アルピ交通事務局のアニポケネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

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今までで1番強い

 

 ▽月◆日 今までで1番強かった

 

 セキチクジムはこの辺だなと電子地図を頼りにセキチクジムに辿り着いた。

 如何にもな日本庭園、と言うか忍者屋敷であり一応はポケモンジムである看板を掲げている。

 

「じゃあ、行きましょう」と行こうとするカレン。

 セキチクジムのドアを開いた……横にスライドするタイプのドアなので開いた、であっているのか?

 とにかく横にスライドするタイプのドアをスライドさせれば……壁にぶつかった。

 

「え?え?」とおでこを押さえながら困惑するカレン。

 セキチクシティでジョーイさんがセキチクジムは忍者屋敷でもあるから気をつけろと言っていた。ジムリーダーだ忍者だから忍者屋敷にしているって正気なのかと思ったがジムリーダーは大抵はジムを好き勝手改造するものである。

 

「ここは忍者屋敷だからおそらくは普通の手段では入れない」と言う。

 カレンがそれが分かってたなら先に一言ぐらい言ってもいいじゃないと言っているが、言う暇は無かったから仕方がない。

 とにかく入口を探さないといけない。「こういうのは定番で後ろに門があるかも」とカレンが言い、俺は小石を投げながら裏口を探せばこう、竹槍で出来たトラバサミ的なのが出てきた。確実に殺しにかかっている。

 

 忍者屋敷(ガチ)だから殺意の方もかなり高い。

 もうちょっと殺意の波動を鎮めてくれと思った……とりあえず大声でジム戦を挑みに来たけども、入口が何処か分からないと言えば「井戸の中に入口がある!」と言われたので屋敷の外にある井戸に向かえばなんか梯子っぽいのがかかっていた。

 

 それを降りていけば真ん中ぐらいに穴があって道があった。

 こんなところに秘密の隠し通路があったのか、如何にもな忍者屋敷…………圧倒的なまでにジムに向いていない。

 井戸を経由してなんとか入口に入ることが出来たが……絶対になにかある。ジム戦をする前にポケモンを使うのは色々と勿体無いが背に腹は代えられない。フーディンを出して【みやぶる】を使えば案の定罠とか目の錯覚とかそういう仕掛けが沢山施されていた。

 

 ジム戦をする前にチャレンジャーを痛めつけるジムはまた別の方向で悪い。

 ジム戦が終わったら即座に通報した。厳重注意をしておくと言っていたが、具体的にどういう風に変わるかは分からない。

 もうめんどくさいとフーディンには多少の負担が掛かるが俺達を含めての【テレポート】を使ってもらう。場所はセキチクジムのジムリーダーのキョウの背後だが出た場所が悪かった。

 

「刺客!」とキョウがクナイで攻撃してきた。

 咄嗟にフーディンのスプーンを手にとって攻撃を防いで「チャレンジャーです」と言えば「拙者の背後を取るとは中々の兵!」と言う。ジムリーダーなの?忍者なの?どっちなの?と言いたかったが取り敢えずはジム戦が開始した。

 

 建物の中に来いとか言っていたが、外でバトルをする。

 バトルフィールドあるならば中に入ってこいとか確実に手間だろう……アレか?頭脳だけでなく肉体もしっかりしていないと一人前じゃない?……そこまで強要してはいけない。

 

 使用ポケモン4体のシングルバトル、相手の1体目はゴルバットだった。

 そろそろデビューさせてやらないといけないとサイホーンを導入、ゴルバットは【ちょうおんぱ】を使ってきたので【ドリルライナー】を使う。「【ひこう】タイプ相手に【ドリルライナー】とは血迷ったか!」と言ってくるが血迷っていない。【ドリルライナー】を地面にぶつけて【ちょうおんぱ】の音の波を無理矢理防いだ。

 

 攻撃系の技=攻撃しか使えない、と言う常識はとっくに破っている。

【ちょうおんぱ】を防ぐだけでなく【ドリルライナー】で砕いたフィールドの破片が飛んでいくのでゴルバットは【ちょうおんぱ】を中断、次はこっちの番だと岩の破片が飛んでいくタイプの【ストーンエッジ】を使えば颯爽と飛んでいくがこっちは当然の如く追尾機能持ちだ。ゴルバットは追いかけられていき【ストーンエッジ】が命中すれば地面に落ちた。今がチャンスだと【ドリルライナー】で突撃すればゴルバットを倒した。

 

 先ずは1体目を無事に倒した、コレはいい感じだ。

 2体目に出てきたのはコンパン……このまま続行だとなりコンパンは【しびれごな】を使ってくるので地面に向かって【ドリルライナー】を使い土砂を巻き上げて【しびれごな】を追い返す……ならばとキョウは【しびれごな】を撒き散らすのでなく一定の感覚に撒いて動かない。

