ていない。手塚ゾーンがあるので他の技を覚える必要があんまり無かったりする。

 

 普通にテニスのラリーをするが俺とアトベのペアが予想以上に強かった。

 俺が手塚ゾーンでボールを吸い寄せてアトベがそれを返す、アトベの眼力でダブルスであろうとも死角になっていたり反応したりすることが出来ない部分があり……割と強い。

 

「テヅカ、手塚ファントムと零式サーブはするなよ……連発だと潰れる」

 

 手塚ゾーンと零式ドロップ、零式ロブだけで充分に戦えるがここから更にパワーアップがある。

 この2つを武器にすれば更に強くなることが可能だ……一応は使えるが腕が尋常じゃない程に痛いんだ……だが、ポケモン達は普段ポケモンバトルでダメージを背負っている。ならばこのダメージは問題は無いだろう。

 

 大会当日にカレンとマリーが応援してくれる。

 ダブルスで挑み、手塚ゾーンで左右に歩かせてスタミナを奪いアトベが勝負を決める。「オレとしては持久戦が好みなんだがな」とアトベは試合が即座に決着がつくことに不満を漏らすが14歳以下の大会だからプロとかは居ないから仕方がないだろう。

 決勝戦にはスタミナ配分を気にせずに戦える……5ゲーム目でアトベはタンホイザーサーブの4連発で4連続サービスエースを決めた。

 

 人に零式サーブを使うなとか言ってるくせにお前はなんでタンホイザーサーブを連発しているんだ。

 やっていいのならばこっちも零式サーブを使っていた、手塚ファントムも使っていたぞ。

 

 無事に優勝することが出来たがやはり歳上の人達は強い。

 通っているクラブの人達ならば0ゲームとかストレート勝ちは出来るが、普通に4ゲームとか取られた。タイブレークになったら色々とキツい……手塚国光と違って肘を怪我していないがやはりなにかあった時にゾーンや零式、他にも色々な技があるので体に負荷が掛かるのか。

 

 

 優勝賞品は無い……が、着実にテニスプレイヤーとしての名声が上がっている。

 ポケモントレーナーとテニスプレイヤーの二刀流をすると決めているので次はポケモンリーグに出場すると言った。

 その後にアローラでも有数のオイルマッサージの店にアトベと一緒に行く。やはりと言うか1日で全てが終わる連戦な大会では通常の倍よりも疲労する。

 

 公式なランキングに関わる大会はポケモンリーグで優勝してからだ。

 今はこういう大会で勝つことが出来たのとオイルマッサージがとても心地良い物だなと感じた。

 

 ◎月⦿日〜◎月Ω日 本日未熟者

 

 テニスの大会を終えたのでポケモンリーグに集中をすることに。

 重点的に鍛えていたカラカラが【がまん】を唐突に使ったのでもしかしてと聞けばカラカラが頷き夜の時間まで待ってカラカラを進化させればガラガラになった。俺やアトベのポケモン図鑑には対応していないのでククイ博士に翌日に見せに行きデータを確認、流石に【フレアドライブ】を覚えていないがしっかりと【いしあたま】個体のガラガラになっていた。

 

 ここからが本番だ。リザードンを講師に【フレアドライブ】【ニトロチャージ】【かみなりパンチ】を覚えれるように特訓する。

 ガラガラは自分の代わりだからリザードンもしっかりと厳しく教えているがそれでもガラガラは食い付いてくる。いい感じだ。

 

 

 ガラガラの育成に集中しつつ他のポケモンの育成にもちゃんと集中する。

 アトベも集中しているが……自分達が具体的に言えばどれぐらいの強さなのかの一種の道標的なのが無い……と思っていたがアトベの奴はそういうのをしっかりと想定していた。自分とマリーが協力してポケモンバトルをしてレベルを上げるのには限界があると知っているから…………色違いのスイクン、要するにクラウンシティのスイクンをゲットしていた……アレは色々といいのだろうか?

