マイナス一誠とシトリーさん   作:超人類DX

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暫く平和よ。
そしてくだんねーオマケもあるよ。

暫く加筆は控えます……


悪魔のゲーム……があると聞かされるだけの一誠くん

 金持ちの家の人は婚約者なるものが居るらしく、最近家に兄者と居候の金髪が居ないその理由が、何でも紅髪の人の婚約者とやらとの婚約を解消する為に、悪魔内で流行ってるゲームで勝たなければならなん為に特訓とやらに出掛けてるからだと、兄者がいなくなった2日後くらいに知った。情報元は勿論センパイだ。

 

 

「婚約者ねぇ……お金持ちも大変ですな」

 

「その婚約者の方がリアスの好みとは真逆なタイプで、本人は本気で嫌がってたりしてますが……」

 

「ふーん」

 

 

 紅髪の人もその好みとは真逆と言われてる婚約者のどちらも興味が無く、センパイの説明に気の抜ける様な返事をしておきながら、ボケーッと屋上から空を見上げる。

 あ、飛行機雲だ……。

 

 

「今日を数えて8日後にレーティング・ゲームを行うみたいでして、リアスにとってはそれが初ゲームになりますね」

 

「ほうほう……初陣って奴ですね」

 

 

 レーシングゲームだか何だか俺にはよくわからないけど、どうやらそのゲームは人間でいう所の未成年は禁止されてるとの事で、今回は特例でやるとか何とか。

 どうも紅髪の人の兄貴は魔王らしく、その恩恵で無理くりルールをねじ曲げたっぽいと俺は予想する。

 そんなにその婚約者とやらが嫌いなのかな……。

 

 

「あれ、てことはセンパイもまだそのゲームは参加した事は無いんですね?」

 

「ええ、そうなります。

それに関する夢も昔は持ってたのですが、今は正直どうだって良くなってたりします」

 

「夢?」

 

 

 悪魔と無関係過ぎる存在が故に興味が湧かなかったが、センパイの発した夢という言葉には興味があるので、それまで向けていた空への視線を横に座ってくれているセンパイに向けると、センパイはコクンと一度頷く。

 

 

「冥界に学校を作りたかったんですよ。レーティング・ゲームのね。

上級・下級も関係なく平等に学べるような学校を……」

 

「へぇ、凄いじゃないですか。

何でまたどうだって良くなってるんですか?」

 

「昔の冥界は身分制度がガチガチに制定されたのですが、現魔王様達でそれは大分緩和されています。

ですが、それでもまだ身分の違いによる差別は多いんです。それを無くすという意味も込めた学校設立の夢だったんですけど……」

 

 

 俺には到底打ち立てられない大きな夢を語るセンパイは、そこ一度言葉を止めて俺の手を取って笑みを見せる。

 

 

「一誠くんと出会ってからは、そこまで頑張る必要が全く無いって気付いて止めました。

ほら、良く言うじゃないですか……夢は夢を見てるだけのほうが美しいって……」

 

 

 俺からすればときめく様な……あの男曰く『濁りきった腐った目』で微笑むセンパイの言葉は、目から鱗だった。

 確かに夢なんてもんは叶わない夢であるからこそ綺麗だし、それを叶えたら多分急激に萎えると思えるからだ。

 何事も諦めが肝心だし、そもそもセンパイが一々知らん誰かの為に頑張る必要は無いだろ? そんな誰かの為に頑張るセンパイを見たら、俺はうっかりその誰かが『痛い思いをする事故』でも起こせと健全に願う日々を送る事になってしまうだろうしね。

 

 

「だから私はその大きな夢を死ぬまで想い馳せるだけにします。

誰にかに言われてやる様な事では無いですし、夢見るだけなら責められる事も無い……だから『私は悪くない。』」

 

「うん、そうですね。

センパイが知らん奴の為に頑張るだなんておかしいですもん。

大丈夫……少なくとも俺は胸を張って味方しますよ……『センパイは全然悪くない。』」

 

