アルピ交通事務局のアニポケネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

82 / 118
Zワザはある意味不遇

 

 ✡月※日 アローラへの留学

 

 オーキド博士からアローラ地方に留学してみないかと提案があった。

 

 アローラ地方の良いところを知ってほしいとかそういうのだけれども……普通は逆じゃないだろうか?

 おそらくは全ての地方の中で最もポケモンと人間が共存している地方、それがアローラ地方だがその分、他の地方にある物が無い。代表的なのはポケモンリーグ、大抵の地方にはポケモンジムとポケモンリーグは存在しているがアローラには無い。

 

 アローラ地方の人間が外に行って、他の地方を経験した上でやっぱりアローラ地方が素晴らしいなとかと認識するならばまだ分かるんだが……普通は逆じゃないのかと思う。ポケスペかゲームかは忘れたがグズマがアローラの外を知らずアローラが1番だと思ってるのが気に食わない感じの描写があったし。

 

 シゲルに話は持ち込まないのか?と聞いてみればシゲルは過去に何度もバカンスでアローラに行ったことがある。

 オーキド博士の従兄弟のナリヤ・オーキド先生の家で2週間ほどホームステイしてアローラのことを学んでいるし、あんまりシゲルばかりだと孫贔屓になるからと俺にお鉢が回ってきた。サトシは?と聞いてみれば送り出すのに勇気が居るみたいだ……まぁ、サトシだからな。

 

 オーキド博士が言うには俺1人がアローラ地方に行くわけじゃない。他の地方から何人か留学しに来てくれる。

 ああ、だったら心強い。流石に1人なのは色々とキツいから……そこが問題が無いのならばアローラ地方への留学を決意する。

 

 運が良いのか悪いのか、俺が留学している時にテニスの大会がある。

 10歳以下の大会、中々に見ない大会だがアローラの護り神のカプ系のポケモン達に注ぐ演舞みたいなのがある。テニスの大会もあるから割とモチベーションが上がる。そしてコレは絶好のチャンスだと思う。

 

 自分なりに色々と考えたが、メガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタル

 この4つは全てを使えるようにしないといけない。テラスタルは講習を受ければいい、ダイマックスはダイマックスバンドの材料の願い星を手に入れればいい、この2つに関しては割とあっさりと手に入れることが出来る。

 問題はメガシンカとZワザだ……目当てのポケモンじゃないメガストーンを手に入れても意味は無い。持っているポケモンでメガシンカ枠として育てているポケモンのメガストーンを手に入れないといけない。そういうのは交換会とかのコミュニティで、このメガストーンとこのメガストーンを交換しないか的なのがあるので問題は無い。それでも石自体が稀少なので会得難易度が高い。

 

 そして1番厄介なのはZワザだ……1番楽な筈なのに1番厄介だ。

 Zワザ、ダイマックス、テラスタル、メガシンカ……どれも強力だがメガシンカ>ダイマックス=テラスタル>Zワザと俺は認識している。試合上、この4つは1回しか使ってはいけない。Zワザは強力な必殺技だ……だが、強力な必殺技であって確定で敵を倒せる即死技ではない。特にこの世界ではゲームの様にレベルを強制的に50にする訳では無いのでレベル差がそれなりにある相手にZワザを使っても大ダメージだけどまだ戦える感じになる、と言うかその一例が普通にある。

 

 Zワザの会得難易度は非常に低い。アローラ地方の4つの島の何処かにZクリスタルがある。ただし、アローラ地方以外には無い。

 Zワザはアローラ地方が独自に築き上げた文明だと言うのが分かる……その上で18タイプのZクリスタル……。

 

 必殺技と呼べる高火力の技を1回のみ使える

 

 少しの間、体力が倍になり全ての技の威力が上がり一部が専用技になり追加効果が発揮する

 

 違うタイプにもなれて元のタイプと同じタイプなら同じタイプの技の威力があがる

 

 体力以外の種族値が合計でプラス100と特性の変更

 

