思春期男子にキヴォトスは刺激が強い   作:作刀

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はい、本日はカズサとのお話です


モチベ次第で投稿頻度変わるから不定期更新タグをつけておきます


スイーツ好きの猫は距離を縮めたい

 

 

「たまにはこういったスイーツを食べるのもありだよね。心にやすらぎを与えてくれる」

 

 

 

 

僕は今トリニティ地区のスイーツ店にいる。無性に甘い物を食べたいと思った結果、スイーツと言えばトリニティだよねということでここを訪れた。と言っても今食べ終わったから帰るところなんですけどね

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

店を出て家に帰るために歩いていると、見覚えのある人がいた。あちらも僕に気づいたようで、駆け足でこちらに寄ってきた

 

 

「シンヤさんじゃん。こんなところで何してるの?」

 

「こんにちはカズサさん。今日は無性に甘い物を食べたくなってトリニティにあるスイーツ店に行ってたんですよ。カズサさんは一人ですか?」

 

「……うん」

 

「珍しいですね。基本的放課後スイーツ部の皆さんと一緒にいるのに」

 

「……」

 

 

 

僕の前に走ってきたのは杏山カズサさん。トリニティ総合学園の1年生で放課後スイーツ部という部活に所属する猫耳の生えた人です。でもなんか不機嫌?なんででしょうか。特に変なことは言ってないはずなんですけど

 

 

 

「ねえ、私2人のときは敬語やめてって言ったよね」

 

「……あ」

 

「それにさん付けもなしって。年上に敬語とか使われるとなんかムズムズするし」

 

「ああ、ごめんね。すっかり忘れてたよ。最近こうやって2人だけになることもなかったから」

 

「うん。やっぱりそっちのほうがいい」

 

 

 

そんなに変わるかなぁ……?別に敬語でもタメ語でも変わらないと思うけど。いやまぁカズサがそう言うならそうするんだけど

 

 

 

 

「それで、今日は部活の方はいいのかい?」

 

「ほら、たまに1人で静かに帰りたくなるときってあるでしょ?今日がそうだったんだ」

 

「僕と似たような理由ってことだね。じゃあ今日はもう帰るってこと?」

 

「いや、シンヤさんと会ったからまだいいかな。」

 

「………」

 

 

 

僕と会ったから?なにそれ僕の事好きなの?いや、自信過剰?こういう思わせぶりな発言する人が多すぎるから分からないんですよね……

 

 

「あ、ほら。あそこにクレープ屋があるよ。一緒に食べない?あ、でもシンヤさんはもうスイーツ食べたんだっけ」

 

「いや、まだ全然食べられるよ。まぁ夜ご飯を食べられなくなるぐらいは食べないけど」

 

「よかった」

 

 

 

僕たちはクレープ屋に立ち寄ることにした。いろいろあるからなににするか迷うなぁ。まぁ定番のバナナかイチゴですかね。まぁバナナにしよ。カズサはイチゴにするようです。ちなみに代金はすべて僕が払いました。そりゃそうでしょう。男だし年上だし。カッコつけたいお年頃なんですよ

 

 

 

「あそこのベンチで食べよ?」

 

「うん」

 

 

 

僕とカズサはベンチに座ってクレープを食べる。あまり食べ過ぎるのも良くないけど1日ぐらいいいよね。この罪悪感がまたいい。でも明日からは少し控えないと

 

 

 

「シンヤさんのおいしそうだね。一口くれない?」

 

「………え?」

 

「もしかしてダメ?」

 

「え、いや、まぁいいけど……」

 

 

 

カズサは僕のクレープを食べる。しかもわざわざ食べかけのところを。僕は思わずカズサの顔をガン見してしまう

 

 

「どうしたの?顔になにかついてる?」

 

「いや、うーん……まぁ気にしないならいいけど……」

 

 

 

気にしてるの僕だけ?だとしたら1人だけバカみたいじゃん。なんか腹立ってきたな。よし、僕もお返ししてやろう。よく見たら頬にクリームついてるし

 

