「全員、Zパワーリングは手に入れたみたいだな」
全員が同時というわけではなかったが全員、Zパワーリングを装備している。
俺は深緑色、キヨシは紫色、ミブチは赤色、ハヤマは黄色、ネブヤは青色のZパワーリングを装備している。
アローラ地方にポケモンリーグを芽吹かせる為にポケモンバトルの文化を宿す。
その為に外部のトレーナーとして来て、アローラ地方のトレーナーに外の地方の強さを知った。そして外の地方に行きたい声もある。
「ああ……Zワザは入手難易度が妙なところが緩いけど厳しいところは厳しいからゲット出来て良かったよ」
「特にハナミヤが手に入れれたのはね……」
「なんかZリングを渡せないって拒まれた奴が居るみたいだけどお前じゃないんだな」
キヨシはともかくミブチとハヤマはなに言ってんだよ。
外面を良くしておかなきゃある程度は事が進めねえんだよ。腹黒い本性は見せる時と見せない時を使い分けないといけねえんだ。
「そいつに関しては心当たりがあるけど、俺が言いたいのはそれじゃねえ」
「じゃあなんだよ?」
全員がZパワーリングを手に入れた今ならば見せることが出来る。
俺はムシZを4つ見せた。
「それぞれ欲しいのと欲しくないのがある筈だ。ダブりや不要なのと交換しねえか?」
「ああ、交換か。それいいな!」
Zクリスタルを本音を言えば全て欲しいとは思っているがそう上手くはいかない。
サトシでもZクリスタルは8個で最終的にはサトピカZだけしか使わないようになっている。
Zパワーリングをゲットした後にZクリスタルを探した。
その結果、幾つかのダブりが生まれた。流石に使わないZクリスタルを持ってても仕方がねえしここは交換を行う。
キヨシ達もZクリスタルは集めている。そしてダブりが生まれている。
キヨシ達の戦力を増やすのは厄介だが、こうしなきゃZクリスタルを手に入れれない。
「て言うかムシZ4つってどんだけ運が無いのよ?ムシZなんて使う機会早々に無いのに」
「喧しい」
「それ言い出したらよ……これなんてもっと使わねえぜ?」
ムシZは使う機会が早々に来ないのにゲットしている。その事についてミブチに呆れられるがグズマのところから拝借したもんだ。
呆れているミブチに対してネブヤは1つのZクリスタルを置いた。色合いが濃いピンク色だからエスパータイプのZクリスタル……だけど、形状が違え。
「おいこれ、まさか」
「ああ、ミュウZだ」
「ただのゴミじゃん!」
ネブヤの奴が見せたエスパーZに似ているZクリスタル。まさかと思い聞いてみればミュウ専用のZクリスタル、ミュウZだった。
この世界でミュウをゲットしたことがあるトレーナーなんて聞いたことがねえ。ミュウがいるであろう、さいはてのことうも色々と変なとこで電子機器が使えなくてミュウのゲットはほぼ無理。
伝説のポケモンをゲットする機会はあれどもミュウに関しては別次元に難易度が違う。
ミュウのゲットなんて実質不可能だからハヤマの奴はミュウZをハッキリとゴミと言い切った。実際、使い道皆無だからゴミだろう。つーか、どうやってゲットした?