 

 夢は所詮夢物語……。

 センパイが頑張る必要は無いし、どうしてもセンパイがそうしたいとなれば俺は無力ながらも全力でサポートする。

 しかし頑張らなくとも、どうせセンパイより更にご優秀な魔王姉な人が頑張るだろうしね…うん、ほら何度考えても何の問題も無い。

 俺だってご優秀な兄者がいるんだし、俺が頑張る必要もやっぱり無いのと同じさ同じ。ふふふ。

 

 

「やっぱり、一誠くん一人だけに味方して貰えるだけで安心します……嬉しい」

 

「ははは、そりゃしますさ。括弧付けた言い方をすれば……『全部がセンパイを否定しても』『俺はすーっと肯定し続けます。』ってね」

 

「あは……。それなら私も一緒です。

一誠くんを気持ち悪がるなら勝手にしなさい……お陰で私が一誠くんの隣に居られますから……って」

 

 

 センパイの言葉は何物にも変えられない安心感がある。

 どうしてあの日まで気付かなかったのか分からんくらいに、今のセンパイは魅力的過ぎる。

 此処まで来るとセンパイ以外の全部が同じナニかにしか見えなくなるほどに、俺の目は盲目になっていく。

 小綺麗な景色も、あれだけ散々死んで欲しいと願ってた兄者も何もかもが、センパイの前では只の置物と化す。

 ふふ……昔何かの雑誌書いてあった『恋は盲目』って単語も強ち間違いじゃあ無いかもなぁ。

 

 

「そういや、ウチのクラスの担任の先生が教職を辞めたらしいんですよねぇ。

俺と兄者と金髪のシスターさん以外のクラスメートが辞めるか不登校になっちゃってストレスでも貯めちゃったんですかね」

 

「まあ、教師も人間ですからね……そんな想定外に出くわしたら疲れてしまうのも仕方ないですよ」

 

「確かになぁ。名前とか微妙に忘れてるけど、多分いい人だったんだろうなぁと思うと心配ですぜ」

 

 

 既に日課となってるこの時間も、俺はやっぱり大好きだ。

 

 

 

 

 

 リアス・グレモリーの眷属の一人、戦車(ルーク)の駒を持つ搭白小猫は、先日急遽決まってしまった非公式のレーティング・ゲームに勝つため、学校を休んで仲間達と修行をしていた。

 主であるリアスの婚約者……となってしまっている相手であるライザー・フェニックスとの婚約を解消する為、眷属達は来るレーティング・ゲームの日までの間をグレモリー家の別荘で其々切磋琢磨していたのだが、小猫は中々集中出来ないでいた。

 

 

(……。あの日以降、兵藤さんとは顔も合わせてなければ話もしてない……)

 

 

 それは、レーティング・ゲームを行うと発覚するほんよ数日前に起こった小さな出来事が原因となっていた。

 兵藤一誠……小猫の所属するグレモリー眷属の兵士を勤める現・赤龍帝である兵藤誠八の双子の弟。

 己の神器の力を楽々と引き出し、騎士である木場祐人と模擬戦をしてる姿を見るに圧倒的な才を感じる誠八とは反対に、お世辞にも才能があるようには見えない人物。

 どうにもその誠八や木場祐人、向こうでリアスと何やら話をしている女王・姫島朱乃、悪魔に転生したばかりで只今『魔力とはなんぞや』を学んでいるアーシア・アルジェントは本来なら相手にもならない、人間でしか無い筈の一誠に対して過剰なまでの嫌悪感や畏れを感じているらしく、小猫とリアスは何故なのか理解が出来なかった。

 

 あの日までは。

 

 

『センパイの知り合いのお供の人だから攻撃されないとでも?

どうせ雑魚だろうし、何かされてもワンパンで黙らせられるとでも思った?

