アルピ交通事務局のアニポケネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

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懐柔策に入らねえと

 

 原作通りに事が運べばゲットするチャンスがある狙っているポケモンは1体。

 グランドキャニオンのパロディ的な場所でありポケモンの化石を発掘することが出来る場所、グランパキャニオンにやってきた。

 

「っち……」

 

 万が一を想定し化石の採掘をするが目当てのポケモンの化石は出てこない。

 やっぱり原作通りにしねえと遭遇することが出来ねえかと意識を改めて一息ついていれば爆発音が鳴り響いた。

 

「来たか!」

 

 サトシ達がやってきて問題が起きる。その問題で確実にあのポケモンと会える。

 爆発音が鳴り響いたところに向かえば爆弾を使った為に土砂崩れが起きていた。

 

「おい」

 

「ハナミヤ!サトシが!サトシが!!」

 

「落ち着け……なにがあった?」

 

 なにが起きたのかは知っているが知らぬ存ぜぬで通さなきゃならねえ。

 大慌てで地面を叩いているカスミになにがあったのかを聞けば少し落ち着いているタケシが答えた。

 

「サトシがこの穴の中に生き埋めになったんだ!早く助け出さないと!」

 

「なにをどうしたらそうなんだ。いけ、カイリキー」

 

「リキ!」

 

 色々と言いたいことはあるものの、この展開を俺は待っていた。

 カイリキーをモンスターボールから出した。

 

「この下に埋まってんだな?」

 

「ええ」

 

「カイリキー、岩をズラせ」

 

 サトシが何処に居るのかの確認をし、サトシが生き埋めになっている場所にある岩を退かす。こういう時はポケモンの力が便利だと思いつつ、岩をズラしていけば空洞が見える。

 

「この中が空洞になってるみたいね……」

 

「だったら次はお前の出番だ。いけ、サイドン」

 

 空洞になっていてそこにサトシが落ちたと考えるカスミ。

 ここから中がどうなっているのかが分からない状態だからまずは行き来する事が出来る道を作るんだとサイドンを出した。

 

 サイドンのあなをほるで地面に穴を掘って道を作るか、そう思っていた瞬間だった。

 カイリキーの力を使って作り上げた空洞に続く穴からポケモンが出てきた。

 

『プテラ かせきポケモン。古代に絶滅したと言われている化石ポケモンの1体』

 

「来たか……」

 

「リザッ!!」

 

「た、助けてくれぇええ!!」

 

 俺が狙っていた目当てのポケモン、プテラだ。

 何処に行けばゲットする事が出来るのかが分からない希少なポケモンだが、グランパキャニオンにサトシ達と同じタイミングで行けばゲットする事が出来る。

 

 プテラは足でリザードとサトシを掴んでいる。

 リザードは暴れてプテラに足から脱出し、プテラと一定の距離を取った……サトシのリザードはダイスケのヒトカゲが進化したもの。

 

 俺はサトシに対してなにかしらのレベルアップする干渉はしていない。

 一気にレベルが上がったことで言うことを聞かなくなったリザード……トレーナーであるサトシを心配せず、自分の額に付けられた傷についてプテラに文句を言う。

 

 プテラはニヤリと笑みを浮かべた後にあっかんべーと舌を出して挑発しサトシを掴んだまま空を飛んだ。

 

「リザッ……グォオオオオウ!!」

 

 サトシのリザードは怒った。自分をバカにしやがってと怒りのパワーを進化のエネルギーに変えた。眩い光に身を包みサトシのリザードはリザードンに進化した。

 

 リザードからリザードンに進化したことで翼を得た。

 これで対等だとリザードンはサトシを掴んでいるプテラに向かって追いかけてくる。

 

「リザードン、オレの為に進化してくれ」

 

「グォオオオウ!!」

 

「たわけじゃないのね……」

 

 リザードが自分を助けるために進化してくれたとサトシは喜んだ。

 リザードンはサトシのことなんて知ったことじゃねえとサトシへの配慮を一切せずにかえんほうしゃを浴びせる。

 

 プテラはひこうタイプの中でもトップレベルの素早さを持っている。

 サトシを掴んだ状態でも素早さはリザードンの遥か上でリザードンはかえんほうしゃを連発するがプテラは回避。サトシにかえんほうしゃが命中する。

 

 ギャグ描写とかそういうのがあるとは言えかえんほうしゃをまともに受けてケロッとしてるとは、この世界の人間は耐久力がおかしいな。

 

「っと、いけねえ」

 