 

「動かざること山の如し!」……【しびれごな】が周りにあるから下手に突撃が出来ない。

 サイホーンは物理攻撃メインのポケモンだから【しびれごな】に触れずに突破するのは難しい……と言いたいがさっき破片タイプの【ストーンエッジ】を飛ばすのを見ていなかったのかと思い【ストーンエッジ】を飛ばす。

 

「そう来ると思ったでござるよ」と……岩の破片が飛んでいくタイプで追尾機能がある。

 これを真っ向から受け止めるには防御力を売りにしないといけない。コンパンは動いたがそれに合わせて【ストーンエッジ】の軌道も変わる。ちょうどコンパンの背後に【ストーンエッジ】の破片が飛んでくるところでコンパンは【サイコキネシス】を使った。

 

 射程範囲内的にも先にサイホーンの【ストーンエッジ】がくらうと思ったが違った。コンパンは自分自身を【サイコキネシス】で持ち上げた。流石にコレには対応しきれない。【ストーンエッジ】の弾道を変えることが出来ずにサイホーンに命中する……追尾機能持ちの【ストーンエッジ】は強力だが自動で追尾してるんじゃなくて意識を持って追尾しているからこういうのに弱い……が、近い将来は誘導追尾機能になるようにする。こういう弱点もあるが、まだまだサイホーンは戦える。

 

 とはいえ【ストーンエッジ】は突破されたので広範囲に及ぶ【じしん】を使う。

【じしん】ならば【しびれごな】の壁を越えることが出来る……【じしん】の衝撃波を飛ばせばコンパンは【サイコキネシス】で浮いた。周りには【しびれごな】がある……サイホーンの素早さから逆算して【じしん】からの【ストーンエッジ】はコンパンが周りに撒いていて突破することが出来ない【しびれごな】の中でコンパンが【サイコキネシス】で浮くのが早い……コレは厳しい。

 

 コレ以上サイホーンで挑み続けるのは難しい。

【ドリルライナー】【じしん】【ストーンエッジ】の技を使っていて相手は初手にゴルバット、2番手にコンパンを出した。

 進化系のクロバットやモルフォンを出してくる確率は低い。【ステルスロック】で微小なダメージを与える作戦を一瞬考えたがそれは少し無理がある。最後の枠は無駄に使うわけにはいかない。ここは一度違うポケモンにしよう。

 

 最強格のポケモンは多々存在しているが絶対無敵や絶対無敗のポケモンは存在しない。

 引く時はしっかりと見極めなければならないとサイホーンを戻し、リザードンを出す。翼を扇いでの【かえんほうしゃ】と言うシンプルな攻略法、コンパンはあっさりと戦闘不能になった。

 

 3体目に出てきたのはヤドラン……ガラルのヤドランだった。

「ここは【どく】タイプのジムじゃないの?」とカレンは疑問に思うが「ガラルヤドランは【どく】タイプのポケモンでござる!」と丁寧に説明をしてくれる。ジムリーダーなんだからこういう時は試練を与えないといけないだろう。あのポケモンはアレな筈なのにどうして?な先入観を持っているそこそこ知識を持っているトレーナーに対して色々とするのがジムリーダーだと思う。

 

 ガラルヤドランは厳しいからとリザードンをボールに戻して再びサイホーンを使う。

「血迷ったのか!原種のヤドランと異なり【みず】タイプの部分が【どく】タイプになっている。しかし原種のヤドランが使える技、即ち【みず】タイプの技はそれなりに使えるのだぞ!?」と言ってくる。ガラルヤドランに関しては相手をするのはホントに厄介なイメージがある。足が遅い以外はステータスがとても高い。その上で【どく】【エスパー】でヤドランが出来ることは大体は出来る。

 

 

 当然【じめん】タイプのサイホーンに対して有効打な【なみのり】等の【みず】タイプの技を覚えている。

 キョウはそれを言っているのだが、最後のポケモンがニドキングとかならば非常にやりづらいのでサイホーンの4番目の技、【じわれ】に賭けた。結果だけを言えば【じわれ】は成功した。ガラルヤドランは【じわれ】に飲み込まれて一撃で戦闘不能。

 

 ここまで快調に勝ち進んでいるなと思えばサイホーンが光る。

 そろそろ来たかとサイホーンはサイドンに進化、コレが終わったら即座にドサイドンにするとして急に二足歩行になったから違和感等は無いのかを聞けば無いらしい……オタマジャクシがカエルになって陸と水を特に指導らしい指導を受けずに行き来出来るように進化したら足の数とかが変わったりしても問題無い奴は問題無いみたいだ。サトシのナエトルはハヤシガメになった途端に今までのバトルスタイルを捨てないといけない感じだったが。

