ある冬の日   作:ガチャ口

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第3話

【風呂場】

さて風呂場に着いたわけだが・・・

 

 

ガチャ「マッチョ、どうする?どっちが先に入る?まさか一緒に入るとか言わないよね?」

 

まっちゃん「言うか!そうだな…ちょっと汗かいてからさっぱりしたいし、先に入ってきていいぞ。ちょっと筋トレしてくる。」

 

ガチャ「おう。サンキュー。」

 

 

―あれだけ激しい戦争だったのに汗をかいてないだと・・・?奴は化物か・・・。

 

 

ガチャ「ふんふふんふふーん♪」

 

 

少しテンションが高かったので鼻歌を歌いながら入浴の準備をする。

ガラッ!

 

 

?「えっ??」

 

 

風呂場の扉を開けたら人影が1つ・・・

 

―真姫である。幸い湯船に使っていたので顔しか見れないわけだが・・・

 

 

ガチャ・真姫「「………………………。」」

 

 

2人とも無言で目をパチパチしている。少しの時間いたたまれない空気の中を過ごしていたが・・・段階正気を取り戻し、我に返っていく。

 

 

ガチャ「よ、よお✋(◉ ω ◉`;)」

 

真姫「きゃあァァァァァァァァ!!!(シュッ!)」

 

ガチャ「ぶべらっ!」

 

 

真姫がおもいっきりタライを投げてきた。昭和のコントか!

 

 

花陽「真姫ちゃん、着替え忘れてない?持ってきたんだけど…。きゃっ!どうしたのガチャくん!?しっかりしてガチャ―」

 

 

鉛の塊を顔面に直撃し、倒れている俺を見て騒いでる花陽の声を聞きながら意識は途切れた。

 

 

ガチャ「んぁ…」

 

 

目を開けたら見慣れた天井・・・あぁ俺の部屋か。

 

 

まっちゃん「お〜、目ぇ覚めたか。」

 

ガチャ「あれ?まっちゃん?てか、どうして俺寝てんだ?」

 

まっちゃん「知らねぇよ。俺はただ風呂場の近くで筋トレしてたら、デカい音が聞こえたんだよ。気になって行ってみたら、真姫顔を赤くしてボーっとしてるし、花陽は花陽でお前のほっぺた連打しながら叫んでるし。…しょうがないから俺が倒れてるお前を担いで運んだんだよ。」

 

ガチャ「あっ…。」

 

 

そうだ思い出した。ついでにほっぺたが焼けるように痛い理由もわかった。

 

 

まっちゃん「で、何があったん…て、ガチャ!顔が茹でダコみたいに赤いぞ!?大丈夫か!?」

 

ガチャ「…はっ!ダ、大丈夫ダ問題ナイ。心配かけてスマン。」

 

まっちゃん「そうか…。ならいいんだが…。んじゃ俺は先に大広間に行ってくるわ。もうじき昼飯だし、後から来いよ。」

 

ガチャ「うぃ。すぐ向かうわ。」

 

 

―とはいったものの・・・先にやるべきことをしなければ・・・。

 

俺はすぐさま部屋に向かった。

 

中からピアノの音が聞こえる。なんかいつもとは違う気がするが…まぁいいだろ。

 

コンコン。ドアをノックする。

 

 

真姫「うん?だ、誰かしら?」

 

ガチャ「あ、あぁ…俺、ガチャだよ。」

 

真姫「ガ、ガチャね。外で立ってないで入ったら?」

 

ガチャ「お、おう、じ、じゃあ失礼するぞ。」

 

 

真姫にそう促されて中に入っていく。

 

中は女の子らしい部屋でありながら優美な雰囲気をだしている。

 

まさに真姫の部屋という感じだ。

 

 

ガチャ「よ、よお✋(◉ ω ◉`;)」

 

真姫「もぅ、その顔はいいから。でどうしたの?」

 

ガチャ「そ、その…さっきはごめん!」

 

真姫「べ、別に気にしてないわよ…。」

 

 

そうは言いつつも若干不機嫌そうな真姫。そりゃそうだ。年頃の女の子が男に体を見られたのだから。(実際みてない。みえなかった。)

 

 

ガチャ「本当にスマン…。悪かった。」

 

真姫「しょうがないわね…今回は許してあげるケド、次は絶対許さないんだからね!」

 

ガチャ「肝に銘じておきます。あっ、昼飯食べ終わったら皆を誘ってクリスマスのための買い物に行こうと思ってるんだけど、どう?」

 

真姫「いいんじゃない?私は賛成よ。」

 

ガチャ「うっし、それじゃぼちぼち大広間に行こうか。」

 

真姫「えぇ。」


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