 

 

 

「カズサ、頬にクリームがついてるよ」

 

「!?」

 

 

 

僕はカズサの頬についていたクリームを指で取ってその指を舐めた。うん、気色悪い。もう二度とやらない。それに恥ずかしさが限界突破しそう

 

 

 

「な、ば、バカっ!?」

 

「うげっ……」

 

 

 

動揺したカズサに頭を小突かれてしまった。ちょっとやりすぎたな。でもお互い様だよね?まぁカズサは顔がいいからあれだけど僕の場合は特別イケメンって訳でもない一般的な男子生徒だから流石にキモい。こういうのは漫画に出てくるようなイケメンがやるからいいんであって、僕だと様にならない

 

 

 

「ごめん、嫌だったよね」

 

「い、いや、別にいやだったわけじゃない。でも今のは他の子にやっちゃダメだからね?いつか襲われちゃうから」

 

「はい、絶対しません」

 

「ならいい」

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

 

クレープを食べ終わった後も、僕達はベンチに座って話をしている。でも今はそれどころじゃない。あの、肩に頭を乗せないで?近すぎる。心臓が限界突破するって

 

 

 

 

「あの、カズサさん?」

 

「なに?」

 

「ちょっと近いかなーって……」

 

「別に、こんなのいつものことでしょ?だっていろんな子からモテてるし?」

 

「な、なんか不機嫌じゃない?」

 

「別に?」

 

 

 

僕に女心というのは分からない。不機嫌そうだなっていうのは分かるけどなぜ不機嫌なのかは分からない。ていうか別にモテてないです。僕がモテてるなら先生なんてもう神でしょ

 

 

 

「かくなる上は……」

 

「ひゃん!?」

 

 

 

 

 

カズサの猫耳を触ることで離れてもらうことに成功した。ふぅ、これで心の安寧は保たれましたね。思春期の男子はね、美少女に寄りかかられたりすると死んでしまうんですよ

 

 

 

「………」

 

「そんな睨まないでよ」

 

「そんなに近くにいちゃいけないわけ?」

 

「いや、僕の心の問題だね」

 

「じゃあ大丈夫じゃん」

 

「なんで??」

 

 

 

遠回しに死ねって言ってる?まぁ久しぶりに猫耳触れたからいいや。ルカのはいつも触ってるけどやっぱり違いはあるし。でも何でみんな触ったら怒るんだろ。もう触るのやめたほうがいいかな……おっとそろそろ日が落ちてきたな

 

 

 

 

「もうこんな時間か。そろそろ夜ご飯の準備しなくちゃいけないから今日はこの辺でお別れしようか」

 

「やっぱり話してたらあっという間に時間が過ぎていくね。でも今日は楽しかったよ」

 

「はは、と言ってもクレープ食べて話をしただけなんだけどね」

 

「それでも楽しかったからいいの。それじゃまたね。次また2人きりになったら敬語とさん付けはダメだから。覚えててよ」

 

「うん、じゃあまたね」

 

 

 

僕はカズサと別れて家に帰るために駅に向かう。トリニティには電車で来たから駅までは歩かないといけない。多分次の電車の時間までには間に合うはずだけど念のため急ごう

 

 

 

 

「行っちゃった。はぁぁ……今日は流石にやりすぎたかも……思い出したら恥ずかしくなってきた。でも少しだけ距離は縮まったかな?………他の女に渡すつもりはないから。もちろん放課後スイーツ部の皆にも。だから襲われないように気をつけてね?」

 

 

 

 

 

 

 

 





現状シンヤ君に敬語やめてと言っているのはカズサだけです。しかも猫耳もあるからシンヤ君にぶっ刺さる容姿だし周囲よりも何歩か先を行ってますね

ちなみにシンヤ君は自分の事を一般的で平凡な顔と思っていますが全然イケメンです。比較対象がさらにイケメンな先生とか顔の良い生徒達しかいないので自己評価が落ちてます

各話の長さをどうするか

  • 今のままでも十分
  • もう少し長くてもいい
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