マシュ・キリエライトしか分からない   作:ats376

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リチャードⅠ世(セイバー)

 

【挿絵表示】

 

 

【基本データ】

真名:リチャード一世

(闘争の獣 / Beast of Conflict)

クラス:セイバー

属性:混沌・中庸

出典:史実

地域:イングランド

性別:男性

身長・体重:178cm・68kg

 

特技:白兵戦、軍勢指揮、突撃突破、士気高揚、戦場適応

好きなもの:戦い、勝利、勇敢な者、英雄譚、マスターの覚悟

嫌いなもの:停滞、臆病、無意味な降伏、戦意なき虐殺

 

 

【ステータス】

筋力:S

耐久:B++

敏捷:EX

魔力:A

幸運:C

宝具:S+

 

【クラススキル】

○対魔力 B

セイバークラス相応の魔術耐性。

高位魔術であってもある程度までなら正面から踏み越えられるだけの霊基強度を備える。

魔術的対処よりも突破力で押し切る場面が多い。

 

○騎乗 C

王侯として騎乗技能は備えているが、この個体において重要なのは騎兵運用そのものではなく、戦争全体を自らの舞台として扱う資質にある。

そのため数値上は控えめ。

 

○疑似単独顕現 EX

アルテミット・ワン由来の霊基固定機構。

本来はビーストが持つ単独顕現を模した劣化機能であり、自己魔力循環によって現界を維持する。マスターへの負担は極小。

反面、外部支援による柔軟な伸び代や、英霊としての変化可能性はかなり削ぎ落とされている。

 

○自己魔力炉心

獣冠英霊として組み込まれた人工魔力循環機構。

高機動、高出力、長期継戦を単独で成立させるための基盤。

軍勢宝具の維持や連続戦闘時の回復力にも深く関与している。

 

 

【保有スキル】

○戦争王 A++

十字軍遠征、王としての軍略、そして生涯そのものを戦場へ捧げた逸話を昇華したスキル。

戦場にいる限り、自陣営の体力・魔力・戦意のいずれもが高水準で維持され、時間経過による消耗が著しく鈍る。

本人にとって戦争とは極限環境ではなく本来の居場所であり、このスキルはその認識をそのまま現実へ適用する。

 

○驥足百般 A+

召喚した軍勢や従属兵へその場に適した武装、陣形、戦術感覚を付与する能力。

本来生前の直属兵ではない無名兵士であっても、一定以上の練度を備えた実戦集団として機能させられる。

また、このスキルの応用により、自身へも戦場状況に応じた技量補正をかけることが可能。

剣士としてだけではなく、槍兵、騎兵、狙撃手、歩兵指揮官、破城戦指揮官といった戦争全体の技術体系を引き寄せる。

脆弱なる存在であってもそれなりの力のあるサーヴァントと同程度まで強化が施される。

個人として強いだけではなく、戦争という仕組みそのものの扱いに長けた王であることを示すスキル。

 

○我が手に在りし勝利の剣(偽) EX

聖剣伝説への憧れと、英雄王としての虚像を無理やり形にした疑似武装顕現能力。自己強化も入る。

自身の元から持つ大剣とは別にエクスカリバーに似た光の剣を発現させる。勿論それは本物の聖剣ではない。

星に鍛えられた神造兵装ではないし、所有者の魔力を光に変換なんてできない。

ただ戦争における勝利と破壊だけを求めて振るわれるその刃は振るえば破壊の斬撃を放ち、魔力を注げば禍々しい様相へと変貌する。

 

破壊力だけならば宝具と言って問題ないほど。二本召喚してオーバーキルを狙うこともある。

 

 

【宝具】

『円き十字に獅子を掲げよ』

(エテルナ・クルセイド)

ランク:S+

種別:対軍宝具

 

十字軍遠征の逸話、戦争王としての生涯、そして戦場で散っていった無数の兵士の記憶を昇華した宝具。

戦場へ無数の戦死者が召喚され、王の旗の下へ集う軍勢となる。ただし現れるのは歴史に名を残した英雄ではない。

名もなき兵士たち、踏み潰され、忘れられ、それでも戦い続けた無数の戦死者である。

 

戦場で倒れた存在は敵味方を問わず次なる軍勢へ組み込まれ、死者が死者を呼び、戦いが続くほど兵は増えていく。

終わらない遠征。終わらない十字軍。終わらない戦争。

その構造そのものを一つの宝具へ圧縮したものである。

 

勇壮さを帯びた宝具でありながら実態は極めて悪質。

勝利のための軍勢ではなく、戦争が続く限り終わらない軍勢を生み出す点にこの個体の獣性が表れている。

 

 

【人物・性格】

明るくて豪快。あと気さく。

王でありながら偉ぶったところが薄く、初対面でも距離を詰めるのが早い。

話しぶりには快活さがあり、戦場では高揚感すら隠そうとしない。

印象だけを見れば、頼れる戦士の王、あるいは愉快な英雄で済んでしまう人物である。

 

だがその根底には揺るぎない戦争礼賛がある。

 

この個体は戦争を手段として愛しているのではない。戦争そのものを舞台として愛している。

命が散ること、血が流れること、国が疲弊すること、そうした犠牲を理解していないわけではない。

ただ、それを止めるべき悲劇としては見ていない。

戦いの中でこそ人は輝き、覚悟は試され、英雄は英雄たり得る。そう本気で信じている。

 

