神様、出世させ過ぎじゃない?~自由気ままにやりたいことをやるはムズカシイ!?~   作:霧月香璃

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前回は神様に転生させられましたね。最後にあった頭の痛みは何だったのでしょう…?ところで、今回はまだまだ生まれたばかりの赤ちゃんなのに、トラブルが発生するようです。誤字脱字はごめんなさい!アドバイス等もくれると嬉しいです‼


第二話 しょっぱなからトラブル発生…⁉

ふっと頭の締め付けがなくなったかと思ったら、急に眩い光に包まれた。そして、自分の意思とは関係なく、口があいたと思えば

「おぎゃあああああ」

と泣いてしまった。どれだけ泣き止もうとしても止まらない。そして、だんだん状況を理解した。

私は今生まれたてなんだ。だから頭が痛かったのか!生まれる時は頭からだしなぁ。というか、いい加減泣き止みたいんだケド…。外から見ている自分と気持ちの自分の格差にびっくりしつつも、状況を整理する。まず、私は転生して、母親のセレナから生まれて、今産声を上げたと…おっ。泣き止んだな。そして、普通の赤ちゃんは目が見えないはずなんだけど、視界が死ぬほど良好!前世では眼鏡をかけていたから、裸眼とは思えない視界…!って生まれてから初めに感動するのが視界か…?

「セレナ様!大変美しい女の子でございます!」

すぐ上で誰かか叫んでいるが、おそらくは母親に私のことを報告しているのだろう。叫んでいるのは…お産婆さんか?80…つまり、320歳に見える。ねねに貰った、というかその場所―――以降天界(仮)と呼ぼう―――が私を神と認識したために神の目があるから、それでチェックしよう。ねねは、「見たいと思ったらなんでも(感情は見えへんで)見抜ける」って言ってたし、あのお産婆さん(?)の素性が見たい!と全力で念じたら、

 

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名前:シャターナ・リンベルト

種族:吸血鬼

年齢:893

性別:女

HP:350/400

MP:600/600

レベル:100

ランク:-B

スキル:魔法C(火、闇、土)、弓術A

固有スキル:励まし、慰め

隠しスキル:なし

保持アイテム:なし

従魔:なし

称号:癒し手、王妃に認められし乳母

状態:正常

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おお!見えた!感動するけど、感動するけど…893歳ー!?おかしいでしょ!見た目320なんだよ!?えぇと、もらった知識によると…「吸血鬼は見た目が実際の年齢よりも若く、また長寿である。」らしい…。長寿にしてもおかしくない?そしてこの人は私の乳母になるのか?まぁ疑問は置いといて、私の情報は見れるのか?自分の情報が見たい!!

 

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名前:???(佐々木恵)

種族:エンシェントドラゴン

年齢:0

性別:女

HP:∞/∞

MP:∞/∞

レベル:1

ランク:-E

スキル:魔法-E(火、水、闇、光、風、土、無)、通信魔法

固有スキル:成長無限、取得無限

隠しスキル:神の目、アイテムボックス(∞)、魔法創造

保持アイテム:なし

従魔:なし

称号:神の友、神に愛されしもの、英知の女神(たぶんおそらくもしかしたら)、神…か?

状態:正常

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うん。盛りすぎぃぃぃぃ!なんだよMP,HPともに∞って!魔法も全属性あるじゃん!称号もえげつないーーー!挙げ句の果てにはエンシェントドラゴンだとぉ!?勘弁してくれよ!何で神獣になってんだよ。確かに魔族の種族はランダムで生まれるけど!まぁ創造神とお友達登録したらそうなるのか…?ねねに貰った情報によると、どんな人でも隠しスキル、従魔、状態は見抜けなくて、固有スキル、保持アイテム、称号は上級者なら見えるらしい。でも、普通に考えて王族の鑑定をする人は上級者…固有スキルを捏造しなければならない!何やねん成長取得無限って。ようは、成長の頭打ちがなく、魔法やスキルの取得も無限に出来ると。普通は一生努力しても100個が限界やのに?うん、称号も捏造しよう。テキトーすぎやろ。最後の方とか神…か?とかなんやねん。種族は…捏造が見つかったときがやばすぎるから諦める。というわけで…てってれー!魔法創造~!これでステータス捏造をイメージして…って呪文とかは何がいいかな?おそらく、というか情報いわく、呪文はこれで固定されてしまうわけで。英語にすればいっか!では…『フェイク』!

