マイナス一誠とシトリーさん   作:超人類DX

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3ヶ月振り……かな?

コカビーさん編のEDです。

いやぁ、久々すぎてソーナさんと一誠くんがイチャコラしかしてねーというね……。


その後の……

 やぁ俺は兵藤一誠。

 しがない過負荷(マイナス)さ。

 適当に生きて。適当にダレて。適当に死ぬ。

 それを目標にしてまあ、今日も昨日も適当に生きたんだけど、そんな俺には顔を剥がしてもハッキリと好きだと思える人と大事な友達が居る。

 

 ソーナ・シトリーという、おとなしそうに見えて実は悪魔な主に俺は親しみを込めて『センパイ』と呼んでるこの人こそが俺の好きな人。

 顔を剥がし、判別できない肉片だけになっても絶対に愛せる程にね――――と、再会した友達の紫藤イリナちゃんというツインテールの女の子に何度も説明してるんだけどさ、どうも何をどう間違えたのかな。

 よく分からないけどかなり好かれてるんだよね……凄くね? 俺一応過負荷(マイナス)なのに好かれてるんだぜ?

 

 そのせいでセンパイとイリナちゃんが喧嘩しそうなった所を止めに入ろうとしたら、何故か二人に気絶させられてしまったとか訳わからん事になって、家にラチされてとか何かもう色々あったけど、それでも楽しくやってるつもりだよ。

 

 無能で、無気力で、無駄骨ばっかで、友達のとの字すら無かったけど今は違う。

 美人で可愛くて大好きな大切な人が出来た。

 彼女を前にすれば、突然沸いて現れて俺が居た場所が消えたとか、その人が持つ才能故に人生を上手く渡ってようが最早どうだって良い。

 コカビエルだとか聖剣だとか学園で何故か戦ってようが知ったこっちゃ無い。

 そのせいでセンパイや幼馴染みの子が危ないのなら、俺はその二人だけを連れてその現実から逃げてやるさ。

 

 それが無能の俺が唯一手にした繋がりなんだから……。

 

 

 

 

 

 とんだ『イレギュラー』によって終わりを告げた聖剣奪取事件から数日。

 事件の日に運動場で出来上がった阿鼻叫喚の絵図は『最初から無かった』様に片付けられており、そんな事件があったなど一般の人間に気付かれる事無く平和な学園生活は続いていた。

 それは……とある過負荷(マイナス)の少年により事件全体を台無しにぶち壊され、彼の持つ武器でしこたまぶっ刺された悪魔達もであった。

 

 

「んー……やっぱり暇が一番良いですねぇ」

 

「えぇ、こうしてるだけが一番です」

 

 

 いや――正確には『そう思わされていた』といった方が正解か。

 コカビエルと戦闘を行ったリアス・グレモリー以下眷属達は全員が『コカビエルは兵藤誠八によって致命傷を与えられ、その後現れた堕天使側の遣いがコカビエルを氷付けにして終わった』と思い込んでいるのだ。

 理由は勿論、たった一人だけのクラスに所属し、今も教室内で暢気に椅子を並べて横になり、ひなたぼっこをしている少年とその少年に穏やかな微笑みを向けながら膝枕をしている悪魔の少女によるものだということも、コカビエルと死闘を繰り広げて勝利したと思い込まされてるリアス・グレモリー達……果てには氷付けの封印をされてしまったコカビエルやその一派は信じている。

 

 

「それにしても良かったのですか?」

 

「んー……なにがです?」

 

 

 現実を思うがままに改竄する能力(スキル)幻実逃否(リアリティーエスケープ)

 眼鏡を掛けた黒髪の少女に膝枕されている少年の持つ、神すら知りえず、そして反逆すら可能な過負荷(マイナス)と呼ばれるソレにより、まずは『この世に存在する聖剣というを否定』し、『最上級堕天使だったコカビエルやその近くに居た連中を自分と同等の強さに引き下がった幻想』へと逃避し、そして全員を串刺しにした後は、『全てを片付けたのは皆のヒーロー兵藤誠八』という現実に書き換えていたのだ。

 

 これにより聖剣を全て消した原因が曖昧となり、神も三大勢力の殆どが知り得ないスキルについての全てを、腑に落ちなさそうな表情で頭を撫でる少女に呼応するように心地よさそうな笑みを見せる少年が抹消したのだ。

 手柄も何も要らないとばかりに――あっけらかんと。

 

 

「わざわざ一誠くんのお兄さんに全ての手柄を与えるような真似なんて……」

 

 

