ゾンビランドサガ~生きがいを求める元男はゾンビとなる   作:武藤 桜

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投稿遅れて申し訳ありません。
サガロック回で出す曲を考えてて時間かかりました。


第七話

純子視点

サガロックが近づくにつれてアイドルそのものが分からなくなってきた。

何もかも嫌になったので屋根裏部屋に籠ることにした。

一日、一日と過ぎていくがどうしてもどうすればいいのか答えが見つからない。

そして、サガロック前日の夕方、屋根裏に上がってくる音がした。

 

「足でドーン!!」

 

バリケードを抑えているにも関わらずそれごとドアを蹴り破られてしまった。

「バリケードを作るのはゾンビに襲われる側じゃいボケェ!!」

「気絶してて聞こえてねぇと思うぞ」

「あ…」

 

意識が飛びかける最中そんな声が聞こえた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

しばらくして目を覚ました私の前に幸太郎さんと篠崎さんが座っていた。

 

「大丈夫か?」

「えぇ、死んでる以外何もありません」

「そろそろここを出ないか?」

「私、分からないんです。アイドルが何なのか」

 

私が生きている時代とは明らかにかけ離れた今。この時代に求められているアイドルって何なんですか・・・?

 

「簡単なことだ。多様性の時代だよ」

「多様性…?」

「時代が変わって誰もが情報発信ができるようになり、プライベートが隠しづらくなった。

だが、アイドルそのものの本質は変わっていない」

「求められるアイドル像だけが変わったんだ。お前がそんなにチェキ会が嫌なら断ればいい。そのスタンスが自分のキャラだって言えばいいんだ」

「今の時代アイドルみたいに周りに自分を見せる人は誰しも自分の価値観をキャラとして形成することで自分を守るんだ」

「『昭和系アイドル』お前はこれからそういうキャラって形でステージに立てばいいんだよ」

 

『『自分の生き方をキャラとして言い通す』・・・。そんなことをしてもいいのか?』

そんなことを思ってはいたが同時に自分がどうしたいのか?その答えが見つかった気もした。

 

「明日のサガロックは悪天候。落雷予報だ。水野愛は野外ステージの落雷で死んだ」

「…!!」

「思い悩んでいるのはお前だけじゃない。自分の恐怖と向き合って必死に頑張ってるやつもいる。安心しろ。お前が自分は一人だって思っててもお前が手を伸ばせば必ず俺達がお前の居場所になる。お前は一人じゃない」

「一晩やる。よく考えろ…」

 

そう言って篠崎さんと幸太郎さんは部屋を後にした。「ドアを直して置け」とだけ言い残して…。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

愛視点

 

サガロック当日。あの後結局純子は現れず、私達はメイクを終わらせ会場に向かうため車に乗った。

純子が来ないかとしばらくドアを開けっぱなしにしていたが来ず車を発進させた。

 

「まってください!!私も行きま…」

 

「あ…」

 

「「「「えぇ!?」」」」

 

いきなり純子が車の前に飛び出してきたと思ったら急ブレーキをかけ損ねた幸太郎がそのまま純子を跳ね飛ばしてしまったのだ。

 

「純子ちゃん!!」

「手を出すな!!立て純子!!お前はそれぐらいでへこたれるような女じゃない!!!」

「てめぇが跳ね飛ばしたとやろうが!!!」

「そもそも車のすぐ目の前に飛び出すなんて無茶苦茶だろ」

 

「私も…、行きます。だって、アイドルだから…!私は昭和のアイドル…、紺野純子です!!!」

「純子ちゃん!!」

 

自力で立ち上がった純子はボロボロになりながらもそう宣言した。

幸太郎と竜輝の顔を見たが「当然だな」と言いたげな表情だった。

 

会場につくと天候はさらに悪化する一方だった。幸太郎が「ゾンビ用」と言い張る防水スプレー(もとい靴用防水スプレー)でメイク落ち対策をしてステージに出た。

 