 

 クラウンスイクンはアトベに対して心を開いている。

 どうもクラウンシティの事件関係を先に処理していたらしく、クラウン三犬がアトベに興味を抱いてアトベはスイクンを自らのカリスマ性や実力を見せて惚れ込ませたらしい。

 

 クラウンスイクンはスゴいなと見ているとクラウンスイクンがこっちを見てくる。

 いったいなんだ?と思っているとアトベの奴が俺とシライシとユキムラの写真をクラウンスイクン、エンテイ、ライコウに見せていたらしい。

 クラウンシティが発展したし悪い奴は捕まえたし護り神的な感じをしなくても問題は無さそうだし、アトベの様な優れたトレーナーもいるし自分達もゲットされるか的な感じであり、アトベはこいつらならばトレーナーとしてオススメだぜと紹介し、エンテイとライコウもアトベの紹介ならば試してみるかと思っている。クラウンシティに行けばエンテイかライコウが勝負を挑んでくれて認められたらゲットできるぞとアドバイスをくれた。

 

 そっちが伝説のポケモンを既にゲットしているのならば安心してフリーザーとラティオスを出せる。

「なんだ、お前も既に自力ゲットとマスボゲットしたのか」とアトベはビリジオンを見せる……クラウンスイクンはアトベのカリスマ性や実力で惚れさせたけども、ビリジオンは開幕マスボだったらしいからなつき度が低い。

 同じ伝説のポケモン同士だからとスイクンが間に入って関係性を取り持ってくれているらしく、アトベが自分に相応しいか云々を今は試している感じ。

 

 

 トレーナーたるもの腕は必要なので、勝負するしか道は無い。

 そこからこう、親密度をと言えばそれをする為にビリジオンを呼び寄せた……ぬしミミッキュで挑んだらボコられたので1番育成に力を注いでいるエース、エンペルトで戦う。ベタと言えばベタだが【ドリルくちばし】で攻撃するがビリジオンは攻撃を受け止める。

 

「フリーザーvsリザードンの時と一緒ね」とカレンは直ぐに理解し、フリーザーに勝てたのが途轍もない奇跡だと言うのが分かる。

 ゲームならば今の一撃で沈んでいるだろうが、アニメだとホントに伝説のポケモンは伝説のポケモンに相応しい実力を持っている。

 アトベのエンペルトvsビリジオンを見ておきたいが、今は気にしている場合じゃない……ビリジオンやフリーザーは伝説のポケモンの中でもどちらかと言えば弱い方、クラウンスイクンとラティオスは伝説のポケモンの中では強い方。

 

 そしてそのラティオスなのだが尋常じゃない速度で成長している。

 元がラティオスということなのでポテンシャルはとても高い、その上で伝説のポケモンでレア度とかそういうのでなく純粋な実力で伝説でもあるフリーザーと鍛えているのだから嫌でもレベルは上がる。

 ラティオスは【ドラゴン】タイプと【エスパー】タイプの複合タイプのポケモンだ。【ドラゴン】タイプのハクリュー、【エスパー】タイプのフーディンは負けるものかと燃える。いい感じの薬になっている。

 

 一気に育っているなと実感する出来事、進化が起きる。

 ハクリューはカイリューになったのでポケモン図鑑でステータスチェック、待望の【マルチスケイル】カイリューだった。コレはとても嬉しい。テラスタルのタイプは分からないが、変える技術は一応はあるので近い内に変える。ベタだが強い【ノーマル】テラスカイリューだ。

 

 それを見たフーディンは色々と悩んでいる。

 メガシンカは残っているが進化そのものはもう出来ない。ZワザもエスパーZを持っていないので1番強い一撃を撃てない……そしてゲンガーと言う厄介なのが居る。フーディンで出来ることの大体はゲンガーでも出来る。なんだったらゲンガーには【ほろびのうた】と【みちづれ】と言う畜生コンボがある。どうしても勝てない壁にぶち当たったりしたら【みちづれ】とかで無理矢理落とせるからクソ強い。

 

 フーディンとゲンガーの使い分け……意外と難しい。

 どっちもメインウェポンの【サイコキネシス】と【シャドーボール】を覚えてめちゃくちゃ強力な威力で発揮するからな……性能が似ている奴を使い分ける……一応はベーシックなパーティだとフーディンで相手次第ではゲンガーでいく感じにしている。

 純粋な威力はフーディン、手数でトリッキーなゲンガー……でもゲンガーだけでも威力は充分に出ているからな……どっちも使うというのは無し、ジムリーダーみたいにタイプ特化があるならともかく、そうでないのならばゲンガーとフーディンは真正面からの戦闘では大体同じ事が出来るからな……差別化は少しずつ出来ているがそれ=上位互換とは限らない。

 

 

 レベルが上がっていくにつれて、やはり俺はトレーナーとしてはまだまだ未熟だなと思い知らされる。

 

 

 本日も俺は未熟者である。

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