アルピ交通事務局のアニポケネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

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炎上すりゃ文句は出るわ

 

「……」

 

 アザラタウンという金持ち街を通っているとアザラタウンに立札があった。

 この人を見かけたら情報をくれと、確かな情報ならばハッキリと報酬は渡すと書かれている。

 

「行方不明なんだね……って、10年以上前の写真!?」

 

 立札を見ていればヒリメオも行方不明の人を捜していると言う立札を見る。

 探し人の正体はコジロウ、10年以上前の幼い頃の写真が飾られておりヒリメオは驚いた。

 

 10年以上の前の人間が行方不明になっている。

 この世界じゃ旅をしていたら音信不通になったとかは極々普通にあることで捜索願なんて早々に出されねえ。

 

「生きてるのかな……」

 

「まぁ、生きてるだろ」

 

 つい最近、顔を合わしたから知っている。

 コジロウは生きている。なんだったらロケット団と言う悪の組織で活動をしている。確かな情報をくれた者には報酬がある。

 

 コジロウは許嫁の人との結婚や英才教育が徹底されていた。

 それが嫌だからと投げ出した。あの頃の生活に戻りたい!なんて嘆かずに伸び伸びとやっている……家の縁を切るならしっかりと切ればいい。ロケット団である事を告げて、悪の組織に染まった息子なんて息子じゃないって絶縁しろってんだ。

 

「あ、こっちにも立札が……えっと」

 

『ブルー ようせいポケモン 活発で遊び好きな性格。懐いてくれるので一緒に遊びたがる女性も多い』

 

 立札がもう1つあると気付いて今度はポケモンの捜索願が出されていた。

 見たことが無いポケモンなのでヒリメオはポケモン図鑑を開けばブルーのデータが出てきた。

 

 見た目が厳ついのに女性人気がある。ブルドックとかと同じでブサイクだけど可愛いと言う謎のジャンルのポケモンなんだろう。

 ブルーの情報を提供してくれたのならば報酬を渡すと書かれているが、こりゃダメだな。

 

「捜索願を出してる奴、なんもわかってねえよ」

 

「どういうこと?」

 

「ポケモンを玩具として愛している……トレーナーとしてじゃなくて家族の一員だなんだと考えてやがる」

 

 ポケモンを愛玩動物の1つと認識している奴は稀にいる。

 ブルーを捜索願を出している金持ちはブルーがなんで逃げ出したのかが分かってねえ。

 

 ポケモンはポケモンらしく生きてこそとは言わねえが、生きているじゃなくて生かされている環境下だ。

 炎を吐いたり雷を纏ったりして異なる種族と闘争する事が出来る存在であり、生温い環境下は飽き飽きしているんだろう。

 

「ポケモンを家族って考えたらダメなの?」

 

「家族ってなんだ?」

 

「え〜っと…………あ〜そうか……」

 

 ポケモンを家族と認識していることはいいこととヒリメオは考えているが、家族とはなにかと聞けば直ぐに理解した。

 愛玩動物としてブルーは家族の一員として居る。血の繋がりは無かったとしても家族ならば思春期や反抗期の時期があるがブルーにはそれがない。ただ見た目が可愛らしくて愛されていてなにか特別な事をしなくても高級なご飯を貰える環境だ。

 

 果たしてそれは家族と言えるのか?って話になる。

 

「私は……家族っていうのがよく分かんないや。ハナミヤくんは?」

 

「俺もだ……俺にとってポケモンは道具だ」

 

「え!?」

 

「道具だから入念に手入れをする。道具だから選び抜く。道具だから信頼して使う」

 

 仲間や友達や相棒なんてのは俺には合わねえんだよ。少なくとも俺はポケモン達を俺が楽しむ為の道具だと認識している。

 何処ぞのプラズマ団の首領みたいにポケモンは自分達だけが使える便利な道具とは思っちゃいねえよ。

 

「ポケモンとの向き合い方は大事だ……別にお前に同じ理論や理屈を無理に押し付けるつもりはねえよ。家族だ友達だなんだ好きに選べ」

 

 少なくとも俺はこのスタンスを変えるつもりは無い。

 ブルーの捜索願とコジロウの捜索願を見た以外には特になくアザラタウンを後にして旅を続けてヨシノシティに辿り着いた。

 

「ヌオ〜」

 

「ヌオー!」

 

「ヌオーがこんなにいっぱい……よ〜し!ゲットしちゃうよ!」

 

 ヨシノシティは右を見ればヌオー、左を見ればヌオー。

 とにもかくにもヌオーだらけ。町中にポケモンが居るのは稀に見るがここまで堂々とポケモンが居るのははじめてだ。

 

「ヌオー!」

 

「あ!?おい、テメエ!」

 