ど…どうだ?

 

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名前:???

種族:エンシェントドラゴン

年齢:0

性別:女

HP:30/30

MP:30/30

レベル:1

ランク:E

スキル:魔法E(火、水、闇、光、風、土、無)

固有スキル:取得容易

隠しスキル:神の目、アイテムボックス(∞)、魔法創造

保持アイテム:なし

従魔:なし

称号:神に愛されしもの

状態:正常

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うん。まだましだろ。魔法と固有スキルはできが良いねってことで。HP,MPは赤ちゃんの平均よりはちょっと高めにしといたし。エンシェントドラゴンにしては、低いのか?じゃあもうちょっと高くするか?でも…うーん。

と悩んでいると、急に手元にスマホが現れた!画面には、「ねね」と書かれている。慌てて周りを見渡すと、さっきまでいたお産婆さんたちもどこかに行ったようで、セレナも寝ているらしい。おそらく、これで電話していても怪しまれないだろう。

 

「あっ!でたでたー!全然出ぇへんかったやんかー。」

この関西弁がちょっと懐かしい。

「何がでぇへんかったやんかーやねん!誰かに見つかったらうち死ぬどころの話しちゃうねんで。ってなんでうち生後すぐやのに喋れてんねん!おかしいやろ!」

「まーまー。いったん落ち着きぃさ。あんたはもう見たんやろうけど、あんたはエンシェントドラゴンつまり神獣やし、そういうのもオッケーおっけー!ってわけ!」

なんだよオッケーおっけー!って…

「そうそう、それで電話したんがな、あんたエンシェントドラゴンを捏造してええよ。そうやな~レッドドラゴンとかに。ドラゴンの中では一番上なの知ってるやろ?」

「うん。わかったけど、何でステータス捏造したことを知ってんの?」

「いやだって、新しく作られたりしたもんは逐一うちに報告されるし。あと、その情報も内野と連携してるし、その知識も更新されるで!じゃ、エンジョイ異世界!じゃね~!」

嵐のように去っていきやがった…

とにかく、ねねからオッケーもらったし、『フェイク』!うん。レッドドラゴンになってる。これならレベルも年相応だし。普通ではないけど…出来がいい子供ってことで。期待されるだけで。おっけーおっけー!では!鑑定士が来るまで寝…

「セレナ様。鑑定士がいらっしゃいましたよ。」

なんでぇぇぇ!今から寝ようと思ってたのにー。タイミング最悪。

「セレナ様。ご出産おめでとうございます。」

鑑定士がセレナに挨拶する。

よし、さっそくチェックだ!

 

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名前:セリック・ロニア―テ

種族:獣人(狼)

年齢:140

性別:男

HP:800/800

MP:400/400

レベル:135

ランク:B

スキル:鑑定A、強靭‐B、身体強化+B

固有スキル:忠誠

隠しスキル:なし

保持アイテム:鑑定強化[イヤリング](状態用)、完全服従[ネックレス]

従魔:グレイウルフ5匹

称号:忠誠を誓いし者、芯の強き従者

状態:異常(催眠、洗脳(?))

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アウトォォォォォォ!完全アウトだ!みんな気付いてないのか?めっちゃ洗脳されてるぅ!絶対ネックレスが原因だろ。こんな奴に鑑定させられんの??やだやだやだやだ!ネックレスを取りたい…!そして正常に戻したい!でもこっからじゃ遠いんだよな。でも鑑定するのに近づかれるから、その時に風魔法で切るしかないよなぁ。でも洗脳してる側はそんな簡単に切れるものをつけるか?う~ん、やっぱり再利用させられないためにも、完全にこの世からもほかの世からもなくそう。うん、魔法創造ならできるし。そうしよう。

「ではセリック、お願いします。」

「はい…」

おっ?目に迷いがある…洗脳されていることに気づいてる?洗脳(?)だし…これは消した後も問題ない!呪文は頭の中で唱えないとヤバイ気がするから…では!『イレイス』!…一ミリも残らずに消えた。パッて感じで。うん。感動もクソもねぇ。もっとこう、光ったり、とかチリに消えるとか、ないのかな?

