【基本データ】
真名:モルガン
(偽証の獣 / Beast of Falsehood)
クラス:バーサーカー
属性:混沌・悪
出典:アーサー王伝説
地域:ブリテン
性別:女性
身長・体重:170cm・56kg
特技:結界構築、認識操作、霊基干渉、統治
好きなもの:秩序だった支配、忠誠、静謐、マスターの安全
嫌いなもの:無秩序、裏切り、喧噪、マスターへの不敬
【ステータス】
筋力:C+
耐久:D+
敏捷:B+
魔力:EX
幸運:B
宝具:EX
【クラススキル】
○狂化 B
通常のバーサーカーのような理性喪失ではなく、精神構造そのものの歪みによって成立する狂化。
複数のモルガン伝承、妖精妃、魔女、湖の乙女等の要素を無理やり縫合された結果、精神そのものが常人の理解から逸脱している。
外面上の理性や会話能力は完全に保たれているが、その思考回路は極めて支配的かつ排他的。
○対魔力 A
高位の魔術師としての素養に加え、獣冠英霊として再設計された霊基によってほとんどの魔術的干渉を受け付けない。
大規模儀式魔術に対しても高い抵抗力を示す。
○疑似単独顕現 EX
アルテミット・ワン由来の霊基固定機構。
本来はビーストに属する単独顕現を模倣した劣化機能であり、霊基の現界維持を外部魔力に頼らず自己完結させる。
マスターへの負担は極小だが、その代償として成長性と柔軟性は切り捨てられている。
○自己魔力炉心
獣冠英霊として組み込まれた人工魔力循環機構。
本来であれば外部供給が必要な規模の高位魔術を単独で行使可能とする。
この機構により、彼女は長時間に渡る結界維持、宝具級魔術の連続運用、戦場全域への干渉を低負荷で継続できる。
【保有スキル】
○欺瞞の万華鏡 A++
強力な認識阻害結界。
対象の視覚、聴覚、知覚認識そのものへ多重干渉を行い、幻覚、誤認、位置情報の錯綜、敵味方識別の混乱を引き起こす。
単なる幻術ではなく、現実認識の上書きに近い性質を帯びており、抵抗力の低い相手なら完全な催眠にも等しい状態へ落とし込まれる。
○ブリテンの籠 A+
モルガンが展開する支配領域。
その内部では大気中の魔力流動、地脈、霊子環境が彼女の支配下へ組み込まれ、敵対者は魔力消耗と霊基圧迫を強いられる。
敵サーヴァントにとっては宝具運用や魔術行使が阻害される一方、モルガン自身は莫大な魔力供給を受ける。
○楽園の幻影 EX
他英霊の逸話・概念・特性の一部を短時間だけ自身へ重ねる能力。
これによりスキルの模倣、一時的な無力化や戦闘特性の転写が可能。
ここでいう転写が行われると相手は一時的にスキルを奪われ、“モルガンが語る偽りの英雄譚”に取り込まれる。
ただし、「嘘」であることには変わらないため、精度は高くとも持続性に乏しい。
本来複数の伝承が混線した存在であるモルガンだからこそ成り立つ、自己定義の曖昧さを逆用したスキルである。
【宝具】
『理想拒みし支配の願望』
(フォールス・アヴァロン)
ランク:EX
種別:対英雄宝具
偽証の獣としての本質を具現化した宝具。
発動すると周囲へ巨大な水鏡結界が多数展開され、そこへ映し出された存在の英雄としての根拠へ直接干渉する。
逸話、神話、伝承、信仰、後世補正――英霊を英霊たらしめる物語そのものを書き換え、劣化、失効、ねじれを引き起こす。
宝具の威力低下。神性の弱体化。逸話由来の加護の剥奪。
極端な場合、その英霊を成立させている中心となる伝承そのものへ傷を入れることも可能。
被弾対象は身体が引き裂かれるような、内側から燃やされるような、ありとあらゆる激痛を伴う大ダメージを受ける。
この宝具の本質は破壊ではなく、「あなたが英雄であるという前提は本当に正しいのか」という問いを霊基に対して強制する侵食。
水鏡は理想郷アヴァロンの反転像。
そこに映るのは物語の改竄と支配。
【人物・性格】
冷静、理性的、沈着。
バーサーカーのクラスを持ちながら、その言動は驚くほど落ち着いている。
感情に任せて怒鳴ることも少なく、常に整った口調で言葉を発する。
このモルガンは支配の構造を何より重視する。
誰が上に立って誰が従い、誰が守られるべきか。その秩序が明確であるほど彼女は安定する。
逆にその構造が曖昧になればなるほど、支配し、定義し、固定しようとする。
マスターである藤丸立香に対しては絶対的忠誠を誓う。ただしそれは恋愛感情によるものではない。......ないわけではないが。
彼女にとって藤丸は自らが仕えるに値する支配者であり、王である。
ゆえに彼の周囲に不安定要素や危険因子があるなら、排除でも封鎖でも隔離でも改竄でも迷いなく選択する。