 ヌオーが俺のマスターボールを持った。

 ヌオー如きにマスターボールなんざ使うつもりはない。ヌオーはマスターボールをジッと見つめており、気に入ったのか高らかと掲げた。

 

「ふざけんな!そいつはレア物で使う時は決めてんだよ!おい、ヒリメオ、あのヌオーだ!」

 

「みずタイプにいいポケモンはいないからここは」

 

「コラァ!そこ!なにをしているの!」

 

 ヌオーからマスターボールを取り返す。

 ヒリメオがヌオーを狙っているのだからちょうどいいと俺からマスターボールを奪ったヌオーを倒してやれと指示を出そうとすればジュンサーさんが現れた。

 

「なにって、ヌオーをゲットしようとしてるんですよ?」

 

「ここじゃヌオーに手出しは禁止よ!」

 

「フハッ、知ったことじゃねえよ。俺からマスターボールを奪ったんだ。返してもらう」

 

「ダメよ!ヌオー保護条例があるのよ!」

 

「だったら町長に直談判するまでだ。ヒリメオ、カメラあるだろ?」

 

「うん。クリスタルのイワークのデータ用のカメラはあるよ」

 

 俺とそういう勝負をしたいって言うなら徹底的にしてやるよ。

 足止めをくらうなんて全く気にしない。マスターボールをヌオーから取り戻すのはいけないことだなんだと言うのならばこっちも全力で潰す。

 

 ヌオーからマスターボールを取り返せばヌオーがマスターボール!と慌てる。

 コレは俺のものだとマスターボールを登録している事を見せるがヌオーにはなんのことか分かっていない。それよりもマスターボールが欲しいと言ってくるが無視を決め込めば、ヌオーが奪いに来た。

 

 ここからは俺のターンだ。

 ポケモンを保護しようだなんだと言っている奴等は居るがポケモンは危険な生物でもある。共存出来る奴も居れば共存出来ない奴も居る。ヌオーがたまたま立ち寄った旅のトレーナーから手に入れるのがホントに苦労するマスターボールを奪った。

 

 マスターボールの何処かを気に入ったから取り返しても自分の物だと説明しても欲しそうにする。そして実力行使に渡った。

 その光景を撮ってやった。コレを加工してネットの動画投稿サイトに即座に上げる。ヨシノシティとヌオーの条例で過去にヌオーだからで見逃されたり我慢されたりを強制されたと言う情報を纏めたりした。

 

 この世界には独自のルールがあるだろう。ポケモンと言う超常的な存在が居るならば尚更だ。

 だが種族として繁栄に成功しているのは紛れもなく人間だ。ポケモン第一だなんだと言っているのならば、ポケモンが起こる被害を見せつければいい。それでもならばそのポケモンを送り付ける。

 

「ここまでされたなら、ヌオーの保護条例を解除しないといけませんね」

 

 とある地方のとある町ではポケモンを外敵として扱っている。

 ヌオーはのんびり屋で害意は無いと見せかけての、ヌオーによる被害を見せつけた。そういう勝負をしたいならば喜んでしてやるとヌオーが起こした被害を拡散させ、見事にヨシノシティのヌオー保護条例に対する意見が出てきて炎上した。

 

 俺はヨシノシティの町長にヌオーの保護条例なんて言うものを解除しないといけない事を煽ってやった。

 ポケモンと人間が共存なんて言うが、基本的には無理なんだよ。互いに利益があるから協力する事は出来ても思想なんかが異なっている。同じ種族同士ですら仲違いするってのに、異なる種族ならば簡単だ。

 

 結果として町長はヨシノシティのヌオーの保護条例は解いた。

 そして……全員の不満が暴露した。ヌオーの保護条例はかなり昔からあったみたいで、ヌオーだからで今まで通していた。だが、心の何処かに不満はあった。ヌオーだからなんでもかんでも許されるわけじゃない。

 

 ヌオーと人間の間に溝が生まれる。いや、生まれていた溝を広げた。

 ヨシノシティの保護条例が解かれたのでヨシノシティに行けばヌオーを確実に遭遇する事が出来ると言う情報を拡散すれば面白いぐらいにヨシノシティに人がやってきた。

 

 ヌオーなんてジョウトじゃかなりメジャーで他の地方でも見かけるポケモンだ。

 だがそれでもゲットする価値はあるのだとヌオーは大量に乱獲されていった。一番の要因は色違いのヌオーが居たことだろう。

 

「フハッ……最高だね」

 

 ポケモン、いや、ヌオーに対して抱いているヨシノシティの若い面々。

 ヌオーなんて居なくなればいいのだという本音を暴露してホントにヌオーが居なくなった。その事でヨシノシティの古い思想の奴等と新しい思想の奴等で対立を起こしたりするが、これでいい。こういうギスギスしたのを見たかった。

 

「結局、ヌオーがゲット出来なかった……」

 