負け犬根性が染み付いているように見えたのかい?』

 

 

 

 

 

 

『あんまり人間嘗めるなよ猫娘めが……』

 

 

 

 最初に見た時のオドオドした態度とは全く真逆……ヘラヘラした態度とゾワゾワと背筋を擽られる様な雰囲気を纏う一誠を、最初小猫は別人に見えた。

 両手に持った、何処で手に入れたのかと逆に気になるほどの禍々しい大きさと存在感を放つ『釘』と『杭』を小猫の全身に刺し、それでもヘラヘラと笑って最後は額に突き刺そうとまでしていた一誠の姿はまだ覚えている……というよりは忘れられない。

 直後に起きたビックリ現象を踏まえても印象が強すぎたのだ。

 

 

(結局バカにされて頭に来たせいで聞かずに帰ってしまいましたが……アレは明らかに『普通』じゃない。

一体何をしたのか……)

 

 

 今でも鮮明に覚えている……自分の身を刺した釘や杭の感覚も、それが嘘の様に消えたことも……。

 

 

『まったく……これだから猫耳付けてりゃチヤホヤされると思い込んでる痛い子は……』

 

(…………)

 

 

 自分を最後まで小馬鹿にしてくれたあの態度も……。

 思い出して再びイラッとした小猫の持つスチール缶がプレス機に潰されたかの如く圧縮されていく。

 

 

(好きで耳が出てる訳じゃ無いんだ……。

チヤホヤされるだなんて思ってない……)

 

 

 所謂化け猫から悪魔へと転生した小猫は誠八達と違って元・人間ではない純粋な人外。

 故に一誠の悪戯とも言える串刺し攻撃やら負のオーラをまともに受けてもゾワゾワとしただけで心が折れるなんて事は無かった。

 だからこそ、何時か一誠に仕返ししてやろうとすら思えるハングリー精神もちゃんとあるし、少なくとも一誠が見せた手品じみたナニかの正体を完全に掴むまでは2度と関わらないとは思わない。

 やはり大なり小なり、純粋な人外の心をへし折るのは容易では無いらしい。

 

 

「小猫? どうしたの?」

 

「あ、部長……?」

 

 

 知って暴いて悔し顔に塗りつぶしてやる。

 小猫が取り敢えず仕返ししてやると改めて決心した矢先、向こうで朱乃と話をしていた筈のリアスが不思議そうな顔をして腰を下ろしてプレスしたまんまのスチール缶を持つ小猫の顔を覗いている。

 どうやら話は終わっていたらしい。

 

 

「いえ……すいません。直ぐに再開します」

 

 

 随分とあの男について考えていた様だと、内心あのヘラヘラ顔を思い出して少しだけイラッとしながら修行を再開しようと立ち上がる小猫は、リアスにぺこりと頭を下げてその横を通りすぎようとする。

 

 

「セーヤの弟君の事かしら? 今アナタが考えていたのって」

 

「…………」

 

 

 自分の心の内を見抜いている様な言葉に、小猫は思わず足を止め、その場に立ち尽くす。

 

 

「……。図星のようね。

気になるの? アナタが言ってたその手品の正体が?」

 

「………………」

 

 

 主であるリアスにだけは、あの日の事を報告していたので、言い当てられても驚く事も無く小さく頷く。

 するとリアスは、少しだけ難しそうな表情を浮かべる。

 

 

「アナタの話から『幻覚を見せる神器を実は持っていた』……なんて推測してみたけど、彼からそんな気配は微塵も感じなかったわ」

 

「はい……」

 

「一番距離が近いセーヤもアーシアもそんな気配は無いって言ってた……尤も、あの二人と祐人と朱乃は何故か弟君を嫌ってるようだからちゃんと見てるのか分からないけど」

 

「ですね……」

 

 

 人当たりの良い4人がアレほどまでにハッキリと一誠一人に嫌悪感を示す……アーシア除いた3人とは長らく共に居たリアスと小猫からすれば少し驚く話だが、自分達は全くそんな感情は沸かない。