「ミュウZなんて使い道が一切無いものをゲットしてどうすんのよ?ミュウでもゲットするの?」
「ミュウなんて何処に行けばゲット出来んだよ?……それよりも他だ他……お前等も使えないZクリスタル持ってたりするか?」
「う〜ん……一応、俺がゲットしたのはコレだけかな」
キヨシがゲットしたのはクサZ、デンキZ、ゴーストZ、ガオガエンZ、アクZ、ジャラランガZ、コオリZ3つだ。
「アタシはコレだけね」
ミブチがゲットしたのはホノオZ2つ、カクトウZ2つ、ジュナイパーZ、デンキZ、エスパーZ、ゴーストZ、ミズZ
「オレはこんだけ!」
ハヤマがゲットしたのはデンキZ、ハガネZ2つ、カクトウZ、フェアリーZ、コオリZ、ホノオZ、ミズZ2つ、エスパーZ
「オレはコイツとさっき見せたミュウZだ」
ネブヤがゲットしたのはドラゴンZ3つ、イワZ、ジメンZ、ホノオZ、アシレーヌZ、カクトウZ、ノーマルZ2つとさっき見せた基本的には使い道が無いであろうミュウZ……何処でミュウZを使えば良いんだよ。
「俺はこれだけだ」
ムシZ4つ、アクZ、イワZ2つ、アロライZ、ルガルガンZ、ミミッキュZ、ノーマルZ、デンキZ、ヒコウZ、ドクZ、ミズZ
「ルガルガンZとミミッキュZ……ゲットしたのか?」
「ゲットしてねえからお前等の誰かが使わねえのか聞きに来たんだよ」
ルガルガンもミミッキュもゲットしてない。
アローラ地方のポケモンだから探せばあっさりと見つかるだろうが、ゲットしようって気にはならねえ。
「アローラに来てゲットしたのは、ジャラランガだけだな。ジャラランガZを手にしたしゲットしようって……悪いな」
「アタシはアローラガラガラが欲しいからカラカラをアローラガラガラにしたのとケケンカニ程度よ」
「オレはなんもゲットしてない」
「オレもだ……とりあえず交換に出してもいいZクリスタルを選出すんぞ」
キヨシ達もポケモンの強化はしても戦力はあまり増やしていない。
俺もナッシーをアローラナッシーにしたのとムシZを使うためにクワガノンをゲットした程度だ。
ネブヤの言う通り交換に出してもいいZクリスタルを選出する。
自分の分のムシZは既に確保しているからムシZ4つとイワZ1つが交渉に使える。
俺が ムシZ4つ イワZ ルガルガンZ ミミッキュZ
キヨシが デンキZ コオリZ2つ
ミブチは ホノオZ カクトウZ
ハヤマは ハガネZ ミズZ
ネブヤは ドラゴンZ2つ ノーマルZ
「俺は5個目のムシZを持ってる……1人1個配っても問題は無い」
「じゃあ、俺はお前にコオリZを」
「オレはドラゴンZか」
交渉は即座に成立だ。
ムシZ2つをコオリZとドラゴンZに変えることに成功した。
「ならアタシはホノオZね」
「オレ、ハガネZな!」
ムシZは誰も持っておらずむしタイプの技は限られている。
ムシZの価値は大きいとミブチもハヤマもムシZを自身のあまりのZクリスタルと交換する。
「イワは?」
「持ってきなさい」
イワZが誰か欲しくないかを聞けばミブチがカクトウZを渡した。
コレでオレが交渉のカードとして出す物は無くなった。ルガルガンZとミミッキュZは誰もポケモンを持ってないから欲しいと思わない。コレでオレは終わりだ。
「ノーマルZとコオリZの交換だな」
「ああ」
ネブヤのドラゴンZとキヨシのコオリZが交換される。
「じゃあ、水とドラゴンで」
「おう」
ミズZとノーマルZも交換される。
俺がムシZ、コオリZ、アクZ、イワZ、デンキZ、ノーマルZ、ドクZ、ヒコウZ、カクトウZ、ホノオZ、ハガネZ、ドラゴンZ
キヨシはクサZ、デンキZ、アクZ、ゴーストZ、コオリZ、ジャラランガZ、ガオガエンZ、ノーマルZ、ムシZ
ミブチはホノオZ、カクトウZ、ジュナイパーZ、デンキZ、エスパーZ、ミズZ、ゴーストZ、ムシZ、イワZ
