おい!!多芸の天才が異世界に行くってよ!!え?GXなにそれ?   作:瀬戸際T.T

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修斗VS海馬さん!!


貴様に最強の龍を見せてやる!!

「これから始まるのはデュエルではなくただの残虐だ」

 

 

海馬side

「何…?」

異世界からきたと言うくだらんオカルトチックな話をした藤山修斗に、デュエルを挑んだ俺はその言葉を理解できなかった。

「貴様...!!何のつもりだ!!」

デュエルではなくただの残虐だと…?ふざけるのもいい加減にしろ!!

 

 

「海馬さん、俺はあんたのことを尊敬している。けど、それだけなんだ。こっちの世界はあなたの考えている程度のレベルではない。極度のパワーインフレによる、デッキの強さ関係がたった一枚のカードで崩れてしまう。そういう世界だ」

 

 

こいつは何を言っている?たった一枚のカードで強さ関係が崩れてしまうだと!?それこそ戯言だ!!たった一枚のカードごときで、デュエルの強さ関係が変わるだと!?バカバカしい。

俺は気がついたら拳を握りしめていた。

「なら、そのことをこのデュエルで証明してみろ!!貴様のいう『デュエルではなくただの残虐』を。この俺に見せてみろ!!」

ならば俺はそれすらも超えて行く!!それが俺のデュエルキングへの道!!それが俺の未来のロード!!

「さあ!!貴様のターンだ!!」

 

 

修斗side

おす!!オラ修斗!!なんかすっげーワクワクすっぞ!!

とまあ、ボケは置いておいて。本当にいいのだろうか?海馬社長に啖呵を切ったけど、実際俺の使っている聖刻はそれほど強いデッキではない。なぜなら、このデッキの弱点は特殊召喚させなければ何ら問題ないからだ。例えば、『虚無空間』と『マクロコスモス』のコンボ。特殊召喚できない代わりに自分の墓地にカードが置かれると破壊されてしまう『虚無空間』のデメリットを『マクロコスモス』でカバーできる。

この時代でいえば、『ライオウ』さえいれば特殊召喚は対策できるからな。

特殊召喚に限らず『奈落の落とし穴』などの召喚反応系ならば、破壊できる。聖刻ならそれでも回りそうで怖いが…。

「では、俺のターン。手札から魔法カード『招集の聖刻印』を発動。デッキより『聖刻龍-トフェニドラゴン』を手札に加える。さらに相手フィールドにモンスターが存在する場合、『聖刻龍-トフェニドラゴン』は特殊召喚できる」

スラッとした薄いピンクの色をしたドラゴンが現れる。

 

修斗 手札

6→5→6→5

 

「ふぅん、なかなかの効果だ」

「感心しているところ悪いが、まだまだ召喚するぞ。さらに俺は、フィールドの『聖刻龍-トフェニドラゴン』をリリースし、『聖刻龍-シユウドラゴン』を特殊召喚!!」「何!?」

手札5→4

そう、聖刻の怖いところはフィールドの聖刻と名のつくモンスターをリリースすることで特殊召喚できること、さらに、

「そして『聖刻龍-トフェニドラゴン』の効果を発動。このカードがリリースされたことでデッキからドラゴン族通常モンスターを特殊召喚できる」

「待て、そのリリースとやらはなんだ?」

あー、この時代ではまだ生贄召喚だったか?

「リリースと言うのはいわば生贄だ」

「ならなぜ貴様のドラゴンは生贄召喚扱いされんのだ?」

海馬さんが言うことは最もだ。海馬さんたちが使うカードは聖刻のような回りくどい効果を持つカードはあまり存在しない。つまりそれは何ら恥ずかしいことではなく、そのカードについて知らないだけなのだ。

ふと気づくと、遊戯さんは微笑みながらこちらを見ている。彼はやはり知っていたのだろう。パラドクスとの戦いで、遊星のシンクロを見ているはずだからな。

「それが俺の聖刻の効果です。通常召喚権を使わないようにするための、ね」

「ふぅん、なるほど。つまりはただの生贄の準備か。しかしその程度では俺には追いつかん」

ま、違いますけどね。

「では、改めて効果の続きです。『聖刻龍-トフェニドラゴン』の効果で俺は『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』を特殊召喚!!ただし、攻撃力守備力ともに0になるがな」

「な、なんだと!?」

海馬さんが酷く狼狽している。なぜだろう?