そのため残虐ではないが危険である。

人をいたぶる趣味はない。弱者を嬲る趣味もない。

しかし、勇敢に立ち向かう者がいるなら、それがどれほど悲惨な戦いであっても素晴らしいと感じてしまう。

戦争への価値判断が根本からずれているのである。

 

マスターである藤丸立香に対してはかなり好意的。

人類史を救うため戦場へ立ち続ける覚悟を、英雄の資質として高く評価している。

庇護対象というより、共に戦場へ立つに値する若き王の卵、あるいは戦友として見ている節がある。

 

 

【キャラクター詳細】

十字軍の英雄王リチャード一世の霊基を基にアルテミット・ワンによって再構築された獣冠英霊。

この個体は、獅子心王として語られる勇猛さ、遠征王としての軍事的輝き、戦争に明け暮れた生涯からとりわけ“闘争そのものを肯定する精神”が大きく抽出・増幅されている。

 

史実におけるリチャード一世は確かに勇将であり、優れた軍人。それ故に伝説的英雄として後世に語られた存在である。

その一方で王として常に理想的であったかと言えばそうではない。

国家統治より戦場を優先し、国に留まるより遠征先で輝いた王でもあった。この個体はそうした矛盾を削るどころか、むしろそこを核として再構築されている。

 

王でありながら国そのものより戦争を愛した者。平和の維持者ではなく、戦場で最も完成される統率者。

それがこのリチャード一世である。

 

外見は通常霊基よりも獣性が強く、黒き獅子の意匠を備えた異形の戦士として現れる。人と獣の中間のような威圧感を持つ。。

ただしマスター周辺の平時環境では、本人なりの配慮から人間の姿を取ることも可能。

本人にとってはその程度の変化は気分転換に等しいのだろう。

 

獣冠英霊共通の特性として魔力自己完結、自律行動能力を備えており、単騎戦能力と軍勢運用能力の双方が高水準で成立している。

正面からも強く、長引くほど厄介で周囲を巻き込むほど本領を発揮する。

典型的な放っておくと厄介な類のサーヴァントである。戦い方についてはなんでもありで、人道的な面はこのさい忘れて欲しい。

 

 

【能力設定】

この個体は非常に分かりやすく強い。

筋力S、敏捷EXという時点で白兵戦能力は最上級。

接近戦へ持ち込めば一気に制圧される危険性が高く、正面戦闘でまともに凌ぐだけでも困難が伴う。

 

だが本当に厄介なのはその強さが個人戦だけで終わらないところにある。

戦場にいるほど調子を上げ、軍勢を率いるほど完成度を増し、死者が出るほど宝具の脅威が増していく。

どれだけ血が流れようとも戦いは終わらない。

 

しかも本人はそれを悲劇として扱わない。戦いが大きくなるほど昂揚し、勇敢な抵抗があるほど相手を称賛し、敵味方を問わず戦場の熱へ価値を見出す。そのため戦場の縮小や短期鎮圧より、ぶつかり合いの最大化に向かいやすい。

なんとも平和的ではない。

 

一方で戦争礼賛者だからといって統率不能なわけでもない。

マスターの命令には従うし、指揮官としての視野も広い。

必要とあれば退路確保、戦線整理、殿の維持、突破口形成も的確にこなす。

ただし、心の底では激しい戦場の方を好んでいる。

その嗜好が出るかどうかはマスター側の制御次第である。

 

 

【関連人物】

藤丸立香

非常に高く評価している。

世界を救うため戦いへ身を投じる覚悟、死地へ向かう胆力、未熟さを抱えたまま前へ進む意志。

それらを英雄の資質として見ており、かなり親しげに接する。

守るべき少年というよりまだ若いが確かに戦場へ立つ者として扱う傾向が強い。

 

マシュ・キリエライト

堅実で忠実な守り手として評価は高い。

ただし、守ることを優先しすぎて戦いそのものを縮小しようとする場面では、価値観のずれが出やすい。

リチャードは戦場の熱量を削ぐ判断を本能的にはあまり好まない。

 

ジャンヌ・ダルク

マスター最優先という点では共通するが、感情の核はかなり違う。

ジャンヌが愛を中心に世界を切り分けるなら、リチャードは闘争を中心に人の価値を見ている。

互いに相手の強さは認めるだろうが、発想の根底では噛み合わない部分が大きい。

 

ブーディカ

戦場における苛烈さという意味では相性が悪くない。

だがブーディカの怒りは理不尽への応答であり、リチャードのそれは戦争それ自体への肯定である。

同じく激しく戦えても、何のために戦うかでずれが生じる。

 

 

 

【制作メモ風補足】

この個体の中心にあるのは勇猛さではなく闘争への肯定。

強い王、頼れる英雄という輪郭はそのまま残しつつもそこへ戦争礼賛の濃度を大きく上乗せしている。残虐ではないが危険、明るいのに物騒、気さくなのに価値観がずれているというあたりが要点になる。

 

元のリチャード一世が持つ英雄的な快活さはかなり残してある。そのため会話していて暗さはないし、むしろ付き合いやすくすらある。

ただし戦場の話になると明らかに熱が上がる。

平和のための戦いですら、彼にとっては戦いである以上どこか喜ばしいものになってしまう。そこに獣性がある。

 

方向性としては戦争増殖型の獣冠英霊。

個人武力、軍勢運用、継戦能力、宝具による戦場拡張、その全てが闘争の継続へ繋がっている。

ライダーやバーサーカーの要素をセイバーとしての側面へ押し込まれている。

 




まさかさぁ、本家でやると思わなんだ。
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