セカンディルということは…?ってノリを前回やりましたよね、後数話でやり始めますよ、たぶん。
そこまで大きくは無いな、それがボクが最初に浮かんだ感想だった。
「まぁ所詮は第二の街、これくらいの大きさのが妥当なのかな?それよりも武器の消耗が激しいしさっさと武器屋に行かなきゃ」
武器屋は結構簡単な位置にあって、すぐに見つかった。が、今更ながら自分が殆どマーニを持っていなことを思い出す。なので先に道具屋でアイテムを売りにいくことにした。
「毛と皮は要らないかな、売っちゃお。でもこの地味にリアルな眼球と毛を纏めていた珠?は何かに使えるかもだし売らずに取っておいて、牙は…まぁ取っとくか、どうせチェストリアの容量無限だし」
眼球は薬の材料に、朱色の珠は武器やアクセサリーに加工できるのだが、今はまだ知らない。
因みに「錯乱の大蛇」の素材は出していない。攻略wikiでも存在を確認できなかったのだから、よっぽどなレアモンスターだったのか特殊個体だったのかだろう。どちらにせよ今これらの素材を出して変に騒がれるくらいなら出さない方が安全だろうと判断した。
「ふふふ、総額五万マーニ、懐があったかいなぁ」
何はともあれ目的のマーニ自体は集まったのだ、武器の修理を頼みに行こう
***
「あ?こんなゴミ買い取れるかよ」
「そらそうか、縄文時代の打製石器のがまだマシだわな」
武器の修理ついでにゴブリンの手斧が売れないか聞いてみたがあっけなく拒否された。
「そういえばマーニと素材があれば武器の強化をしてくれるんだよね?」
「おうよ、俺ら鍛冶師は武器を造るだけじゃなくて育てたりもするんだ」
「育てる…?じゃ、これら全部強化するにはどんくらい素材とマーニがいるの?」
「…悪いがコイツらの強化は出来ねぇ。いや、俺にそれを強化する腕前がないのと、そいつらが望む素材を取ってこれないからってのが正しいな」
どうも新大陸の素材が初っ端から必要になってくるらしい。ボクが本来存在しないはずのモンスターを倒したから、と言われたが心当たりが全く…いや一つはあるか、どうせあのwikiに引っ掛からなかった「錯乱の大蛇」とかいうやつだろう。あ、思い出した
「じゃあこれはどう?武器にできたりしないかな」
そう言ってボクが出したのは「錯乱の大蛇」の素材。骨と牙、皮や眼球、髪を纏めていた蒼い珠をドサドサとカウンターに置いていく。
「お、おぅ、スゲェ量の素材だな、穣ちゃんみてぇなちっこいのがどうやって狩ってきたんだかなぁ。まぁ出来ねぇことはねぇが…その珠は辞めとけ、そいつも俺が加工できねぇ代物だ。だがその骨と牙、あとは皮だな。そいつでダガーを二本は作れる。目ん玉は薬剤師かれんきんにでも頼みな、鍛冶師の専門外だ」
「え、骨と牙はまだしも、皮も使うの?」
「あたりめぇだ、コイツはグリップ部分に使用するからな。武器において切れ味も大切だが使い心地もおんなじくらい大切だぞ?」
「ふーん、そーゆーもんなの?」
「そういうもんだ」
「じゃ、お願いしよっかな。どれくらいかかるの?」
「代金なら四万マーニってとこだな。時間なら2日はかかる。何か希望はあったりするか?可能な限りなら応えてやれるが」
「じゃあ武器種をダガーじゃなくて刀にして貰えるかな、ボクのメインウェポンが刀なんだよね。あ、でも刃に使うのが牙だからあんまり形が変わるような加工はできないのか…」
むむむ、と悩んでいると鍛冶場のおじさんが
「いや、この牙はなんか金属っぽい質感だからな、イケるだろ」
まじか、どうなってんだよあいつの牙。てかやっぱすごいな鍛冶師は。
あーやばい、鍛冶のほうもやってみたくなってきた。
「ねぇおじさん、どうやったらボクも鍛冶師になれるの?」
「おじさんいうな、これでもまだ三十代だぞ。まぁアンタら開拓者は俺らに弟子入りしてるうちに
僕は数秒思案した後、鍛冶師のおじさんに
「じゃ、ボクもおじさんに弟子入りでもしようかな」
と、伝えてみたら、おじさんがびっくりしたような顔でこっちを凝視してた。あんだよ、ボクなんかおかしいこと言ったか?
