今更始めるシャングリラ   作:アストロ流星群

9 / 10
長編(?)タイトルスタート!ちなみに作者の中ではノープラン進行です。だって、だってぇ…(データ飛んだ+内容全く覚えてない)

変なところがあってもあったかい目で見てくだせぇ…


9.風前灯るは白夜の大顎 《起》

『ユニークモンスター「夜襲のリュカオーン〔白夜〕」と遭遇しました。」

 

『モンスター不世出の発見(ディスカバー・エクゾーディナリー)!』

 

『討伐対象:夜襲のリュカオーン“昼夜交錯(クロスワールド)”』

 

『エクゾーディナリー オブ ユニークとの戦闘が開始されます』

 

「まーじかー…運営は何考えてんだよ、全くさぁ!」

 

 空は夜の筈なのに昼のように明るく、それでもその光に負けない程に星が煌々と輝く。昼夜が入り乱れたその空は何処か幻想的で見入ってしまいそうだ。いや見入ってたら死ぬがな。

 取り敢えず状況整理からしよう。目の前にいるのはこの前ネットでトレンド入りしていたユニークモンスター「夜襲のリュカオーン」だろう。が、あっちは黒色だったはず、だがボクの目の前に佇んでいる巨狼()()()()()は真っ白い毛並みを輝かせている。やはりコイツが不世出か特殊個体だからなのだろう。いや多分特殊個体の方の性質だな、名前に白夜ってあるくらいだし白っぽい色合いになったのだろう。

 

 え、なんでだったものなのかって?見てみろよ、目の前にいるの、銀髪赤眼の容姿端麗なおにゃのこだぞ?いやなんでだよ。えっとたしか

 

1.急にクソデケェ狼が突っ込んできた

 

2.戦闘が始まると思って武器を装備した

 

3.急に人の見た目に変わった←イマココ

 

 まずは意思疎通でもしてみようか、せっかく人型なんだし。物語の進行に関わる系のモンスターって案外戦闘前に会話できたりするんだよね。

 

「えーっと…貴女は一体なんな…ッ!」

 

 一体なんなの、そうボクが言いかけたところで顔の横を何かが掠める。咄嗟に避けたが一体何が起ーきたのか。だが背後を振り返った時に気がつく。そこにはが牙を剥き出しにしながら威嚇している純白の毛並みを持った巨狼の姿が。

 

(最初の狼!?何処から!?女の子がいない、もしかして自在に変われる!?)

 

 まぁ狼から人型になれるんだしその逆もできるのは当然っちゃ当然だけどなんの予兆も無しに来られると流石に驚く。てかそもそもどうやって目の前から背後まで一瞬で移動したんだよ、脚力バケモンじゃねぇか。いやその他全部含めてバケモンだったわ

 いろいろ考えを巡らせていると、仮定リュカオーンが再び人型に戻り何か言葉のようなものを、というか言葉を発する

 

「ワ…ワタシ、ハ、ヒカリ…ハキ、サ、レタ、ヒカリ」

「うわっ喋った!やっぱ喋れるじゃん、なんで攻撃してきたのよ全く…んで、破棄された光ってなんぞや?」

「ワタシハ…イク星ソウノ、トキヲ超エ…分ケ身デハナク『私』ニ成ッタ」

「いや答えろし…まぁいいや」

 

 破棄された光だの分け身だのよくわかんないけど、取り敢えず目の前のがボクにおもっきり敵意剥き出しなのは流石にわかるので、ボクも致命の太刀(ヴォーパルブレード)と蛇牙の刀を両手に装備して臨戦体制をとる。

 そうしてボクが攻撃を警戒し始めてからほんの一瞬、瞬きの間にビュオン、と背後で何かが空を割く音が聞こえた。

 

(狼状態での攻撃?でも奴は人型で目の前にいる…いや知らん考えるな!)

 

「ふっ…らぁッ!」

 

 ジャストパリィを発動して攻撃を凌ぐ…が、あちらさんのほうが速度も膂力も上なのか防ぎきれずにHPの半分が消し飛んだ。あと分かったことが一つ。

 

「アイツ分身使えるの…!?」

 

 だから急に初出しされると驚くんだってば、って言っても聞いちゃくれないんだろうけども。

 先ほどまでの大きさはないにせよ圧は全く同じの白狼が少女と合流し、少女がそれに跨がる。

 取り敢えずボクは毒の賭け事(トト・ポイズナー)を発動してHPを回復させようとするが泣きっ面に蜂とはこのことか、見事に確立に失敗して毒状態になってしまう。

 

「うげぇ、幸先悪いなぁ…毒消しポーション飲んでっと」

 

 結局飲むならもうポーションでいい気がしてきたのだが。でもせっかく手に入れたスキルなのでどんどん使ってこうと思う、その内いい感じにスキルが進化してくれるかもだし。

 …おっと、今はスキルに思いを馳せている場合ではなかった、相手さんは待ってはくれないみたいだし。というか犬みたいな見た目というか犬科のクセして躾がなってないぞ全く…

 

「よーし躾の時間だ、まずはお座りと伏せ、あとは待てでも覚えてもらおうか…なッ!」

 

 スケートフットでリュカオーンの背後に回り込み、持ち替えた致命の長棒(ヴォーパルスティック)を思いっきり振り抜いて膝カックンする。

 

「はいお座り!」

 

 んなとこでボーッと突っ立ってるからそうなんだよマヌケ!

 心の中でめっちゃ煽ってたらリュカオーンが急に上下左右にグネグネと、なんだ…うん。

 

「いや蛇行運転すんなよ!通常個体ならまだしも少なくともお前白夜なんだから光だろ!なんっで直線で動かずに蛇行で動いて来るんだよまっすぐにしろよ挙動をさぁ!」

 

 それもただの蛇行じゃないぞ、左右に加えて上下にも蛇行してやがる。何言ってんのって?ボクもわかんない。なんか影に潜ったり出たりを不規則にやるせいでものすごい動きを読みづらくなった。3D蛇行運転だね、3D蛇行運転って何?

あと分身と本体が同時に3D蛇行やり始めたせいでスクランブル交差点みたいになってる。3Dスクランブル蛇行運転って…コト!?いや知らんし

 

毒の賭け事(トト・ポイズナー)…よっし成功!」

 

 流石に連チャンで確率失敗とはならなかったようで、今回は普通に成功した。調子に乗って連打でもしよっかな、なんかこのスキル、リキャストタイムもなければクールタイムすらもないからな。ってことでガチャスタート!

 

一回目:成功

二回目:失敗

三回目:失敗

四回目:失敗

五回目:成功

六回目:成功

七回目:失敗

八回目:失敗

九回目:失敗

十回目:成功

 

 えっとつまり…十回中四回しか成功しなかったと、ボク運無さすぎない?




毒の賭け事は元来レアスキル、でもその価値に気づいていないというかほぼ価値がない。現状は…ね?

♢自命賭博(ライフ・ギャンブリング)
HPを10消費することで発動可能。
ファンブル(確率:5%):全ステータス10減少 五秒間あらゆるダメージ倍増 スキルリキャスト倍増
失敗(確率:80%):HP1回復する
成功(確率:10%):HP1減少 全ステータス1上昇
ジャックポット(確率:5%): 全ステータス10上昇 五秒間あらゆるダメージ無効 スキルリキャスト消失



ちょっとゲロりました。あと少し修正。でもまだこれも成長段階、毒の賭け事が幼虫なら自命賭博は蛹、蝶になるのはいつになることやら…



評価・感想など、お待ちしております!コメントもじゃんじゃん送っちゃってください!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。