逃走中 〜密輸団捕獲大作戦〜   作:たかなおにぎり

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代償

 

リンク

「やばいなこれ……………こっち来る…………」

 

リンクにハンターが迫る!

 

 

リンクがいる場所は袋小路

後ろへは逃げられない!

 

ピーーーーーーーー

 

 

リンク

「こっちから抜けられるか…………?」

 

物陰を使い、ハンターとのすれ違いを図る

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

リンク

「……………………」

 

 

ピーーーーーーーー【LINK】

 

失敗だ………………

 

 

リンク

「クソッッ……………!」

 

間一髪、ハンターの手を避けた!

 

リンク

「全力ダッシュ!!」

 

勇者の脚力で、逃げ切れるか!?

 

 

ピーーーーーーーー【LINK】

 

 

ルーイ

「あ、追われてる…………」

 

 

リンク

「はぁ、はぁ、」

 

建物の角を曲がり、ハンターとの距離を離す

 

 

ピーーーーーーーー

 

見事、至近距離からの逃走に成功だ!

 

 

リンク

「あっっっぶな……………本当に終わったと思った…………」

 

勇者の意地を見せ、

絶体絶命のピンチを乗り切った

 

 

 

ナンジャモ

「すませ〜ん、レバー知らない?」

 

町人

「レバー?知らないな…………」

 

ナンジャモ

「いや無いな……………どこだ…………」

 

 

ことね

「言っても時間そんな無いんで………もたもたしてられないですよ!」

 

レバーを下ろすため、奮闘する逃走者たち

 

 

リョウ

「賞金増額レバー知らない?」

 

おばあちゃん

「レバー?焼肉屋ならあっちにあるよぉ」

 

リョウ

「そのレバーじゃなくて………、下ろす方の………」

 

おばあちゃん

「下ろす?あぁ、あそこの大根おろしをかけて食べると美味しいんじゃよぉ」

 

リョウ

「あぁ、もういいや」

 

 

ピーーーーーーーー

 

ハンターは神出鬼没

いつ、どこから現れるか分からない

 

 

カナリィ

「誰か行ってんのかな……………」

 

 

ファルコン

「どこだー?全く無いぞ…………」

 

 

ことね

「あれ?あれそうじゃないですか!?」

 

藤田ことねが、賞金増額装置を見つけた!

 

ことね

「絶対これだ!やったやった!」

 

しかし……………

 

ことね

「えっ…………?どういうこと?」

 

【賞金を増やしたければ、誰かを犠牲にせよ】

 

ことね

「犠牲……………?

 

ピリリ、ピリリ、

 

マリオ

「またメールだ!」

 

アイリス

「『通達』」

 

マスオ

「『先ほどのメールで伝え忘れていたが、賞金増額レバーを下ろすには』」

 

ムク

「『他の逃走者を犠牲にしなければならない』は?」

 

カナリィ

「何でそんな大事なこと伝え忘れるん?」

 

リンク

「犠牲って何?怖すぎるんだけど……………」

 

オリマー

「『レバーを下ろす前に逃走者を1人選び、』」

 

ことね

「『レバーを下ろすことでその逃走者の腕につけられているアラーム装置が起動する』これのことですか?」

 

小梅

「邪魔だと思ってたけど…………意味あったんだこれ………」

 

クロム

「『選ばれた逃走者が逃げている間、賞金単価が1秒5000円に跳ね上がる』1秒5000円!?」

 

リョウ

「1分逃げれば30万!?」

 

ことね

「『やるかやらないかは君たちの自由だ』えちょっと待ってよ……………」

 

ナンジャモ

「『なお、レバーの場所は以下の3ヶ所だ』おぉ!」

 

カナリィ

「…………………性格悪!」

 

 

通達

 

他の逃走者を犠牲にせよ

 

賞金増額レバーを下ろすためには、他の逃走者のアラーム装置を起動させなければならない

 

アラーム装置が起動してから確保されるまでの間、賞金単価が1秒5000円に跳ね上がる

 

金を取るか、仲間との絆を取るかは逃走者次第だ!

 

 

ことね

「見つけてから言わないでよ…………!!」

 

突如として究極の2択を迫られたことね…………

レバーを下ろそうとしていた手が止まる

 

ことね

「流石に炎上モノすぎない…………?いろいろリスクが…………でもお金欲しい…………!!」

 

炎上の恐怖と欲望の間で揺れることね

導き出した決断は…………………

 

ことね

「これは……………誰かにやってもらおう。私じゃ無理だ!誰かが代わりに………………私が選ばれることはないはず」

 

欲望より、炎上回避を取った!

 

ことね

「チキンかなー?でもしょうがないですよねー」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

ナンジャモ

「誰か1人を犠牲に…………?ということは?」

 

スタッフ

「ということは?」

 

ナンジャモ

「カナリィ氏を潰すチャンスじゃん!賞金も増えてライバルも減らせる!ますます行かない理由がないですなこれは…………」

 

一方こちらは炎上を恐れるどころか、さらにやる気に…………

 

ナンジャモ

「えーと…………ここから近いのは…………」

 

先ほどのメールでレバーの位置が通達

地図でレバーの場所を確認する

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

スタッフ

「どうしますか?」

 

オリマー

「いや変わらないよ。犠牲になってもらう人には申し訳ないけど、この先会うかどうか分からない人たちだからね。そんなことよりもお金が大事なんだよ」

 

オリマーも変わらず、ミッションに向かうようだ!