「うっ…ううぅ…」

下からうめき声が聞こえる…?

「ま、まさか…これを…?グスッ。」

もしかして泣いてる??

「セレナ様!私は謝らなければなりません!」

「どうしたのだ?」

まぁ、もちろん困惑するよね。

「私は、ある者に催眠をかけられ、セレナ様のお子様を私もろとも殺せと命令されていたのです。何せ、このお方は預言者が過去一の出来の子と言いましたのですから。向こうは完全に洗脳したと思っているようですが、私はある程度の自我は残っていたのです。しかし、抗うことはかないませんでした。そして、ほかの誰にも見えぬ首輪をつけられていたのです。ところが、今私がこのお方に近づいた瞬間に、この首輪が消えました。それに、このお方はずっとこの首輪を見ておいででした。私は、このお方に助けられたのです!そして、私が愚かにも催眠されたことをこの首を持ってしてお詫びいたします。」

うわぁ。なんで催眠されたのか気になるし、私がやったってばれてるんですけど。そして、この人私を死刑にしてくださいって言ってる…。そんなに忠誠心あんの⁇なら私の専属になってほしいんだけどww。喋れないから、無理だけどさぁ。

「ほう。そなたは死を持って償うというのか。それでは、結局我々が損をすることになるが?お前のような者はなかなかいない。私はお前を失うのが惜しい。普通は死を持って償うしかないが、おまえを生かすことにしよう。しかし、もちろん罪を償わねばならん。私が子に生涯の忠誠を誓い、生涯仕えてその罪を償え。また、他の罰についても追って沙汰を知らせる。」

え゛? あなた今心読みました?すごすぎん?理にかなってるからいいけど。

「はい…!このセリック、生涯お嬢様に忠誠を誓い、命に代えてでも守り通し、支え通すことを誓います。」

か…かっけぇー!一回見てみたかったんだよー。

「ああ。励め。…鑑定を続けろ。」

「では、改めて鑑定させていただきます。」

 

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名前:???

種族:レッドドラゴン

年齢:0

性別:女

HP:30/30

MP:30/30

レベル:1

ランク:-E

スキル:魔法-E(火、水、闇、光、風、土、無)

固有スキル:取得容易

保持アイテム:なし

称号:神に愛されしもの

状態:正常

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ま、出来がいいねってぐらいで終わるでしょう…。

「なんと!?セレナ様、このお方の鑑定結果は、す、素晴らしいです。素晴らしいのですが、その…」

え?迷う要素なくない?

「なんだ?早く申せ。」

「その、素晴らしすぎるのです。…紙に書きますね。」

まさかなんかマズった?

 

「これは…確かにそうだな。まず、種族が希少すぎる。100年に1度生まれるか生まれないかの希少さだ。そして、HP,MPも高すぎる。いくらレッドドラゴンとはいえ、これは高い。」

マジで!?ちょっと高くしたけど、そこまででもない気が…

「しかも、相反するはずの魔法の属性をすべて持っている。水と火、光と闇はぶつかるはずだ。それに、無属性とはなんだ?これも今この世にいるだけでも3人しかいないはずだが。とてもレッドドラゴンとは思えん。」

あっ。やっべ属性のこと忘れてた。

「固有スキルはもう置いておく。しかし問題は、称号だな。」

「はい。神に愛されしものということは、HP,MPの成長が著しく速いということです。そして、固有スキルもこれで、元がこれほどとなると…」

「間違いなく強くなるな。」

「はい。」

完全にマズったー!!!やらかした~!穴だらけだー。どうなるんだろう?この子はこの国にいては危険だ!殺す。とかなっちゃうのかな?そうなったら転生した意味がないよ~!

