ようこそ骨の実力至上主義の教室へ   作:ok.ko

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遅くなってすみません。タイトルは特に関係ありません


さんにんとの バトル(話し合い)で オイラが やるべきことは ひとつ。 「たたかわない」。わかったかい…?

翌日の朝、サンズは激しい眠気に襲われながら起きた。昨日は遅くまで研究を進めていたからだ。昨日の坂柳との対戦(勝負にすらなっていたか怪しい)では、ガスターとのチェスでの対戦を思い出しながらチェスを打っていたので、ガスターと研究をしていた日々を思い出してしまい、少し研究に熱が入ってしまったのだ。

 

(…ま、そういう意味では坂柳に感謝だな。お陰でソウルの研究をもう一段階進められた。まあ、途方も無い道のりではあるが…取り敢えず、一歩前進だ。)

 

ひとまず朝食を食べる。今日の朝ごはんはケチャップたっぷり自家製ホットドッグである。サンズは地下世界に居たときはこのホットドッグを売ってバイトをしていたため、手際良く作ることに成功した。味は店で出されていたとしても違和感がないほど、申し分ない出来であった。ちなみに最近は昼食もこれしか食べていない。もはや食べ過ぎて白石達に栄養状態を心配されることもあるほどだ。それでもサンズは辞めることはない。

 

「…さて、行くとするか。」

 

いつも通り手袋をはめて出発するサンズ。ちなみに全員手袋の中のブーブークッションには引っかからなくなったので、もうブーブークッションを手袋の中に入れるのはめんどくさくなってやめていた。

 

(…今はあのクソニンゲンとわざわざ握手して、チリを確認する必要もないしな…)

 

いつもより遅めの時間に登校しているため、今日は綾小路と一緒には登校せず、一人でゆっくりと歩いていた。両目をつぶり大きく欠伸をする。片目を開け、片方はつむりながらそのまま歩いて登校していく。

 

「お、サンズ。おはよう!」

 

と、後ろから声をかけられた。振り向くと吉田が片手を上げながら、こちらに向かって話しかけていた。サンズもポケットから片手を出し、挨拶をする。

 

「よ〜、おはようさん。元気そうだな」

 

それから他愛もない話をしながらゆっくりと歩いていく。すると、急に吉田が囁くように話しかけてきた。

 

「…あのよ、サンズ…」

 

「…ん?何だ?」

 

少し迷う素振りを見せながらも、吉田はゆっくりと口を開く。

 

「皆でさ…勉強会、やってみないか?」

 

「…アンタ、急にどうしたんだよ。勉強が嫌だって言ってただろ?だからもう二度とオイラ達と行動しないって言ってたじゃねえか。」

 

「言ってないわ!!」

 

「お、悪い。勘違嫌(いや)ったか。…嫌だけに」

 

「一発殴らせろ」

 

そんな他愛もない話をしながらクラスまで足を運んだ二人。一番手前にあるAクラスの扉を迷いなく開く。

やはりクラス全体が勉強を進めていた。テストまで残り2週間程度。退学もかかっているとなると当然だろう。

 

一旦吉田と別れ、席に向かう。

 

「おはようございます、サンズ君。」

 

「よう、おはようさん」

 

いつも通り白石との挨拶を終わらせ、読書をする。今日は図書館で見つけた『現代の量子力学』である。だが途中で飽きて結局研究を進めることにした。

 

(…やっぱ、オイラとパピルスのソウルの構造は似ているようで違っていた…環境によるものか?それとも…)

 

指先で机をトントンと叩く。深い海の底へ潜っているような感覚。サンズは、この集中しているときの感覚が好きだった。本人は無自覚だが、ガスターとの研究の日々をより繊細に思い出し、研究がさらに更にハイスピードになるからだ。微々たるものではあるが。

いつものようにサンズがノートに式を書き殴っていると、真嶋センセイが教室に入って来た。なにやら話があるらしい。

 

「えー、皆に重大な報告がある。テスト範囲の変更だ。」

 

どうやら急に試験範囲が大幅に変更されたらしい。それを受けた生徒達が異議(文句)を申し立てているが、『学校側の都合』という言葉で全て押し切られた。

 

(……面倒くせえな)

 

小さく息を吐く。そのとき。

 

「サンズ君」

 

白石が声をかけてきた。

 

「ん?」

 

「勉強会をやると吉田君から聞いたのですが。」

 

「…あ〜、もう聞いてたのか。」

 

…この時、サンズは嫌な予感に襲われていた。何か面倒事に巻き込まれるような、そんな予感だ。

 

「私も参加してもいいですか?」

 

「あー、良いんじゃないか?」

 

オイラじゃなくて吉田に聞けよと言いたいのを我慢してサンズは白石に受け答えをする。横では西川がしれっと近づいていた。

 

「ありがとうございます。そこで、提案なのですが…」

 

「…何だ?」

 

(…サイアクな目に遭わされる予感がする…)

 

「サンズ君の家で勉強会をする…というのは、どうでしょうか?」

 

「ハハハ、お断りだ」

 

白石の言葉に即答する。単純にめちゃくちゃ面倒くさいからだ。家に誰かを招き入れるなど死地に足を突っ込むほどの面倒くさいことはやりたくない。

 

「ええ〜、楽しそうじゃ〜ん。私もサンズ君の家が良いと思いま〜す」

 

悪乗りした西川が白石に同調しながらこちらの話に乗ってくる。サンズにとっては面倒極まりない話ではあるのだが…

 

「…あのなぁ…オイラは」

 

「おお!いいじゃねえか!俺もサンズの家で遊…勉強会やってみてえよ!」

 

「…本音が隠せてないぞ」

 

吉田まで同調してきた…もはや、サンズの言葉を聞く意思はこの三人にはないだろう。額を抑えてため息をつきつつ、サンズはいつものニヤニヤとした顔に呆れを交えたような表情を浮かべて三人に伝える事を話す。

 

「…あ〜…分かった。けどな、オイラの部屋にあんまり期待すんなよ。特に面白くもないからな。」

 

一応先に話してはおいたが、そんなことを気にする素振りもなく、吉田はガッツポーズをし、西川はいつもよりも顔が緩み、白石は更に目を輝かせていた。

 

「よっしゃあ!これでテストまで突っ走ってやるぜ!」

 

「ふふふ〜。めちゃくちゃ楽しみー」

 

「ふふっ、私も楽しみです。」

 

「…勉強会を楽しみって言ってる時点で嫌な予感がするけどな…」

 

「そんなことねぇって!」

 

ケラケラ笑いながら吉田が肩を叩いてきた。3人が喜んでいる様子を見て、サンズは諦めたように笑うのだった。

 

 

 

その様子をじっと見つめている二人の人物は、行動を開始するのだった。




これから投稿頻度遅くなるかもしれませんが、許してください。あとサンズにガスターブラスター使わせてみたいなぁ…

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