▲月●日 今日は休み
ポケモンリーグ・セキエイ大会も今日は休みだ。
他の地方リーグはどうしているのだろうとふと気になったので見てみればシンオウリーグが中々……アトベの奴は準々決勝まで3タテしまくっている。今大会初出場で優勝する可能性があるダークホース扱いだった……初出場だからダークホース扱いか……。
大会中のエゴサーチはしない。掲示板になにを書かれているか気にならないと言えば嘘になる。
だが、見ればなんか言われる……絶対に伝説のポケモンを使ってくるからクソゲーを押し付けてくるとか言ってくる。ホントにクソゲー押し付けてきているのはサムライの方だからな。なんなんだよ、【でんき】テラスタルヌケニンは!【ノーマル】テラスタルヌケニンとかじゃないだけ……1回メガシンカポケモンをテラスタル化した後にダイマックスしてZワザを使ったらどうなるのか気になるな。
メガミュウツーY【エスパー】テラスタルダイマックス【マキシマムサイブレイカー】………………めっちゃみたいな。
しかしこれでそろそろダイマックス以外の3つのなにかを使ってくる。
テラスタルは1回使えばエネルギー切れで、エネルギーチャージできないからテラスタルに関しては書いていない。1回でもテラスタルを使えば2度目は無い……テラスタルを使っていた時にざわめきがあったからまだまだマイナーみたいだ。
やっぱメガシンカ一強なのか?種族値+100と強特性がなんだかんだで最強なのか?
最新のポケモン(ゲーム)環境ではメガシンカポケモンなんて居てもそれと同等のパラドックスポケモンが居るから大して意味が無いとか色々と見た。まぁ、ハバタクカミとかパオジアンとかのインフレの象徴なポケモンとか普通に居るからなんとも言えない。
「……ここまで勝ち抜いたわね」とカレンはコーヒーを優雅に飲む。
残り16名になるまで戦った……最初は余裕だったが段々と強くなっている。余裕はもう無いに近い……2ヶ月間特訓に費やしたが相手も当然頑張っているのだから……特別ななにかで出し抜こう。と言うのは無理だろう……特別ななにかをすることで追い抜けるかもしれない。でも、全員が全員なにかしらの特別な事をすればそれはもう特別な事じゃない。状況に応じて融通が利くと言うのは聞こえは良いが場合によってはやり方をコロコロと変えてしまうと言ってるも同然だから……先ずは王道的な普通を覚えないといけない。
「勝ち抜いたことが偶然だった、と言いたいのか?」とカレンに聞くが「そんなわけないじゃない。【でんき】テラスタルヌケニンなんて反則技を突破するなんて貴方にしか出来ないことよ」と言ってくる。【でんき】テラスタルヌケニンは多分だけども詰むか詰まないかの究極の二択だと思う。
「そう言えば、お義母様が来ないわね」と言うので「ああ、決勝戦までは来ないぞ」と言えばカレンはコーヒーを吹き出した。
母さんが来ないことに関して疑問を抱いていたみたいだが言っていなかったなと思い出す。母さんも父さんも決勝戦まではやって来ない。「な、なんで」とカレンが慌てふためく……「チャンピオンリーグを見に来るから地方リーグ用の休みが、父さんが取れないんだ」と答えた。
サトシの家はサトシのママさんが来ている。親父さん?……転生してから1回も見たことが無い。サトシは顔とかをハッキリと覚えているらしい。いったいどんな奴だ?となるがそれはさておき、サトシのママさんは自由に来れる。オーキド博士も研究者だけども自由にシフトを組める。研究が忙しくて見に来る事が出来ない時とかがあるが、それでも見に行っている。ポケモンバトルをしているポケモンが一番輝いている様に見えるとか……そりゃ野生の本能で戦っているからな。
シゲルの両親は色々と忙しいので来れない、と言うかオーキド博士が行く時に高確率でオーキド庭園の仕事をやらされる。
貴重な休暇だと思っていたが、今回に関しては息子のシゲルが出場しているんだから譲ってやらないのかと思ったがジジイの数少ない楽しみらしい。ポケモン川柳という趣味があるだろう?いや、ポケモン川柳は趣味ではなくガチの仕事らしい。
