※今回は気持ち悪さ100%の回です。
─────お台場の平和な遊歩道。
キラキラと輝くスクールアイドルたちと、どん底を這いずる汚い大人たちが、絶妙な温度差で並んで歩いていたその時だった。
突如、空が割れ、禍々しいオレンジ色の光と共に一隻の宇宙船が降臨した。
侑「な、何!? 演出にしては派手すぎますよ!」
侑が驚き、歩夢たちが身構える。
土煙の中から現れたのは、肌がどす黒いオレンジ色で、血管が浮き出るほどムキムキの筋肉を纏った、見るからに脳筋な異星人の集団だった。
だが、その格好がおかしい。
全員がフリフリのピンク色のマントを羽織り、胸元には『L・O・V・E』と書かれたバッジ。
そしてその視線は─────歩夢の胸、果林の太もも、エマのスカート、璃奈の無表情な顔面へと、一分間に三千回くらいの速度で卑猥に、かつ純粋に注がれていた。
宇宙人「─────我ら!ロリロリ惑星のロリロリ帝国のロリロリ城から来た─────」
宇宙人たち「ロリコン戦隊、JKジャー!!!」
ドスの効いた野太い声が響き渡る。
宇宙人「お台場の美しき幼き蕾たちよ!我々の目的はただ一つ─────貴様ら子どもを楽しませること、ただそれだけだロリ!」
かすみ「き、気持ち悪いィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!」
かすみが絶叫する。
かすみ「名前も見た目も目的も全部アウトですぅ!助けて、変な大人たちー!」
銀時「・・・おいおい、何処の何奴かと思えば、俺たちの庭で勝手な営業始めてんじゃねーよ」
銀時が耳をほじりながら、前に出る。
隣には、真顔で刀の柄に手をかける小太郎、冷たく笑う晋助、そして計算機を弾く辰馬。
小太郎「ロリコンだと? 貴様ら、俺たちの
銀時「ヅラ、それ全然格好よくねーからな。自首しろよ」
晋助「うるせぇ、銀時─────奴らは『ロリロリ帝国』を名乗った。つまり、江戸、いやお台場の秩序を乱す反乱分子だ─────斬る」
晋助が殺気を放つ。
しかし、JKジャーのリーダー(マッチョで髭面)は動じない。
宇宙人「戦うというのかロリ?ならば我々の流儀で勝負だロリ!貴様らが勝てば、我々は即座に撤収する!だが我々が勝てば─────この子たちに『支援金』を無理やり送りつけるロリ!」
銀時「
銀時のツッコミが炸裂する中、世紀の決戦が始まった。
宇宙人「暴力は野蛮・・・ロリ。我らとの決着は、銀河で最も神聖な儀式─────『あっちむいてほい』でつけるロリ!!!」
銀時「平和か!!!」
晋助「・・・・・・巫山戯てんのか。何が『あっちむいてほい』だ。こちとら数多の修羅場を潜り抜けてきたんだぞ。指一本で宇宙のバランス崩してやろうか」
晋助が冷たく笑い、一歩前に出た。
晋助「ククク・・・この
第一戦:高杉晋助 vs JKジャー・レッド
晋助・宇宙人「ジャンケン─────ポン!」
晋助が勝利。
そして、鋭い指先で宇宙人の鼻先を指す。
晋助「あっちむいて─────」
が、晋助の指が動くより速く、レッドが超高速で彼の耳元に囁いた。
宇宙人「─────お前の後ろの女子高生(侑)、ミニスカの絶対領域が眩しすぎるロリ」
晋助「なっ・・・!?」
動揺した晋助、指を出す方向を間違えて自分自身の鼻を突く。
晋助「あっちむいて、ほいっ(自爆)!」
銀時「
第二戦:桂小太郎
小太郎・宇宙人「ジャンケン─────ポン!」
小太郎「あっちむいて─────」
小太郎が指を振る直前、相手の天人が懐からエリザベスそっくりの『美少女風エリザベス』のブロマイドを取り出した。
小太郎「─────何ィ!?誰だそのカワイ子ちゃんは!名前を教えろ!!」
宇宙人「ほいロリ!」
小太郎、ブロマイドを凝視して首を真横に向け、敗北。
銀時「ヅラァァァァァァァァァ!!!テメェはもう二度と侍を名乗るな!!!石になって沈め!!!」
第三戦:坂本辰馬
辰馬「アッハハハ!わしはジャンケンには強いぜよ!」
気合を入れた辰馬だったが、ジャンケンの瞬間に相手のマッチョが『PayPay』の決済音を爆音で流した。
辰馬「・・・ん?儲かったか!?」
隙だらけの辰馬、顎をクイッと上げられて敗北。
銀時「全滅じゃねーか!!!侍の看板下ろせ!!!今すぐ『ロリコンに負けた四人衆』に書き換えろ!!!」
最終戦:坂田銀時
宇宙人「最後は─────貴様だ、銀髪ロリ・・・ロリ!」
銀時は、背後にいる歩夢たちの冷たい、しかし何処か期待しているような視線を感じ、冷や汗を流した。
銀時(クソ・・・此処で負けたら、俺の『白夜叉』としてのプライドどころか、社会的な地位がマイナス一万まで落ちる・・・!)
銀時・宇宙人「ジャンケン─────ポン!!」
銀時、グーで勝利。
銀時「あっちむいて─────」
その時、JKジャーの四人が一斉にポーズを決めた。
宇宙人たち「必殺─────ロリロリ・チラリズム・フラッシュ!!!」
銀時「目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!眩しくてあざとい光で目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
銀時、あまりの気持ち悪さに目を逸らし、自ら『ほい』の方向に顔を向けてしまった。
宇宙人「勝負あり・・・ロリ!!!侍たち、完全敗北ロリ!!!」
広場に、JKジャーの凱歌がいかが轟く。
宇宙人「約束通り・・・地球の女子高生たちを支援するロリ!端末を出せ・・・ロリ!」
侑が呆然としながらタブレットを差し出すと、宇宙人が筋肉をプルプルさせながら操作した。
ペ〇ペイ♪
軽やかな電子音が響く。
侑「・・・・・・え」
画面を見た侑の顔が、驚愕で引きつった。
歩夢「ど、どうしたの侑ちゃん?」
歩夢が覗き込む。
『残高:5,000,000,000円』
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「ご・・・五十億ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん??!!!!」
同好会メンバー全員の悲鳴が、お台場を揺らした。
宇宙人「さらばだ・・・清らかなる天使たちよ・・・次は、コミケの会場で会おう・・・ロリ!」
JKジャーは、満足げに自分たちの太ももを叩きながら、ロリロリ宇宙船に乗って空の彼方へ消えていった。
次回へ続く・・・・・・