 

 とにかくサイホーンからサイドンに進化した。このまま4体目も一気に倒したいと思ったが……ニドキングが出てきた。

 やっぱりそう都合良く攻略させてはくれないなと感じながらも【ドリルライナー】で突撃する……が、ニドキングの方が速く【だいちのちから】を地面から放った。地面に亀裂がピキピキと入って地面からエネルギーが噴出してサイドンがやられた。

 

 やっぱりサイドンは特殊攻撃に対して滅法弱いな。

 だが、こういう事を俺はしっかりと予測していると【ふゆう】ゲンガーを出した。既に浮いているので【だいちのちから】はコレで無効化出来る。そう思っていると【10まんボルト】を使ってきた。【どく】タイプのジムなのに全然【どく】タイプの技を使ってこないなと思うがニドキングと言うポケモンはそういうのが仕事じゃない、ニドキングは質よりも量なポケモンだから。

 

 ゲンガーは【10まんボルト】を回避する。ゲンガーの方が速く回避に専念すれば回避は可能だ。

 

「ふっふっふ、お主の狙いなどお見通しよ!【サイコキネシス】辺りでニドキングを飛ばそうと言うのだろう。確かに【エスパー】タイプの中でメジャーで強力な技の代名詞である【サイコキネシス】ならば、特にゲンガーやフーディンの【サイコキネシス】ならば大ダメージ、育て具合によっては戦闘不能に陥る!しかし強力な【エスパー】タイプの技も決して無敵ではない。フーディンの様な特殊攻撃に特化した【エスパー】タイプの【サイコキネシス】でさえ力を溜める一瞬の間が必要になる!【ゴースト】タイプのゲンガーならばフーディンよりも多少【サイコキネシス】を使うのに時間がかかる。その間があれば【10まんボルト】を当て放題、さすれば技を放つ為の集中が途切れる!」

 

 こっちの狙いは最初からお見通しだった。

【だいちのちから】辺りを使ってミスを犯してくれないか、と言う淡い期待を抱いてはいけない。

 

「今使っているのは【でんき】タイプの必殺、【10まんボルト】コレに対抗するには【10まんボルト】を使えるポケモンか【でんき】もしくは【じめん】タイプのポケモン!【じめん】と【エスパー】の複合タイプはネンドールぐらい【でんき】タイプが来るのならば【だいちのちから】で沈める。【10まんボルト】を使えるポケモンを導入し対抗しようともニドキングは【じめん】タイプのポケモン、【10まんボルト】のパワー負けをしても痛くも痒くもない!!」

 

「意外とどころかしっかりと考えられているわね……でもこれ、マンムー辺りなら突破できるんじゃないかしら?」

 

「否!当然【かえんほうしゃ】等の【ほのお】タイプの技も覚えさせている!【みず】も【こおり】もだ!」

 

 この状況を打破出来そうなのはマンムーとかとカレンが言えばそれ対策もしている。

 やっぱりニドキングとニドクインは役割破壊、技のデパートと言われていただけの事はある。

【サイコキネシス】を使うのに少しだけ溜めがいる。ニドキングはそれが生まれれば即座に【10まんボルト】で潰しに来る。ニドキングに対抗して【10まんボルト】を使ってもニドキングは【じめん】タイプなのでパワー勝負以前に当たっても全く意味が無い。

 

 ここは【サイコキネシス】に拘るのをやめる。

【ほろびのうた】と【みちづれ】があるが、それに関してはゲンガーに負担がかかりすぎる。余程ヤバい格上か盤面を変えたい時とかじゃないと【ほろびのうた】と【みちづれ】はあまり使いたくない。

【サイコキネシス】が当てられないのは非常に厄介……だが、【10まんボルト】で確実に一撃で沈められることはない。ニドキングは色々と覚えるがどうしてもパワー不足な所があるからな。

 

 ニドキングは最初の方は【10まんボルト】を連発してきたが直ぐに使わなくなった。

【10まんボルト】が疲れたからではなく何時でも【10まんボルト】を当てれるようにしている。【でんき】タイプでも連発すればパワーが足りなくなるから下手な無駄打ちは出来ない。これ以上はと威嚇な感じの【10まんボルト】を使わない。俺がなにかをしたら即座に動ける感じになった。

 