 

 

クロム

「逃げてる間賞金が増えるんだろ?俺狙われる可能性ないか?」

 

リンク

「僕に来る可能性あるよね?これ…………」

 

アラームが鳴っている間だけ賞金単価が増加するため、足の速い逃走者たちは狙われやすい!

 

 

グルーシャ

「お金のために人裏切るなんて……………サムいね」

 

スタッフ

「誰がミッション行きそうですか?」

 

グルーシャ

「ナンジャモとかナンジャモとか、あとナンジャモとか」

 

 

カナリィ

「やっぱりナンジャモさんはこういうの行きそうな気がする……………。絶対お金にがめついっすもん」

 

 

ファルコン

「ナンジャモちゃん絶対ミッション行ってるよな?」

 

 

ナンジャモ

「ボクがミッション行ったらびっくりされるかな?イメージと違いすぎて!」

 

イメージ通りすぎて、

誰からも信頼されていない…………

 

 

ピーーーーーーーー

 

ハンターはエリアを隈なく捜索

いつ、どこから現れるか分からない

 

 

ルーイ

「お腹すいた……………」

 

 

ムク

「あれ…………?もしかしてあんたミッション行く気?」

 

リョウ

「もちろん。お金欲しいから」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

オリマー

「運動不足だ…………走るのキツい…………」

 

 

ムク

「カナリィだけはやめてよ!カナリィだけは!」

 

リョウ

「え、な、何?」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

マリオ

「マジで……………誰も行かないでくれよ…………ここで人数減ったら後々キツいからな…………」

 

 

ことね

「アラームの音聞こえないってことは…………まだ誰も下ろしてないのかな?」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

ムク

「カナリィだけは………………カナリィだけは……………」

 

スタッフ

「カナリィさんのファンなんですか?」

 

ムク

「うん。カナリィと一緒に逃走成功したい」

 

 

ピーーーーーーーー【MUKU】

 

見つかった………………

 

 

ムク

「だから、こんな序盤で捕まって欲しくない……………ッッ!」

 

気づくのが、遅かった……………

 

ポン

 

ムク確保 残り14人 〔78:28〕

 

ムク

「はぁ…………………うざ」

 

カナリィと一緒に逃走成功する夢は…………潰えた

 

 

ピリリ、ピリリ、

 

リョウ

「『ムク確保残り14人』危なっ」

 

カナリィ

「ムクちゃーん!絶対…………どっかで助けるからね………!」

 

 

オリマー

「はぁ、はぁ、はぁ、あっ、あったぞ!」

 

ヘトヘトになりながら、

オリマーが賞金増額装置にたどり着いた!

 

オリマー

「本当に申し訳ない…………足速そうで、長時間逃げてくれそうな人物……………」

 

犠牲者に選ばれたのは……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリマー

「クロムくん!ごめん!」

 

ガチャン!

 

クロムだ…………………

 

〔73:02〕

20万3600円

〔73:01〕

20万8600円

〔73:00〕

21万3600円

 

 

クロム

「……………ッッ!?」

 

ビー!ビー!

 

クロムのアラーム装置が起動!!

2体のハンターが、クロムに襲いかかる!

 

クロム

「嘘だろオイッッ!!」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

ことね

「あれっ?1秒5000円になってる!!」

 

 

マリオ

「だれだれだれ?可哀想に……………」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

クロム

「どうすりゃいいんだよこれ!どうすりゃ、クソッッ!」

 

 

ピーーーーーーーー【CROM】

 

見つかった………………

 

 

クロム

「チッくしょう!!」

 

ビー!ビー!

 

 

リンク

「アラームの音……………クロム!クロムじゃん!」

 

 

ピーーーーーーーー【CROM】

 

 

リンク

「………………………行け!もっと稼げ!」

 

 

ピーーーーーーーー【CROM】

 

 

クロム

「はぁ、はぁ、ぬわぁッッ!!」ポン

 

クロム確保 残り13人 〔75:19〕

 

クロム

「何で俺なんだよ……………」

 

残念……………だったな…………

 

 

小梅

「あ、200円に戻りましたね………」

 

ピリリ、ピリリ、

 

ルーイ

「『クロム確保残り13人』」

 

マリオ

「クロムかぁー…………足速いやつが減っちゃったよ」

 

なお、クロムが43秒間逃げたため、

賞金は20万6400円プラス

 

逃げ切り時の賞金は128万6400円となった!

 

 

ファルコン

「やっぱ足速い奴狙われるよな……………ということは俺も危ないよな?」

 

自分も犠牲になるのではと恐れるファルコン

 

 

スタッフ

「誰を犠牲にしますか?」

 

リョウ

「とりあえず長い時間逃げてくれそうな人」

 

スタッフ

「ファルコンさんとか?」

 

リョウ

「いや、あの人はいい。何か後で面倒くさそうだから」

 

杞憂だ…………………

 

 

次回、

ミッション1 完結編

次なる犠牲者は現れるのか!?

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