「だからこうしてるんだろ」

 

 ヌオーが乱獲されているタイミングでヒリメオがヌオーをゲットしようとしたが失敗に終わった。

 クリスタルのイワークはエンペルトと同じタイプなものの純粋な皆がイメージしているみずタイプのポケモンじゃない。

 

 ヒリメオにはいわタイプやはがねタイプを育てていると思って育てろと言っている。

 みずタイプは何体かはゲットしておいて損は無いことを教えているのでヨシノシティで釣り糸を垂らす。

 

 ヌオーを乱獲したり追い出したりする行為をしたからかポケモンがいない。

 しんぴのしずくが何故か釣れたりしている……ヌオーは使うのがちょっと難しいし、他のポケモンの方がオススメだ。

 

「あ、来た!」

 

「コイキング以外が出ろ」

 

 釣り糸を垂らして待っているとヒットした。

 コイキングは戦力として使い物にならないから論外だからコイキング以外が出てこい。そう思っているとヒリメオは釣り糸を手繰り寄せるが……魚のシルエットが浮かび上がる。

 

 コイキングが来やがったか。まぁ、余程変な土地じゃない限りはコイキングは出現する。

 コイキングが住むことが出来ない場所ってむしろ何処だって話だから仕方ねえとヒリメオにどういう風にアドバイスを入れるかを視野に入れれば……ヒリメオは釣り上げた。

 

「ヒン!」

 

「えっと……コイキングの親戚?」

 

「フハッ、マジかよ」

 

 コイキングと類似しているシルエットから出てきたのはコイキングじゃなかった。

 ヒンバスだった。ただのヒンバスじゃない。色違いのヒンバス……ただでさえヒンバスは稀少だってのにその上で色違いかよ。

 

「ヒン!」

 

「ヒリメオ、ゲットするならしとけよ。そいつは使えるポケモンだ」

 

「そうなの?」

 

「ヒン!」

 

 ヒンバスに関する知識が無いのでヒンバスを疑うヒリメオ。

 ヒンバスは自分は優秀ですとアピールをするかの様にはねるを使っていると、ポロっとなんか落ちた。

 

「お前、これだけあってヒンバスなのかよ」

 

「……」

 

 落ちた物はきれいなウロコ。

 ヒンバスをミロカロスに進化させるのに必要なアイテムだ。きれいなウロコを装備していても特になにもない。稀にミロカロスが野生個体で見かけるが、アレはきれいなウロコじゃなくて進化条件の美しさを満たしているからか?

 

 ヒンバスにきれいなウロコを持っているのにミロカロスじゃない事を聞けば視線を合わせない。

 俺はポケモン図鑑をヒリメオに貸す。俺の図鑑ならばヒンバスも対応をしている。

 

「……ヒンバスって、コイキングの親戚みたいだね」

 

「まぁ、似てはいるな」

 

 ヒンバスのデータを確認すればヒンバスがコイキングに似ているとヒリメオは感想を述べる。

 ゲームフリークがどういう意図でヒンバスを作ったかは分からねえがヒンバスはコイキングと類似している。それは確かだ。

 

「コイキングと類似しているって事は分かるな?」

 

「うん……進化すればスゴく頼りになるポケモンになれるんだよね!」

 

 コイキングが進化すればギャラドスになる。

 ならばコイキングと類似しているヒンバスが進化すれば物凄く頼りになるポケモンになる。ヒリメオはヒンバスの進化系を俺の図鑑で検索すればミロカロスが出てきた。

 

「ミロカロスには……美しさを上げる?」

 

「コレを食べさせればいいはずだが……」

 

「っぺ!」

 

 ミロカロスに進化する条件は美しさを上げることだ。

 美しさを上げるには青いポロックやポフィンが必要で渋い味のきのみが居る。一応はカゴのみを持っているので食べさせればヒンバスはクソ不味いとカゴのみを吐き捨てた。

 

「ヒン!」

 

 ヒンバスはきれいなウロコを見せる。

 多分、ヒンバスは理解している。美しさを上げるのに必要な味は自分が最も嫌いな味なのを。だから、きれいなウロコを使ってしかミロカロスに進化出来ない。

 

 ヒンバスはきれいなウロコをヒリメオに渡した。

 ヒリメオはポケモンバトルだけでなくポケモンコンテストにも挑むつもりであり、その気はあるかの確認をすれば頷いた。

 

「よーし!ヒンバスゲット!」

 

「じゃ、さっさと進化させんぞ」

 

 ヒンバスはミロカロスに進化してからが本番のポケモンだ。

 セルフの通信交換のマシンは探せば普通にある。色違いのヒンバスをミロカロスにする為にヨシノシティのセルフの通信交換マシンを使いミロカロスに進化させた。ヒンバスからミロカロスに進化したことでミロカロスは満足げだった。

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