モードレッドやガレスといった自身の血縁ないし親子としての縁がある存在には何の感情もない。
もしも彼女を親扱いする存在が現れれば凄惨な目に遭うことになるかもしれない。
【キャラクター詳細】
アーサー王伝説における魔女モルガンの霊基を基にアルテミット・ワンによって再構築された獣冠英霊。
この個体は単一のモルガンに非ず。
アーサー王伝説群、ケルト神話、妖精の伝説等々において混線し続けてきた複数の女性像――魔女モルガン、湖の乙女ヴィヴィアン、時代や地域によって異なる複数の“モルガンと認められる存在”を強引に一つの霊基へ押し込めたことで成立した第四の人格である。
そのため、この個体の本質は偽証に寄る。
物語そのものを混線させ、正しい由来と誤った由来の境界線を消してしまう。
どのモルガンが本物なのか。何が伝承で何が後付けなのか。
その曖昧さそのものがこの個体の存在基盤となっている。
本来モルガンが抱えていたアルトリアへの執着、ブリテンへの執念などは獣冠英霊化に際して大幅に書き換えられている。
現在の最優先対象はあくまで藤丸立香。
彼女の中で王の座は既に移っており、ブリテンではなくマスターの秩序と安寧こそが最優先の事象へと変化している。
獣冠英霊共通の特徴である魔力自己完結、魔力防壁、自動修復、高い自律性も備えておりカルデア側から見れば極めて扱いづらいが非常に頼もしい高位支配型サーヴァント。
特に敵対英霊への妨害、情報攪乱、結界封鎖、拠点制圧において比類ない制圧力を誇る。
【能力設定】
この個体の強みは純粋火力ではなく英雄という仕組みを壊すことにある。
認識阻害と幻覚による情報撹乱能力は言わずもがな。支配領域形成による魔力環境の掌握と他英霊の特性転写による擬似万能性は相手を容易く詰みへ陥らせる。宝具による霊基への干渉は文字通り必殺技となりえるのも隙の少なさを助けている。
英霊とは____物語によって成立する存在である。
ならばその物語を歪めれば、英霊そのものも歪む。
この個体はその理屈を極めて高次元で実践してくるため、単純なステータス比較では測れない脅威性を持つ。
本人の魔力量も莫大であり、多様な形式の魔術を利用しての純粋な魔術戦能力だけでも一級。
長期戦になればなるほど支配領域の完成度が増し、敵の行動選択肢は削られ、戦場は彼女の物語へと書き換えられていく。
他方、筋力や耐久は獣冠英霊の中ではそこまで目立たない。
正面からの殴り合いに持ち込むより、領域支配と概念妨害によって相手を不利な盤面へ落とし込む戦い方を好む。
必要とあればバーサーカーらしい圧も見せるため、決して後衛専門というわけでもない。
【関連人物】
藤丸立香
絶対的忠誠を捧げる対象。恋人ではなく、夫でもなく、まして所有者でもない。
彼女の認識では“仕えるべき王”であり、尽くすべき存在である。
そのため私情より職務忠誠に近い形で重く、徹底的に尽くす。二人の時は乙女っぽくなる。
ジャンヌ・ダルク〔ランサー〕
一人へ閉じた愛によって排他的である聖女。
モルガンにとっては理解しやすい部類の存在だが、その感情駆動の論理にはやや非効率さも見ている。
一方、ジャンヌ側からもモルガンは理屈で囲い込む危険人物として映る。
■■■のモルガン
最も近く、最も決定的に異なる比較対象。
女王としての威厳や支配性等の面は共通するがこの個体は全く異なるものへ価値判断を移している。
国の女王ではなく、王に仕える女王という反転が起きている。
【制作メモ風補足】
“偽証の獣”というコンセプトの核は、モルガンという人物が元々持っていた曖昧さ、混線、複数伝承性そのものを武器にしている点。
モルガンは時代や作品によって、敵であり、姉であり、妖精であり、治癒者であり、破滅者であり、湖の乙女と混同されることすらある。
この不定形さを単なる資料上のブレではなく存在強度へ転換したのがこの個体である。
どこぞの蜘蛛がマシュの内部の7つの特異点の記憶の情報から選出されいてる。
その中でも「特異点冬木」に関する記憶を見た際に件のセイバーを確認。英霊の座からそれっぽいのを探した結果、イメージしてたのと違うのがヒットしてしまった。そのままではなんか使いづらそうだったので色んな要素を適当に混ぜ合わせたら奇跡的なバランスで成立した。ブレンド方法は昔に藤丸がファミレスのドリンクバーで謎ドリンクを作っていたのを参考にした。
モルガンはその話を知らない。
バーサーカーでありながら冷静なのは理性があるからではなく、狂気の内容が極めて整理されているから。
彼女は壊れている。
いかれたメンバーをようやく出し終えた
書いてたら頭おかしなるで