( ᐕ)『まのげき』でシェリーちゃんと無理やり野球の話したら桑原→さはらになったり、突然味方のピッチャーが寝返ったり、川端慎吾さんがキャッチャーさせられたりカオスで面白かったです。
あ、セナちゃんの能力が少しわかりづらいと思うんで少し補足を。
アンアンの『洗脳』は相手を納得、つまり相手に「そら(確かに)そうよ」って思わせられたら発動できるのに対して、セナちゃんの『設計』は納得させられても「だが断る」されたら発動できません。あくまで、お互いのとらせたい行動が一致したときのみ発動します。
誰だこんなややこしい魔法の主人公考えた奴は。私が苦しむだろ。
一筋縄でいくはずがない。ヒロは予めそう考えていたため、あまり驚いたり動揺することは無かった。
あの最後の魔女裁判を終えてから1月が経つ。その時から、ヒロはまた何か厄介事に巻き込まれたのだろうと察していた。もっとも、外からの来訪者に何も説明されないまま攻撃を仕掛けられかけたのには流石に肝を冷やしたが。
(ゴクチョーですら、状況説明くらいはしてくれていたな…。)
とはいっても、牢屋敷側がこちらを殺すのが目的だったのに対し今回殴り込みに来た二人の少女に殺意は無かった。せいぜい、動けない程度に痛めつけるくらいにしか思ってなかっただろう。
それはそれでまっぴらごめんである。
ともかく、ある意味悲観的になっていたため、目の前の怪しげな女性、八雲紫の発した言葉はストンとヒロの頭の中に降りてきた。
「…一難去ってまた一難、と言ったところか。」
思わず愚痴を零す程度には落ち込んでいたが。
「はぁぁぁぁぁぁ!?冗談じゃねぇよ、あてぃしらがあの牢獄から脱出しようとどれだけ苦労したと思ってんだよ!!」
ココの反応は当然といえよう。少女たちは、あの命どころか全人類の存続すら危ぶまれた事態を乗り越えるために、自らの禁忌と向き合うことまでしたのだから。他の少女たちの反応は様々であったが、ヒロの他に動揺している素振りを見せない者はいなかった。
「どういうことだよ…詳しく説明しやがれ!!」
「そ、そうですわー!一体全体、何が起こってるって言うんですのー!?」
「急かさなくても説明するわ。…と言っても、私が把握していることはそこまで多くないのだけれど。」
「…あなたが黒幕という線もあるのよ。隠さず全て話すことね。」
「確かに紫、あんたの能力をもってすればこの規模の異変も起こせるんじゃないかしら?そこんとこどうなのよ。」
「どうして私が愛する地を危機に陥れないといけないのかしら?」
「だろーな。でも、これも幻想郷のためよとか何とか言って面倒事を起こして来たのも確かだ。大体、お前がここに来たのは何か目的があるっつってただろ、それは何なんだ?」
セナを助けた時、紫は自ら裏事情があることを話していた。そのことがふと気になった魔理沙はついでと言わんばかりに尋ねた。
「物事には順序があるわ。まず話さなければならないのは、この子たちが今どういうところにいるか、この場所がどうなっているかでしょう?」
「ま、それもそうか。」
魔理沙が引き下がったのを確認して、紫は再び話し始めた。
ヒロたちが流れ着いた幻想郷という地はかつていた世界――ここでは外の世界と呼ぶ――と陸続きにはなっているものの、『博麗大結界』という結界によって隔てられており二つの世界を自由に行き来することはできない。また、忘れられしものや存在を否定されたものが流れ着く地というのは、意味そのまま外の世界でそうされてきたものたちが流れ着くという意味らしい。
「つまり…私たちは元々いた場所で存在を否定された、もしくは忘れ去られたということかしら?」
「いや、そうとは限らねえ。稀に外来人が迷い込むことはあるからな。と言っても、建物ごと迷い込んだことなんて今までなかった気するが。」
「ここにいる人間は結界で遮られる前から幻想郷に住んでいた者たちとその子孫、住み着いた外来人くらいね。まあ悪魔の館に住んでる変人メイドもいるけれど。」
悪魔、という単語にいち早く反応したのはシェリーだった。
「悪魔がいるってことは…まさか、ここには超常存在の神や妖怪なんかがいるんですか!?」
「ええ。かく言う私も妖怪だもの。他にも妖精や仙人、妖獣…選り取り見取りよ。」
「商品紹介かよ。」
「凄い凄いすごーい!!霊夢さんでも魔理沙さんでも紫さんでも良いので、あとで連れて行ってくださーい!ハンナさんも行きましょうよ!」
「ぜってー危ねえですわ…。」