そう思った次の瞬間俺のフィールドからあふれるような光がでて青い目をした一体の白龍が出てくる。

「貴様…何故『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』を持っている!?ブルーアイズは俺の持っている三枚のカードと、遊戯のとこのが持っている一枚のみのはずだ!!」

「何だ、そんなことか。理由はさっき話しましたよ?あなたが信じていないオカルトことだよ」

これで信憑性がましただろう。まぁどうでもいいが。

「『聖刻龍-シユウドラゴン』の効果を発動。一ターンに一度、手札・フィールドの聖刻と名のつくモンスターをリリースすることで、相手フィールドの魔法・罠カードを破壊する。俺は手札の『聖刻龍-ネフテドラゴン』をリリース扱いで墓地に送り、右側のカードを破壊!!」

「今度は相手のカードを破壊するモンスターだと!?」

手札4→3

蒼い色の少し蛇に似たドラゴンはその口からビームを放つ。ビームが海馬さんのフィールドの伏せカードを貫くと、爆発エフェクトが発生した。

「クッ…!!俺の『防御輪』が!!」

 

『防御輪』

魔法

このターンの効果ダメージを無効にする。

 

「まだ終わっちゃいないぞ?『聖刻龍-ネフテドラゴン』の効果によりもう一体の『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』を特殊召喚だ!!」

「二体目のブルーアイズ!?」

再び俺のフィールドに白龍が現れる。これで準備は整った。

「いくぞ、俺は二体の『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』でオーバーレイネットワークを構築!!」

「今度はなんだ!?」

二体のブルーアイズが空に飛び上がり、その先に黒いブラックホールのような謎の渦巻きがあった。それはさながらうずまき銀河を模しているようでとても綺麗だ。

海馬さんの驚愕に満ちた顔に光が照らされる。眩しそうに目を細めると、自分の手でその光を遮った。

「エクシーズ召喚!!」

一気に黒い粒子が中心に集まりビックバンのような爆発を見せて視界一面が遮られる!!

「現れろ!!『聖刻神龍-エネアード』!!」

現れたのは太陽神ラーのスフィアフォルム。しかし、だんだんと亀裂が割れてきて真紅とは程遠い顔が二つある赤のドラゴンになった。

「これが、異世界のドラゴン!!異世界の召喚法!!フ、フハハハハハハハハ!!面白い!!ならば俺はそれすらも超えてやろう!!」

「これがエクシーズ召喚。この世界のデュエルモンスターが進化した姿だ。そしてこいつらの効果には制限がある」

「なに?制限があるだと?」

「そうだ。それはこのエクシーズモンスターは基本的に素材となったモンスターの数だけしか効果を発動できない。この素材となったモンスターはモンスター扱いせず、エクシーズ素材としてエクシーズモンスターの下に重ねる」

俺は海馬さんに黒いカードを指差しながらデュエルディスクを見せる。

「そして効果を使う時、この下に重ねたカードを墓地に送る。俺は『聖刻神龍-エネアード』の効果を発動!!一ターンに一度、手札・フィールドの聖刻と名のつくモンスターをリリース扱いで墓地に送り、墓地に送ったカードの数だけフィールド上のカードを破壊する!!」

「何!?」

『聖刻神龍-エネアード』はその巨体に浮かぶ光の球を掴むとそれを握りつぶした。光の球は少しの輝きをみせると砕け散らずにそのまま消失する。

「俺は手札の『聖刻龍-アセトドラゴン』と、フィールドの『聖刻龍-シユウドラゴン』をリリースし、『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』の二体を破壊!!」

手札3→2

赤の巨龍はフィールドの『聖刻龍-シユウドラゴン』と透明の『聖刻龍-アセトドラゴン』を掴むと青と薄紫のドラゴンは粒子となり、『聖刻神龍-エネアード』に吸い込まれた。

「行け!!エネアード!!インパクトフレア!!」

直後、小さな太陽ができた。

 

 