俺は優勝するつもりでここに来ている。だから決勝戦は見に来てくれと言っている。
1から最後までポケモンリーグを見てたら母さんはともかく父さんは有給休暇とか足りない。モンハン休暇やドラクエ休暇なんてあるがこの世界じゃポケリンピック休暇やポケモンリーグ休暇なんて概念があるぐらいだ……父さんはポケモンリーグ休暇を取れたが流石に限度がある。外国の会社みたいに1ヶ月単位で休暇を取るのは不可能、頑張っても1週間……うつ病とかじゃないのに1週間も休みを取れるのか!?と驚いた俺は決して悪くない。とにかく父さんは来れない。母さんもネット中継で応援してくれている。
「……1から見てほしいって思いは?」と聞くので「無いと言えば嘘になる……だがまぁ、問題は無い」と答える。
なんで問題は無いのか?とカレンは聞いてくるので「お前が一番応援してくれているだろう?」と言えばカレンはコーヒーを零し「あっつ!?」と叫んだ。全くなにをしているんだと思いながらも床を拭いた。
「なんでそんなに堂々と言えるのよ!?」とカレンは言うが……「ファンとかそういうのでなく純粋に自分が好きな人に応援してもらっている、これ以上に嬉しいものはないだろう……なんだ?ツンデレみたいにしてほしいのか?言っておくが俺はツンデレはあまり好みじゃないぞ。ツンデレヒロインが主人公のことを好きなのに言い出せなくて他の子とどんどん距離が縮まっていくのを泣きそうな目で眺めたり、自分の部屋で枕に顔を埋めて泣く情景があり結局は紆余曲折ありながらも最終的には主人公との距離を縮められて泣き笑いする表情よりもツンデレのツンの容量を間違えたり素直になれない結果、ボロボロとなって後から出てきたポッとでのヒロインに全てを奪われる展開とかの方が好みだ」と言い切った。
「い、色々と手遅れだわ!?」と言われたがなにが手遅れなのだろうか?
近年は諸星あたるみたいなスケベや犬夜叉みたいな男のツンが強い奴が減っているのだから、女性のツンデレも減った方がいいと思う。と言うか上げた一例、高橋留美子先生の男だな……うん。
「も、もし他の人に好意を向けられたら!?堂々と好きって言われたりしたら!?」となんか変なテンションになっているカレン。「諦めろ!と言うしかないな」と言う……いや、諦めろとしか言わないぞ。ニセコイみたいな展開でホントは相思相愛なのに余計な奴が複数人出てきてくっつかないの良くないと思うんだ。
「はぁ……ふぅ……ちょっと気持ちの整理をさせて」と言って俺に抱きついてきた。真正面から抱きついていたので頭を撫でる。
パシ!パシ!パシ!と背中を叩いてくる。頼むから肩はやめろよ。手塚ゾーンとか零式とかで普通の人よりも負荷がかかっているから余計な怪我はしたくないから。
「はぁ、まったく……堂々とそういう事を言わないでちょうだい!」とカレンは言ってくる。
「何気無い行動の中に気付かぬ内に色々なフォローをしているとかそういう感じなのは苦手だ。表情筋が物凄く硬いから表情で答えるのは無理だ……やっぱり言葉にしないといけないと思うんだ」と言えばカレンが「えへへ」と言った……この笑顔は大好きだ。
別にいいんだ。
ラブコメ漫画みたいな非日常があって紆余曲折があってなんだかんだあって最終的に結ばれるとかそういうのが無くても。
転生したんだから原作キャラを口説かないといけないんだ!と言う義務の無い……コメディが無い純粋なラブを貫いたっていいじゃないか。
十数分ぐらいカレンは俺を、俺はカレンを堪能し……満足した。
取り敢えず下着が濡れたから(コーヒーで)変えると部屋を出ていけと言われた……名義は俺名義なんだがな。
下着を変え終えればお腹が空いたのでランチタイム、何処か手頃なレストランはないのかと探せば見つけたのだがなんかサトシのママさんがキッチンを借りていた。なにしているんだと思えばサトシにご飯を作っていると言う。それを聞いてカレンがやる気を出して料理を作る。たまにしか食べられないカレンの料理、不味いとかそういうのは無いし不味いなら不味いで一緒に美味しくなるように頑張ろうという隠しコマンドがある。
