超かぐや姫! 解説プラス二次創作置き場   作:水逸咲

5 / 11
ゆるっと超えかぐ 13〜16話

13話 寝起きドッキリクイズ

寝ぼけてバイトのように返事したけど、いったい何と会話したんだ!?

「うわぁーっ!」「ふわぁっ!」

見たことのない美少女が家の中にいる、そして肩とか触られた!?

「ビビったぁ」「おぉぉぉぉ〜っ!?!?!?」

乙女にあるまじき声をあげさせられ、そんな事してる場合じゃないけど謎にダンボールを梱包する。声色に清楚さを取り戻そうとしたけど、わけ分からなさすぎて音程が乱れる。

「おっ↑ おっ↓ おっ→ おっ↑」「なっ、なになに怖い」

美少女の方が冷静なせいで、慌てすぎる自分の方がおかしいんじゃないかと頑張ってブレーキを踏む。

「オォーッ! ホーウォッホーワッホーワチャーッ! はいっ、ミルクと離乳食はこの中にしまいました。中には何が入ってるでしょうか?」

「み、ミルクと離乳食……?」

「正解! よく分かったね!」

 

 

 

14話 渋谷系レボリューション

「てか怖っ! 何ですぐデカくなんの? 怖っ」

「まあ今どきは何もかものスピードが速いんですわ」

見てない間に何が起きたのか、妙に人懐こくて軽妙に喋る女の子が、長年過ごした友達かのように話しかけてくる。

「あの子でいい、いいのか? どうなってるのぉ?」

「あー、あー。た、たぁー、たぁすけて、たすぅけて?」

質問したわけじゃなく疑問を口に出したんだけど、だんだん言葉が流暢になり今まさに言葉を学習している。

「たすけて、きっとタスケてくれるってしんじてる♡」

「成長が速すぎる!」

「え、待って普通にタイプなんだけど。もしかしてモデルとかやってる? 今ヒマ? よかったらお茶とかしよーよ♡」

混乱してたけど、頭が軽くなりすぎた少女に彩葉は目を覚ます。

「得体の知れないものはお断り!」

 

 

 

 

15話 次のマットへいってよし

彩葉が出ていかせようとしたら、抵抗が激しく謎の美少女と綱引きになる。

「ちょっと動いてよ!」「いーやーっ!」

さっきまでふわっとしてた赤ちゃんの柔肌が、まだ柔らかいけど存在感が強くなってしっかりと握れる。

「はいソーランソーラン! 何の教育も受けてない子にっ、負けるはずがっ! ないん、ぐぬぬぬぬぬ!」

その賢さゆえに彩葉は気づいてしまう。自分の体の使い方が下手で、圧倒的にこの子の姿勢のほうが有利なことに。そして筋持久力が低いから何秒も続けられない。

「待って離すからこのままじゃ輪ゴムみたいに、あっ」

まるで狙ってやったみたいに、謎の子は綺麗に後転してベランダの窓に頭をぶつける。

「ぐえぇっ!」

「だっ大丈夫? 綺麗な後転だったよ、せ、先生も合格くれる」

 

 

 

 

16話 食卓のイメージ

「頭痛い助けて〜! うぇぇぇんっ、ぐぅ~」

「あぁもう痛いのか泣くのか、お腹鳴らすのもどれかひとつにしてよー! はぁ〜、ぐぅ〜」

連鎖する空腹の音に2人で顔を見合わせる。

「助けて〜」

「そこにまとめるんだ……えーとじゃあ離乳食を。これとかすぐ食べられるって、調べたんだけど〜……」

ひとまず落ち着くために、まだ赤ちゃんだと思って貴重なストックを使い切る。

「ええと、歯がもうあるってことは……うん、柔らかいし、大丈夫そう」

「おいしい、あまーい」

深夜に見た目が中学生ぐらいな子と、一緒にあむあむ離乳食を食べてるってなんだろう。

「誰かと食べるごはんってこういうのだったかなー?」

「まだたりなーい、おなかすいたー」

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。