アルピ交通事務局のアニポケネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

49 / 118
まぁ、やれるところまでやるしかねえ

 

「バォウ!」

 

「フハッ……」

 

 チャンピオンリーグまで少しの間がある。その期間を充分に利用してとなるが、俺はやることがあった。

 岬でポケモンの育成をしていればカイリューが現れた。やっと来たかと思っていればカイリューは一通の手紙を渡す。

 

 立体映像が映し出せる手紙なんて地味にハイテクな物を使ってるな。

 こういう妙なところが前世よりは科学技術が発展しているな。逆に変なところは衰退しているとかは無い。

 

『最強のポケモントレーナーがあなたをお待ちしております』

 

「バウッ!」

 

 手紙の内容を確認し終えればカイリューは飛び去った。

 手紙は渡し終えたので新しいターゲットを探しに行く……そんなところだろう。

 

「ニューアイランドはここか……帰るか」

 

 今回のこの一件、それはミュウツーの逆襲だ。

 ハッキリと言って付き合ってやる道理が何処にも無い。世界に対する復讐の相手なんてしてたまるか。サトシ達が勝手に解決するからどうにかする。これで終わり……んなワケねえだろう。

 

「ここなら問題は無かったな」

 

 急いでロケット団の本部に戻った。

 ここならばミュウツーの力の範囲が及ばないと読んで引きこもっていれば行方不明のジョーイさんが見つかったことがニュースになった。

 

 俺はこの時を待っていた。

 俺に対して特に干渉らしい干渉はされていない。俺はニューアイランドの地図が搭載されている招待状を片手にニューアイランドに向かった。

 

「こちらハナミヤ、配線等が破壊されているが機械的な部分は破壊されていない。詳しい事を知りたいから電子工学に詳しい人を送ってくれ」

 

『ああ、分かった』

 

 ニューアイランドに向かえば目当ての物が見つかった。

 予想通りと言うべきか少しだけ壊れているが機械の重要っぽい部分は壊れていない。アームや配線等が壊れているだけだった。

 

 これの詳細について、修理して使うことが出来るかどうかの確認をしたい。

 機械工学に詳しい人を送ってくれと言えばロケット団の工作員が送られてきて機械の具合を確認してもらう。

 

「これは配線やアーム、中に保存されていたデータは使い物にならないが……この機械自体は使える」

 

「そうか……じゃあ、修理を急いでくれ」

 

 ロケット団に機械の具合を確認してもらえば中に保存されている音声データ等は使い物にならない状態だった。

 機械自体は使うことが出来ると断言をしたので早急に修理をする様に急いでもらい……俺は再びロケット団本部に舞い戻った。

 

「ロケット団がゲットした伝説のポケモンが俺に扱えないなら俺に扱える伝説のポケモンを用意すればいい……ポケモンのクローンを作る装置を見つけてきたぞ」

 

 ミュウツーがニューアイランドに呼び寄せたポケモン達を奪い、そのポケモン達のクローンを作る。

 クローンポケモンを作る装置に関しては完全に賭けだった。サトシが雑に動かしてぶっ壊している描写があったが、中の配線が壊れたりで基盤なんかが壊れたりはしていなかった。

 

「まさか、ポケモン達のクローンを作る装置に辿り着くとは……約束は約束だ。このリストの中に居るポケモンのクローンを用意しようじゃないか」

 

 ポケモンのクローンを作る装置を見つけて手に入れた。

 ミュウツーが信頼するだけあってかかなりの高精度、つーかミュウツーを作るのに使った物じゃなかったか?

 

 気性が荒いせいで言うことを聞かずロケット団でも扱いに困っている伝説のポケモン。俺に寄越せといったが俺でも扱えれないとサカキは判断している。その認識は多分間違いじゃない。だったらやることは簡単だ。

 そのポケモンの遺伝子を持っているクローンを作り上げる。クローンポケモンならば心は宿しているだろうが、しっかりとした人格の形成はされていない。

 

「フリーザー、エンテイ、レジスチル、ラティオス、ヒードラン、ラブトロスか……」

 

 極僅かだがゲットすることに成功しているポケモン達のリストを見せてもらった。

 伝説のポケモンでなく準伝説のポケモンだが、それでもこの世界だと破格の能力を持っている。

 

 どれも強そうだが…………そうだな………………

 

「ラティオスにしてくれ」

 

 俺はラティオスに決めた。

 この中じゃ一番破格なのはラティオスな気がするからな……ラティオスは頑張ればつーか、アルトマーレに行けばゲットする事が出来るだろう。あの兄妹に関してはさっさと街から出て行けって話だ。

 

 クローンのラティオスを作ってくれと注文をした。

 直ぐにクローンのラティオスは誕生しない。まずはラティオスの遺伝子サンプルを採取しないといけない。そしていきなり生まれたままのラティオスを渡されても困る。なにが大好きとかそういうのを把握した上で懐柔をする。

 

「ついでだから、もう1個手柄を上げるか」

 

 まだ時間は余っている……チャンピオンリーグに向けての修行はって?

