アルピ交通事務局のアニポケネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

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歪んだ顔は計算通り

 

「まさかハナミヤが残ることになるとはの」

 

 サトシを倒したことで俺は準決勝に駒を進めた。

 ヒトカゲを選んだ奴はリーグに出れず、シゲルは1回戦敗退、サトシはフルバトルの場で一矢報いる事すら出来ず醜態を晒した。

 

 タケシとカスミがサトシになにを言うのかは知らねえが、それで立ち直らなきゃそこまでだ。

 主人公がプチッとへし折れる。それはそれで見たい展開であり、そうなってくれることを心の何処かで願っている。

 

「ハハッ、予想外ですか?」

 

 オーキド博士が俺が残るとは思っていなかったのか驚かれた。

 サトシとシゲルを贔屓にしていただけあってか、一番の予想外……シゲルが王道ならばサトシはダークホース、俺は注目株ですら無い存在だ。そんな俺が勝ってしまっている……シゲル達が見せた歪んが顔は計算通りだったもので最高だった。

 

「ここまで来た以上は期待しておるぞ!」

 

「ええ……」

 

 ぶっちゃければサトシ達をボコれたから満足しちまってるが、まだ大会は終わっていない。

 あんまり他の事を調べるのは良くない事だがキヨシ達は全員決勝戦にまで駒を進めている。俺も準決勝をさっさと突破して決勝戦に駒を進めねえと。俺だけが優勝しなかったらあの4人になに言われるか分かったもんじゃねえ。

 

「次の対戦相手は……偏りは無いか」

 

 サトシ達が逃げ出すかどうかは知らねえが、ここで優勝せずに終わるのはみっともないので次の対戦相手を調べる。

 次の対戦相手はジョン、持っているポケモンは特別珍しいのはいない極々普通のトレーナーでZワザやメガシンカは使ってこない。体得していないと言ったほうが正しいか。

 

 なにかのタイプに偏っているかと思ったがそんな事は無かった。

 そうなるとこっちはバランス良いパーティ編成で行く……ここからは純粋な実力で勝ち抜かなければならねえ。

 

『さぁ、セキエイ大会の試合も残り4試合!準決勝、3位決定戦そして決勝戦!』

 

「これより準決勝を行います!使用ポケモンは6体のフルバトル!ポケモンの交代はあり。メガシンカ、Zワザ、テラスタルは何れか1度のみ!」

 

 サトシの奴は……応援に来ていないか。

 まぁ、嫌われて当然の嫌味をハッキリと言ってやったんだ。後悔どころかむしろスッキリとしている俺にとってはあいつの応援は騒音の一種だ。オーキド博士はしっかりと見に来ている……サトシ贔屓にしていても、俺が勝ち上がれば自然と傾く。現金な博士だ。

 

 赤コーナーが対戦相手のジョン、緑コーナーが俺……ルーレットはジョンに止まった。

 

「いけ、ピジョット!」

 

「ジョット!」

 

 流石は準決勝、レベルが違う。

 1体目に出てきたのはピジョットだったので俺はモンスターボールを構えた。

 

「いけ、キュウコン!」

 

「コーン!!」

 

『ジョン選手のピジョットに対してハナミヤ選手はキュウコン!しかもこれはアローラ地方のキュウコン!非常に珍しいぞ!』

 

 ピジョットじゃなけりゃカイリキーにしていたが贅沢は言えない……いや、コイツはむしろ好都合か?

