今回は弥一の能力(術式)や性格とか結構出すかもしれません。(知らんけど)
それでは、温かい目でどうぞよろしくおねがいしマウス。
「前回のあらすじや。気が付けばおじはん女の子になってたわ!って喧しいわボケ。」
自問自答である。
戒野弥一。
ミサキの身体を自身も知らずに受肉した、関西弁の一般人。
ミサキと違う点は、茶髪から黒髪に変色し、目も明るくライムグリーン。
髪の毛が所々紺色が混じり混じりある。
さらには、血の塊のような赤黒い液体と、青白い眼、そして今にもしゃべりそうな青緑の口のヘイローであった。
普通ならば、一般的にヘイローが変化するのは普通起きない。
しかし、人格が存在するのなら話は別かもしれない。
弥一は、自らの状況に悩ませ、顎に手を当てる。
(これは転生?いやおじはん死んでへんし。てかブラブラしてからここまで夢以外記憶ないわ。どうなっとん....。)
(とにかく、おじはんが今どういう状態か確かめるのが吉やな...。)
弥一はこの部屋を確認する。
「引き出し見よか。」
弥一は机の引き出しを開ける。
「最低限の日用品はあるな。クソボロやが。あとは、え~っと」
弥一はいろいろ漁るが、大体がホコリとゴミしかなかった。
だが、ロープ、そしてナイフなどの刃物しかなかったのだ。
「....えぇ、これマジ言うてる?」
(おそらくこの元の子は自殺願望をお持ちのようや。なんでや?)
(そういや首とか手首に包帯だし、あちこちジンジン来とる。特に頬や...)
弥一は手で痣のある頬を触る。
(....ん?ちょっと待てや)
(おじはん女の子よな?)
弥一は、恥とか関係なく股を触る。
「おじはんの漢の象徴がァ....!!!!」
弥一は物凄いショックの顔をし、膝をつく。はたから見れば何をしているのかわからない。
(......んま、そんなこと考える暇ないわな....)
弥一は、一回外に出ようとする。靴を履き、ドアを開ける。
(そんでもまぁ.....こんな傷なんや。おそらくいじめか何かやな....)
(少し、この子の状況はどうなのか気になってきたわ。)
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コツ......。 コツ......。
廃れた薄暗すぎる廊下に、一人の少女(中身漢)が軽快な足音を鳴らす。
(廃れ、廃れ、廃れ、老朽化進みすぎて寂しなるわ。人のいる気配もないねん。)
彼の思う通り、廊下は静寂に包まれている。
夜にも相まってさらに静寂で誰も知らない静かな音だけ。
その静かな予感はただの予感じゃない。何かが出てきそうな予感だったのだ。
(お化けとか出てこうへんよな?おおこわっ....。)
コツコツと足音の反響は鳴り響くだけ。
____しかし、その静寂はすぐに終わった。
コツ、コツ、コツ、コツ....。
(....!これはおじはんの足音の反響やないな、誰や?)
弥一は少し軽快な足取りをやめ、慎重に足音へと近づく。
コツ...。コツ...。コツ...。コツ...。
その足音は徐々に近づく。もうすぐかもしれない。
弥一は、死角を利用し角待ちで拳を握りしめる。
もうすぐ...。もうすぐ...。
その時____先に手を出すのは弥一だった。
ゴッ
弥一は、
「...あん?」
(今のは....呪力?)
弥一は自分が出したものに気づいてなかった。
(つまりは......おじはん呪術使えるんか!?)
弥一は元の世界では呪術廻戦の漫画を全巻読むほどの呪術ヲタク。
勿論、呪力の仕様は良く理解していたが、転生し受肉したことで呪いに芽生えたということになる。
そして、弥一は呪力を無意識に使ったという才能を表す。
ちなみに、弥一というには。
(イヤッホー!!これが転生特典っちゅうことかぁ!いやぁ~嬉しいわぁいろいろ試行錯誤とかしたら術式や反転とか使えるんかなぁ~♪)
とても呑気だった。
「....おっと、自分の力に好奇心抱いてる場合やないな。」
弥一は自分の手からの視線から、殴った対象を見る。その者は_____
青白い肌で、マントを着て、ガスマスクらしきものを被ってる。服装が危ない天使の輪っかのついた存在だった。
「こんな変態チックなお化けいややわ」
股のところの角度がおかしい、所謂ハイレグに近いものだった。
それを見て弥一は思わずツッコミが飛んでしまう。
しかしお化けらしきものはそれに動揺せず、まるで生物のような心がないような感覚だ。
「...服装以外はまさに幽霊みたいな感じやな」
幽霊らしきものは、先ほどの攻撃に悶えながら手元にある銃を構える。
「ええで。その喧嘩買うわ。」
まず先行したのは幽霊。銃を弥一に向け、銃弾を放つ。
この静かな静寂に小さな戦いの火蓋が流れたのだ。
「おいおい、幽霊に銃とか、似合わん極まれりやろ。」
弥一は不満げに姿勢を低くし、銃弾を避けた。
幽霊が痛みで標準を合わせづらかったのもあるが、普通は銃弾を避けることはまず人間のやることじゃない。
「まだまだやろ?」
弥一は二本の指で挑発する。
幽霊はその挑発に乗ったのか、幽霊の銃口から青い炎が出てきた。
(銃口から青い炎?何かしてんなこいつ。)
幽霊は何かを貯めている態勢へと移る。
弥一はそのための攻撃を誘うように「ホッ、ホッ」っとジャンプを始めた。
____そして、放たれる。
ダダダダダダダダダダッ
幽霊は群青の弾丸を弥一に向けて大量に放った。
正確に、狙いを定め、偏差撃ちを決めようとする______。
____しかし、弥一には、通用なぞしなかった。
(偏差撃ちならば予測不能な動きをすればええ。ここで切り返して前に詰めると見せかけてまた横移動からのしゃがんで一回回って攻撃し...)