 腕が鈍らない様に軽く流しているだけだ。ロケット団としての活動をしておいて内心点を稼いでおかないとややこしい。

 

 ロケット団は珍しいポケモンも求めている。

 

「イワァ!」

 

「フハッ……やっぱありえねえな」

 

 まだリージョンフォームの概念もなにも出来ていない頃に、身体が岩でなく水晶で出来たクリスタルのイワークが居る。

 多分、アニメの制作陣営は特にリージョンフォームとかを考えてねえんだろう。だが、俺にとってはありがたいことだ。クリスタルのイワークはほのおタイプに弱いのでリザードンで弱らせてゲットした。

 

「……ったく、笑えねえな」

 

 クリスタルのイワークをゲットして他になにかないのかとしていれば劇場版に巻き込まれる。

 巻き込まれると言っても劇場版の本筋に関わるわけじゃない。ルギア爆誕で護り神とされるポケモン達を捕獲し、海の神であるルギアを捕獲しようとしている。

 

 その結果、自然が大きく荒れた。

 ポケモンと言う超常的な存在に対して余計な事をした結果が祟られている。

 

 この世界にはポケモンと言う超常的な生物が存在している。

 超常的な力を持っていて自然と密接に繋がっている。だから下手なことをすれば倍以上になって返ってくる。

 

 こういうのがあるからこの手の世界の世界征服はややこしい。

 けいおんみたいになんにもない世界だったら軽々と世界征服は可能なんだがな。

 

「クリスタルのイワークか……また随分と珍しいポケモンをゲットしおったな」

 

「ええ、驚きましたよ……名目上は交換にしましょう。キンパ博士」

 

「ナンバ博士じゃ!!」

 

 護り神と呼ばれる伝説のポケモンに余計な事をした場合のレポートをロケットコンツェルンに提出した。

 自然が大きく荒れて下手したら世界が崩壊するかもしれないから、伝説のポケモンは狙っても問題無いのかの確認をしてからの捕獲をしないといけないとレポートに記載し、ロケット団の支部に向かいキンパ博士にクリスタルのイワークを渡す。

 

 クリスタルのイワークなんて物凄く珍しい。

 過去に見た一例が無い……メタモンを使って繁殖させる。オレンジ諸島のリージョンフォームに可能性があるのでオレンジ諸島のロケット団の基地でクリスタルのイワークの養殖をする様に言った。

 

 やっぱりつーか、メタモンさえいればどんなポケモンでも繁殖させれるのを知らなかった。

 下手にクリスタルのイワークを量産すれば価値が無くなるし、その辺りはロケット団側が……1体でも養殖に成功したら誰かに渡してクリスタルのイワークが存在していると認知させる。クリスタルのイワークを捕獲してくれと珍しいポケモンを好む奴に大金を出させる。養殖したクリスタルのイワークを渡す……見事なまでのマッチポンプだが悪くはねえ。

 

「出てこい」

 

 クリスタルのイワークとクローンラティオスの交換をした。

 ポケモンを出しても問題は無い広い場所にやって来ればモンスターボールからクローンラティオスを出した。

 

 クローンポケモンだから他とは違う毛色や見た目をしている……と思ったがそんな事は無かった。

 ラティオスはモンスターボールから出てくればこちらをジッと見つめている。

 

「はじめまして、俺はハナミヤ……お前のトレーナーだ」

 

「クォン?」

 

「ああ、まだなにも分からないか……とりあえず食えよ」

 

 クローンラティオス……めんどくさいからラティオスでいいか。

 ラティオスはボーっとしている。クローンとして生まれてからまだ時間が間もない。だから、高い知能を持っている伝説のポケモンと違って周りの景色や善悪の基準なんかが出来ていない。

 

 色々と好都合だなと俺はラティオスが好むきのみで作ったポロックとおうごんのみを使って作り上げたツボツボのきのみジュースを出す。ご飯だと分かればラティオスはゆっくりとポロックを食べて嬉しそうな顔をしている。きのみジュースも満足げに飲んでいる。

 

 ラティオス 特性 ふゆう

 

 アシストパワー りゅうのまい てだすけ

 

「……まぁ、こうなるか」

 

 ラティオスが食べることに対して喜びを見出している。

 俺はポケモン図鑑を使ってラティオスのデータを確認するがアシストパワー、りゅうのまい、てだすけの3つしか覚えていない。

 

 サトシが機械の一部を壊したからかクローンを作れるのは作れるがレベルをそっくりそのまま再現する事が出来ない。

 ラティオスは生まれたままのラティオスでありアシストパワー、りゅうのまい、てだすけのホントに初歩的な技しか覚えてない。

 

 ベースになったラティオスは相当な強さを持っている。

 同じ遺伝子を持っているのならばラティオスもそのレベルにまで成長する事が出来る……が、焦らない。

 

 まずはラティオスに心を開いてもらうところからはじめる。

 好みの味のポロックを与えたり、自分でラティオスの爪の手入れをしたり、他のポケモン達がポケモンバトルをしている様子を見せる。

 

 結果として生気をあまり感じなかったラティオスは徐々に自我を持ち始める。

 俺に対して心を開いたり、ポケモンバトルに関して興味を抱いたりしてくれた……

 

「これで伝説は問題無しか」

 

 本気で上を目指して同じ転生者が居る以上はどうしても伝説のポケモンが必要になる。

 俺の人間性じゃ自我が既に完成されているポケモン達は認めようとしねえ……逆にキヨシ達ならば認めるだろう。伝説のポケモンが居るか居ないかだと大分異なる……チャンピオンクラスは伝説のポケモンを倒せる強さを秘めているからまだ油断は出来ねえが一先ずのノルマは果たせた……そして今回のチャンピオンリーグは怪しいな。ロケット団としての功績を優先したからポケモンの育成が足りねえ……まぁ、やれるとこまでやるしかねえか。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。