 それが少女にとって――初めて純血の悪魔で過負荷(マイナス)スキルに目覚めたソーナにとっては少々納得が出来なかった。

 今もこうして自分の膝の上で心地よさ気にモゾモゾと頭を動かす愛する少年――一誠は兄らしい誠八を避けていた処か嫌ってすらいたのだ。

 それなのに、コカビエル戦に於いて何して無かった彼を英雄に祭り上げる様な真似をするなんて――とソーナとしてはほんの少しだけ不満があったのだ。

 

 それは、彼の幼馴染みにて自称・一誠くんのお嫁さんと勝手に言ってる同じ過負荷(マイナス)にて、今はこの場に居ないイリナも不満がっていたくらいだ。

 

 けれど一誠本人は至って変わらずのヘラヘラした笑顔で『構いませんよ、そんなものは』と言うだけだ。

 

 

「俺は別に『お兄ちゃん。』みたいに崇められたい訳じゃないんですよ。

大事なのは、一々うるさかった連中を黙らせることだけだってんです……残った結果なんてどうでも良いっすわ」

 

 

 ふわふわした気持ちで語る一誠は、そこまで言って一息入れて続ける。

 

 

「それに俺達の事が公になるのも如何なもんでしょう? これで良いんですよ……へへ」

 

「……。わかりました、ならばもうこれ以上は言いません。

私としてもそれまで避けてた連中から手のひらでも返される一誠くんは見たくないし」

 

「あはは! 手のひら返されるなんて無いでしょ? あって拉致られて無駄な実験動物にとかじゃないっすかね?」

 

 

 他人から理解して貰おうなんて思ってない。

 知ってる人達から理解して貰えればそれで良い。

 それが彼の――兵藤一誠の考えであり、偶々獲られた事柄だって他人に押し付けて逃げる。

 

 まあ、聖剣が全く存在しない現実に書き換えたのがこんなちっぽけな少年だとバレたらタダでは済まないのは間違いないので、誠八に手柄やら何やらを押し付けたのはある意味正解なのかもしれない。

 

 

「そーいやイリナちゃんは何処に行ったんだろ……?」

 

「あぁ、彼女なら『教会と完全に縁を切る……いや壊してくる』と行ってしまいましたよ……。

なので多分近い内に戻ってくるのでは? 私はちょっと嫌ですけど」

 

「あはは……センパイとイリナちゃん喧嘩ばっかしもんねー」

 

「喧嘩はしてません、彼女が勝手にありもしない妄想を押し付けながら私を目の敵にしてるんです」

 

「………あはは」

 

 

 主人公(ホンライノミチ)を放棄してる過負荷(マイナス)なのだから……。

 

 

 

 

 誠八は困惑していた。

 

 

「ハァ、あの時はどうなるかと思ってたけど、セーヤが本気になってくれたお陰で生き残れたわ」

 

「えぇ……聖剣も『コカビエル達が、無理に再融合したせいで全て消えてしまった』りしましたが……」

 

「それでもこうして生きられてるだけで儲けものよ。

聖剣の完全消失については私達に何の非も無いし」

 

 

 コカビエルとの戦い……いや、一誠による獄殺が『無かったことに』なっていて、それどころかコカビエルを倒したのが自分ということになっている。

 リアスも朱乃も小猫もアーシアも……そして聖剣に恨みのあった祐斗までもが、一誠が目の前で見せていた『あり得ない現象』を目の当たりにしたはずなのに、それを忘れて誠八を誇らしげに称えている。

 

 

「………」

 

「? どうしたのセーヤ?」

 

「………。いえ……」

 

 

 ハッキリ言おう……気持ちが悪くて仕方ない。

 自分以外があの夜の出来事を綺麗サッパリ忘れ、その上なにも出来なかった自分を英雄の様に称えてる。

 薄気味悪いどころじゃない……全部一誠がやらかした事なのに皆が何も覚えていないだなんて可笑しすぎる。

 

 けれどどれだけ訴えた所で、自分を英雄の様に称えて信じてしまってる彼女達に、『実は人間でしか無い一誠のおかしな力で聖剣は消失し、ついでだと言わんばかりに自分達とコカビエル達を串刺しにした』と説明しても『彼が? いくらアナタが謙虚でもそのお話は無理があるわよ?』と返すだけで信じてもない。

 

 誰もが誠八がコカビエルを倒し、祐斗の復讐心からも救ったと救われた祐斗本人からも尊敬の眼差しを向けられる。

 

 

「……。ちょっと出ます」

 

「? 何か用事?」

 

「え……ええ、直ぐ戻ります」

 

 

 気持ちが悪い。気味が悪い。

 まるで自分だけが間違えてるのでは無いのかとすら錯覚してるしまう。

 自分が間違えているのではないのか、本当はリアス達が言ってるので間違いないのではないかと自分自身すら疑わしくなってしまう。

 心の整理が出来ず、リアス達に向けられる目から逃れる様に部室から逃げ出た誠八の心は最早疑心暗鬼の領域に入り込んでおり、今はただ独りになりたかった。

 

 

「……。どうなってしまったんだ……アイツのせいなのか? それとも俺だけが勝手に勘違いしてるのか? わからない……今までこうして生きてきたけど……なにが正しいのかも分からない……!」

 

 

 ブツブツと旧校舎のある部室から抜け出し、フラフラと頭を抑えながら校内を徘徊する誠八。

 あの日、血塗れの姿で両手に巨大な『杭』と『釘』を持ち、アンバランス過ぎる笑顔を浮かべながら聖剣を消し、急激に身体が重くなった自分達に襲い掛かって来た一誠が幻だったのか?