ハヤマはデンキZ、ハガネZ、カクトウZ、コオリZ、ミズZ、ホノオZ、エスパーZ、ノーマルZ、ムシZ、ドラゴンZ、フェアリーZ
ネブヤの奴はドラゴンZ、ノーマルZ、イワZ、ジメンZ、アシレーヌZ、カクトウZ、コオリZ、ミズZ、ムシZ
「結果的には貴方が一番のZクリスタルを持ってるわね」
「多くても3つぐらいのところが全員8個以上あんだ、文句を言うなよ」
最終的には交換で行き渡ったZクリスタルだが、俺が一番Zクリスタルを持っていることになっている。
専用のZクリスタルもそうだが、普通のZクリスタルも一番多く持っている。ミブチはそれを指摘するが8個以上全員持ってんだから充分過ぎる。
「アローラ!全員、元気にしてるか?」
「お、ククイ博士か……そうだ。ククイ博士なら交換先を知ってんじゃねえか?」
「ん、なにがだ?」
それぞれにZクリスタルが行き渡り終えればククイ博士が現れた。
ククイ博士を見て、ククイ博士ならば交換してくれる相手を知っているんじゃないかとネブヤに名案が閃く。
「実はよ、このZクリスタルを手に入れたんだけど専用のZクリスタルだから使い道がねえんだよ」
「コレは……見たことが無いZクリスタルだな……なんのZクリスタルなのか知ってるのか?」
「ミュウ専用のZワザだ」
「ミュウだって!?ミュウに専用のZワザがあるのか!?」
この世界でも尋常じゃない程に稀少なポケモンであるミュウ。
そのミュウに関連するアイテムは当然知られていなくて、ククイ博士はネブヤが手に入れたミュウZに驚いた。
「あるぞ……つってもよ、ミュウなんて何処に行けば会えるか分からねえから持ってても宝の持ち腐れなんだよ。ククイ博士、このZクリスタルをなんか別のに交換してくれるコレクターとかに心当たりねえか?」
「う〜ん……流石にミュウを持ってるトレーナーには心当たりがないからな……お、アシレーヌZも持ってるのか?じゃあ、こういうのはどうだ?アシマリとミュウZを交換ってのは」
流石のククイ博士もミュウZを引き取ってくれそうな人については心当たりは無い。
ポケモンの技に関して研究をしているククイ博士にとってはミュウZは喉から手が出る程に欲しい物だ。ネブヤがアシレーヌZを持っているのを見て、アシマリとミュウZの交換をしないかと提案をしてくる。
ネブヤはまだフェアリータイプのポケモンを持っていない。
アシレーヌと言えばフェアリータイプの中でもかなり強いポケモンで、アシマリをくれるならば交渉成立だとアシマリとミュウZを交換した。
「ところでククイ博士、なにか用事があったみたいですけど?」
「おぉ、そうだ!お前達のおかげでアローラの皆がポケモンバトルに対して興味を抱いてくれてな……アローラポケモンリーグも近い将来開催出来るし今直ぐに実力を試したいって奴は来年の地方リーグに挑みに行ったり考えてるんだ」
「お、やった!」
キヨシがククイ博士になにをしに来たのかを聞けば俺達がアローラの人達を滾らせる作戦に関しては見事に成功した事を教えてくれる。ハヤマはやったと喜んだ……俺達がやってたのって殆どポケモンバトルだけだったから効果があったかがよく分からないからな。
「でも、大丈夫なの?ポケモンバトルに興味を抱いたのはいいけど、ポケモンバトルに関して詳しい人とか指導者とかそういうの居なさそうじゃない。ウラウラ島のしまキングのクチナシさんなんて絶対に初心者へのポケモンバトル講座の講師なんてしたくないって言うだろうし……ポケモンスクールのポケモンバトル学でも教えられる範囲に限界があるでしょ?」
「オレ達が常時、先生になれるってわけじゃないしな……」
ポケモンバトルに対して周りの人達が興味を抱き、ポケモンバトル人口が増えた。