 ……テラスタルは使い方が難しいが使いこなせば強い。ダイマックスも追加効果が強い。メガシンカは基礎スペックが爆上げ。Zワザは強力な必殺技……………Zワザは不遇だろう。

 

 しかしそれでも持っているか持っていないかで言えば持っておいて損はない。

 オーキド博士にそこでZワザを習得してみたいと言えば話は一応は通してくれるみたいだけどもカプ・コケコ達が嫌いと言えばZワザに必要なZリングが貰えない。運の要素が強いが……他の3つと比べて圧倒的に難易度が低い。

 

 テラスタルはテラスタルオーブとテラスタルエネルギーがある場所なら使えるがテラスタイプを変えるのが難しい。

 

 ダイマックスはガラル地方のパワースポットじゃないと使えない

 

 Zワザはアローラ地方が環境破壊されれば使えなくなる

 

 メガシンカはメガシンカするポケモンとの絆が必要になる

 

 何処でも使えて誰でも使えて状況をひっくり返したり詰みの一手に持ち込むのに使える、敵を倒す以外での必殺技をZワザは使うことが出来る。

 優先順位だけを言えばメガシンカの方が遥かに上……メガシンカポケモンは色々とパワーバランスが壊れている。第七世代でもなんだかんだでZワザよりもメガシンカの方が重宝されている……メガリザードン検定とかいう言葉があるぐらいだからな。

 

 取り敢えずはオーキド博士が持ちかけたアローラ地方への留学は受けることにした。

 家に帰って両親に説明すればオーキド博士の紹介だから信頼出来ると言ってくれた。オーキド博士のブランド力は凄まじい。

 

 ✡月⦿日 ちょっとアローラで教官(オヤジ)にね

 

 アローラに留学することを家族には話している。しかしベラベラと周りには喋らない。

 

 それよりも気になったのはアローラに行ってなにを勉強するのだろうか?

 ポケモンと自然と人間が両立している場所なのは知っているのだが、それならばマサラタウンのオーキド博士の庭園で大分学べている。言語が異なるとかそういうのは無いしもっとこう、アローラ地方に来たからこそ勉強する価値があるぜ!本場は凄まじいぜ!とかはあるのかを聞けば拳銃の扱い方、船の動かし方、車の運転、水上バイクの運転、ポケモンライド……うん。

 

 ちょっとアローラで親父にね

 

 と言う言葉が浮かんだ。

 こう、一般教養とかポケモンに関する教養は身に付くやつは自主的に身に着けたりするし外の世界に目を向けたりする。

 オーキド博士に誰かアローラ地方に留学してくれる有望な子は居ないのかを聞いてきたのはククイ博士みたいだ……ククイ博士はアローラの外を知っている人でアローラの外の良い文化を取り入れる、特にアローラに無いポケモンリーグについて取り入れたい感じ。

 

 アローラの外を知っている将来有望なトレーナーにアローラの事を知ってもらい何れはアローラポケモンリーグにとか考えてるっぽいな。まぁ、良いことだ。

 

 ✡月☒日 外国行きの飛行機はクソ長い

 

 アローラ地方には日を跨いで行かないといけない……スゴいよな、パスポートが不要なんだ。現実世界じゃありえない。

 現在、マサラタウンを出て少し行ったところにある空港に居る。テニス道具一式、着替え、財布、筆記用具、後は向こうで用意してくれている。どうも誰かの家にホームステイとかじゃなくて寮生活みたいな感じになっているみたいだ……まぁ、俺1人ならともかくな。

 

 取り敢えず、飛行機に乗れば書くことが無いので今日はここまでである。

 

 ✡月∴日 テニスの王子様達

 

 アローラ地方に辿り着いた。1番格安のエコノミーで動かないが当たり前だから意外と辛い。

 飛行機を降りてアローラの入国審査をしたら取り敢えずラジオ体操をして筋肉を解していると「アローラ」と声をかけられた。

 

 今回の留学を計画してくれたククイ博士だ。

 今回はどうもありがとうございますと頭を下げればククイ博士が「そんなに畏まらなくていいんだよ」と言ってくれるがな……そこで堂々とするのは無理があるだろうとは思う。

 