 キュウコンが出てきたらフィールドに雪が降り始める。特性のゆきふらしの効果が発揮し、天候をゆき状態に切り替えた。

 

「っ!戻れ!」

 

「流石に気付くか」

 

 アローラキュウコンに対する知識があり、フィールドがゆき状態になった。

 ピジョットはよく育てられているのは分かるがこんなに不利なバトルフィールドならば厄介この上ない。どうぞピジョットを倒してくださいと言っているも同然だ。

 

「いけ、スリーパー!」

 

「キュウコン、オーロラベール!戻れ!」

 

「なっ!?」

 

 ピジョットを下げて出てきたのはスリーパー。

 それを見て次にする行動が決まったとオーロラベールを纏わせればキュウコンをボールに戻す……スリーパー相手にキュウコンで無理に粘る必要は無い。

 

「いけ、クワガノン!」

 

「クワッ!」

 

 オーロラベールを纏った状態でクワガノンを出した。

 ジョンは厳しそうな顔をしているが、ポケモンを入れ替えない。

 

「スリーパー、さいみんじゅつ!」

 

「クワガノン、エレキフィールド!」

 

 スリーパーは持っているコインを振り子の様に揺らした。

 クワガノンはそれを見ながらもエレキフィールドを展開した……

 

「10まんボルトだ!」

 

「ガァ!」

 

「リィ!?」

 

 サトシの時は私情を優先したりしたが、Zワザの切るタイミングを誤るわけにはいかねえ。

 絶対捕食回転斬を使えば確実にスリーパーを倒すことが出来るが使わねえ……使用ポケモン3体ならば試合の流れを一気に掴む為に開幕Zワザは出来るが6体となれば1体を失っても問題は無いと思わせれる。

 

 Zワザは敵を倒す為の必殺技として使うときもあれば悪循環を生み出した時やいい循環を生み出す時に使う場の流れを変える為の技としても使う。あんまりZワザに頼っていたらダメだ。試合の流れや組み立てはある程度は自分のポケモンの力で作れるようにならないといけねえ。

 

 クワガノンがエレキフィールドの中で10まんボルトを浴びせる。

 でんきタイプの技の威力が上がっている中で10まんボルトを浴びたがスリーパーは倒れない。

 

「スリーパー、ほのおのパンチ!」

 

「クワガノン、10まんボルトを纏え!」

 

 10まんボルトを耐えたスリーパーは攻めに転じるがこっちもなにもしないわけじゃない。

 触れるだけでダメージになる電気、その中でも特に威力が高い10まんボルトの電撃をクワガノンは纏った。放つのでなく体の周りに纏わせた。スリーパーはほのおのパンチで殴ったが殴った際に10まんボルトの電撃が入り、オーロラベールで防御が固くなったクワガノンには大してダメージが入らずスリーパーは逆にダメージを受けた。

 

「10まんボルトだ!」

 

「クワッ!」

 

 もう一度だと10まんボルトを放つ。

 スリーパーは10まんボルトが直撃し……背中から倒れた。

 

「スリーパー、戦闘不能!クワガノンの勝ち!」

 

「戻れ……予想以上に硬いが時間は稼げた。いけ!サンドパン!」

 

「サァン!」

 

 まずはクワガノンで勝ったが思ったよりも時間を浪費した。

 オーロラベール状態が消えた……エレキフィールドはまだ続いているが次に出てきたのはサンドパン。エレキフィールドの利点であるでんきタイプの威力増幅は使い道にならねえ……だが、無理にむしのさざめきで攻めなくて正解だったとなる。

 

「クワガノン、エナジーボール!」

 

 ジバコイルと出来る事が大体被っているクワガノンだが、クワガノンにはむしタイプとしてくさタイプとして使える。

 でんきタイプが便利なタイプのせいででんきタイプの技に自然を傾向が偏ることがあるがそれでも苦手なじめんタイプが来ても使える。

 

「サンドパン、うちおとす!」

 

「っ!」

 

 一応はふゆうだが空を飛んでいるクワガノンに向かってうちおとす攻撃をしてきた。

 どんな技かと思えば何処からともなく巨大な岩……ではなくホントに小粒程度の石を撃ちつけてクワガノンを落とした。コイツ、技のダメージよりも追加効果であるじめんタイプでダメージを与えれるを優先したりうちおとすだな。

 

「クワガノン、エナジーボール」

 

 体制を崩されたのでエナジーボールは失敗に終わった。

 ここからの流れは読めているともう一度エナジーボールを指示したらジョンは動いた。

 

