地獄の黒鬼 咆哮す   作:町コアラ

13 / 17
ギンガ視点はいります


陸士108部隊のとある日

  

 『地獄の黒鬼』そんなあだ名にもすっかり慣れ、同僚からも畏怖の対象となることにもすっかり慣れてしまった中、すっごいキラキラした目で懐いてくる女子の後輩がいると逆に気圧されたりする。というのも、以前空港火災で助けた上司の娘姉妹その姉のほう、ギンガ・ナカジマが後輩になってそれは顕著になった。

 空港火災の後、姉妹から助けてもらったのに怯えたことについて謝罪され、上司のゲンヤ・ナカジマからちょうどいいから面倒ちょくちょく見てくれと言われたことから始まり。(まあ現場と違う苦労があるのは知ってたし)時間見てなんやかんや面倒みたりしてたのだ。

 そんなこともありそれなりに慕われてるのは分かってたが、なんか思ってた以上に目がキラキラしてる。現場見た奴は大抵、女性は特に頼りになるけどおっかないって感じなるけどギンガは例外だった。

 

「お勤めご苦労様です先輩!」

「こちらの資料、まとめておきました先輩!」

「お茶はどうでしょうか先輩!」

 

 すごい張り切ってる。 

 いや全然悪いことじゃない。むしろありがたい。てきぱき動くし気が利く、腕っぷしも上々。書類仕事に関しては隊の中でも既に上位に迫りつつある。俺も油断してるとやばい。

 

「ぶっちゃけ次元犯罪者とか相手したとき見られるとどうしてもビビられるとこあるから結構驚きなんだけど。」

「そんなに驚くことでしょうか?そりゃあ初めて会ったときは、いきなりでびっくりしましたけど、たくさんお世話になった人にいあさら怯えませんよ?」

 

 とのことだ

 

「それじゃあ遠慮なくやるからちゃんと付いてこいよ後輩。」

「はい!後ろは任せてください先輩!」

 

 そうして俺たちは今日も犯罪者の拠点に飛び込んでいく

 

 

_________

 

 

 あの人はどうも勘違いしているらしい。自分の戦い方のせいで女性から避けられてる?そんなことがあるものか。むしろこの職場じゃあ強いことは基本プラス。まあ確かに演習などで正面に立たれると慣れないと脚がガクガクになるのはそうだけどデスクワークで女性が寄ってこないのは別にある。

 頭の5本の簪に皆怯えているのだ。故郷に帰ったときにお守りにもらった『魔除け』そんなふうに本人は言っていたが女性ならすぐに感づく。

 

 アレってマーキングだよね?

 

 そして誰の仕業かも想像がつく。高町なのはさん、フェイト・T・ハラオウンさん、そして八神はやてさんの3人は確定だろう。3人とは彼の故郷、地球からの付き合いでなんなら彼女たちのために地上本部で働き始めたことは一般士官にも有名な話である。あとの2つは分からないけど、あの3人が共有するような人たちが故郷にいるのだろう。

 地球の人たちってあんなに重いのがデフォルトなのだろうか。先輩とその周りだけだと思いたい。友達が風評被害を受けずに済むように異世界に単身赴任してしまう本人はもちろん髪飾りで女避けをする周りもすごい。そして着けられた本人は気づいてないと来た。

 身近で働いて少しわかってきたが身内の外敵を排除することに注力し過ぎで自分の色恋してる余裕がないらしい。

 あの現場で助けられ、その後お世話になって気になってきたと思った瞬間気づいてしまった。あの髪飾りがそういうものだと、

 

 なんかずるい そう思った。

 

 彼の邪魔になりたくないけど、女避けしておきたいとか、今の関係を楽しみたいとかそんな感じだろうか。囲うなら囲ってしまえばいいのにそれもしないなんてちょっと先に出会ってた特権をフル活用してる。

 それならこっちにも考えがある。後輩じゃなきゃ出来ないこといっぱいするんですから。焦ったときには手遅れになってても知りませんから




恋愛描写って難しいですね。ここのギンガさんは年上のお兄さんが気になってきたと思ったらすでにマーキング済みなのに付き合ってる人はいないとか聞いて「はー?」ってなって燃え上がったタイプとさせていただきます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。