目をこれでもかと輝かせながらはしゃぐシェリーに「あんなやつらをこんなにも見たがるのか…」と少し呆れながら、大きな溜息を霊夢は一つ吐いた。
「悪いけど、そんな余裕はないのよ。今の幻想郷には。紫、こっからは私と魔理沙が話させてもらうわね。」
「何々?この幻想郷ってとこ、今なんかやばいことなってんの?」
「そうね、かなりやばいわ。
「なんだとぅ。」
「えっと…どうして異変が起こるの?」
「大方、妖怪や神様なんかの迷惑な奴らの気紛れよ。」
「くっだらねえ何だよそれ。バカバカしい。」
「まあそのとおりね…セナ、あんた口調コロコロ変わるわね。まあ良いけど。」
「でも、異変がいつものことなら危機的状況とは言えないんじゃないかな?」
「そうね、
「『今現在発生している異変とやらが異常ということか?』」
「面倒なことに、そうなのよ。かれこれ1月も続いてるのに、解決の糸口が見えてきてない上に規模がかなり大きくてね。」
「そんな時に、このデカい屋敷があったのを見つけたんでね。霊夢があんなにピリピリしてたのも許してやってくれ。まあいつもあんなヤンキーじみていると言えばそうではあるが。」
「この針を使ってもいいのよ?」
「おうそれ戦闘用だな?ま、ということでここが消去法的に異変の黒幕がいるんじゃないかってな。」
「というより、ほぼ確実でしょうね。」
「そうかしら。あなたたちが探し忘れた盲点となっている場所があるのかもしれないわよ?」
「…申し訳ないが、それは
魔理沙はそう言うと、「ついてきな」と指で示して2人が現れた場所、牢屋敷の出口に少女たちを集めた。
そこに広がっていたのは――
「あれー?幻想郷ってこんな島みたいな場所なんだー。」
「いやいやいや!元々そんなわけないだろ!これ一般人はどうやって移動するんだよ!」
虚空に浮かんでいる二つの島だった。
「幻想郷には、さっき言った悪魔の館やら博麗神社とは別の神社やらがあったりしたんだ。だが、今幻想郷にあるのは人間の里と博麗神社の2つだけ。」
「この虚空は、かつてあった大地が抉られた跡ということね。」
「どど、どういうことですのー!?その…他の建物とそこにいた人たちはどこに行ってしまったの!?」
「分からねぇ。私の家のあった森も、私が博麗神社にいる間に無くなった。今の幻想郷にいるのは私と霊夢、博麗神社にたむろしてる貧乏神、紫一派と人里の面々くらいだろうな。一つだけ確かなのは、これは確実に異変だということくらいだ。それともう一つ。霊夢、あれを出してくれ。」
魔理沙に促された霊夢は、懐から小さな端末を取り出した。
「それは…スマホ、だよね?」
「そういうものらしいな。前に董子が言っていたが。」
「…成程。外の世界でも一般的に使われている物が、忘れ去られし物、つまり必要とされなくなったものが流れ着く幻想郷に存在していることが異常ということか。」
「話が速くて助かるぜ。紫が言うにはまだまだ多くのもんが外から混入してるらしい。」
「河童どもがいれば目を輝かせて研究材料になっていたでしょうね。」
「先ほど、この幻想郷は『博麗大結界』という結界で外の世界と隔絶していると言ったわね。その結界が不安定になっているのが外の世界から物が大量に混入する事態を招いているのでしょう。」
「外の世界にある博麗神社も、こっちにある博麗神社も同じもの。幻想郷の常識をもつ者は幻想郷の博麗神社に、外の世界の常識をもつ者は外の世界の博麗神社にたどり着く。そして、博麗神社はその『博麗大結界』の境界に建ってるの。そして、『博麗大結界』が不安定になってるからか、博麗神社にも異変が出ているの。」
「あなたたちがここから出られない理由、それは外来人を元居た外の世界に帰す博麗神社の権能が失われているからよ。」
「
「…つまるところ、その異変ってのを終わらせねー限り、ウチたちは帰れないってことかよ…!」
「ええ、この幻想郷を滅びに導く前代未聞の異変、『喪失・混入異変』をね。このままだと、最悪の場合幻想郷と外の世界が繋がってしまって―――幻想郷にいた妖怪たちは消滅することになるでしょうね。」
深秘異変もこんな感じだった気がするけどまあ良いや()
あっちは結界異常だけだったから、今回は喪失もしてるから、ウン
セナちゃんの言動第三者目線からだとすごく奇怪だな?あとどっちにも知り合いがいないせいで序盤の方は孤立しがちになると思います。
主人公とはいったい…うごごご…
あ、テスト1週間前に月曜日なるので次の更新は来週の金曜日くらいだと思います。