綺羅星は煌めかない   作:夢と希望(ハンプトンズで休暇中!)

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遅れましたーー!!



第四話 権利と力の狭間で

 

 

「魔獣により生命の危機に瀕していること」

「その際、魔獣により何らかの『喪失』を経験すること」

「10代の少女であること」

「他の何よりも『生』を───『生きたい』と渇望すること」

 

 

 一般的に「魔法少女の4大条件」と言われるこれらの条件は、神ならざる唯の人の子が超常の権能をその身に宿す為に必要な、現在判明している(・・・・・・・・)限りでは全ての条件である。

 

 誰が、どのように、何故このような力を与えたのかは分かっていない。

 ただの───「超常的な」と但し書きが付くが───自然現象だと唱える学者や「神は我々に試練を与え、それを乗り越えるために少女に力を与えている」と喧伝する宗教家もいる。

 

 そして口さがない者はこうも言う。

 

 

「奴らは身近な人間を生贄に捧げて力を得た。魔獣は代償である生贄を回収するための遣いで、奴らは悪魔と契約を交わした穢れた存在だ」

 

 

 ───少女の顔をした怪物。

 

 

 奴ら───魔法少女は家族や友人、恋人を悪魔に捧げ、対価として「魔力」と「変身」という2つの力を手に入れた。

 彼女らは罪深い異端者であり、人類に魔獣という災厄を招く危険因子であり、そして人のように振る舞おうとする人外である。

 

 魔法少女は変身を行うことで飛行能力、極めて高い身体能力、ならびに個体ごとに異なる固有能力を発現し、変身後の戦闘能力は極めて高く、単独で戦車を上回る耐久性、ミサイルに匹敵する攻撃力、自動車並みの機動力を有する。

 個人として、時には国家に匹敵する戦力と見なされることもある。

 オマケに変身することで肉体構造が変容し、理論上は寿命が存在しない───つまり不老であるときた。

 

 これでもまだ彼女ら───いや、あれら(・・・)が人であるというのか?

 

 たった1人で小国の軍隊を蹂躙し、国家を滅ぼすことが出来るような存在を?

 

 超大国の軍隊が大量の砲弾や銃弾、ミサイルによる火力投射で、そして多くの軍人の投入とその中で五割を超える殉死者を覚悟して漸く討伐できるような魔獣を。

 

 

 ───顔色一つ変えずに、たった1人で殲滅するような存在が。

 

 

 ───果たして、「人間」と呼べるのだろうか。

 

 

 彼らはそう主張して止まない。

 そしてその論調に賛意を示さないまでも、無言を貫く人が多いのもまた事実である。

 勿論この意見に反対する者も多い。

 

 このご時世、魔獣災害によって命を落とし、脅かされ、住む場所を失い、大切な人を亡くし、職場が消えたことで路頭に迷うことはそう珍しいことでは無い。

 そうした人々は不満や絶望の矛先を魔法少女に向け、鬱憤を晴らす為にも彼らの意見に同調する。

 

 一方で、魔法少女によって命を救われた人も同じだけ存在する。魔獣災害で出現した魔獣は、特に事情がない限りは魔法少女が討伐を担当する。

 故に救われた人々は彼女らに感謝し、彼らの意見に怒りを示す。

 

 互いに激しく口撃を交わし合い、その流れは『ノアの捲来』と魔法少女の一般社会への登場が行われてから永遠と繰り返されている。

 決着は、未だにつかない。

 

 

「魔法少女は、人か否か」

 

 

 魔法少女たちは、そして魔法少女協会は沈黙を保っている。

 それは彼女ら自身への問い掛けか。

 或いは「異常は排除する」という人類が猿だった頃から連綿と続けてきたプロセスの一環なのか。

 

 いずれにせよ、それは誰にも分からない問題である。

 

 

 

 

 

 § § §

 

 

 

 

 

「司令部、こちらイーグル・ワン。目標地点上空に到達、おくれ」

 

『イーグル・ワン、こちら司令部。状況を確認した。“あちらさん”からはいつも通り初期対応は任せるとのこと。“特効薬”の到着まで物の怪を食い止めてくれ』

 

「……何か情報は?」

 

否定(ネガティブ)。こちらからはこれといった情報はない。“あちらさん”からも同様だ』

 

「嘘つけ。魔獣災害の発生から5分以上経ってのに専門家の“あちらさん”が『詳細は分かりません』なんて言うわけ無いだろ」

 

『おい辞めておけ。この通信だって“あちらさん”に聞かれてないとは限らないんだぞ。……此処だけの話だがな、ついこの間空自のサーバーから新型戦闘機の機密情報が盗まれたそうだ。事後調査では電子的な痕跡は確認されなかったらしい。技術者曰く、まるで魔法のように痕跡がなかったとよ』