 他にアローラへの留学に選ばれた人達はどんなのだろうと思っているとやって来た。

 ジョウト地方のワカバタウンのユキムラ、ホウエン地方のミシロタウンのシライシ……コレを見た瞬間に即座に理解した。3人同時に理解した。コイツ等は転生者だなと。試しにガブリアスの種族値を言えば直ぐにガブリアスだと答えた。

 

 俺と同じで閻魔大王に転生させられた、思うことが無いと言えば嘘になるがそれでも割り切っているらしく第二の人生を謳歌する。

 テニヌの幸村精市なのだからテニヌをしよう、テニヌの白石蔵ノ介なのだからテニヌをしようと各地方でブイブイと言わせている。遠征費用の都合上で開催地に行けず対戦したことが無い。話し合いをして分かったことは悪人ではない。

 

 ユキムラはワカバタウンのナナコがポケモンを貰う日に同じくポケモンを貰う。

 

 シライシはトウカシティのハルカがポケモンを貰う日に同じくポケモンを貰う。

 

 2人ともポケモントレーナーの最強とテニスプレイヤーの最強を目指しているらしい。

 年齢は全員同じだったがユキムラは行政書士、シライシは公認会計士の資格が欲しいらしく、その気になれば俺と同じ日にポケモンを貰えるらしいが勉強に時間を回したいから先送りするらしい……子供になった事であの時に勉強をしておけばよかったなというのをホントに出来るようになったからってガチの資格を狙いにいくのか。

 

 電気工事士2種、PC簿記2級 PCデータ活用3級 PC文章作成3級 乙4しか持っていない俺はなんか恥ずかしいぞ。

 

 取り敢えず、話し合いが通じる奴が居てくれて良かったと思っているとククイ博士はもう1人居ると言った。

 大丈夫、ここまで来たらオチは読めている。俺達が乗ってきた飛行機とは違うプライベートジェットの方から入国審査をしている執事付きの男が居る。

 

「ほぉ、少しは面白そうじゃねえか。あーん」

 

 はい、跡部様ですね。シンオウ地方のトバリシティからやってきたアトベだ。

 世界で5本の指に入ると言うか1番大きい財閥である財閥の御曹子……なのだが、俺達を見た途端にキョドった。

 なにを驚いているのかと思ったら連れションをしようぜといきなり言い出す。コレは何かあるんだなと察したのでついていけば、アトベが俺達が転生者である事を確認しホッとする。閻魔大王の手紙を見ていないのかと聞くが、アトベはどうやら跡部様な立ち位置が辛いらしい。

 

 跡部様と言えばカリスマ性からなにまで圧倒的に秀でた能力を持っていて勤勉な男だ。

 イケメンで金持ちで性格が良い三拍子が揃っていて、それと似ている立ち位置にアトベは立っているのだが中の人は私立の高校は学費が物凄く高いから如何に学力が高かろうが受験そのものをするなと言う感じの家庭で育っていて超一流の上流家系のアトベになっているのがそこそこキツいらしい。キャラ作りしてるところもあるらしい。

 

 まぁ、如何にも金持ちな世界は精神的にキツいだろうな。執事が居るってだけでも凄まじいのだから。昔見た映画で貧乏人がいきなり金持ちになったけども貧乏生活になれているから金持ち生活に拒否反応を示したとかあったからそれと同じ感じだな。

 因みにだがアトベもテニヌはしている。シンオウ地方出身でシンジと割と仲が良い。シンジと同じ時にポケモンを貰える……つまりは俺と同じスタートであり、ユキムラやシライシみたいになにかやりたいこととかあるのかと聞けば財閥の御曹子だから目に見える結果を残さないといけない。2年以内に地方リーグを優勝しないとトレーナー引退、テニスは三十路になれば選手としては引退、その後は会社を引き継ぐ。ポケモントレーナー云々はやってても良い。テニス選手引退時にポケモンリーグのチャンピオンとかでチャンピオンから降ろされればトレーナー引退……コレが跡部景吾ならば問題無くやってそうだが、アトベは大丈夫かと聞けばなんとかするしかねえと言う。