弥一はまるで
幽霊は、そのことに顔は見えないが、驚愕する素振りをせざるを得なかった。
しかし、
「驚愕する時点で命取りやったな。」
ゴシャァ
とても拳で殴った音じゃない音が、廊下に鳴り響いた。
幽霊は、声が出ないまま、力尽きるようにその場に倒れる。
「終いかいな...?」
倒れた幽霊は、ブワッ....と塵のように徐々に朽ち果てる。
「朽ち方は儚いんやな...」
「....ふぁ~....なんかどっと疲れたわ。おじはん久しぶりに動いたからなぁ...」
弥一は、眠たそうにあくびしながらそのまま後ろに向き、自室に戻る。
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「....おかしいですね。偵察のユスティナが一人足りませんね....。どこへ...?」
アリウス自治区。最下層。
ある赤い影が、目を光らせふと困惑していた。
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弥一は、先ほど出たあの部屋に戻る。
ドアを開け、てちてちとソファに行く。ここにベッドはないと探して分かった。
「寝床がソファとか、背中ボキボキなるわほんま...。」
弥一はパーカーを脱ぎ、それを布団の代わりにするように廃れたソファで横になる。
(はぁ....これからどうすっかねぇ。んま、なんとかなるやろ。次起きたら考えるかね。)
「それじゃ、おやすみちゃあ~ん」
弥一は、意識を眠りに預ける_____。
.............。
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____。
「.....。あれ?」
弥一は、瞼を開ける。知らない場所である。
永遠に白い地平線が続く真っ白な世界。
まるで何もない、空しく思う場所のようだ。
「おじはんは....寝とったよな?」
「でも、なんか不思議や。疲れとかがないわ。」
(ここから創造できるのは......。)
弥一は、自分が寝たことを思い出す。
そしてそのまま夢か時間が過ぎるのを待つだけ。
しかし、夢の癖にとても記憶がハッキリしてる。感覚もあるのだ。
つまりは...。
「生得領域かいな?」
生得領域
いわゆる心象風景。
自分が自ら創造する世界を作り、魂だけこちらに意識を預ける空間。
術者がこの空間を知覚できるのは難しい部類だが、この空間を知覚すれば利用し領域展開の土台へとなる。
原作では宿儺が虎杖の心象風景に生得領域を作っていた傾向がみられる。
「つまりは、ここはこの身体の本人の空間?」
ミサキは悲惨な人生を迎えてたのか、はたまた呪力を持った影響なのか、白紙のような心象風景だった。
弥一はそれに対し不満げだった。
「それにしても白いなぁ...。これじゃ場所も覚えられへん」
弥一は、弥一のほうの生得領域を上書きしようと考える。
しかし、できるとは限らない。弥一は試行錯誤していろいろ試す。
手を翳したり、帳を下す掌印をしたり、地面に手を翳したり。
「....ならばや」
弥一は、最終的に念じることに。
一人の女性になった男が、白い部屋の中で目を瞑る。
その時____新しい世界が広がった。
弥一は、恐る恐るゆっくりと目を開ける。
「....おお。成功したわ」
夜のように空は黒く。
青緑の街灯が輝き。
多くの建物が人のように鎮座し続ける。
「へぇ...多分田舎から出たかった心の表しかいな。」
弥一はしみじみとした表情をし、足を運ぶ。
....ふと、弥一は思い出したと言わんばかりに足を止めた。
(おじはんに術式はあるんかね?)
素朴な疑問。
自身が呪力を持っているのならば、生得領域できるなら、術式は持ってるのか。
もし持ってるなら、いち早く術式の練習や試しをしたい。
そう弥一は思った。
「う~む、また目を瞑ればわかるんかなぁ」
弥一はまた目を瞑る。
その創造のものは....。
蒼、赫、茈輝く球体と
24枚の透明な板、
そして赤黒く惑星のような血液の液体。
「...。ん?」
「もしかしてこれ、
三つの術式使えるってことかいな...?」
描写考えてたら時間かかってしもうた...。
これ次話の描写大丈夫かなぁ...。
次の話は術式についてです。お楽しみに。