2/18 追記 次話投稿遅れていますが、ちゃんと書いていますのでもう少々お待ちくださいね。進捗5割と言った所ですね。はい。それと、Chapter6の内容に少し加筆+多機能フォームをいくつかのお話にお試しで入れてみました。
今でも時折 夢に見る。
2年前 雪の降る、満月の夜。
崩れた建物の中で ワタシはただ 地面に転がるかつて同級生だったモノを 欠損だらけのソレを ただ ぼーっと みつめていた。
えーん えーん と誰かのなきごえがきこえてくる
カレの アタマも 形見のナイフも アイツに 持っていかれてしまった。
地面がまっかに濡れている。
私のカラダも カレで真っ赤に染まっていた。
カレをころした仇を前に 私は なにも 出来なかった
切り落とされたカレの腕が 俯いて座り込むシスター服の少女の前で転がっている。
あの日 あの時 もし ワタシがあんなヘマをしなければ
カレが死ぬことはなかったんじゃないか。そんな どうしようもないことを
私は今も考えている。
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今日は小鳥遊さんとの戦闘訓練の日だ!
元々この体に備わっていた危機感知能力が高くなったのか、不意をつかれたとしても、即座に反応できるようになった。盾やら銃やら色々使っては見たけれど、結局はナイフをメインにおいた戦闘に落ち着いてしまった。
弾丸も目で見て避けられるし、弾丸をナイフで撃ち落とすなんて芸当も出来るようになってしまった。この体に馴染んできた、ということになるのだろうか。
それでも、一応銃は持っておきたいので、トンプソン•コンテンダーという拳銃を今は使用している。
弾を一発ずつ込めなければならないので、あまり実践向きではないけど、小鳥遊さんに教わった神秘を込めて火力を上げるという射撃法がどうもうまく行かなかった。
色々と試してみた結果、俺の場合、弾を装填する際に弾丸一発一発に念じるように神秘を込めないとダメらしく、何故かアビドス校舎に置いてあったこの銃を使用することになった。
実際使ってみると、射撃精度も高く火力も段違いのため、存外あっているのかもしれない。弾もあまり使わないので資金的にも優しく、そして何よりカッコいい(重要)。今ではすっかり愛用してしまっている。
この学校に入学して、はやひと月。
ここでの生活にもずいぶんと慣れてきた。
近所の住人の依頼を受けて、探し物を手伝ったり。
騙されやすいユメ先輩が怪しい依頼に騙されて攫われそうになり、小鳥遊さんと2人で救出に行ったり。
皆で校舎の大掃除をしたり。
ユメ先輩が騙されたり。指名手配犯を捕まえたり。
うん。しっかりしようね生徒会長。
柴崎ラーメンのバイトも順調で、最近は全くミスをすることがなくなったと柴大将に褒められた。
ちなみに、定期的に行っていた黒服さんとの健康診断だが、この前会いに行った時に、黒服さんからもう来なくて良いですよと言われた。
下駄箱で靴を履き替え、いつも通り生徒会室へと向かう。
もう既に2人は登校しているみたいで、生徒会室から何やら楽しげな声が聞こえてくる。
「ユメセンパーイ、小鳥遊さーん。おはようございまーす」
ガラガラと扉を開けると
「な...ななっ....!!」
「あっ!志貴君!おはよー!」
何故か水着姿でシャベルを持ったユメ先輩と、着替えている最中の小鳥遊さんがそこに居た。
「キャアァァァァァァァア!」
凄まじい勢いで投げつけられたパイプ椅子を。入り口でフリーズしていた俺は避けることが出来ず、パイプ椅子のフレーム部が ガンッ!っという音と共に額に激突する。
「な なんで さ」
そういって倒れ伏し、俺は意識を手放した。
「し....志貴くーーーーん!!」
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「頭を上げてください、小鳥遊さん。ノックをしなかった俺の方にも非はあるんです。」
「いえ 部屋の鍵を掛けずに着替えをしていた私達が悪いでしょう....。頭、大丈夫ですか?」
「あの程度の傷、もう治りましたよ。あまり気にしないでください。」
あの後、意識を刈り取られた俺は、保健室で寝かされていたらしい。
患部を冷やしてくれていた氷嚢を外しつつ、ずっと気になっていた疑問を口にする。
「ところで、何故水着なんて着ているんです?今からプール掃除でもするんですか?」
「そうです!志貴!」「志貴君!!」
「? はい。」
「「宝探しにいくよ!」いきますよ!」
「は はい?」
‥‥‥。
「あー。つまり、昔のアビドス生徒会が大オアシスに捨てたっていう、希少鉱物とやらが埋め込まれている花火をこれから探しに行く、と?」
「これは探しに行くしかないよ!志貴君!」
「ほら、早く行きますよ!誰かに取られてしまう前に!!」
あの小鳥遊さんが見たこともないくらい目を輝かせながらスコップを掲げている。
何をしに行くのかは、わかった。
確かに、100gで100万以上もする鉱物が埋まっているのなら夢のある話である。俺もだんだんワクワクしてきている。
でも、それとその格好になんの因果関係があるのだろうか....?