 

 なんとかするしかねえのならばなんとかするのだろう。無理ならばそこまでの男だったで終わる。

 アローラに留学したのはこの4人だけ……一応の為に聞いてみるが全員Zリングが目当てだった。

 本気で勝ちを取りに行く以上はメガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタルの4つは絶対に必要になるってことは理解しているらしい。

 

 取り敢えず、宿舎に案内してもらう。

 二段ベッドが2つでベッドを少しスライドするとテーブルになったりと意外といい感じの部屋だ。

 アトベはそれを見て良かったとホッとしている、なんでもキングサイズのベッドで寝ているらしい……キングサイズのベッドって買う奴が居るんだな。如何にも宿舎な感じだから嬉しい。パソコンとテレビも1つずつ置かれているから嬉しい。

 

 シライシとユキムラ、俺とアトベでベッドが決まった。普段からベッドは上り下りしているので今回は下にしようとなった。

 身辺整理を済ませたらオーキド博士(アローラのすがた)もといナリヤ・オーキド博士……いや、この世界線ではオーキド校長に出会った。ただなアトベ「アレが噂に聞くオーキド博士(アローラのすがた)か」って堂々と言うんじゃない。間違いではないけれども!

 

 オーキド校長は似ているからよく言われるでサラッと流してくれた。場合によっては怒られていたぞ。

 それはさておき、少しの間、アローラ地方に実際に住んでみて色々と学んでみてほしいとオーキド校長は言ってくる……しかし、俺達はポケモントレーナーではない。ポケモン取扱免許を持っていないのでポケモンと人間が協力する競技とかそういうのが出来ない。

 

 トレーナーズスクールでお馴染みのレンタルポケモンを貸し出してくれるのかと思ったがゲットしろと言われた。

 ゲットしろってなんかスゴくアバウト過ぎないか?と思ったがアローラはポケモンと人間が共存しているかなりレアな地方、しかし田舎者あるあるの都会に憧れ上京したい等を思っているポケモン達も居る。だったらそのポケモン達をアローラから外の地方に出してやってくれと……そういうのは幼い俺達に言うんじゃなくてトレーナーになっている奴に言うべきことじゃないのかと思ったが、トレーナーになったらアローラにバカンスで行く以外に理由が無い。まぁ、Zワザは現段階では知名度が低いからな。

 

 モンスターボールを手に入れてバトルをして弱らせてポケモンをゲットする。

 

 コレに関してはポケモン世界の常識だが、それだけが絶対ではない。友情ゲットの方が良いのだとオーキド校長は俺達にシールをくれた。このポケモンは既に誰かが将来的にゲットするポケモンだぞというシールらしい。

 全員が1枚貰ったからポケモンをゲットしろ、と言うことだろう。ただし危険な場所や自然とポケモンが共存していて人間が立ち入ってはいけない区域に入るなと言われた。

 

 そういうところにこそ熱いポケモンが居るだろう!と思ったが、まぁ、ポケモンを先にゲットするチャンスが来て良かったと前向きに捉える……ついでにテニスの大会にエントリー、意外な事にシライシとユキムラはダブルスで参加した。アトベもダブルスで参加した。

 いや、ちょっと待てと。シライシ・ユキムラペアと言う強力なペアはともかくお前はダブルスなのかとアトベに聞けばアトベは男女混合ダブルスに出場するとのことで……相手が居るの?と聞けば許嫁が居るらしい。リア充だったのか。

 

 シライシとユキムラは純粋にダブルスの腕を上げるために……自分が通っているテニススクールで自分クラスの実力者が居ないから嫌でもシングルスになっている。コレを機会にダブルスを会得するとのこと……このペアは強いな。

 俺は基本的にはシングルス専門……まぁ、試合感覚とか掴むのにダブルスとかは出るか。

 

 今日は歓迎会でロコモコ大食い大会があったが、3位だった。肉ではなく魚派のユキムラがビリ、アトベはこういうジャンキーなのがいいんだよで意外と食っていて、シライシがそれを余裕で越えていた。シライシ、強い

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。