それと、感想欄にリクエストを書いてある人がいるんですけどそれだと運対として感想を見れなくされてしまうのでできれば活動報告の方に書いてもらえると嬉しいです。せっかくのリクエストなのに見れなくなってしまうのは悲しいので
「まずい。とんでもない現場に遭遇してしまった」
今僕はゲヘナ地区に来ているのだが、テロ現場に遭遇してしまっている。数十人の不良が街で暴れ回り、建物などを破壊している。温泉に入りに来ただけだと言うのになぜこうなってしまったんだ。風紀委員会を呼びましょうか。と、携帯で風紀委員会を呼ぼうとすると、流れ弾がこちらに向かってきた
「えっ!?──ッ!」
向かってきた銃弾は腕に掠り、少し血が出てしまっていた。でも腹部に銃弾を受けた時よりは遥かにマシだ。まだ我慢の利く範疇なので良かった。やっぱり何の準備も無しでゲヘナに1人で来るべきではなかったですね……そんな事を思っていると、何処からともなく一人の人物が現れ、またたく間に不良達を殲滅した。不良達を蹴散らした後、僕に気づいたのか、その人がこちらに向かってきた
「シンヤ……?」
「あ、ヒナさん。お疲れ様です」
「まさか、一人で来たの?」
「ええ、まあ、はい」
「……待って、その腕、どうしたの?」
「ああ、さっき不良達が暴れ回っていた時に、流れ弾がこちらに飛んできたんですよ。それが腕に掠って少し血が……」
「そ、んな……また私はあなたに傷を……」
「え……?」
僕の前にいるのは空崎ヒナさん。ゲヘナ学園風紀委員会委員長でゲヘナ学園、いや、キヴォトス全域で見てもトップクラスの実力を誇る凄い人です。しかし、ヒナさんは僕が傷つく度にこうやって狼狽えてしまう。どんなかすり傷でも、です
「ごめん、なさい……私がもっと早く来ていれば……!」
「いやいや!これはヒナさんのせいじゃないですよ!これは暴れてた不良達と何の準備もせずに1人で来たにも関わらずすぐに逃げなかった僕が悪いんです!」
「それでも、私があなたを守ってあげられなかったのは事実なのだから……」
「そ、そうだ!なら今度からはゲヘナに来るときはヒナさんに連絡します!忙しい時はほかの人に連絡しますけど、そうじゃない時はあなたに連絡します!それなら僕が怪我をすることは無くなりはしなくとも減りはすると思います」
「……なら、今度からはそうしてちょうだい。もうシンヤが傷つくところは見たくないから……」
ほんっとうに優しいですねヒナさんは。彼女には何度も助けられた。まあ仕方ないこととはいえ傷ついた際にほぼ密着して離れようとしないのはちょっと。いや、僕が悪いし心配してくれてるんだなっていうのはわかりますよ?でも心情的にはそう簡単に割り切れない訳で。正直恥ずかしいです。でもここで引き剥がそうとするのは良くない。それは彼女の優しさを無碍にすることと同じだから
「その、ヒナさん。一応ハンカチで傷口を押さえてはいるんですけど、包帯などは持っていないので買いに行きたいんですよ。なのでついてきてもらうことはできますか?」
「任せて、シンヤが家に帰るまではずっと付き添うから」
「頼もしいですね。ヒナさんが一緒にいてくれたら僕は安心できます」
「貴方は私が守る。だから私の隣から離れないで。いい?」
「はい」
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「ヒナさん、ありがとうございます。付き添ってもらうだけじゃなく包帯まで巻いてもらっちゃって」
「いいの。シンヤには日頃から感謝してるから。貴方は私が疲れている時に何度も癒やしてくれる。だから、貴方が苦しい思いをしてるなら、出来るだけ助けになってあげたい」
「僕は恵まれていますね。色々な人に目をかけてもらえて」
「それは貴方が今まで頑張ってきたから。だからみんなあなたに恩を返したいと思っているの」
「それなら、頑張ってきた甲斐がありますね。でも、そんな皆さんに僕は心配ばかりさせてしまう。ダメな奴ですね」