 この後にプリンが出てきてうたうを使って問答無用で眠らせる。

 ねむり状態になったらプテラはゲット出来るが俺自身も眠っちまったら意味は無い。

 持ってきておいた耳栓を装備し、プリンの歌で周りがポンポンと眠っている。空を飛んでいるリザードンやプテラも対象の範囲内で眠りについた。

 

「いけ、モンスターボール」

 

 プテラが落ちてサトシが助かったのを確認すればプテラにモンスターボールを投げる。

 眠っているプテラはあっさりとゲットする事が出来たがまだ終わっていない。プリンが周りが完全に寝ている事に怒りをペンで落書きをしている中で俺はサトシが出てきた穴の中に入った。

 

 予想通りと言うべきかカブトプスやオムスター等の化石ポケモンが居て眠っていた。

 コイツはゲットする予定は無いがゲットしておくべきだ。俺はモンスターボールを投げてカブトプスとオムスターをゲット。

 

「デリバード、送ってくれ」

 

「リバッ!」

 

 俺自身が使うつもりは無いが決して使えないポケモンじゃない。

 性格も凶暴だし育成すればロケット団の戦力として使える。使えなくても珍しいポケモンだからと学術的な価値はある。

 

 デリバードにカブトプスとオムスターを渡した。

 それなりに強くとても珍しいポケモンなのでコイツは使えるとロケット団のポケモン採用担当者は認めてくれた。

 

「ギャウウウ!!」

 

 グランパキャニオンは危ないから出ていってくださいと言われた。

 サトシ達はトゲピーのタマゴをゲットしている……プテラにするかトゲピーにするかで悩み、プテラを選んだ。後悔はしていない。

 

「……さて、どうするか……」

 

 元の気性が荒いのかプテラはゲットしたものの言うことは聞かない。

 コレは俺のトレーナーとしてのレベルが低いからじゃなくて、単純にプテラが我儘だ。

 

 プテラはリザードン以外に空中戦をメインとしたバトルが出来るポケモンだ。

 言うことを聞かないままポケモンリーグに出場なんてバカな真似はしない。プテラには言うことを聞いてもらう。

 

 だが、問題はどうやって?だ。

 アニポケで言うことを聞かないポケモンが言うことを聞くようになった時には大抵は必死に看病するというイベントが起きたりする。そうすることではじめて心が開く。

 

 トレーナーとしてのレベルが上がったから言うことを聞くようになるんじゃねえ。

 つーか、トレーナーとしてのレベルが上がったってなんなんだ?思考とか視野が広まるとかそういうの以外でトレーナーとしてのレベルが上がったって表現出来ねえだろう。

 

「……まぁ、力による支配か」

 

 プテラに言うことを聞かせる方法として、力で従えると答えが出た。

 暴れん坊のプテラに上には上が居るのを教える……ただし、失敗してしまえばそこで終わりだし、何処かの段階でコイツはもう不要と思われても終わりだ。だから最初に圧倒しそこから懐柔策に入らねえと……

 

「いけ、エレブー!」

 

「レブゥ!」

 

「プテラに向かって10まんボルトだ!」

 

「レブゥ!」

 

「ギャウ!?」

 

 俺に対して威嚇をしてきているプテラにエレブーは10まんボルトを浴びせた。

 突然の不意打ちを受けて驚きプテラだが、わざとやったのだと分かれば目の色が変わった。

 

 俺が明らかにプテラに対して力で支配しようとしているのをプテラは察した。

 だったらやることは確定だとプテラは空を飛んだ。

 

「ギャウ!」

 

「っち!生意気なクソが!」

 

 プテラにとって狙いは攻撃してきたエレブーじゃない。

 エレブーを使って自分を従えようと考えている俺であり、プテラは迷いなくいわなだれを起こし俺を狙いに来た。

 

「レブ!?」

 

「安心しろ……コレは想定内だ」

 

 プテラが俺を狙いに来ているのは想定内だ。

 俺は攻撃の回避を集中すればいい。俺に攻撃を当てることに意識を割いてエレブーの攻撃に回避することを専念出来ない。

 

「エレブー、10まんボルトだ」

 

「レブゥ!」

 

「っち……素早さだけは既にトップクラスだな」

 

 俺の持っているポケモンの中で素早さだけは既にトップクラスのプテラ。

 エレブーの10まんボルトを軽々と回避する……平面の動きをしている相手に10まんボルトを当てる練習はしているが、空を飛んでいる相手に10まんボルトを当てる特訓はそこまでしてない。と言うかリザードンしかひこうタイプが居ねえからその特訓が出来ない。ジバコイルは浮いてるが遅いんだ。

 

「エレブー、10まんボルトを浴びせるのにだけ集中しろ!俺は構うな!」

 

