とあるライダーオタクが絶望の世界に来てしまった件   作:キラトマト

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第40章 帰郷支配、取り戻せ家族。

 

 ────あるところに、二匹の鳥がいました。片方は高く羽ばたき、その住処を離れました。もう片方は留まり続け、羽などとうに退化してしまいました。

 

「いよいよ……覚醒の刻だ」

 

 地下施設。人気はない。蛍光灯が一本だけ、ジジ……と虫のような音を立てて明滅している。本の中央から、手のひらサイズのスイッチが生えてきた。

 

 更に同時刻、コールサイレンも動き出す。それはある通信からの情報だった。

 

「……あのクズ、動き出したか」

「とりまあーしが行ってみんよ」

「人の生存区域だぞ? 平気なのか?」

「だいじょぶだいじょぶ。あーし元JKだし〜? 任せときな〜?」

「……くれぐれも、死なないでくださいね。らぶぱ」

「いやフラグ立てんなし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある日の早朝、綴は賢人の部屋に訪れていた。

 

「賢人さま! 起きてください! 賢人さま!」

「……ん? あ!!!! え、綴今何時!?」

 

 慌てて飛び起き、彼は綴の眼前、ほぼキスの距離まで顔を近づける。

 

「わっ!? ち、ちょっと! まだそんなに慌てる時間ではありませんから!」

 

 顔を逸らし、綴は自分の身支度を整え始めた。それに続いて賢人も朝ごはんの為に目玉焼きを焼き始める。

 それに加えてインスタントの味噌汁。この時代、お湯ですら10秒で沸かすことができるのだ。

 

「いや〜便利便利」

 

 賢人は上機嫌に鼻歌なんかを歌いながらダイニングに運ぶ。

 

「なんだか新婚の夫婦みたいですわね!」

「ふう!? いやそんな事ないだろ!? 俺と綴がそんな」

「……そう、ですわね」

 

 ホカホカのご飯の上に、とろけるような半熟の目玉焼き。更にかつぶしと醤油まで加えられて、簡単料理とは思えない味の複雑さを産んでいる。

 

「って! あまりくつろぎすぎては遅れますわよ!?」

「あっ! やべえそうだった! なんたって綴の妹の授業参観だからな」

「そうですわ」

 

 慌ててご飯を丼からかきこみ完食、賢人は急いで着替え、通信機器で電車のチケットを確認する。それは、ある日突然送られてきた授業参観への招待状。

 

「時間もバッチリ、場所もバッチリ!」

「そう……ですわね」

 

 目的地は沖縄。綴の故郷であり、はっきり言って戻りたくない場所。それは反対を押し切って上京したという引け目、それのみである。

 あるのだが……。

 

「妹に、嫌われてませんでしょうか……?」

「大丈夫じゃない? 何もやらなきゃいけないこと放棄した訳じゃないんだし」

「いえ……その……」

「ん?」

「跡取り……だったんです。道場の」

 

 綴の実家は由緒正しき武術道場。その強さで次代師範を勝ち取った。しかし逃げてしまった、その座から。

 繰り上げでの頂点など、なんの価値もない。そう思われているだろうと、綴は考える。

 

「お姉ちゃんは来ないでください」

 

 そしてその考えは、残酷にも的中していた。血の繋がった実の姉より、全く面識のないただの青年を授業参観の保護者枠に選んだのだ。

 

 授業参観が終わり、三者面談までの待ち時間。否が応でも血縁者を連れないといけないその面談で、綴は恐る恐る話しかける。

 

「……その、瑠奏(るかな)?」

「名前も、呼ばないでください。逃げ虫に呼ばせる名前を、私は持っていません」

 

 少女の名前は甘噛瑠奏(るかな)。現役中学生であり、甘噛道場の現師範代である。

 

「逃げ虫……」

「私は既に、あなたを超えています。さっさと行きましょう」

 

 冷徹にそう言い放ち、瑠奏は扉へと歩みを進める。開けた先にいたのは、いかにも好青年といった様相でスーツを着た教師。

 

「あれ……? 竜瀧先生?」

「どうしたんだ瑠奏?」

 

 その教師を見て首を傾げる瑠奏。それに疑問を持った賢人が心配げな目線を向ける。

 その教師 竜瀧は数日前から赴任し始めた教育実習生なのである。

 

「あぁごめんね瑠奏ちゃん。担任の佐々木先生、急用で来れなくなったんだ」

「そうでしたか。それじゃあ早速始めましょう」

 

 綴と瑠奏が座り、賢人はその隣に腰掛ける。竜瀧は書類をめくった。

 