「確かに時々危なっかしいけど、それでもシンヤはダメな人なんかじゃない」
「そう言ってもらえると気が楽です」
「それで、貴方はどれぐらいゲヘナにいるつもりなのかしら?」
どれぐらい、か。今日は特にやることもないし、しばらくはいてもいいかな。でも1人でずっといるのはなぁ……ヒナさんに付き添ってもらうにしても忙しいだろうし……
「今日は特に予定もないのでしばらくはここにいるつもりでしたけど、流石にヒナさんにずっと付き添ってもらうのは……風紀委員会の仕事もあるでしょうし」
「気にしないで。私がやりたくてやってることだから。それに風紀委員会の皆も納得してくれるから」
「ありがとうございます。あ、ならお昼用にいくつかおにぎりを持ってきたんですけど、食べますか?」
「いいの?」
「はい!」
「そう、じゃあいただくわ」
今日のおにぎりは確か鮭、おかか、昆布、ツナマヨ。まあ定番の具材ですね。まあヒナさんにどれを渡したのかは分かりませんけど。僕も何が入ってるのかは分からないけどどれも美味しいので問題はないです
「これは、鮭?」
「お、ヒナさんの分は鮭だったんですね。ちなみにぼくはツナマヨでした」
「色々入ってるのね」
「はい、あと2つはおかかと昆布ですね。もう1つ食べますか?」
「ううん。私は自分の弁当があるからもう大丈夫」
「あ、そうなんですか。立派ですね。あんなに忙しいのに弁当まで作るなんて」
「ふふ、ありがとう」
僕が立派だといえば、ヒナさんは笑顔でお礼を言ってくれる。顔がいい。やっぱり可愛い。強くて優しくて可愛いとか最高ですね。まあ思春期の僕には刺激が強すぎますが。でもヒナさんは通常時はそこの所わきまえて接してくれるから助かる。でも極度に疲れたり、さっき見たいに傷ついたりしたらパーソナルスペースが0になる。その場合は事情が事情だから離れてほしいとは言えないのが辛い所
「ヒナさん、最近、風紀委員会の仕事はどうですか?極端に忙しかったりしないですか?」
「そうね。今日みたいに暴動があったり、マコトが変に何かしでかしたりしない限りは何時もとあまり変わらないわ」
「……ん?暴動ってゲヘナではほぼ日常茶飯事だから実質毎日忙しいのでは?それに書類仕事などもあるようですし。くれぐれも身体は壊さないようにしてくださいね」
「ええ、そうなりそうな時は休暇を取って貴方の家にお邪魔させてもらうわ」
「はい、その時はしっかり休めるように準備しておきます」
「別に、そこまでする必要は……」
「いえ!最高の環境とはいえずとも、何も気にせず休めるようにしなければお客さんに悪いですから」
「こういうところが、人に好かれるのでしょうね。だからこそ私も……」
「……?」
僕はラノベに登場するような鈍感難聴系主人公ではないはずなんですけどね。さっきヒナさんが小声で何か言っていたのは分かるんですけど内容までは分からなかった。これが聞き取れるようになれば男として1つ上のステージに立てるんですかね。あ、ちなみに先生のことは参考にしません。あの人生徒たらしだし、特定の生徒に対してはキモくなるし。あ、それは僕も人のこと言えないな
この世界のヒナちゃんはね、シンヤ君に対してちょっと過保護というか、シンヤ君が少しでも傷つくと数時間は必ず隣に居るようにしています。そんなヒナちゃんの前で何度も傷ついて心労を与えまくっているド級のアホなシンヤ君は責任取ってあげてね
ちなみにヒナちゃんが数時間席を外すことに関しては風紀委員会のメンバーも理解しています。なお某行政官は仕方ないことと割り切ってはいますけどそれはそれとしてとてつもなく羨ましいとは思っています
各話の長さをどうするか
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今のままでも十分
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もう少し長くてもいい