 寧ろ何故か『似てる気がしないでもない』と感じるのは4人には秘密だった。

 だが、所詮は気がしないでもないだけに過ぎずの相手は気難しいソーナに好かれてるというだけの単なる人間でしか無い。

 だからリアスはそこまで警戒しなかった。

 取り敢えず今回のうざったい騒動をさっさと鎮圧しなければとこんな修行も行っていた。

 

 

「でもやっぱり気になるわね……その手品の種」

 

 

 ソーナはバレるとマズイとでも思ったのか、あの日誤魔化され、リアスも深く追求はしなかった。

 が、自身の眷属である小猫がちょっかいを出されたのなら話は違う。

 例え此方に落ち度があるにしても、もう一度謝罪を入れてからの『お話』をすべきだ。

 

 

 

「レーティング・ゲームの観戦に彼を招待出来ないか、お兄様に掛け合ってみようかしら」

 

「……え?」

 

 

 ポツリと呟いたリアスに、小猫は目を丸くする。

 

 

「いえね? まだ子供でしかない私は人間をまだ把握出来てないし、その点魔王様や他の大人の悪魔なら弟君を見て何か感じるかなぁって……」

 

「なるほど……」

 

 

 果たしてそれが正解なのかはわからないが、何か妙な説得力がある言葉に小猫は頷いている。

 

 

「まあ、それよりも先にライザーに勝たないといけないわけだけど……」

 

「ええ……そうですね」

 

 

 だがそれはあくまでオマケであり、今回はレーティング・ゲームに勝たなければならない。

 故にこの話は一旦終わりにし、小猫もリアスも来るゲームの時までのこの間を己を磨く時間に費やすのであった。

 

 

 ちなみに、マークされてるとは知らない一誠はといえば……。

 

 

「あ、匙君だ」

 

「げ……兵藤……」

 

 

 シトリー眷属兵士である匙元士郎とバッタリ廊下で出会うという素敵イベントの真っ最中だった。

 偶然見付けたとばかりな顔をする一誠とは裏腹に、元士郎は嫌そうな顔だった。

 

 

「あれ……何でそんな顔を?」

 

 

 確かセンパイのお供の人達は俺を気持ち悪がらない筈だったんだけどな……とか思いながらも『まぁ嫌われるならそれで仕方ないや』と一切気にせずな様子でスタスタと元士郎に近付く一誠は、心に折り合いを付ける前のビクビクした態度だった頃とは大違いだった。

 ニコニコと貼り付けた笑顔で近付くだなんて前までは考えられない行動……それは以前の一誠を短時間ながら近くで見ていた元士郎も把握していたので、この変わり様にはただただ驚くしかない。

 しかしながら、嫌そうな顔をする理由は、他の人間が一誠に抱く嫌悪感とかでは無く、普通に別の所だった。

 

 

「お前……屋上で会長とイチャ付いてだろ?」

 

「え?」

 

 

 苦々しげな声を出す元士郎に一誠はキョトンとしながら足を止める。

 そう……彼が嫌そうな顔を一誠に向けていた理由はまさにそこだった。

 

 

「この前を境にお前と会長の距離がすんごい縮まってる……誰が見たって縮まってる……。

ハッキリ言って羨ましいんじゃちきしょーめ!」

 

「……………。え、えぇ……?」

 

 

 ガシッと一誠の華奢な肩を掴んで揺さぶりまくる元士郎の顔は悔しさ一杯だった。

 そりゃそうだ……自分は会長――つまりソーナと将来ほにゃららするって夢があったのに、それをこんな負け犬根性丸出しな目をした一誠に『あばよとっつぁ~ん!』の如く盗まれたのだ。

 それはもう悔しい……誰だって悔しい。

 一誠の持つ気持ち悪さだなんて知らんし、微塵も怖いとも思わない元士郎の悲痛な叫びは一誠の身体をガックンガックンと揺らす強さで推し量れる訳だが、一誠は一誠で彼に対して思うところはある。

 

 

「で、でも匙君モテモテじゃん。

ほら副会長さん以下役員の人達……」

 