「嬢ちゃん正気か?嬢ちゃんの本職は戦闘職だろ?」
「戦闘の合間にでも武器のメンテができたら武器を振るうボクらも安心ってだけ。…だめ、かな?」
「まぁ嬢ちゃんがやるってんなら止めやしねぇが…俺は教えるのが苦手なんだ、悪いが俺じゃあ助けになんねぇ」
「そっか、じゃあ旅をしながらいい師匠を見つけることにするよ。いつになるかはわかんないけど、ね?」
その後おじさんから素材を掘り起こせる場所の地図をもらい、新たな素材を取っとくといいぞと言われた。なのでボクは名残惜しいが武器屋から離れ、四駆八駆の沼荒野へ向かった…のだが、向こうに着いた後にツルハシを持っていないことに気がつき、また武器屋に直行するハメになったのは内緒だ。
***
「…このっ、ツルハシっ、一回振るとっ、スタミナが一気にっ、消し飛ぶんだけどっ!」
かれこれ二、三時間もの間ボクはずーっとツルハシを振るっていた。その割には7:2:1で石ころと灰色鉄鉱、沼棺の化石しか出なかった。こっちは銀色鉄鉱が欲しいんじゃい!そしてボクはここでとある衝撃の事実に気がつく。
「ボク…ステータスポイント全然振り分けてないぞ…!?」
そう、ステータス欄を覗くとまだほぼ一度も消費されずに残っている180ものポイントが。最初なんでこんなステータスポイントがあんの!?って思ったがそういえば初期特典と称号のおかげでレベルが一上昇するごとにステータスポイントが20も貰えるんだった。とりあえずこれはまずいと思ったので振り分ける。
「こんなもんでいいでしょ…数値だけで言ったら60レベくらいかな?」
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HP(体力):30
MP(魔力):10
STM (スタミナ):60
STR(筋力):40
DEX(器用):10
AGI(敏捷):100
TEC(技量):10
VIT(耐久力):60
LUC(幸運):50
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元から高めに作っていた素早さと、何気にスタミナが大切なのは身を持った体感したのでスタミナは高めにした。やっぱゆとりがあるっていいよね。防御力はまぁまぁ高めにしていきたいので少し多めに振って、幸運も伸ばした。
乱数の女神は一旦命綱を首に括り付けてバンジーしてきて欲しい。
「お、ツルハシ振ってもスタミナが尽きない!ほっ、んしょ、えいや!」
スタミナが多くなったことでツルハシが振りやすくなったので、ガンガン石柱をぶっ叩いていると何かがポロリとこぼれ落ちた。
「お、銀色鉄鉱…じゃない?何これ、白銀鉄鉱ってなに?」
白っぽい色合いの銀色の鉱石を拾って確認すると、そこには白銀鉄鉱と書かれていた。
「ま、これもレアアイテムかな?まさか幸運に振った効果が早速!?よーし、どんどん掘るぞー!」
またツルハシを握り直し、石柱を叩き始める。そうして何時間もそれを繰り返している頃、
夜が、始まる
・白銀鉄鉱
なんと結構レア素材。ソシャゲでいうガチャの最高レアリティみたいなもんでしょう。確率?約10%の確率で生成される石柱(見た目区別不能)から更に0.02%で出ます。プレイヤーで持っているのはアンバーのみ。
それはさておき、これを使った武器は今のところ存在しません。存在しないというか確認されていないだけで、白銀鉄鉱を買えるほどに財を成した貴族か王家が金に物を言わせて作ったりはしてるんじゃないですかね?
これの効果としてはマナの⬛︎⬛︎を完全に⬛︎⬛︎する、いわばマナの⬛︎⬛︎⬛︎です。
実はもう使い道は作者の中で決まっているとか…?
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