「ふむ。ならば、私がこの手で育てよう。本当は乳母に任せるつもりだったが…自分の力について身をもって教えなければならん。」

え?殺さないの?しかもセレナ本人が育ててくれるの?やったー!これはマジうれしい。だが!一番の問題は名前だ!兄弟を見る限りネーミングセンスはありそうだしまあ大丈夫だろ。

「では、この子の名前はミリアにする。」

オッケーいい名前!

「おお!良い名前ですね。では、改めて私はここでミリア様に生涯仕え、忠誠を誓います。」

「うむ。わが娘のため、励んでくれ。」

 

よし。みんな出ていったな。セレナは…?うわっ!真横にいた!ちびったぁ~。

「ミリアよ。おぬしは我々の声が聞こえておるのだろう?」

なっ!?

「ふふっ。顔に出でおるぞ。やはりそうだったのか。おぬし、見かけによらずなかなかの者のようだの。」

めっちゃばれてるー!そんなに顔に出てた?

「ところで、妾はおぬしがもう喋れるのではないかとも思っておる。何せおぬしからただ者ではない気配がするからな。」

えっ?ちょっ…ちょっと待って!何でこの人そんなに勘が良いの?ちょっと素性を見させていただきまーす!実の母だし良いよね…?

 

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名前:セレナ

種族:グリーンドラゴン

年齢:190

性別:女

HP:1100/1100

MP:1800/1800

レベル:204

ランク:+A

スキル:植物成長S、礼儀作法S、魔法A(水、光、土)

固有スキル:統治、並行思考、愛情

隠しスキル:カリスマ、鈍感

保持アイテム:精神統一[イヤリング]、婚約の誓い[指輪]

従魔:妖精(全員)、レッドドラゴン

称号:自然を愛する者、王妃

状態:正常

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ふーん。王族は名字がないらしいし、大丈夫そうだね。でも、まさかの同族!しかもこいつ鈍いぞ?隠しスキルってことはだいぶ鈍いな。でも、ここまで察知できてるってことは、ほかのドラゴンはすぐわかる…?しかも従魔にレッドドラゴンがいる…⁉バレるのも時間の問題の気が…。あっ。やべ。今フラグ立ってしまっ――――

パリィーーーン!

ドラゴンが窓割って入ってきたぁーー!王宮のもんぶっ壊したよ今⁉バカじゃないの⁉

「おぉ!ケイル!よく来た。どうした?そんなに慌てて?」

「ご主人様!それどころではありません!今ただならぬ大きな気配を感じまして、何かあったのでは、と大急ぎで飛んできたのです。」

それって…まさか…フラグ回収!!!!!!早すぎだろ。従魔のレッドドラゴンじゃん。

「うん?あぁ!セリックの洗脳が解けたことか?それは、確かミリアがやったとセリックが言っておってな。ミリアの鑑定結果はレッドドラゴンだったんだが、確かに只者ならぬ気配は感じるのだ。」

私に話題を向けないで~!

「ミリア…?まさかこの子ですか?なっ!まさか…この子、いや、この方が…?」

気付いちゃったぁ!!!敬語にした時点で絶対そうだってもうマジ早すぎるって。

「うん?ミリアがどうしたのか?」

「ご主人様!鈍い方だとは思っていましたが、さすがにこれは鈍すぎます!この方は神獣ですよ⁉」

バレちゃった!マジでやめてよー!うちの平穏な異世界ライフが~!全然時間たってないのにもう平穏に過ごせない気がする…。




なんと、さっそく神獣であることがバレてしまいました。まさか母親が同族だとは…。でも、だいぶ鈍いんですね。ケイルは一目でわかったのに…。こんな母親でも大丈夫なんでしょうか…?
そして、鑑定士が洗脳されていたという事態に一瞬で対応してしまった恵、もとい、ミリア。これから起こるトラブルにもあっさり対応してしまうのでしょうか⁇まずは神獣の騒ぎの収束からですねぇ。どうやって終わらせるのか楽しみです!ではまた次回会いましょう!
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