因みにだが
ポケモンの手入れ
シライシ<ユキムラ<アトベ<俺
料理の腕前(全員美味しい)
アトベ<俺<シライシ=ユキムラ
ポケモンバトル以外のポケモン勝負
シライシ<アトベ<ユキムラ<俺
一般教養
アトベ<シライシ<ユキムラ=俺
ポケモンに関する伝承や雑学等の知識
ユキムラ<アトベ<俺<シライシ
な感じである。
テニヌとポケモンバトルは常に戦闘能力が変わるので順位は決まっていない。
ランチを終え、選手村に戻る。
筋力が衰えない日課の腕立て伏せとかは既にしているし、テニスラケットには大会中は触れないようにしている。
対戦相手が決まっているわけでもないしやることがない……カレンとテレビゲームで遊んだ…………ギャルゲーは半日でやるもんじゃない。75回以上電話をすればその時点でルート確定だが他のヒロインに嫌われたり連絡先を教えてくれるアドバイスキャラにNTRされたり割と心に来るものだ。
▲月▲日 殺意の波動が高すぎる
今日は対戦相手を決める日……トーナメント表の何処に自分が居るのか分かる。
セントラルのポケモンセンターに向かえば……巨大な水槽があった。16個の釣り竿がある。すごいつりざおとかそういうのは分からないが16個の釣り竿がある……受付のジョーイさんが「くじで決まった順番に引いてください」となった。
サトシが7番、シゲルが10番、シンジは2番、俺は13番……こういう時のくじ運が無いなと思いながらもそれぞれが釣り竿を手にし……思いっきり引っ張ればコイキングが釣れた。
俺のコイキングにはB−3と書かれていた。サトシのコイキングはA−4、シゲルはA−5,シンジはB−8だった。サトシはシゲルと当たるにはと意識しているが「おいおい、もう勝ったつもりなのかい?」と……A−3を釣り上げた男、初代サトシキラーのヒロシが居た。
「何時かは当たるとは思っていたけどまさかいきなり当たるだなんてね」とヒロシはサトシに言う。
サトシは「相手が誰だって関係無い!友達だとしても真剣にやる、それが礼儀だ!」とサトシは言う。それを聞いたヒロシは「そうじゃないとバトルは燃えないよね!」と燃えている……どっちも熱いものを持っている。
全員が釣り上げたのでトーナメント表に対戦相手が映る。
俺の5回戦の対戦相手はヨシエと言うトレーナー……ここまで勝ち進んでいるというのならばそれ相応の強さを持っている。
対戦相手が決まったので早速、選手村に戻る。5回戦までは使用ポケモンが3体だからラティオス、エレキブル、コノヨザルで先攻ならばエレキブル、後攻ならば相手次第だが基本的にはラティオスを押し付けよう。
そう考えて相手のポケモンを見る。
リザードン、ドククラゲ、ニドキング、ウツボット、ライチュウ、ペルシアン、ヤドラン、バリヤード、ピクシー
………コレは……いや……コレはニンテンドウカップ99で使われていたポケモン達じゃないか?……サトシが主人公補正で敗北する運命ならば俺は俺でなんだかんだで負けてしまう運命にあるぞ!って言ってきている?そう言えばシンジとは準決勝で当たる可能性があるがその前に準々決勝がある。対戦相手は誰になるのかと4人がピックアップされて……ジョーイさんが居た。
どうか嫌な予感は当たるな……と思いジョーイさんの手持ちを確認した。
サンダース マルマイン ラプラス スターミー ルージュラ ニドクイン フーディン ダクトリオ ゲンガー ナッシー
ケンタロス ガルーラ レアコイル メタモン ラッキー スリーパー フシギバナ ギャラドス フリーザー
……さ、殺意の波動が高すぎる。
アトベに殺意の波動が高すぎると愚痴ったら
「対戦する可能性がある奴全員がドーブル、ドータクン、カバルドン、メタグロス、ガブリアス持ってるよりマシだ」と言われた……お前もか……