 だとすれば、はっきりと自分の身体を貫いた『杭』と『釘』の感覚は何だったのか?

 消失した聖剣は?

 

 いくら考えても、自分以外の全てがそれを記憶せず、誠八が漫画のヒーローの様に戦って勝利したという記憶しているのでまともに取り合ってくれない。

 

 誠八は気が狂いそうな気分で、すれ違う一般生徒達の黄色い視線に気付く余裕もなくフラフラと独りになれる場所を探して徘徊する。

 

 かつて、幼き一誠が誠八によって味わい、人間不信にまでなった気持ちと皮肉にもリンクしている事に気付くことなく。

 そしてそれこそが――

 

 

「プール掃除ぃ? それを俺が手伝うんですか?」

 

「いえ、別に強制じゃないですよ、生徒会の仕事ですし。

ただ、もし手伝ってくれたら清掃後のプールにいち早く入ることが出来るので、折角だし一誠くんもどうかなって……」

 

「うーん……でも俺泳げないんだよな。

ちゃんと準備運動してるはずなのに、昔からプールに入ると高確率で両足が吊って溺れ死にかけるんですよねー」

 

「そうなったら私が人工呼吸してあげますから……どうですか?」

 

「むー……センパイが側なら安心だし、基本毎日暇人だから良いっすよ」

 

「ありがとうございます……ふふ、当日は期待しててくださいね?」

 

「何がすか?

あ、まさかセンパイも入るんですか? わーい、この前のXXLダボダボ裸Yシャツ以来のお色気シーンだぜ!」

 

 

 

 

「……。一誠……!」

 

 

 かつてと逆転された再現になっているとは……その『自覚がまったくない』誠八に知るよしも無く、ただただ自分を疑心暗鬼にさせてるくせに、ソーナと楽しそうに廊下を歩く一誠に、怨みに近い何かを抱くのであった。

 

 

 

 俺、センパイ……そしてイリナちゃん。

 この三人は紛れもない『同類』である。

 他の誰にも干渉されず、理解もされないけど、それでも俺達は同じ過負荷(マイナス)だ。

 ……。まあ、この二人と仮に戦ったら俺は刹那で殴り飛ばされて負けるくらい弱いけど、それでもマイナス同士だ。

 ただの人間、悪魔、悪魔祓い。

 これだけ見ると何の共通点なんて無いけどね……ふふ。

 

 

「いってて……やっぱり溺れただけだけでしたわ」

 

 

 センパイに誘われるがままに手伝ったプール清掃は、センパイ率いる生徒会――もとい眷属の人達+俺という組み合わせで割りと早く終わったのだが、その後のご褒美として綺麗になったプール遊びでは、案の定俺は両足を吊って溺れ死にを何度も味わうはめになった。

 何故なんて知らないけど、どんなに入念な体操を経ても入った途端全身の筋肉が硬直して動けなくなるんだよね。

 

 おかげで飲みたくもないプールの水をガボガボ飲んじゃうし、センパイに何度も助けて貰うし……まあ、楽しかったけど。

 

 

「うーん、あんまりにも足を吊りすぎてまだ軽く吊ってる感覚が……」

 

「大丈夫ですか? まさか入る度に溺れる程酷いとは思いませんでしたので……」

 

「ちょっとは克服したと思ったんですが、世の中そんな上手く行きませんでしたよ」

 

 

 あの日、お互いの顔面を剥がしても好きでいられるか確かめ合ってからは、殆どを一緒に居るようになった俺とソーナセンパイ。

 センパイに肩を貸して貰いながら、痙攣し続ける両足を動かして帰路に向かってるセンパイに入っては溺れの繰り返ししかしなかった俺を何度も引き上げては介抱してくれたせいで、物凄い悔しそうにこっち睨んでた匙くんや生徒会の人達みたいに遊べなかった。

 しかしセンパイは何の文句もなく俺を介抱してくれ、センパイの性格らしい、清楚な水着姿を間近で見せてくれただけでも参加した意味は大いにあったと俺は思う。

 

 まあ、ダボダボ裸Yシャツの威力には個人的に劣ると思うけど。

 

 