「えーっと……甘噛瑠奏さん。成績は全体的に優秀ですね。特に体育は学年トップクラス」

「当然です」

 

 即答だった。

 

「将来は道場を継ぐご予定なんですよね?」

「はい」

 

 そこでほんの一瞬だけ。竜瀧の視線が、綴へと滑った。値踏みするように。

 

「……お姉さんが、元跡取り候補だったとか」

 

 びくっ、と綴の肩が跳ねる。

 

「そ、それは……」

「逃げましたので」

 

 瑠奏が遮る。冷たく、ナイフみたいに。

 

「道場も、家族も、全部置いて」

「瑠奏……」

「だから今は、私が師範代です。それだけです」

 

 空気が、凍る。竜瀧は、にこにこ笑ったまま。

 

「なるほどなるほど。責任感が強いんですね。素晴らしい」

 

 カチャリ。ペンを置く音が、やけに大きく響いた。

 

「じゃあ質問を変えましょうか」

 

 声色が、少し低くなる。

 

「────家族の誰かが、足手まといになったら。どうします?」

「……え?」

 

 賢人が顔を上げる。質問がおかしい。三者面談でする内容じゃない。しかし竜瀧は乾いた笑を浮かべる。

 

「例えばですよ」

「戦いの場で。守るべき道場で。弱い人間が混ざっていたら」

 

 視線が、ゆっくりと綴へ向く。

 

「切り捨てられますか?」

 

 ぞわっ、と背筋があわ立つ。賢人の本能が警鐘を鳴らした。瑠奏は即答する。

 

「当然です」

 

 綴の胸が、ぎゅっと締めつけられる。

 

「弱い者は守られる側です。守れないなら、戦場に立つ資格はない」

「……そっか」

 

 竜瀧は満足そうに頷いた。その目がほんの一瞬だけ、笑っていなかった。そんな時、突然扉が勢いよく開け放たれる。

 

「なぁせんせぇ……俺……指定校落ちちまったんだよ……なぁ! どうしよう……」

 

 1人の男子生徒はその手に小さなスイッチを握っていた。もう片方の手は血が滲むほど握りしめられており、焦燥感に満ちた表情で、スイッチの赤いボタンを押す。

 

「おやおや、またこの案件ですか。……面倒だな」

「アンタ……!」

 

 賢人は竜瀧を睨み、直ぐにその男子生徒に目線を移す。しかし、その男は懐からスタンプを取り出し、自分に押印した。

 

『クジラ!』

 

 片方は狐のように、片方はクジラのような怪人へと変化する。

 こぎつね座 フォックスゾディアーツ。マッコウクジラデッドマン。ダイオウイカを捕食するようなオブジェを胸に携え、槍を構えるたデッドマン。そんな2体はまさかのまさか、戦い始めた。

 

「何が……。いいや変身!」

『Please call me スペリオルユニコーン!』

 

 教室が、白い炎で包まれる。次に現れたのは白の剣士。彼はまず、キツネを捉える。先程の言動の数々は置いておいて、生徒を元に戻そうとしているように思えたからだ。2対1、戦闘は苦もなく終わる。しかし。

 

「あれ〜? あーしの子蜂、な〜に虐めてくれちゃってんの〜?」

 

 天井が破れた。降ってきたのは女。星蒐(ほしがり)らぶぱ。下腹部の中心から蜂の卵管を飛び出させて白のファーを纏い、網タイツで足を強調、胸などほぼガーゼ1枚の様なものである。

 

「ッ……誰だ……!」

 

 しかし賢人は、この世界に来てからというものそういった衣装に見慣れてしまっており、なんら動揺することはなかった。

 

「おやぁ、馬鹿の一つ覚えで来ましたか。劣等種さん」

 

 デッドマンは嘲笑する。

 

「ッ……てめぇが竜瀧か!! ぜってーぶっ殺す!! オラァ起きろ!!」

 

 らぶぱは倒れる男子学生を蹴り起こし、再度毒液を注入。無理やりもう一度スイッチを押させる。

 

『ラストワン』

 

 まるで人工的に引き出されたかのような憎しみに満ちた表情でスイッチに触れると、それは黒い波動に包まれる。そして晴れると誰が見ても危険と分かるほど棘に包まれ、更に脳みそのような球体からは狐の甲高く耳障りな声が響く。

 

「そのスイッチを押すな!!!!」

 

 ズシャリ。とてもスイッチを押したとは思えない、重い音が鳴る。すると黒く歪んだ狐の怪人が生まれ、そこから繭に包まれた男子生徒が、まるで不必要なもののように排出される。その様子を見て、デッドマンは嗤う。

