今回はミサキです。初めてのアリウス生徒ですね
「そっちから呼び出すなんて珍しいね。どういう風の吹き回し?」
「ほら、無性に誰かと遊びたくなる。そんな事ありません?それですよ」
「私は感じたことないけど。それに私以外にも友だちとかいるんでしょ?なんでわざわざ私を呼び出したの」
「最近ミサキさんと遊んでなかったなと思いまして」
僕は今日、無性に誰かと遊びたくなったため、アリウススクワッドの戒野ミサキさんを呼び出した。なんでミサキさんを選んだのか、まあ深い理由があるわけではない、さっきも言った通り最近遊んでなかったなと思ったから。最後に会ったのは2,3カ月ぐらい前かな。他のアリウススクワッドのメンバーはたまに家に遊びに来たりしてるからあれですけど、ミサキさんは自分から遊びに来るってことは少ないんですよね
「そんな理由?」
「あなたと遊びたいと思ったことにそんなに深い理由がいりますか?」
「………バカ」
「え!?」
「それで、呼び出したからにはもう予定は決まってるんでしょ?」
「いえ、決まってませんよ?」
「……は?」
ヒエッ、そんなに睨まないでくださいよ……確かに予定も決めずに呼び出したのは僕が悪いですけど、たまには何の予定もなくぶらぶら歩いて、公園に立ち寄ったりゲームセンターに行ったりして時間をつぶすのもいいと思います
「2人で歩きながら寄り道したり、景色を見ながら散歩するとか、意外と楽しいですよ?」
「それに何の意味があるの?あまり無駄なことはしたくないんだけど」
「そういう無駄なことこそ、以外と楽しめたりするんですよ?それに、僕はやることなすことすべてに意味を見出すなんてことはしません。たまには行き当たりばったりでいいんじゃないですか?」
「私にその気持ちは分からない」
「じゃあ今日だけでもやってみましょう!」
「はあ……」
僕はミサキさんを連れて歩き出す。その道中で自販機で水を買って、とりあえず公園によってみた。ミサキさんは「公園なんて……」って言ってたけど強引に連れて行った
「ブランコなんてどうですか?」
「私はいい。一人で遊べば?」
「ええ~?一緒にブランコに乗りましょうよ!2つあるんですから!ほらほら!」
「ちょっと、わかったから。そんなに引っ張らないで。何で今日はそんなに子供っぽいの……」
ミサキさんの腕を掴んでブランコに向かおうとするが、自分で行くから離してと言われてしまった。確かに少しはしゃぎ過ぎていたかもしれない。落ち着こう
「僕もブランコに乗るのなんて久しぶりだから少し興奮しちゃいました」
「なにそれ。ほんとに子供みたい」
「心はいつまでも少年です!まあ、それでも思春期ではあるのでスキンシップは控えてほしいですけど。恥ずかしさで死にそうになります」
「さっき私の腕をつかんだのはスキンシップに入らないの?」
「入りますね。今になって恥ずかしくなってきました……」
「腕をつかんだだけでしょ?」
「思春期男子というのは少しでも女性に触れると恥ずかしくなってしまう生き物なんです」
ほんと生きづらいですよ。キヴォトスなんて美人な人や可愛い子しかいないんですから。ミサキさんは美人枠です。ちなみにアリウススクワッドならサオリさんとアツコさんは美人枠。ヒヨリさんは可愛い枠です。まあこれは人によるんでしょうけどね
「今度は滑り台なんてどうですか?」
「好きにすれば?どうせ私がやらないって言ってもやらせるんでしょ?」
「もちろん」
「そのドヤ顔やめて」
「はい」
ドヤ顔で返事をしたら怒られてしまいました。まあいいです。今だけは少年の気分で公園を楽しもうと思います。もちろんミサキさんも一緒に。
僕達は何度か滑り台で遊んだ後その他の遊具でも遊んで、公園を出た。次どこか遊べる所が見つかるまで再びぶらぶら散歩しようと思います
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僕達は散歩の道中でゲームセンターを見つけ、入店した。せっかくきたからには楽しみたいが、ミサキさんってゲームセンターに来たことあるのかな。一応どんなゲームに興味があるかは聞いておこう