「その身体じゃ辛いですよね? 私の家に来ますか? ご飯も作りますよ?」

 

「ホントですか? 正直助かりますぜ」

 

 

 センパイは俺に優しくしてくれる。だから好きだ。

 イリナちゃんも同じくだけど、それは友達としてという意味だから少し違う……まあ、イリナちゃんはこんな俺を好いてくれてるみたいで、近日中に教会との縁をぶち壊してこっちに来るくらいみたいだけど、それでも俺は卑屈で無意味に生きて死ぬだけの俺を此処まで引き下げてくれてたセンパイが好きだ。

 

 周りの顔色を伺うだけの人生から引っ張りあげてくれた。

 俺に危なくなったら逃げる事の根底を植え付けてくれた。

 顔を剥がしても愛せる気持ちを教えてくれた……だから、他の誰にもセンパイは渡さない。匙くんには悪いけどね……ふふ、初恋ってのは人を狂わせるもんだよホント。

 

 

「あぁ……いい気分だな」

 

「? 急にどうしたんですか?」

 

 

 それが本音として、センパイに肩を借りてゆっくり歩きながら言葉として出てしまう。

 

 

「いや、センパイが大好きですよって事です」

 

 

 こんな気持ちを抱くのは過負荷(マイナス)としては失格なのかもしれないけど、センパイが傍に居てくれなかったら過負荷(マイナス)にすらなれない中途半端卑屈野郎で終わってたと考えれば、この気持ちを抱いた俺は『悪くなんてない。』

 そもそも過負荷(マイナス)が不幸の象徴だとか何だとかはこれ迄の過負荷な人達が勝手に作っただけであって、だからって俺も同じだって話は無い。

 

 考えてもみれば、マイナスとマイナスを掛けたら+になるだろ? それと同じで、俺と同じ過負荷(マイナス)のセンパイとこうやって仲良くすれば過負荷(マイナス)の致命的な箇所を薄める事だって簡単に可能だ。

 

 だから俺は自分のやってることに恥なんて無い。

 

 

「今日は妙に甘えん坊さんですね。

まぁ私としては、全然嬉しいので構いませんけど……ふふ」

 

 

 センパイもこうして優しく微笑んでくれる……ほら、何の遠慮があるんだ? 無いだろ? だから俺は悪くない。

 

 

「私も大好きですよ……一誠くん……」

 

 

 その為に、邪魔となる奴からセンパイとイリナちゃんだけを連れてみーんな逃げる。

 数少ない俺の癒しまで連中が奪いに来るというなら、そんな現実は否定してやる。

 あの人外さん曰く『キミの兄と名乗る彼は、本来キミが歩むべき道を奪い、成り代わってる』という真実が本当なら、俺は喜んでその道をくれてあげる。

 

 だってもう俺には必要の無いものだもん、センパイもイリナちゃんも居るしね。

 だからお兄ちゃんよ。俺の代わりに精々『ヒーロー』として周りから崇めらたりモテモテになってくれよ……俺はもうアナタを恨みもしなければ、羨ましいとも思わなくなったからさ。

 

 

「It's reality escape……なーんてね! あはは♪」

 

 

 恨んでたのがアホらしいや……俺の代わりに危ない目に逢ってくれてたんだろう。

 いやいや、何処の馬の骨ともわからない人にしては親切な人だよな、『お兄ちゃん。』って……キャハハ!

 

 

「にしても、人工呼吸なのに舌を入れるって逆効果なんじゃないとか俺はフと思ったんですが……」

 

「舌? あぁ――」

 

 

 

 ちゅ♪

 

 

「え?」

 

「こうしてから……んっ……」

 

 

 

 

「んむ……っ……ぅ!」

 

「ぷは……こうすることですか? ふふ、諦めの悪い紫藤さんに負けたくは無かったから、つい……ね?」

 

 

 

 聖剣と幻実……終わり。

 

 

To be next……?




補足

イリナさんは一度所属教会に戻って、色々と『壊して』ます。

なので、次からレギュラーキャラ化確定なのですが……。


「……。なんでアナタも着いてくるのよ?」

「神が死んだとコカビエルに聞かされて何にも信用できなくてな……お前の幼馴染みが聖剣を消したとか、余計な事は言わないし邪魔もしないから連れていってくれ……」


 然り気無くイリナさんの気質を知るがゆえに『覚えていた』相棒の少女もひょこっと出るかも……。


その2

簡単に説明すると、一誠がスキルで否定したという現実を『兄貴が勇敢に戦って解決した幻想』に書き換えて全てを押し付けたという訳ですね。

それによって周りは兄貴を称えまくるのですが、かつての一誠みたいに兄貴は真実を記憶してるせいで、かなり疑心暗鬼になってしまった……とまぁそういう訳です

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