「サンドパン、じしんだ!」

 

 サンドパンにじしんを使わせた。

 地面に衝撃波が走り撃ち落とされたクワガノンに向かって命中するがクワガノンはそれよりも先にエナジーボールを放っていた。

 

 

 エナジーボールを放つ

 

 じしんを放つ

 

 エナジーボールが当たる

 

 じしんが当たる

 

 そんな感じの順番でお互いの技がぶつかり

 

「クワッ……」

 

「サン……」

 

「クワガノン、サンドパン、両者共に戦闘不能!」

 

 クワガノンとサンドパン、両者が互いに戦闘不能になった。

 引き分けに終わった……感覚的に言えばクロス以上のトレーナーだろう……フハッ……このレベルが上澄みにいるのに一番を目指して非情な判断をしているクロスが情けねえ成績なのは笑えるな。

 

「いけ、カイリキー!」

 

「リッキ!」

 

「カイリキーか。なら、ピジョットだ!」

 

「ジョット!」

 

 クワガノンが倒されたので3体目のポケモンを出す。

 キュウコンで壁を貼りたいところだが、キュウコンを出したら直ぐに交代をしてくるというのを見られたからここあえてのカイリキーだ。カイリキーならば怖いことはないとピジョットを出した。

 

「カイリキー、ビルドアップだ!」

 

「ピジョット、つばめがえし!」

 

 カイリキーにビルドアップを使わせ攻防を高めればピジョットが動いた。

 つばめがえしは必中でピジョットの方が素早く対応が出来ねえ……なワケねえだろう。

 

「カイリキー、ビルドアップ」

 

「もう一度つばめがえしだ!」

 

「そいつは正確すぎるんだ!!掴め!」

 

 もう一度ビルドアップをすれば攻撃のチャンスが巡ってきたと再びつばめがえしを使う。

 一気に勝負を決める為にブレイブバードや近づいて攻撃しない為にねっぷうなんかを使わない。つばめがえしになっているから技が単調になっていて……来ると分かっている確実に当たる攻撃ならば掴める。

 

 カイリキーはビルドアップで高めた力でつばめがえしで突撃するピジョットを掴んだ。

 

「なに!?」

 

「上の腕は翼をつかんだままだ!下の腕でかみなりパンチの連打だ!翼を離すな!」

 

 素早いピジョットの翼をガッツリとキャッチした。

 ズズズと数センチほど後退りしているのはピジョットがよく育てられている証拠だ。そしてピジョットが翼をつかんでるって事は身動きがとれない。カイリキーは下の腕でかみなりパンチを連続で殴り続けてコレで決まりだと感じ取り最後に翼を離して右手の下の拳で殴り飛ばした。

 

「ピジォ……」

 

「ピジョット、戦闘不能!カイリキーの勝ち!」

 

『決まったぁ!ハナミヤ選手、ピジョットのつばめがえしに苦戦を強いられたものの身動きを封じてからのかみなりパンチのラッシュで逆転勝利!そしてここでジョン選手のポケモンが3体倒されたので5分間のインターバルに入ります』

 

「少し無茶したか」

 

 カイリキーでピジョットを突破する方法があったからと動いたが、ピジョットのつばめがえしを1発受けている。

 パワーは見た目の通り自慢する事が出来るほどに持っているが、カイリキーは耐久は売り文句としてはやや弱い。ビルドアップで高めて色々と誤魔化したが2回目のつばめがえしを受け止めた際ダメージを受けている……タイプ相性だけがアニポケじゃねえが、タイプ相性の基礎をどうにかしなきゃ勝てねえな。

 

「カイリキーは捨て石にするとして……キュウコンと残りの3体か」

 

 カイリキーは捨て石にする……他のポケモンでもカイリキーが出来るフォローは可能だからな。

 問題は相手の残りの3体が不透明なこと。相手はカントーじゃメジャーなポケモンを持っているからなにが出てきてもおかしくない。

 