 

「よーやく本性見せたね〜。そんじゃあやっちまえ」

 

 らぶぱの指示に歪な鳴き声で答えるゾディアーツ。そしてそれは口から火を噴き、デッドマンを包む。

 

「ほらほら〜熱いっしょ熱いっしょ〜?」

 

「待て蜂女! 何かわからないけどラストワンになったゾディアーツは早く人間に戻さないと────」

「うっせぇよ。人の命なんてどーでもいーんだよ。あと勝手にあだ名つけんな」

 

 ヴァルキュアの言葉に、先程まで笑っていた らぶぱは冷えた目を向ける。しかし、まずはゾディアーツを撃破し男子生徒を救わなければならない。早急に。

 

「綴! 瑠奏を逃がしといてくれ! 俺は宇宙に行く!!」

「宇宙!? 何言ってるんですの!?」

「……逃げましょう。姉さん」

 

『月の姫かぐやん!』

『とある物語! 習得一閃!』

 

 ブックを読み込ませると、聖剣が巨大な宇宙船になる。それを外に放り投げ、ゾディアーツを抱えて飛び出したヴァルキュア。

 

「な……なんなのこの力……」

 

 らぶぱの呟きは、クジラの波の音に消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 宇宙。無音。星だけが瞬いている。その静寂を引き裂くように。

 

 ドンッ!! 白い宇宙船が弾き飛ばされた。

 

「ぐッ……!!」

 

 船体が軋む。フォックスゾディアーツの炎が、真空すら焦がしていた。尾が鞭のように振るわれる。

 

「速いな……!」

 

 剣が宇宙船になっている以上、姿を変えることは出来ない。しかしそんなもの、何の影響もない。

 

「罪のない学生は、俺が救う! 仮面ライダーヴァルキュア、タイマン張らせてもらうぜ!」

 

 拳が突き出される。宇宙でのドッグファイト。超高温は命の水という液体ではさほど温度を緩めることはできない。

 

「だったら……!」

『封神仮面演義! こぶた三兄弟! ミックスボンバー!』

 

 ヴァルキュアの手甲から仮面が飛ぶ。それは9つに分身し、噴射口にピタリと張り付く。

 

「狙い通り!!」

 

 炎が詰まり、内部で爆発。尻尾は全て破損し、ゾディアーツはそれを乱暴にちぎりとる。

 

『スペリオルユニコーン!』

 

 手甲の口が溢れる。1冊の本なのに、読み切れないほどの情報量。溢れ出る波癒の波動を、ゾディアーツに叩き込む。

 

『スペリオルハイパーボンバー!!』

「ライダーユニコーン宇宙スパーク!! はぁッ!!!」

 

 質量を持ったエネルギー弾。窓を突き破りゾディアーツは宇宙空間に放り出される。

 一瞬、宇宙が朝を迎えた。超新星爆発と錯覚するほどの大爆発が、音のない空間ですら音を響かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、地上では。

 

「ふぅ、危ない危ない」

 

 煉獄から開放されるクジラデッドマン。なんと無傷。ツルツルとした表皮が、炎が無効化されていたことを物語っている。

 

「だったら……!」

 

 らぶぱは自らの毒液ラブパァナを卵管から直接吹きかける。

 ────しかし。

 

「おっと……大切な素材に傷をつけられては困る」

 

 背中から大量の潮を吹き出すデッドマン。それにより毒液はかき消され、視界まで塞がれてしまう。

 

「だからグラナトファは嫌いなんですよ。それじゃあ、さようなら」

 

 校内に蔓延するゾンビ化ウイルス。それはグラナトファの前提。感染源という名前の所以である。

 それによって発生した学校内でのパンデミック。なんの躊躇もなく全ゾンビを殺害するクジラデッドマン。

 

「な、何のつもり……ですの? 瑠奏が、目的なのですか?」

 

 甘噛姉妹に近づくデッドマン。綴は相手の顔をじっと見据え、立ち塞がる。治癒射器(シリンジ)を持ち、血を滴らせる。

 

「……私より弱いくせに何を」

「いいえ。今はまだ、わたくしの方が強いですわよ。……だからわたくしが妹を守ります」

 

「……そう、ですか。だったら何故! ……私も一緒に連れて行ってくれなかったのですか」

 

 綴の決意を聞き、瑠奏は目に涙を浮かべる。その光景を見てほくそ笑んだデッドマンは、綴の耳元に寄り、囁く。

 

「見当違いも甚だしい。俺の目的はお前だよ。甘噛綴!」

「な……にを!?」

「姉さんっ! ………………お姉ちゃんっ!! なんで!! なんで!」

 