 

「魔法って……おいおい……」

 

『おっとこの話は此処までだ。さっきも言ったように“あちらさん“が聞いてないとは限らないからな。だが気を付けとけよ。連中は可愛い顔してその裏で何考えてんのか全く分からん奴らだ。自分の娘と同じぐらいの歳の子だろうが油断するなよ。“あちらさん”にとって都合の悪い人間が、この国では何人も毎日のように死んでるんだ。まるで魔法のような方法で、な?』

 

「……肯定(コピー)、これより作戦行動を開始する。終わり」

 

『幸運を祈る。……死ぬなよ』

 

 

 高度数百メートル上空。

 其処には一匹の鋼鉄の大鷲が、エンジンの回転音を鳴らしながら悠々を飛んでいる。

 

 その腹の中に収められるは、現代的な装備を身に纏い、夜間であることを考慮して暗視ゴーグルをヘルメットの上に装着した兵士たち。

 手に黒色のアサルトライフルを握る彼らは、日本国の守り人がひとりであり、軍事組織である自衛隊の中でも精鋭に位置する者たちである第一空挺団だ。

 

ノアの捲来(ミレニアム)』から10年以上が経ち、第二、第三と新規に部隊が編成され、規模が拡充する中でも相変わらず「最強」の名を恣にしているこの部隊は、しかし常に人材不足に悩む自衛隊各部隊の中で最も「戦場」へと駆り出されることが多い部隊でもある。

 

 彼らの高い練度と生存率、そして事態発生から数分で「戦場」へと投入できる即応性。

 これだけの要素が揃っていながら切り札として部隊を温存しておくという選択肢が余裕のない自衛隊に浮かんでくるはずもなく、「何かあったら取り敢えずこの部隊を派遣する」というポジションを維持している。

 そんな何でも屋扱いの第一空挺団は、今日も今日とて「戦場」に赴いていた。

 

 空飛ぶ大鷲───輸送機の後方ハッチは作戦地域への接近と共に、「荷物(隊員)」の配達のために開かれ、内部に高度と季節由来の冷たい風を送り込んでいる。

 

 

「いつものことながら凄い光景だ」

 

「危ないですよ、隊長」

 

 

 其処から顔を覗かせ、「戦場」を目視した兵士───隊長は部下の一人に注意されながら、注意深く地上を観察する。

 

 戦場───魔獣災害という前兆のないが、時にその被害は他の災害を凌駕することもざらにある災害の発生地。

 昨日まで───いや、正確には今日の夜、多くの人が夕食を摂る時間までは、日本という島国にいくらでもある都市の一つに過ぎなかったその都市は、今や「たった一つの都市」として精鋭部隊たる彼らの耳目を集めていた。

 

 

「目が痛くなってくるな。だがこれだけ明るいなら暗視ゴーグルは要らないな」

 

「ええ、そうですね。というかこの場に呼ぶべきなのは我々ではなく消防隊なのでは?」

 

 

 部下とふたりで後方ハッチから身を乗り出しながら会話する隊長の眼前には、圧倒的な「赤」が広がっていた。

 上空にいる彼らも肌で感じるほどの熱気は、色や暗視ゴーグル越しの光景が白に染まる程の光量であることも相まって、もはや太陽のようだ。

 そして事実、その都市は燃えていた。

 

 本来なら人工の明かりに照らされている筈の都市は、「炎」という名の原始的な明かりに包まれ、その存在感を際立たせている。

 道という道は燃え盛る炎によって直線的な赤いラインを構築し、砕けたアスファルトの舗装道路では地下のガスパイプに引火したのだろうか。所々で大きな火柱を上げながらバーナーのように虚空を焦がしている。

 

 

「火事は何時まで続く? 火災旋風が危なくて簡単に降りられんぞ」

 

「ガス会社は既にガスの供給を止めたそうです。他の場所はガスの引火が原因でしょうし、直に燃料がなくなって火事も落ち着くと思われます」

 

「……酸素マスクと防火服に装備を換装しろ。現場がこんなに酷いとは思わなかった。司令部の阿呆共が、事前情報ぐらいちゃんと渡せ」

 

「まあこれだけ温度が高かったら街中にある観測機器の類は全部ダメになってるでしょうし、嘘の情報を与えられなかっただけマシと考えるべきでしょう。ほら、北海道の時は大変だったじゃないですか」

 

 

 試される大地、北海道。

 豪雪地帯で有名なこの地域で発生した魔獣災害の初期対応に派遣された第一空挺団は、「都市が氷漬けにされた」という事前情報に従い、対寒用の装備を輸送機に詰め込んで現場へと赴いたことがあった。