「ほらミサキさん。何か興味のあるゲームはありますか?」
「別に、興味のあるゲームなんてない。それに、音がうるさい……」
「ま、まあゲームセンターですし」
うーん、やっぱりゲームセンターは好き嫌い分かれるなぁ……うるさい所が好きじゃない人はあまり来ないだろうし。まあだからって出る気はありませんけど
「ほら、例えば音ゲーとか」
「なにそれ」
「音ゲーはいろいろ種類があるんですよ。リズムに合わせるというのは一貫してるんですけど」
「やったことないし興味もない。ていうか早く出たいんだけど……」
「まあまあそんな事言わずに!」
なんとかでていこうとするミサキさんを引き止めながら今度はクレーンゲームのコーナーに行ってみた。まあ、おそらく興味ないと言われるだろうけど、もしかしたら何かミサキさんに刺さるものがあるかもしれない
「ミサキさん──」
「………」
「……?」
僕がミサキさんに声をかけようとすると、一歩も動かずに一点を見つめるミサキさんがいた。僕もミサキさんが見ているものを見てみると、そこにはクマのぬいぐるみが景品として置いてある台だった
「ミサキさん、ぬいぐるみ好きなんですか?」
「ッ……別に好きじゃない」
「ちょっと待っててくださいね」
「何を……」
僕はお金を入れてアームを操作する。1度目は失敗してしまった。2度目、3度目も失敗した。そしてそれからしばらくたった頃、すでに回数は20を超えていた
「うーん、あと少しで取れそうなんだけどなぁ……」
「ちょっと、もういいから。何回やるつもり?」
「取れるまで」
「なんでそこまでして……」
「今日僕に付き合ってくれているお礼、したいじゃないですか。だから諦めませんよ!」
「……」
「じゃあ、これからちょっと集中するので……」
ミサキさんとの会話を一旦終わらせ、またアームを操作する。そして、30回目にしてようやく取ることができた。最近やってなかったからか、腕が落ちたかな。1年前はもうちょっと上手かったんだけどなぁ。まあ取れたから良しとしましょう
「どうぞ!」
「………」
「あれ、もしかしてそんなに嬉しくなかったですか……?」
「違う。まあ、感謝はしてる」
「ならよかった。それで、今日は楽しめましたか?なんだかんだ僕が強引に付き合わせてたので。まあもし楽しくなかったならまた遊びに誘って今度は楽しいって言ってもらえるようにします」
「そんな事して、あなたになんのメリットがあるの?」
「自己満足ですよ。ミサキさんが楽しいって言ってくれたのならそれで僕は満たされる。気分が良くなる。あ、これ言い方として悪かったですかね?」
「別に、むしろ完全に他人のためなんて言われたほうが信じられない。そんな人なんてどこにもいない」
「はは、探したらいるんじゃないですか?ほら、例えば先生とか」
「先生?」
「ええ、あの人は他人のために本気で行動できる人間ですよ」
まあ、たまに余計なことしてきますけどね。僕がテンパってるの姿を想像して楽しんでるんじゃないかと思ってる。まあ信頼はしてるし信用もしてる。ほんのちょっとだけ尊敬もしてますよ
「まあ、また今度遊びましょうね。絶対ですよ!」
「はあ、わかったから」
「じゃあ、帰りましょうか」
「うん」
ミサキさんと別れた数日後。アツコさん達から僕があげたぬいぐるみと一緒に寝ているミサキさんの写真を送ってきてくれた。すっごい癒やされた
これからはできれば一週間に1回ぐらいのペースで投稿できればいいかなと思ってます
ちなみに、アリウススクワッドの中で1番シンヤ君と会ってるのはヒヨリです。いろいろしてもらってるので彼に懐いてます
各話の長さをどうするか
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今のままでも十分
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もう少し長くてもいい