それは喜ばしい事だけれども、アローラは長閑な地方だ。そのせいでポケモンバトルに関して指導する事が出来る人は居ない。実戦で学ぼうにもジムが無い、しまキングの大試練はバトルだが試練はポケモンを使っての問題解決なんかでポケモンバトルと直接繋がってるわけじゃねえ。
「ポケモンバトルに深く興味を抱いて実際に修行してたりする人達はアローラで何れはポケモンリーグを開催するのを教えて今は外への留学を勧める事にしてるよ」
「でも、それだと初心者への入門が厳しくねえか?……他の地方ならポケモン貰って旅立ってが当たり前だけど、アローラじゃ出来ねえだろ?」
「そこなんだよな……ポケモンリーグの動画から講義は出来てもポケモンリーグはレベル差が激しい。あまりにもレベルが高すぎたら初心者に対して壁になっちまう」
「…………なら、教材を作るのが一番だ」
外への留学を勧めることにしていて何れはアローラポケモンリーグと言う流れになっている。
それはいいが、初心者への入門が厳しいとネブヤは感じる。別の地方ならばポケモンを貰えばジム戦が出来る環境だが、アローラは違う。ポケモンリーグの動画を講義の教材にしようにもレベルが高すぎる。
ククイ博士もその事を理解している。
じゃあ、どうすればいいのかについてなるので俺は閃いた。教材を作ろうと。そしてポケモンゼミに売り込もう。
「ククイ博士、俺達が学んだやり方でポケモンを知る方法がありますよ……それを教材にするんです」
「皆が学んだやり方だって?」
「ええ……サンプルが出来たら送るのでそれをポケモンスクールの教材にするかどうかをオーキド校長と検討してみてください」
「皆が学んだやり方か……だったら、信頼出来るな!」
俺達が学んだやり方でポケモンを学ぶ。
そうすれば自然とアローラのポケモントレーナーのレベルも上がるってもんだ。ククイ博士はものは試しとそのサンプルを期待してると言い去っていった。
「ってぇ!オレ達が学んだ方法って、ゲームじゃん!!ポケモンのゲーム作んの!?」
「俺はパソコンで音楽は作れるけど、絵とかは書けないぞ?」
「それ以前にプログラミングとか無理でしょう」
「確かにゲーム感覚なら覚えやすいけど、どうすんだよ?」
「んなもんとっくに考えてんだよ……ポケモンのゲームを作る。幸いにも俺にはコネがある。必要なのは架空のストーリー……ポケモンに関するデータだったら俺の頭に全部入ってるしポケモン図鑑に大体載ってんだよ」
前々から考えていたポケモンに関して興味を抱いていない奴等にポケモンを学ばせる方法。
そればゲームだ。俺達5人もポケモンに関してはゲームで知識を会得している……だから、ポケモンを学ぶ教材としてゲームを作る。ロケットコンツェルン製作でポケモンに関する教材を作り、ロケット団員のポケモンに関する知識を増やしたり、各地方のポケモンスクールに教材として売り込む。コレに関しては前々から考えていた事だ。
「安心しな、コレに関してはお前等がなんか特別なことをしなくてもいい……俺が片付けておく」
「まぁ……プログラミングとかが出来るわけじゃないし、任せるわ」
ポケモンの事を学ぶことが出来るゲームを作り、それを教材として売る。
その事について何かが出来るわけでもないのでミブチ達は俺に全部丸投げをした。
「ハナミヤ、俺、楽器は弾けないけどパソコンで音楽を作れるんだ。ポケモン関係のBGMは大体は頭に入ってるし、任せてくれないか?」
「ああ、好きにしろ」
キヨシはパソコンで音楽が作れるからBGMなんかを任せてくれと言ってくる。
どのBGMを作ってくるかは不明だが、BGMを1から作る手間が省けた。問題はストーリー、悪の組織と関わり合いを持たせないストーリーを作らなきゃならねえ……そうなると、剣盾のストーリーがベストか。流石にロケットコンツェルンにもシナリオライターぐらいは居るだろうし、その辺を上手く調整するか。