「あぁっ!? 下手な慰めで話を逸らそうとすんなよ? んな訳あるかぁっ!!」

 

「ちょ、痛っ!? 匙くん肩! 潰れるからやめっ……!」

 

「うるせー!」

 

 

 取り付く島が無い。

 今の元士郎はまんまそうであり、痛がる一誠を無視して半泣きになっても肩を掴むその力は増すだけだ。

 

 

「俺だって……俺だって会長に惚れてたんだよぉ……グスッ……それをおまえがぁ……」

 

「あ、あぁ……うん……」

 

 

 そして遂にはグスグスと一誠の華奢過ぎる肩を借りて泣き出す始末に、一誠の顔は引き吊るだけだ。

 どうにも元士郎相手には折り合いを付ける前の性格(キャラ)に戻されやすいと一誠は思っていた。

 

 

「あ、あの……取り敢えず俺のクラスくる?

絶賛学級崩壊中だから無人だし、文句なら全部聞くよ。

なんなら気が済むまで張り倒しても構わないというか……」

 

「……グスッ。(コクン)」

 

 

 何だ何だと教室やら廊下から感じる、嫌悪感と下世話半々の視線に気まずさを感じた一誠が、グスグスと泣く元士郎を連れて、今や『永久自習』と黒板にデカデカと書かれたっきり隔離気味に放置されている教室に案内し、適当な席に座らせる。

 

 

(匙君ってやっぱすげぇな……嫌ってるには変わり無いだろうけど、他のとベクトルが違うし……)飴舐める?」

 

「………………うん」

 

 

 一誠にしてみればソーナと同等の新種な存在だったりする元士郎は、差し出された飴を素直に受け取って口に入れ、徐々に落ち着きを取り戻していく。

 が、その落ち着きを取り戻したせいで、元士郎による一誠の駄目出しが午後の授業全返上で開始される事になるとは、この時の一誠は知らなかったという。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

オマケ……というよりネタ(本編とは全く関係ないIF)

 

 

 

「でもやっぱり気になるわね……その手品の種」

 

 

 ソーナはバレるとマズイとでも思ったのか、あの日誤魔化され、リアスも深く追求はしなかった。

 が、自身の眷属である小猫がちょっかいを出されたのなら話は違う。

 例え此方に落ち度があるにしても、もう一度謝罪を入れてからの『お話』をすべきだ。

 そう考えたリアスは…………

 

 

「手品か……ふふふ……。

その種が私のコレと似てるのかしらね?」

 

「……え?」

 

 

 笑みを溢し、小さく呟く声は小さくて小猫には良く聞こえなかったが、今のリアスは何と無く…………あの時の一誠に似てなくも無かった。

 

 

「部長……?」

 

「? あら、ごめんなさい。取り敢えず今は彼の事はほっときなさい。ソーナと一緒なら害は無いし、結局のところアナタも無傷なんでしょう?」

 

「はあ、まあ……」

 

「なら今はそれで良いわ。『貴女は悪くないし』『弟君も悪くない。』」

 

 

 フッと何時もの笑みで小猫に言い聞かせるリアスに頷き、誠八の元へと向かう小猫の背を、見つめるリアスの顔は『良い笑顔だ』。

 

 

 

 

 

(まったく………暫くは『自分が大きく関わる』勝負事からは逃げてきたのに、余計な事をしてくれたわねお兄様達は……。

この分じゃ久々に使うかもしれなくなるじゃないの……)

 

 

 

 

 

 

 

 大怨懐(アンハッピーエンド)を……。

 

 

 小猫も誠八も……眷属達全てが知らないリアス・グレモリーの愚骨頂……それは奇しくも単なる人間でしか無い筈の一誠と同じなのかもしれない。

 

続かない。




どう考えてもフェニックスさん編に一誠が絡む理由が無さすぎるので半スルー


オマケはネタと受け止めてください。


一誠のスキルネームはその内変えて誤魔化すつもりです。

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