「…で?誰から聞いた?」
「はい!お父さんであります!」
隊長かよ、まあそんな情報漏らすのあの人ぐらいか。スバルも相当ビビって口調おかしくなってるし、この辺にしとくか
「まあいいだろう。むやみに広めなきゃもう何も言わん。…八神笑い過ぎだ。」
「うぷぷっ、いや、ごめんなあ。それにしたって『オカン』って」
「わ、笑い過ぎです。はやてちゃん…」
八神はまだ笑いが収まってない。たぬき呼ばわりされてんのバラシてやろうかな
新装備の受け取りと試着が終わり、いい時間だからと八神に昼飯に誘われ、高町とテスタロッサも合流して食堂に来たらこれだ。
今は新人たちとも合流して昼飯にありついている。新人同士が仲がいいのはいいけどなあ
「タケくんのあだ名も増えたねえ。それにしても皆してそういうの好きだよねえ。人を指して悪魔だの魔王だの」
高町も遠い目をしてる。貫禄あるのは間違いないけどな。俺?口には出してないからセーフ
「なのはとタケミチは白のなんたら黒のなんたらで呼ばれること多いよね、タケミチが黒担当してくれるから私はあんまり色で変なの付けられなくって助かってる。雷関係でちらほら聞こえてくることはあるけど。」
テスタロッサさん?それ本人の目の前で言っちゃう?
「だいたい大げさなんだよなあ、特に天上天下唯我独尊?あれのあたりは誰が言い始めたんだか、そんな強けりゃあ苦労しねえっての。個人でできる事なんてたかが知れてるんだから。噂ばっか先走るのも困ったもんだよ。」
俺らがそんな感じで愚痴ってると
「で、でも噂されるようなことはしてるってことですよね?手数の多さはやっぱり上位陣でもタケミチさんが抜きんでてるって聞きますけど。やっぱり戦場だと色々できたほうがいいんでしょうか?」
「ティア?」
ティアナが参加してきた。
「…たしか(お兄さんと同じ)執務官志望だったな。俺は単騎での作戦も多いから確かに手広くやってるよ。ただそうやって手を広げたのはメインの近接を一定以上に鍛えて、体も相応に出来上がってからの話だ。…お前さんはまず、第一の刃を磨く時期だよ。」
「っ!?」
「今の凄いわかりやすかったぞ。今の自分に不満か?」
「それは…」
「足りないもん数えだしたらキリないぞ、それに自分に自信が持てないってんならお前を選んだ奴を信じてみればいい。正直おれじゃあお前の望むモンは出してやれない。全然知らないも同然だからな。ただこの部隊に選ばれた以上そこの3人の眼鏡にかなったってことだ。スバルとセットだったからで選ぶほど、こいつら甘くないぞ。」
「あ…」
「他の3人もそうだが、それぞれこれから開花するものを持ってるから選ばれたんだ。自分の持ち味忘れんなよ。…お説教になっちまった。すまんな高町、指導官差し置いて出過ぎた真似だったか。」
「ううん。たまには外からの視点で言ってもらうのもいいだろうし、今回はお咎め無し。ということにしてあげましょう。」
「そりゃあ、ありがたい。さ、飯の続きするか。そういやエリオはどうなんだ?最近はどんな訓練してんだよ?」
「え?ぼ、僕!?えっと…」
ちょっと緊張した空気を歓談に戻すのに一旦エリオに話題を移す。すまん
それからは空気も戻り和やかに昼食は取れた…と思いたい。
今はまだ土台作り、がんばれよ後輩たち
この辺からシリアス強くなって来るなあどんな塩梅でいこうかしら。