ゾンビランドサガ~生きがいを求める元男はゾンビとなる 作:武藤 桜
取り合えず原作の流れにある程度沿って進めていきます。
ボカロだけじゃなくてアニソンも入れていくのでよろしくお願いします!!!
篠崎視点
佐賀城でのライブの翌日。洋館の地下室でのミーティング。
「おっはようございまぁ~す!!」
「朝っぱらからテンション高いな…」
大声で五月蝿くする幸太郎が明日朝佐賀駅前でゲリラライブを決行すると言い捨てた。
「おい。ちゃんと許可取ってるのか?」
「大丈夫。歌い終わったらさっさと撤収すればいいからな」
「許可取ってねぇのかよ!?」
急ごしらえ過ぎて呆れるがそのままダンスレッスンが始まった。
「俺ダンスなんて踊れねぇぞ」
「三味線だけで現代曲を演奏しきれるのに踊れないの?」
「俺が好きなのは歌や曲だからな。最後にダンスしたのも中学限だ。どちらかって言うと楽器演奏の方が性に合ってんだよな」
「まぁ、あんたの楽器演奏技術が高いし歌も上手いけど」
「気になってたんだけど昨日歌ってた曲ってリュウちゃんのオリジナルなの?」
「リュウちゃんって何だよ…? いいや、昔動画で見た和楽器での替え歌を真似しただけだ」
「曲名は何て言うと?」
「『六兆年と一夜物語』。つぅかボカロ知ってるならまあまあ有名な曲だろ?」
「知らないわね」
「知らねぇ」
「ごめんなさい。知りません」
「マジかよ…」
『もしかしたらと内心思ってはいたがもしかしたらここは俺がもともといた世界じゃない!?』
その後、グループ名を「フランシュシュ」と決め数名が一時の現実逃避を経て一応結束し迎えた翌日。
簡易式の道具をセットし、フランシュシュ初の曲「目覚めRETURNER」を歌い場は盛り上がった。
「「「「アンコール!!」」」」
中々良かったのかアンコールの声がところどころから上がった。
「ど、どうすると!?」
「踊りも含めた曲さっきのしかないわよ!?」
「そうだ!!竜輝!!昨日みたいに歌ってくれ!!」
「おいおい!無茶言うな!?」
「それしかないでしょ!!」
「はぁ~仕方ねぇな」
一応持ってきておいたギターにアンプを差し込んで構えた。
『この場の雰囲気に合って且つギターだけで全体像を奏でられる曲はあれしかない!!』
「曲は(ぼっち・ざ・ろっく)より「ギターと孤独と蒼い惑星」
「突然降る夕立 あぁ傘もないや嫌
空のご機嫌なんか知らない
季節の変わり目の服は 何着りゃいいんだろ
春と秋 どこいっちゃったんだよ
息も出来ない 情報の圧力
めまいの螺旋だ わたしはどこにいる
こんなに こんなに 息の音がするのに
変だね 世界の音がしない
足りない 足りない 誰にも気づかれない
殴り書きみたいな音 出せない状態で叫んだよ
「ありのまま」なんて 誰に見せるんだ
馬鹿なわたしは歌うだけ
ぶちまけちゃおうか 星に」
「エリクサーに張り替える作業もなんとなくなんだ
欠けた爪を少し触る
半径300mmの体で 必死に鳴いてる
音楽にとっちゃ ココが地球だな
空気を握って 空を殴るよ
なんにも起きない わたしは無力さ
だけどさ その手で この鉄を弾いたら
何かが変わって見えた ような
眩しい 眩しい そんなに光るなよ
わたしのダサい影が より色濃くなってしまうだろ
なんでこんな熱くなっちゃってんだ 止まんない
馬鹿なわたしは歌うだけ
うるさいんだって 心臓」
「蒼い惑星 ひとりぼっち
いっぱいの音を聞いてきた
回り続けて 幾億年
一瞬でもいいから ああ
聞いて
聴けよ
わたし わたし わたしはここにいる
殴り書きみたいな音 出せない状態で叫んだよ
なんかになりたい なりたい 何者かでいい
馬鹿なわたしは歌うだけ
ぶちまけちゃおうか 星に」
思いの丈を全部ぶつけて演奏を終えた。
「「「「うぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」
「っすげぇ~ぞ!!超盛り上がったぜ!!」
「すごいすごいすごい!!篠崎さんすごいよ!!!」
フランシュシュのメンバーも観客も歓声を上げて拍手喝采だった。
『何だろう…、この感覚』
歓喜の声を浴びると胸の奥に灯る知らない感情。胸の内が少しづつだが満たされているようにも思えた。
『もしかして・・・、これが』
「こらこら〜、君たち〜?」
「うわっ、警察だ!リリィたち怒られちゃう☆」
その時に、アクシデントが発生した。なんと巡回していた警察がやってきたのだ。
「ど、どうしましょう………」
「どやんすどやんす〜⁉︎」
「何してんのぉ〜?ダメじゃんライブとか勝手にやっちゃ〜‼︎逮捕か〜、これ逮捕きちゃうか〜?」
「あぁ⁉︎文句あっとかコラァ⁉︎」
「サキはん、ここは抑えんと‼︎」
「リーダーなんだから☆」
「がぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「たえちゃん、警察に噛みついちゃいかんよ!」
感慨に耽る暇もなく俺達は大慌てで撤収したのだった。