ORT薫製 藤丸君の愉快な仲間達 共通項目
獣冠英霊(ビーストクラウン・サーヴァント)
人類悪――ビーストの霊基構造を参考に、アルテミット・ワンが独自に再構築した人工的英霊フレーム。
英霊の座から抽出した霊基情報を基礎素材とし、それをビースト霊基を模倣した特殊霊基へ組み込むことで成立した、人為的な戦闘特化存在である。
それは本来の意味での英霊ではなく、かといって人類悪そのものでもない。
言うなれば、人類悪を模倣した対人理戦闘兵器。
本来のビーストのように人類愛を起源とする存在ではないため、ネガ・スキルは有していない。
その代わり、霊基構造そのものが徹底的な戦闘最適化を施されており、通常のサーヴァントを大きく上回る性能を発揮する。
一方で、その本質はあくまで「完成済みの兵器」に近い。
召喚された英霊ではなく、霊基情報を加工・再構築して成立した人工英霊であるため、英霊の座との接続は極めて薄く、英霊本来の成長性や精神的な深化には乏しい。
礼装や外部補助との相性も悪く、拡張性は低い。
人間の物語を背負う英霊を、純粋な性能のみへ圧縮し、兵器として再定義した存在。
それが獣冠英霊である。
共通霊基特性
■疑似単独顕現(EX)
アルテミット・ワン由来の霊基固定機構。
本来はビーストのみが有する単独顕現を改造・再現した能力。
外部からの継続的な魔力供給を必要とせず、霊基内部の自己循環機構によって存在を維持する。
これにより、マスターに掛かる魔力負担は極めて小さい。
通常のサーヴァントのように維持コストを常時必要とせず、単独行動能力にも優れる。
■自己魔力炉心
霊基内部に組み込まれた、自己完結型の魔力循環炉。
魔力生成・魔力循環・霊基維持を内側で処理するため、通常サーヴァントのような外部供給をほとんど必要としない。
カルデア基準では破格の低燃費を誇り、極めて低コストでの長期運用が可能。
戦闘継続能力にも優れ、消耗戦への適性が高い。
■戦闘最適化霊基
精神性や逸話性ではなく、純粋な性能を最優先して設計された人工霊基。
筋力・耐久・敏捷・魔力といった基礎スペックは高水準で統一されており、単純な戦闘能力では通常サーヴァントを凌駕する。
反面、英霊としての成長性、経験による伸び代、精神的成熟といった要素はほぼ持たない。
あくまで「最初から完成された兵器」であり、運用の幅よりも即応性と安定性に特化している。
■低接続霊基
英霊の座から直接召喚された存在ではなく、抽出した霊基情報を加工・再構築して成立した人工英霊であるため、英霊の座との接続は極めて薄い。
その結果、通常のサーヴァントであれば受けられる礼装補助、外部バフ、召喚体系由来の恩恵などとの相性が悪い。
強力ではあるが、拡張性に欠けるのはこのためである。
■非ネガ構造
ビースト霊基を模倣しているが、本来のビーストのような「人類愛を起源とした獣性」は持たない。よってネガ・スキルは発生しない。
ただしそれは欠落ではなく、設計思想の差異である。獣冠英霊は人類悪ではなく、あくまで「人類悪めいた構造を利用した戦闘兵器」として組み上げられている。
共通運用特性
■自律戦闘能力
自己維持・自己循環機構により、マスターの逐一の指示がなくとも高い戦闘行動を継続可能。
索敵、迎撃、防衛、追撃といった行動を高精度で自動遂行する。
■高いマスター防衛性能
基本設計の段階で、マスター保護の優先順位が極めて高く設定されている。
そのため護衛性能は非常に高く、カルデアの基準では理想的な警護用サーヴァントと見なされうる。
■令呪への高適応
人工霊基として命令受理系統が整理されているため、令呪による強制指揮にも高い適応性を示す。
短期決戦や非常時の指揮統制に優れるほか、効果が通常より長持ちするのでタイミングが多少ずれても安心設計。
■運用上のメリット
・マスターへの魔力負担が極小
・外部からの魔力供給がほぼ不要
・長時間の単独行動が可能
・自律戦闘能力が高い
・通常サーヴァントをはるかに上回る高い基本性能
・令呪との親和性が高い
・マスター防衛能力が極めて高い
総じてカルデア基準では、
「低燃費かつ高性能、なおかつ警護に最適化された理想的な実戦用サーヴァント」
と評価できる。
■運用上のデメリット
・兵器として設計されているため、人間的な倫理観が薄い
・戦闘時の出力調整や加減が難しい。本人達があまり加減をしないのでマスターに委ねられる。
・周囲被害や巻き込みを軽視しやすい
・必要以上の戦力行使に踏み込みやすい
・礼装や外部補助との相性が悪い
・成長性や精神的伸び代に乏しい
また、命令受理の優先順位は極めて限定的であり、マスター(藤丸立香)と制作者(ORT)以外の指示は優先度が低い。
加えて、マスターの安全確保を至上命令としているため、状況によっては私室や生活圏への無断侵入者を即座に排除対象と認識する危険性がある。
護衛能力の高さは、そのまま取り扱いの難しさにも直結している。