『さぁ、5分間のインターバルを終えて後半戦が始まります!この5分間がいったい試合をどう変えるのか!』

 

「いけ、ギャロップ!」

 

「ヒヒーン!!」

 

 後半戦が始まりジョンが出したのはギャロップだった。

 キュウコンの牽制の為のギャロップ……そうなると1回オーロラベールを挟む前に倒される可能性がある。

 

「いけ、カイリキー!」

 

「リッキ!」

 

 元からカイリキーを出す予定だったから出すポケモンの変更は無し。

 相性のいいポケモンで来るのかと思っていたがカイリキーをまた出したのでジョンは戸惑う……そして動く。

 

「ギャロップ、こうそくいどうだ!」

 

「カイリキー、なりきりだ!」

 

「っ……戻れ!」

 

 ギャロップがこうそくいどうでカイリキーの周りを走り回る。

 素早さを徐々に上げていくみたいだがこっちにはこの技があるとなりきりを使えばジョンは引いた。

 

 ここで引いたって事はジョンのギャロップの特性はもらいび……コレがある限りはほのおタイプの技が通じない。

 

「いけ、スターミー!」

 

「ヘァッ!」

 

「……カイリキー、ビルドアップだ!」

 

「スターミー、サイコキネシス!」

 

 カイリキーにビルドアップを使わせればスターミーはサイコキネシスを放った。

 サイコキネシスにカイリキーは弾き飛ばされて地面に伏せて立ち上がることは出来ず審判は判定をくだした。

 

「カイリキー、戦闘不能!スターミーの勝ち!」

 

「戻れ……あんま探れなかったか」

 

 ギャロップがもらいび個体なのが分かったのとスターミーにサイコキネシスを使わせた。

 カイリキーを捨て石に使ったがあまりいい感じじゃなかったが……まぁまぁ、仕事をした感じだな。

 

「いけ、キュウコン!」

 

「コン!」

 

「オーロラベール!」

 

「っ……」

 

 再びフィールドに舞い戻るキュウコン。

 雪が降ってフィールドがゆき状態になった。ここから使うのはオーロラベール一択、相手がちょうはつをしてこない限りはコレしかない。

 

「スターミー、パワージェム!」

 

「キュウコン、フリーズドライ!」

 

 オーロラベールを張り終えた頃にパワージェムが飛んできた。

 コレでスターミーに2つ目の技を使わせた……が、流石というか技の範囲が広い。フリーズドライで攻めて大ダメージを与えているがそれでもスターミーは倒れない。オーロラベールに包まれているおかげでほとんどキュウコンにはダメージが無い……

 

「キュウコン、フリーズドライだ!」

 

 中距離以上の攻撃で技と技がぶつかり合う。

 スターミーのパワージェムは強いが、キュウコンのフリーズドライの方がダメージは大きく……スターミーは倒れた。

 

「スターミー、戦闘不能!キュウコンの勝ち!」

 

 コレでジョンの残りのポケモンは2体になった。

 最後のポケモンで来るのか?それともギャロップで来るのか?どっちで来るかで次の手が変わる。

 

「いけ、ギャロップ!」

 

「……」

 

「ギャロップ、スマートホーン!」

 

「キュウコン、こごえるかぜ!」

 

 ギャロップが出てきて最後に控えているポケモンがわからない。

 キュウコンのオーロラベールはもうすぐ消えそうな状況だがもうすぐ消えそうでまだ消えない。確実に倒すためだと4倍弱点のはがねタイプの技で攻める。これは回避不可だと判断したのでこごえるかぜに技を切り替え、ダメージを与えるよりも素早さを下げることを重視する。

 

「キュウコン、戦闘不能!ギャロップの勝ち!」

 

「戻れ……いけ、ギャラドス!」

 

「ゴォオオウ!」

 

