「ん?」
ボロボロのモニターの一つ、監視カメラの映像。
なにかが動いている。なにか、
側面には、AM01: REPAIRER*1の文字。
「なぜここに封鎖機構のMT(MT…MTなのだろうか?)が…?」
少し考えて、思いつく。
「技研って元は封鎖機構…というか宇宙政府の末端組織が独立もしくは民営化したものでは?」
それなら同じ型の機体(というかMT)使っていても不思議ではない。
「というかこいつらよく動いたな…この世界に来たからか?」
こいつらの動く理由を特定せねば…ただでさえ壊れてるものを更に壊されて全部おじゃんになったら最悪だ。
「コワれているぞ!」
「なんてこった!」
「シュウリだ!」
「シュウリするぞ!」
…なるほど。
こいつらは修理することしか頭にないらしい…
『あー、もしもし?』
「なんだ!?」
「テキか?ミタカた!?」
『一応味方…かな』
「ミカタだ!」
「よかった!」
『えーと、代表者みたいなのっている?いるならこっち…ブリッジまで来てほしいんだけど』
「リョーカイした!」
「トーマ!逝ってコい!」
「ええ⁉どうして私が⁉」
「カツゼツがイチバンいいから!」
「そんな理由で⁉」
そんな理由で⁉
それは俺も驚く。
『…ブリッジの場所はわかるか?』
「ブリッジ…ですか?はい!わかります!」
『えーと…じゃあ、トーマ…といったか?待ってるよ』
「わかりました!」
さて…客(?)を招くわけだし、茶……なんてものはないだろう。それに、MTが茶を飲むわけがないだろう。
まぁ、少しくらいは瓦礫を片づけたりはしておくか…
―――十数分後
「お待たせしましたー」
「お、来たか…ぁあ?」
どこかわからん。
「あ、こっちです!」
窓の外から声がする。
それと、揺れるマニピュレータ。
窓の外から下を見ると…
「あ、ようやく目があいましたね!」
目と目があう~瞬間す~きだ~と気付~くの~(いったいどこに目、もといカメラがあるかはわからないし、別に好きにもなっていないが)
一度目線を前方のとてもきれいな青い海に向ける。
視線を下に戻す。
「えっと…?」
うん。まだいるね。
こういう時は素数を数えて落ち着くんだ…
2...3...5...7...
「あのー?」
11...13...17...19...
「も、もしもーし?」
23...29...31...ハッ!
「は、ハイ⁉なんでしょうか⁉」
「ひっ⁉…あぁ、いえ、先程から何をそんなに考えていらっしゃるのか、と思いまして…」
「あ~、えーっと…」
うっ、話の切り出し方が分からん…ええい、ここは正直に!
「あの、君の仲間たちの…」
「あぁ、あの人たちですね!それがどうかしましたか?」
「あの人たち(人なのか?あれは…)の目的って、何?」
「目的…ですか?」
「うん、目的。」
「目的…目的というか、使命的な何かはあります」
それは…?
「壊れたものを直せる範囲で直すことです!」
普通だ。
「それで、壊れている物があったから動き出した…と?」
「その通りです!」
なるほど。筋が通っている。というか本当に壊れているだな、僕の体(船体というべきか)。
「ちなみに、ざっと何割くらい壊れているの?」
「えーと、見た感じだと、4割くらい壊れていますね」
普通に中破じゃあないか。それって結構不味い状態なのでは?
「…どのくらいで直せる?」
「全体を見ていないので何とも言えませんが…」
「言えませんが…?」
「…今のところ資材やらなんやらがないので無期限ですね」
最悪だ。なんて日だ。
「…ちなみに壊れていない部分はどのくらいあるの?」
「えーと、とりあえずジェネレータ付近は大丈夫です!この船の現状を維持、ゆくゆくは修復する際にも安定してエネルギーを供給することができると思われます」
「なるほど」
しっかし…いったいここはどこなのか。
わからないことが多すぎるんだなぁ、これが。
「…まぁ、ここら辺にしておくか、他に話すこともないし」
「そうですねー、私たちは修理に戻ります」
「通信はできるか?」
「はい!ECMが発生していてもメッセージくらいは送れます」
「報告は適度にな、ホウレンソウだ」
「りょーかいしましたー!」
カシャカシャとトーマが立ち去っていく。
…俺は何をすればいいのだろうか。
いい感じにアズレンと絡める方法がわかったので少しは投稿頻度が増えれば…と…思い……ま……す………