 サイドンは倒れた。リザードンは【ひこう】タイプだが【かみなりパンチ】を覚えている。しかし【みず】も【こおり】も覚えている。この感じだと絶対に【いわ】タイプの技、【いわなだれ】辺りを覚えている。リザードンを出して【いわなだれ】を使わせる。そうすればニドキングは【10まんボルト】【いわなだれ】【だいちのちから】ともう1つの技しか使えなくなるが、ニドキングなので4番目のポケモンに対して有効打な技を覚えている可能性は高い。

 

 ここは1つ、勝負に出てみるかとゲンガーからリザードンにチェンジした。

「甘い!甘いぞ!ニドキングの技の枠を1つ潰す作戦を練ったのであろうがリザードンは【ひこう】タイプ!【10まんボルト】が効果は抜群でござる!」とニドキングは積極的に【10まんボルト】を使ってくるので【かみなりパンチ】で【10まんボルト】を受ける。

 

 純粋な技の威力、そして【かみなりパンチ】は雷を纏った拳で相手を殴る技だから【10まんボルト】の威力を軽減するのが精一杯だった……が、ニドキングは【でんき】タイプのポケモンではない。【でんき】タイプのポケモンでもずっと【10まんボルト】を放ち続けるとかは出来ないので【10まんボルト】は切れる。そこが狙い目だと【ねっさのだいち】を使う。【ねっさのだいち】ならば【10まんボルト】で防ぐことが出来ないし、ニドキングに対して有効打だ。

 

【ねっさのだいち】はニドキングに命中した……が、ニドキングは倒れない。

【なみのり】を使ってきたので空を飛んで回避した。もう一発攻撃が当てれればと【ねっさのだいち】を狙いに行こうとすると【だいちのちから】を使う。リザードンは空を飛べるのに【だいちのちから】をどうして?と思った。リザードンは少しだけ空を飛んでいるので【だいちのちから】を受けない。

 

 再び【10まんボルト】が襲ってくる。

 リザードンには空を飛んだ状態で【かみなりパンチ】を使ってもらうがリザードンがさっきとは異なり大ダメージを受けて戦闘不能になった。どうしてと思ったら【だいちのちから】で【なみのり】で濡れたフィールドの水を弾きリザードンに水滴を付けた。リザードンは【10まんボルト】を【かみなりパンチ】で受けるが体に纏わりついた微弱な水滴に【10まんボルト】が反応し【かみなりパンチ】でフォローしていないところに電気が走り【10まんボルト】が当たったに近い状態になり大ダメージを受けて戦闘不能になった。

 

【ねっさのだいち】で確かなダメージを与えて【だいちのちから】【10まんボルト】【なみのり】と技の枠を3つ使わせた。

 もう一発強力な攻撃を与えることが出来るのならば勝つことが出来る……ここまで追い詰めたのならば問題は無いとフーディンを出した。「遂に本命がお出ましか!」となった。ニドキングは動かない、フーディンが動いてからニドキングは動く。素早さだけならばフーディンの方が上だが強力な技の一瞬の溜めが隙間を生む。そしてニドキングには4つ目の技がある。

 

「後、一撃……強烈な一撃を与えれば勝てるのに……」とこの状況をハラハラと見ているカレン。

 4つ目の技、この技があの技ならば負ける……一か八かの勝負に対してプレッシャーは感じない。こういう場面を乗り越えないと1番になれない。

 

「フーディン【ひかりのかべ】」とフーディンに【ひかりのかべ】を貼らせた。

【ひかりのかべ】に対してニドキングは……【メガホーン】を使ってフーディンを突き飛ばし……俺は思った、この勝負は俺の勝ちだと。フーディンは一撃で戦闘不能になった。だが【ひかりのかべ】を貼るという立派な仕事は果たした。

 

 最後は頼んだぞとゲンガーを出した。

 

「しまった!?」

 

 ゲンガーを出した途端にキョウは自分が【メガホーン】を指示した事を間違いだと気付いた。

【だいちのちから】は【ふゆう】だから効果は無い。【なみのり】と【10まんボルト】が有効打だ。そしてどちらもゲンガーは1発は確実に耐える。その上で【ひかりのかべ】が貼られた。【サイコキネシス】を指示すれば【10まんボルト】を撃ってくるが【ひかりのかべ】で威力が半減されて【サイコキネシス】を途中で途切れさせる事なくニドキングを弾き飛ばした。

 

 ニドキングが戦闘不能になった。4体のポケモンが戦闘不能になったのでセキチクジムは突破した。

 流石というかなんというか……ジムリーダーの強弱は差が激しいが、セキチクジムのジムリーダーのキョウは強かった。金銀で四天王になっているだけの確かな実力者だなというのがハッキリと分かった……後1つ、グレンジムでジムバッジをゲットすればセキエイ大会に出場出来る。

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