一曲目「アツクナレ」を歌いだすと一気に雨が降り注いだ。恐怖で歌が周りと合わなくなっているがそばにいた純子がすかさずフォローして裏サビに突入するころには恐怖は薄れてきていた。

 

『せめて最後の瞬間まで歌い切ろう!!』と思っていたその時、

 

ドカァァァァアン‼︎

 

青白い閃光が私達を包んだ。

『まさか、落雷!?私達に!?』

 

だが、目を開けると体に何の以上も無かった。それどころか体が発行した上声がエレクトリックボイスになっているのだ。

 

「何ともない…」

「私達ゾンビですから」

 

幸太郎がスタッフを説得しそのままステージを続行。二曲目「目覚めRETURNER」を歌い場は盛り上がった。

 

曲を終えるころには天候は良くなりステージに陽の光がさしていた。

 

「「「アンコール!!!!」」」

 

「三曲目、行くわよ!!」

「おう!!」

 

竜輝がギターを構えた。サガロックに出場を決めた後、竜輝が「自分のソロ曲よりダンス控えめだが皆で歌おう」と言い出し練習したのだ。竜輝がセンターで楽器演奏し他の皆が踊る。

 

「絶体絶命な 日常を超えて

いつか叶えたい夢(キセキ)があるの

勝ち取りたいSpecial★Paradise

行くよ (行くよ) Here we go!(Ready go!)

今に見てなさい」

 

「Ah どんな場面でもCoolに

完全無敵の存在感

ちゃっかり キメる仁王立ち 私が常識

理想だけはPerfect Aww

現実いつもビターで

それでも毎日 will be better

平凡なeverybodyに手を振って♪( ´θ`)ノ

 

空回るジブンは予想外

強がったって 涙 隠せやしないよ

一歩踏み出す勇気

不可能なんてない 諦めない “私”だもん」

 

「Stand Up!

絶体絶命な日常を超えて

勝ち取りたい Special★Paradise

ジブンのことは ジブンが1番

I know. (I'm not!) You're not. (You know?)

分かってるじゃん!

 

ピンチは全部チャンスに変えて

絶対叶えたい夢(キセキ)があるの

想定外な Splash★Panic

前を 向いて

未来へのFightin★Pose

 

座右の銘は 臥薪嘗胆 Death!

本気(マジ)で 真剣(マジメ)な 進め My way!」

 

「計画順調Days

完全無欠プランニングで

ばっちり レベルが上昇 キブンは上々?

一寸先 Darkest Oh…

頑張るたびにError

お腹が空いたよ ハードワーカー

Washing dishes 放心 一室 ボウゼンジシツ( ゜д゜)

 

凹んでるタイムは問題外

頑張ったって 結果 報われないけど

ジブンらしく Oh Yeah!

立ち上がれば 本気出せる “私”だから」

 

「Change Up!

絶対最強のジブンになれば

すぐ側にある Special★Paradise

本当のことは 本人にしか

I know. (I'm not!) You're not. (You know?)

分かんないじゃん!

 

涙は全部強さに変えて

絶対譲れない願いがあるの

超えてゆける Splash★Panic

逃げ出さずにFightin★Poseして」

 

「たまに寂しくなるんだ

ジブンの味方は

ジブンだけなの?

ただ戻りたいだけなのに 叶わなくて

 

Not yet...

人生最大のピンチでチャンス

思うように進めないなら

一歩踏み出せ 仲間がいる

I know. (I know! ) You know. (You know!)

分かってるじゃん!

 

Fightin★Poseで日常を超えて

勝ち誇りたい Special★Paradise

拳握り あともう少し

行くよ (行くよ) Here we go! (Ready go!)

未来へのFightin★Pose

 

また 転んでも余裕のヨッチャン Death!

七転八起してくだけ!」

 

全員で力の限り心を込めて歌いきった。お客も大満足だった。

色々あったが大成功したのに感動してさくらが泣いていたが笑顔でお客様に答えたのだった。

 

Source: https://animesongz.com/lyric/5492/24258

 

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