 自らと、綴のことも液状化させて連れ去るのだった。

 

「……クソ。クソクソクソクソクソ!!! あーもうクソ! なんであんな奴が……あ」

 

 らぶぱは、瑠奏を見る。何故か発症していないことに気づくと、心の中で舌を鳴らす。

 

「芽は摘まねーとな」

「……え?」

 

 家族を奪われ、自らの命も脅かされようとしている瑠奏。泣きっ面に蜂。その言葉通りらぶぱは致死毒に切り替えた毒針を、相手の脳天に近づける。

 

「……私は、強いのに。……なんで」

 

 強いのは、私なのに。逃げ虫の姉は、私より劣るはず。

 

 ────なのに本当に強いのは、誰かを守れる人間なの? じゃあ本当の強さを持っていたのは?

 

 ────私じゃない。私は、ただ力を持っていただけだった。体育で活躍して、いい気になっていただけ。そんなのは強さじゃない。

 逃げ虫の姉だけど、それでも確かに強いのはあの人だった。

 その瞬間瑠奏の血が、爆ぜる。周囲に"本"が浮かぶ。

 

「なッ……んなのこれは!?」

 

 無意識に手に取った本、それは『自信をつける本!』。彼女が幼い頃、姉に買ってもらった自己啓発本。自己表現が苦手だった妹のために綴が買ってあげた、思い出の本。

 彼女は教室にあった誰かのハサミを握りしめる。それはたちまち赤く発光する。

 

「私は、最強です」

 

 序 毒針が切り落とされる。

 破 大切な顔面が切り裂かれる。

 急 心臓の位置にハサミが突き刺され、そのまま開かれる。

 

「かはッ……なんなのこの強制力……は!!!」

「あらあら、くふっ、なんとまぁ満身創痍で」

「テメェ……なんで来たしッ!!」

 

 知性のないグラナトファに乗って、柩がやって来る。血反吐を吐きながらも悪態をつくらぶぱ。

 

「くふっ、助けに来てあげたんですよ? ほら、あの巨悪を、私たちで倒しましょう?」

 

 1対2。使役する怪物たちを全て、瑠奏に仕向ける柩。毒針を再生させ、毒を滴らせるらぶぱ。

 その上、追い打ちかのように瑠奏の血液が切れる。

 

「くッ……」

「────ぁぁああああ!!!! やばいやばいやばい熱い熱い熱いぃぃいああああ!!!」

 

 その時、遥か上空から叫び声が聞こえる。徐々に地上に、速さを増しながら近づいてくる。

 ドカァァァアアアン!!! 校舎は倒壊し大きな衝撃音、クレーターが生まれ、中心には日焼けして黄ばんだ白の剣士が犬神家状態で埋まっていた。

 

「は!?」

 

 全員が呆気にとられる。

 

『命の聖水!』

 

 水により地が緩み、ヴァルキュアは何とか抜け出すも、状況を見て困惑する。

 

「瑠奏!? えちょ!? 何これ!?」

「くふっ、この状況は……あまり有利ではありませんね」

「ちょっ、離せよ! 今こいつ殺さねーとやばいって!!」

 

 ヴァルキュアは依然として疲弊していない。勝てる戦いしかしない柩は、らぶぱを連れて撤退するのだった。

 敵が帰ったことを確認したヴァルキュアは生徒の手のスイッチを取り、破壊する。するとそれは本となり、彼の新たな力となる。

 

「……あれ? 瑠奏、綴は?」

 

 変身を解除した賢人は、瑠奏に優しく問いかけた。返ってきたのは、小さなつぶやき。

 絶望。一言では表せられないが、でもいちばん近い感情は、それだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、竜瀧友輔は地下施設に一人で来ていた。

 

「君が必要だったんだよ。君の血が、ね。……まぁ、聞こえちゃいないか」

 

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 死ね




『スイッチじかけのゾディアーツ』
『目を覚ませ (そら)を目指すレジェンドメギド』
元ネタ 時計じかけのオレンジ

今回はアドリブが多い回でした。
・瑠奏の反抗期
・コールサイレン襲来
・宇宙戦
・その間に連れ去られる綴
がアドリブです。連れ去られるのは既定路線でした。

オリジナルのグラナトファは人が死に生まれたものである。人間体の際は人を感染させることはない。天芽達、そしてコールサイレン拠点にいる子供たちが該当。

竜瀧の持っているスタンプ(グラナトファスタンプ)に押印されて生み出されたグラナトファ。コールサイレンのルナ達が該当。人間体でもウイルスを拡散してしまう。
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