「レブ!」

 

 エレブーが10まんボルトを浴びせるのにだけ集中させる。

 プテラは広範囲に及ぶ技を使えるがいわなだれだけだ。レベルは高いが技のレパートリーが少ねえ。

 

 エレブーは10まんボルトを放つ。

 プテラはそれを回避し……少しずつストレスが溜まっていく……単純だな。攻撃したい俺には攻撃が当てれずチマチマと飛んでくる10まんボルトを回避しないといけねえ。

 

「ギャアアオウ!」

 

「っ、なんだと……んなわけねえだろうバーカ!」

 

「ゴォオオオ!」

 

 ストレスが溜まっていったプテラは動いた。

 エレブーを倒すんじゃなく、エレブーを無視して俺を狙いに。接触しない技を使ってくるかと思わせてからの接触してきて俺をやろう。

 

 エレブーは反応することが出来ず、プテラは俺の目の前に現れた。

 

「たきのぼりだ」

 

 そしてそれは想定内だった。

 プテラがエレブー無視して俺を狙いに来ることぐらい想定内なんだよ。じゃあ、何をするかって決まっている。次のグレンジムに備えて育成しているギャラドスを出した。

 

 別にコレは公式戦でもなんでもないんだ。

 1vs1のスポーツマンシップに則った戦いなんてしなくていい。2vs1は大いにありだ。プテラは俺をやれたと思ったが俺の想定内でギャラドスを出されてカウンターのたきのぼりを受けた。

 

「ギャゥ……」

 

「スピードは既にトップクラスだが、他はまだまだか」

 

 ポケモン図鑑を取り出してプテラのデータを確認する。

 覚えている技が貧弱……元々ブレイブバードともろはのずつきを覚えねえから特性のいしあたまが死に特性になっている。まぁ、流石にプテラがブレイブバードともろはのずつきを覚えたらアウトだな。アーケオスですら調整されてるってんだから。

 

「ギャ、ギャズ」

 

「ハッ!何時からエレブーとだけの勝負って話になった?んなわけねえだろう。お前を他のポケモンでボコる算段は出来てんだよ」

 

 ギャラドスを出したことで卑怯だぞと言いたげのプテラ。

 最初からエレブーだけで戦闘するなんて甘いことは考えてねえんだよ。俺を狙いに来た時点で他のポケモンでもボコる、それは既に決めている。

 

 それは反則だ!と言う事はポケモン達は特に言わねえ。

 プテラが恐ろしく睨んでくるので俺は舌を出してプテラを蔑む様な目で見て笑ってやった。

 

「なんでもありだったらマジでなんでもするんだよ……ルールが無いのは俺にとってはありがたい。ルールがあるのも俺にとってはありがたい……どっちにせよテメエは最初から負けてんだよ」

 

 勝負ってのは始まる前から色々としておくもんだ。

 流石に始まる前から決着がつくなんてことは無いが始まる前から詰ませる事は可能だ。

 

 俺が軽く煽ってやればプテラはキレた。

 教えてもいない覚えてもいない、はかいこうせんを使おうとしてくるがエレブーがかみなりパンチを叩き込み倒した。

 

 きずぐすりを吹きかけ、どのポケモンが食べても嫌いじゃないオボンのみを食べさせる。

 

「テメエは使える貴重な戦力だ。みすみす逃すなんて馬鹿げた真似はしねえ……ちゃんと使ってやるよ」

 

 言うことさえ聞けばちゃんと使ってやる。

 現状、空中戦ってのが出来るのがリザードンぐらいだからプテラが加われば百人力だ。

 

 自分を傷つけて力で屈服させようとしたトレーナーは自分の力を求めている。

 プテラは自分自身が求められているのが分かれば嬉しそうにしている。仕方ねえから言うことを聞いてやると言った感じでプテラは言うことを聞くと言うので……オーキド博士の研究所に送りつけた。

 

 理由?俺は今、グレンジム用にポケモン育成と調整してんだぞ?

 グレンジムは使用ポケモン3体でほのおタイプのジム、いわタイプのプテラが居れば空を飛べる機動力を活かしてのバトルは可能かもしれねえが、既に出す3体のポケモンは決まってんだよ。

 

 俺の現在の手持ちはタマタマ、パルシェン、ギャラドス、エレブー、サイドン、プテラ。

 フシギバナ、ウインディ、リザードン、ジバコイル、ニドキング、フーディン、エーフィは研究所に居る。研究所に居るポケモンの方がレパートリーが豊富だからそこで揉まれてこい。余計な技を覚えて変なクセは作るなだ。

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