「....まあいいか。じゃあ行きましょうか、宝探しに!」
「おー!!」
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俺たちは今、アビドス砂漠の大オアシス跡で仲良く掘削作業を進めている。
「ホシノちゃん、志貴君.....あのね.....。」
「それ以上言わないでください!私も薄々感じているんですから!」
「まぁ、はい。言いたいことはわかります....」
ちなみに、掘り始めてもう3時間は経っているだろう。
「そうだよね?私だけじゃないよね....?そろそろ止めるべき?」
「も、もうちょっと頑張ってから......!」
「.....ごめんねホシノちゃん。これは詰んじゃったよ〜。」
「く、くぅっ.....。」
「諦められない気持ちはわかりますけど、これだけ掘ってかけらも見つかる気配がないですからね....」
「ねぇ、ホシノちゃん、志貴君.....私たち、どこから間違えたんだろ.....。」
「先輩が変な計画を持ち込んだ時から、じゃないですかね。」
「ひぃん.....ホシノちゃんも志貴君も喜んでたのに.....私のせい?そうなの?」
「.....そ、それは私だって知ってますから!言わないでくださいよ!」
「今思えば、水着を着る必要もなかった気がするし.....」
「それは本当にそうですよね!俺はてっきり、水着を着ないといけないような何かがあるのかと、そう思ってましたよ!」
ちなみに俺は水着を持っていなかったので学校指定の体操着を着ている。水着姿の女子2人に、体操着の男子が1人、側から見たら通報案件ではなかろうか?
「やっぱ何も考えてなかったんですね!?なんで着ようって言ったんですか!」
「え、だってぇ.....地面を掘ってたらドカーンって地下水が湧き出るかも、と思って.....」
「そもそもそんな確率、存在しました!?」
「それで砂漠化も解決して、めでたしめでたし〜って.....」
「「そんなわけないでしょ!」うが!」
「ひぃん....。」
「あっつい!つかれたぁ〜」
座り込んで、水筒の水を飲む。これ、神秘とやらのおかげか耐えられてるけど、本家志貴君ならぶっ倒れて死んでるよなぁ。
「んー....反省として今日の出来事も書いておかないと....」
「ちょ、ちょっと先輩、何を書いて....こんな失態の記録とかやめてくださいよ!」
「でも、生徒会長としての義務というかさ....後々ホシノちゃんの役にも立つと思うし....」
「それ、失敗の記録しかないでしょ!というかそんなボロい手帳誰が貰うかっ!私は新しいヤツ買いますからね!」
「ひぃぃん....。」
「あ、あはは。」
「まぁとりあえず」立ち上がって荷物を持つ。
「帰りましょうか。帰りにアイスでも買って食べましょう。」
「ごめんねぇ2人ともぉ。」
生徒会室に戻り、3人でアイスを食べていると、俯きながらユメ先輩が謝る。
「まぁ、でも。楽しかったですけどね、宝探し。」
「ユメ先輩が提案してくれたおかげです。お宝は見つかりませんでしたけど、良い思い出にはなると思いますよ。」
「し、志貴ぐゔん」
「まぁ、そうですね。私も楽しかったです。」
「ホシノちゃぁん....」
「優しい後輩を持てて、私は幸せ者だよぉ」
「今日は疲れましたし仕事は辞めにして、3人でなにかして遊びませんか?」
「それいいね!何する?とりあえずまだ動きたくないし、しりとりでもしよっか?」
”しりとり”その単語を聞いた瞬間、何故だかわからないが、体に強烈な悪寒が走った。
「そうですね、じゃあ私から、しりとりはじ「ストォップ!!」
「? どうかしたんですか、志貴?」「志貴君?」
「ごめん、わからない。わからないんだけど、しりとりは辞めよう。」
「え?ど、どうしたの志貴君。そんなにしりとり苦手なの?」
「いや、そんなことはないはずなんですけど....」
「酷い顔色ですね...。って、なんで涙目なんですか!?」
「えぇ!?本当にどうしたの志貴君!?」
別にしりとり自体は昔よくやっていたし、嫌いでもなかったはずだ。にも関わらず、しりとりを始めようとすると頭痛と吐き気がする。触れてはいけないトラウマに触れてしまうような、そんな感じがする。
....多分だけど志貴君の身体が拒否してるんだよな。これ。
「と、とりあえず。別なことをしましょう!ほら、ここにトランプがありますし、ババ抜きでもしましょうか。」
「う、うん。流石にそこまで嫌がるようなことをさせるわけにもいかないもんね」
「しりとりがトラウマって。一体何があったらそうなるんですか....」
その後めちゃくちゃユメ先輩がボコボコにされた。
お気に入り登録者数が100を超えました!!嬉しいです、ありがとうございます( ;꒳; )
勢いで開始した作品ではありますが、これだけ見てくれる人が居るのであれば、良い作品に仕上げたい、と思います。
これからも温かい目で見て行ってください。
バッドエンドが見たいって人は居ますかね?需要があれば月姫のような、選択肢を今後入れてみようかなと。入れるならブルアカ原作始まってからだと思いますけど。眩病月とかいいですよね。
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要る
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要らない