海馬side

閃光に目が眩んだ。バトルシティで体験した『ラーの翼神龍』のようなフィールドを埋め尽くす極光。

思わず目をつぶり腕で目を覆う。

しばらくして光が小さくなると、俺はフィールドに目を向けた。

二体の迫力を放つ俺の最強のしもべがいなかった。

「まさか、これほどとは…」

続く言葉が出ない。条件さえ揃えばフィールドを制圧できる。そのドラゴンの強さに圧巻したのだ。

「俺のターンはまだ終わっていない。俺はリリースした『聖刻龍-シユウドラゴン』と『聖刻龍-アセトドラゴン』の効果を使う。フィールドに『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』を二体の墓地とデッキから特殊召喚」

再度現れる二体のブルーアイズ。俺のフィールドから藤山 修斗のフィールドへと生還した錯覚がした。

「ブルーアイズ!!」

「バトルフェイズ。『聖刻神龍-エネアード』で『ロードオブドラゴン ードラゴンの支配者ー』に攻撃!!」

フィールドを破壊した赤いドラゴンの口に光の粒子が集まっていく。

「プロミネンスバースト!!」

視界一面が紅い光に包み込まれた。

 

 

修斗side

『聖刻神龍-エネアード』の攻撃は見事成功した。ロードオブドラゴンから発せられた破壊音がそれを証明している。

しかし油断はできない。この世界では実質二位として君臨しているからだ。

「カードを二枚伏せて、ターンを終了」

手札2→0

「あなたでは聖刻龍達には勝てない」

海馬さんは俯いたままだ。だが、どこか諦めてはいない雰囲気を漂わせている。

「ククク……ハハハハハハハハ!!」

やはりまだまだ終わらんのだろう。しかしそうでなくては張り合いがない!!

「ククク…!!俺のターン!!」

 

海馬手札

1→2

「俺は手札から魔法カード『闇の量産工場』を発動!!墓地の『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』二体を手札に戻す!!」

手札2→1→3

「さらに魔法カード『天よりの宝札』!!互いのプレーヤーはカードが六枚になるようにドローする!!」

手札

0→6

3→2→6

「フフフ、最強のドラゴンを見せてやる。俺は魔法カード『死者蘇生』を発動!!いでよロードオブドラゴン!!」

何故だ?ロードオブドラゴンを特殊召喚したとしても『聖刻神龍-エネアード』を倒すには至らない。まさか!!

「貴様も気づいたようだな。俺は手札から二枚目の『ドラゴンを呼ぶ笛』を発動!!いでよ、『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』!!」

手札

6→5→3

海馬さんのフィールドにまたブルーアイズが出てきた。だけど、ロードオブドラゴンがいるせいで『融合』は使えないはず。

そこまで考えると、海馬さんが笑みを浮かべていた。

「貴様の考えていることが手に取るように分かるぞ。しかし、甘い!!俺は手札から魔法カード『エネミーコントローラー』を発動!!」

手札3→2

W○iのクラッシックコントローラーに似た機械が現れると、俺のフィールドにいるブルーアイズにコードを接続した。

「フィールドのロードオブドラゴンを生贄にすることで俺は貴様のフィールドのブルーアイズのコントロールを得る!!」

コントローラーの十字キーが左、右、と傾き、A、Bとボタンが押されると俺のフィールドにいるブルーアイズが海馬さんのフィールドへと移動していく。

「見るがいい、これぞ最強の龍。魔法カード『融合』!!フィールドの三体のブルーアイズを融合!!」

ブルーアイズが『融合』エフェクトに飲み込まれていく!!

「いでよ!!我が最強のドラゴン!!『青眼の究極龍』!!フハハハハハアハハハハハハハ!!」

一瞬にして満たされた白。照らされたそれが収まると三個の首があるドラゴンが目にはいる。

『青眼の究極龍』。攻撃力は4500と、かつて海馬さんの従えた神『オベリスクの巨神兵』を凌ぐ、海馬さんの絶対的信頼を置いているモンスター。

「フハハハハハハハハハハ!!『青眼の究極龍(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)』の攻撃!!『アルティメット・バースト』!!」




遅れてすみません。瀬戸際(T . T)です。
センター試験、私立大入試等で忙しかったのです。


それは置いて、正直読んでいる人達は、このカードの効果分かるかもってやつがいっぱいなので効果説明は次回から省きます。次回もよろしく!!
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