 氷を貫き、高所を取るためのスパイクやアイスアックスまで持っていった彼らを待っていたのは、活火山もかくやという勢いで燃え盛る都市だった。観測機器がエラーを出し、オーバーフローした数値を吐き出すなかで、モニター上からしか情報を得られない司令部が、その数値を正しい情報として処理した結果起きた悲劇である。

 

 必要なのは対寒装備でも防火装備でもなく、ただあらゆる状況に対応できる多種多様な装備を「全て」現地に持っていくことだと痛感した第一空挺団は、彼らのために特別に配備された超大型輸送機に装備庫を増設した。

 その結果として、彼らにとっては何度目かになる目の前の魔獣災害()に対してもしっかりと対応することが出来そうである。

 

 

「……あれっ?」

 

「どうした?」

 

 

 軍事作戦に於いて最も重要なのは報・連・相だ。

 報告・連絡・相談の3つが徹底されていない限り、組織はミスに気付かず、仮に気付いても隠し、いつの日か大きな反動に襲われる。

 その時に根腐れによって反動に耐えられず、組織ごと崩れ落ちるのは、ままよくある話である。

 その手の初歩的なミスを起こさないように、特に彼らのような特殊部隊には無意識的にも報連相が出来るように徹底的な教育を真っ先に施される。

 

 

「隊長、あそこ見てください」

 

 

 今回もそれに従い、隊員は自分の違和感を直ぐに伝える。

 隊長は、彼の指し示した先を目で追うと一つの場所に辿り着く。

 

 

「あれは……?」

 

 

 隊長が見た場所は都市の中心部。役所や公民館などが大通りに沿って建ち並ぶエリアである。

 そして、その四方に伸びた大通りの集結地点には、一つの建造物が存在する。

 

 駅。

 都市の心臓部である駅前は他の場所と同様に炎で包まれていながらも、ある点で異なっていた。

 

 

「煙が……ない?」

 

 

 完全燃焼という言葉がある。

 燃料が十分な酸素供給のもとで完全に酸化し、二酸化炭素と水に変わり、未燃焼物質を残さない燃焼状態のことだ。

 煤や一酸化炭素が発生せず、エネルギー効率が最大化されるため、燃料のポテンシャルを最大限に活用できる。

 

 だが、こうした現象は自然界では滅多に起こらない。

 そもそも人工的な方法であっても完全燃焼の完璧な再現は困難とされているのだ。

 だというのにも関わらず、其処には本来あるはずの未燃焼物質───即ち煙がなかった。他の場所では、ガスや建造物などが燃え、空に向かって帯のように煙の昇らせている中で、駅を中心とした円形状のエリアの炎は煙を昇らせておらず、それが一際異彩を放っていた。

 そしてそれが示すのは───。

 

 

「はい、駅一帯のみ煙が出ていません。つまりあの場所だけは科学的な燃焼ではなく、超常的な(・・・・)燃焼が起きていると考えられます」

 

「ということは……いるな(・・・)

 

 

 科学全盛期の世に生きる彼らが、当たり前のように非科学的な事柄が実在するのを前提として語るようになってから随分と経つ。

 

 今や魔法というファンタジーは物語的な要素たり得ないものだ。

 魔法少女や魔獣が何もない空間から火を放ち、対峙する相手を氷漬けにし、千切れた手足を次の瞬間には何事もなかったかのように生やすのは、この世界では日常的に見られる光景である。

 

 質量保存の法則もエネルギー保存の法則も無視して現代の科学的常識に真っ向から喧嘩を売っているのような数々の事象。

 だがしかし、人類はこの新たな「常識」にそう時間を取らずして適応を果たした。

 実際に観測できてしまった以上、それを現実でないと認めないわけにはいかないので。

 

 どれだけ物理的におかしなことがあろうと、それらの事象は誰もが分かる形で「見えて」いたし、それを否定するというのは実践による実験と観測と推測の積み重ねを重んじる研究者たちにとっては相応の覚悟が必要だった。

「原理が分からないが何故か出来る。理由を聞かれても知らん。できるったらできる」という言葉はその手の界隈(科学の世界)ではよく聞かれる文言である。

 

 

「くそったれ。この様子なら全滅だな」

 

 

 都市は全域が炎に包まれている。

 救助は不可能だろうし、仮に出来たとしても住民の生存の可能性は絶望的だろう。

 

 

「隊長」

 

 

 後ろから新たな部下が隊長に近付いてくる。

 その顔には軍人としての制御された無機質な表情と、僅かな嫌悪感が浮かんでいる。

 

 

「なんだ?」

 

「“監査官”から伝言です。『お客様のお迎えを手伝ってくれ』とのこと」

 

「お客様?」

 

 

 隊長は部下の伝言に首を傾げる。

 此処は上空数百メートルの場所だ。追い出す(突き落とす)なら兎も角、お迎え───新たな人物を呼び込むというのは意味が分からない。

 それと同時に、隊長は部下の嫌悪感を機敏に感じ取り、その理由にも納得した。

 