 足を遅くするのに成功したところでギャラドスを出す。

 ギャラドスはいかくでギャロップの攻撃力を下げて……ジョンの表情が変わった。モンスターボールを触ろうとするが触らなかった。

 最後のポケモンはギャラドスと相性がいい。ベタだがでんきタイプと見ていて間違いないだろうが……それを出せば終わりなんだろう。

 

「審判、ベースはストーンエッジだ!」

 

 最後のポケモンに出来れば使いたいがあえてここで使うことで相手にプレッシャーをかける。

 ベースにする技はストーンエッジだと申告をし俺はZパワーリングにイワZを装着させていわタイプのZワザを使う。

 

「ワールズエンドフォール!」

 

 世界を崩壊させるのか?と思わんばかりに巨大な岩がギャロップに向かって舞い落ちる。

 ギャロップは回避しようとするがワールズエンドフォールの岩はあまりにも巨大であり逃げ場はなくそのまま岩に押しつぶされて岩は砕け散る。

 

「ヒフン……」

 

「ギャロップ、戦闘不能!ギャラドスの勝ち!」

 

 ギャロップは一撃で戦闘不能になった。

 コレでジョンのポケモンも残すところは後1体、でんきタイプのポケモンが出てくるだろ。

 

「……お前に全てを託す!いけ、サンダース!」

 

「ダース!」

 

「……」

 

 ピジョット、スリーパー、スターミー、ギャロップ、サンドパン、そしてサンダースか。

 バランスが悪くないから自分の武器を押し付ける戦いになる……この試合ニドキングとドサイドンは登録していない。ギャラドスを含めた3体で試合を終わらせないといけない。

 

「ギャラドス、こわいかお!」

 

「サンダース、10まんボルト!」

 

 ギャラドスで粘ろうにもサンダースが速すぎて絶対に攻撃を受ける。

 この時点で使えないと戦わずにこわいかおに方向を切り替えればこわいかおは成功するがサンダースは10まんボルトを放ちギャラドスに浴びせた……このレベルになれば相性が物凄くいいとはいえギャラドスを一撃で倒すか。

 

「ギャラドス、戦闘不能!サンダースの勝ち!」

 

「よし!……残り2体……」

 

「戻れ……いけ、ナッシー!」

 

「ナシィ!」

 

 ギャラドスを倒したことで勢いを掴んだと思っているジョン。

 残り2体を倒せば決勝戦に駒を進める事が出来ると思っていて気迫を感じれる……鬱陶しいな。

 

 5体目はお前だとナッシーを出した。

 

『おっと!これはまた珍しい!通常のナッシーでなくアローラのナッシーだ!』

 

 通常のナッシーでなくアローラのナッシーが出てきたので会場がざわめく。

 アローラナッシーは珍しいんだろう。ジョンも普通のナッシーじゃねえと顔に出ていて11mはあるナッシーを見つめる。

 

「フハッ……詰みだ。ナッシー、じしんだ!」

 

 こわいかおを使ったのはこの時の為の布石だ。

 ナッシーにじしんを使わせればサンダースは素早さが落ちている為に回避する事が出来ずじしんが命中し……サンダースは倒された。

 

「サンダース、戦闘不能!ナッシーの勝ち!よって勝者、ハナミヤ選手!」

 

『ここで試合終了!ハナミヤ選手、まさかまさかの快進撃!!ポケモンを貰った年にポケモンリーグに出場し決勝戦まで勝ち進んだのは何時ぶりか!このまま勢いに乗って優勝を目指せるか!!』

 

「…………まぁ、こんなもんか……」

 

 俺が決勝戦に駒を進めたことで会場の歓声が鳴り響いた。

 ジョンは強いトレーナー……クロスの時と違いZワザが無かったら色々と怪しかったところだ。

 

 1年目のトレーナーが優勝するなんて早々に無い。

 クロスレベルならばZワザなんてなくても素の実力で倒せるが、次の決勝戦は怪しい。Zワザがあるからと言って確実に倒せる保証は無い。アローラで修行をした分の貯金の底が見えてきた。

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