思い出はいつも記憶の中に   作:キミ魔手まろ

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更新めっちゃ遅れました。
この話で第一章完結です。
(´・∀・`)


僕は僕である為の意味

「ど、どうしたんですか!?」

そこに居たのは城ヶ崎さんだった。

顔を涙に濡らしている僕を見ると

城ヶ崎さんはハンカチを取り出した

 

『どうぞ!』

 

その言葉は乾いた心に突き刺さった。

暖かくなり懐かしくもなり、暗い洞窟に優しい朝日が差し込むように僕の心を癒した。

 

「ありがとう…」

 

僕は受け取り顔を拭うと

「どうしたんですか?」

城ヶ崎さんは僕に顔を近けた。

「僕は…」

ん?と疑問に満ちた顔に城ヶ崎さんは変わる

「僕は悪い奴だ…」

僕は今はとにかく今の気持ちを誰かにぶつけたかった。誰でも良いから。

「嘘を付いたし…恨んだりした…」

城ヶ崎さんはその言葉を聞くと

 

「違います!」

 

僕は驚いた。あの大人しい城ヶ崎さんがここまで

声を荒らげている。

「違いますよ…だって貴璃斗くんは私を助けてくれた…」

僕は城ヶ崎さんの言葉に反論など出来なかった。

「私…嬉しかったです…友達が居ない私を引っ張ってくれて…」

そうか。

辛いのは僕だけじゃ無かった。

「城ヶ崎さん…」

「!?」

僕は城ヶ崎さんを抱きしめた。

力強く、壊れないように。

華奢な体だった。

腕は細く体はか弱く筋肉があまり無い。

胸は僕の体を包むような弾力。

「!!…き、貴璃斗くん…?」

分からなかった。

抱き締めたのはその場の勢いだった。

そこから先は何も考えてない

自分の欲望に逆らう事も無く抱き締めた。

城ヶ崎さんは顔を赤らめ慌てている。

「き、貴璃斗くん…」

抱き締めていると少しづつ抵抗を無くした。

僕は我に返り離した。

「あ!ご、ごめん!」

ふと顔を上げると

城ヶ崎さんは顔を真っ赤にして立っていた。

 

【挿絵表示】

 

「可愛い…」

素直な感想だった。

「ふぇ!?な、なんですか!?」

動揺して声を制御出来ていないようだ。

可愛い。そしてすぐ壊れそうだ。

だが、この子は強い。

いつだって泣きたいのに。泣かない。

そう生きていた彼女は人生が窮屈だったはずだ。

城ヶ崎家のお嬢様。その肩書きが彼女を束縛し彼女を苦しめてきた。だが彼女は負けてない。

1人で戦ってきた。

1人。そう、1人。

 

 

「城ヶ崎さん。」

「は、はい」

「僕は君を守りたい」

「あ、はい!」

 

「だから…僕の前では泣いて良いんだよ」

 

そう僕が言うと城ヶ崎さんは笑い。

 

『私は泣きませんよ。貴璃斗くん達と居ると楽しい。それだけで私は幸せなんです。』

 

あれ?聞いた事があるような…

そう考える暇も無く城ヶ崎さんは僕の手を引っ張った。

「貴璃斗くん!いこ!」

その言葉を聞くと僕は笑ってしまった。

「ああ!」

 

 

 

 

 

 

 

ー10日後ー

「ちょっとお兄ちゃん!」

僕はまたいつもの日常に戻っていた。

まあ、幸せなんだろうな。

 

バシッ!

 

「いって!何すんだよ!可美!」

僕は妹の名前を思い出していた。

高橋可美。それが妹の名前だ。

「早く起きないからでしょ」

すると、妹は僕の布団を奪い取った。

「早く起きなさい…!?」

僕も驚いた。なぜなら

城ヶ崎さんが僕の横で寝ていた。

すると城ヶ崎さんは目を少し開けて

「あ…貴璃斗くん…おはよう…」

急いで妹を見ると

「お兄ちゃん♪どうゆう事?♪」

ニッコリうすら笑いを浮かべる妹

「え、えと、可美さん?」

「死ね!死ね!お兄ちゃんなんか死んじまえ!」

「貴璃斗くん!死んじゃ駄目だよ!」

「え!?いや、まて!お前ら!」

 

 

 

 

そう、こんな日常だ。

とても疲れる日常だ。

だが、そんな日常も悪くない…かな?

 

【挿絵表示】

 




どうでしたか?
一章も終わり、もう一つの方進めて行こうと思います
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