 監査官。

 それは政府によって第一空挺団に派遣された人物の肩書だ。

 あくまでも政府と第一空挺団の調整役としての任務であると説明を受けてはいたが、隊長含め、全員がその裏に隠された意図を知っている。

 

 

「訳が分からんな。“首輪殿”は酔っているのか?」

 

「そういう訳では……無いと思いますが……」

 

 

 自分自身も自分が持ってきた伝言の内容が理解できないのだろう。

 お役人の戯言だと一蹴できればどれだけ良いか。寧ろ戯言であってくれ。

 そういう思いがありありと伝わってくる。

 

 首輪。政府から第一空挺団に付けられた枷。

 監査官───()はその役割を背負って第一空挺団に送り込まれた監視役である。

 ……そう、彼らは考えている。

 

 隊長はため息を吐く。

 

 

「はぁ……。やれやれ、“首輪殿”はこんなところでも商談をするつもりか?」

 

 

 隊長は呆れたように言うと、踵を返し待機中の部下たちを見る。

 

 

「準備は終わっているな?」

 

「ハッ! 総員、装備の換装及び点検、完了しています!!」

 

「よろしい。ではそのまま待機だ。……あぁ、いや。ホログラムを展開しろ」

 

「ハッ!」

 

 

 ブォンというホログラム投影装置の起動音と共に、今彼らが上空を飛んでいる都市の詳細なマップが床と平行に浮遊して投影される。

 マップには都市周辺までが描かれ、炎に包まれた箇所を示すように都市全体が赤いポリゴンで覆われている。

 特に駅とその周囲一帯は強調して表示され、その上には隊長の予想を加えたように「魔獣出現位置(推定)」との文字が躍っている。

 

 隊長はこのマップにガス管の配置やガスの流入量、その場所の燃焼が終わる時間の予想を追加する。

 これらは都市上空を旋回する輸送機が、機体下部に取り付けられた観測機材によって収集したデータを元に人工知能が整理し、可視化したものだ。

 

 更に情報が追加されたホログラムを見ながら、隊長は周りの部下に指示を飛ばす。

 

 

「火事が収まるまでは当面動けない。その間に最適な降下地点と移動ルートを探れ。……尤も、この調子じゃあ地上に降りるまでに“あちらさん”がいらっしゃいそうだが」

 

 

 日本に於いて、魔法少女は一国民としての人権を認められた存在である。

 魔法少女は「中の人」とはまた別に戸籍を与えられ、職業的には会社員として定義される。

 故に他の日本人と同様に、日本政府は一日本人である魔法少女にも戦いを強制することは出来ない。

 

 魔法少女協会は魔獣討伐、及び民間人保護を目標に掲げてはいるが、日本での魔法少女を一国民として扱う方針に倣い、協会はその理念を体現する存在として、魔法少女の権利擁護、生活支援、社会参加の促進を担っているという側面も強い。

 日本人と日本国のために活動する組織であるが、第一に優先されるのは魔法少女なのだ。

 

 そのため、この国で魔獣災害が発生した場合、真っ先に動くのは魔法少女や魔法少女協会ではなく、政府や自衛隊である。

 

 

 ───「魔獣討伐への参加は自由意志の下で決定されなければならない」

 

 

 例外はあれど、あくまでも(・・・・・)個人の判断に委ねるというスタンスの魔法少女協会は、どうしても初動に遅れが生じてしまう。

 その際に生じたタイムラグの「埋め合わせ」のために現場に赴くのが自衛隊であり、大抵の場合は第一空挺団だ。

 

 

「隊長……余り監査官を待たせると……」

 

 

 部下が遠慮がちに警告するのを聞きながら、隊長は思う。

 

 

 ───時代は随分と変わったもんだ。魔法少女も政府も昔とは全然違う。どいつもこいつもきな臭さを撒き散らして。一体いつからこの国はこんな風になったんだ?

 

 

 子供の頃の平和だった時代の日本を思い出しながら、隊長は奥へと足を進める。

 嘗ての時代への哀愁を、その目に湛えながら。

 

 

 





【第一空挺団】
言わずとも知られる日本国陸上自衛隊の精鋭部隊。
消耗率、特に人的損失は自衛隊内で最高値であり、特に隊長格はここ4年間で7回交代している。
例え10回のうち9回は生還できるとしても、20や30回も繰り返せば生還出来ない可能性は飛躍的に高まる。

高い生存率は、低い消耗率を意味しない。
だがそれでも、彼らは依然として日本の誇る「武」の最前線に立ち続けている。
それは「最強」と同義である「第一空挺団(部隊名)」の名を汚さないためか。或いは人々の盾とならんとする防人としての意地か。

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