今回の章から出ますよ
石山佳奈の拷問依頼から3日後
「正義の拷問師」達は第七学区のファミレスでランチを食べていたが別のテーブルから聞こえてくきた。どうやら女子中学生4人組の声だ。
佐天涙子「ねぇねぇ、最近流行ってる噂なんだけどさ、『正義の拷問師』って知ってる?」
初春飾利「聞いたことありますよ。アンチスキルやジャッジメントじゃ裁けない犯罪者を拷問したり非人道的な実験をした科学者にも制裁を下してるっていう都市伝説ですよね」
佐天「そうそう!それで被害者を救ってるとか。すごくないですか?」
白井黒子「まったく、そんなのただの噂に決まってますわ。現実にそんな者がいたら大問題ですわよ」
御坂美琴「ふーん、正義の拷問師ねえ、 どんな理由があっても人を殺すのは正義じゃないと思うな。まぁ、ただの噂でしょ」
佐天「でも、私たちは依頼するほどの怨みなんてないしね~」
初春「でも、日曜の深夜0時、第17学区の廃工場に行けば会えるって噂もあるんですよ」
佐天「なにそれ、行ってみたいな~会ってみたい」
黒子「ダメですわよ佐天さん危険ですし、それに、そんなの絶対嘘ですわ 」
美琴「そうそう。本気にするもんじゃないっ て」
そんなやり取りを「正義の拷問師」達のテーブル席からも聞こえていた。
睦月 「そんな噂が学園都市に広まってるのか」
不知火「場所まで指定されてるとはね。けど 、私たちの拠点はその場所じゃないわ。依頼受付の場所や日時は毎回変えてるしね」
陽炎「でも、噂が生まれるってことは。本当に 私達に会って復讐をして欲しい人がいるってことよ」
黒潮「せやな。ウチらを探そうとするのも、その人の覚悟を試してるんや」
不知火「その通りよ。私達を探して見付け出す。それだけ依頼者の復讐したい怨みを晴らしたいという覚悟の重さが試されるのよ。見付け出せないなら所詮はその程度の覚悟しか無いってこと」
2日後
美琴はゲームセンターで熱中しすぎて帰宅時間を過ぎてしまっていた。
美琴「ヤバ、門限ギリギリかも」
寮へ急ぐ御坂美琴が選んだのは第七学区にある近道だったが、その裏路地こそが、今夜の「正義の拷問師」が依頼を受け付けていた場所だった。
睦月「あれって御坂美琴じゃない?」
不知火「御坂美琴ねぇ。学園都市第3位のレベル5。 私と同格ね」
陽炎「絶対能力進化計画で妹達が1万人も犠牲になったって話も噂で聞いた事があるし恨みを抱いててもおかしくないよね」
黒潮「もしかして依頼に来たんかな」
美琴は何の気なしに4人組の前で足を止める。
御坂美琴「どいてよ。急いでいるから」
不知火は軽く頭を下げて道を開ける
不知火「ごめんなさいね」
美琴も急いでこともあり彼女達が何者か深く考える事も無く通りすぎる
美琴(謝った子を何処かで見た気がするけど、まぁいいか)
不知火「依頼じゃないみたいね」
陽炎「ただの通りがかり」
黒潮「ただの思い過ごしやったな」