作者の苦手な戦闘です。頑張ります。
作戦時間が近づき、僕らはそれぞれ準備を終え、あとは出発するだけとなった。
僕はテムジンの新しい武器『MPBL-スライプナー』をスライダーに変形させ、後ろに箒を乗せた。
一夏は鈴のIS甲龍につかまっていくようだ。
『時間だ。各自、発進しろ』
通信機から織斑先生の声が聞こえ、僕らは一斉にブースターを起動させる。
「柳川将冴、バーチャロン。出ます!」
ブルースライダーは問題なく起動し、作戦海域へと向けて進み始めた。
一人で突出しないように鈴と並走するようにスライダーを動かす。
鈴もこちらに合わせようとしていたようで、すぐに並ぶことができた。
ここから作戦海域まで、数分というところか……僕はプライベートチャンネルを開き、箒に繋げた。
「箒、大丈夫?」
『ああ……姉さんが作ってくれたISと、将冴に鍛えてもらった技術があればやれると信じているからな』
「頼もしいね。不測の事態が起こったら僕がフォローに入る。一夏と箒は福音に集中してね」
『了解だ』
と、ここで通信が入る。後方で中継役を担っている簪さんからだ。
『前線の四人。もうすぐ作戦海域だから準備して』
「了解」
箒と一夏は、瞬時加速の体勢に入る。
ハイパーセンサーで目標を確認。
作戦海域ドンピシャだ。
「一夏、箒!行けぇ!」
僕が叫ぶと同時に2人が飛び出す。
タイミングは完璧だ。
「鈴、フォローの準備。周りの状況にも気を配って!」
「わかってるわ!」
一夏と箒に遅れる形で福音に近づく。この海域は封鎖してあるから、イレギュラーがあるとは思えないけど……。
「将冴、一夏と箒があと十数秒で接敵……ってあそこ!」
鈴が指差した方向には漁船が一隻、海の上を漂っていた。どうして……封鎖されてたはず……密漁船か!?
僕と鈴が船を見つけたと同時に一夏から通信が入る。
『漁船が迷い込んでいる!このままじゃ巻き込んじまう!』
一夏のスピードが落ちている?漁船があるせいでブレーキがかかったか!?
箒も一夏に気を取られてスピードを落としている。
「一夏、箒はそのまま作戦続行!シャル、ラウラ!すぐに前に出て来てアタッカー二人の援護!セシリアさんはそのまま後方支援!」
『『『了解』』』
「鈴、船の誘導を!作戦海域から離脱させて!」
『わかった!』
くっ……まさか密漁船が……。
僕は一夏と箒に接近するために瞬時加速で近づく。
一夏は零落白夜を発動させ、斬りかかろうとしているところだったが、福音に気付かれている。
福音は一夏の攻撃を瞬時に回避し、スラスターを起動させている。あれはデータにあった、スラスターと広域射撃武器が融合したシステム……『銀の鐘』
「いやぁぁ!」
福音の攻撃が放たれる前に、箒が二本の刀で福音に斬りかかるが、福音は両手で刀を受け止めた。
「くっ……」
箒の刀を受け止めているのにもかかわらず、福音のスラスターは起動を止めていない。
シャルとラウラはまだ到着いない……一夏は零落白夜でシールドエネルギーが減っている。
ここで広域射撃されたら、一夏も箒もひとたまりもない。
「箒、一夏!離れるんだ!」
僕はブルースライダーで福音に突撃する。両手を使えなくなっていた福音は、僕に対応することができず、ブルースライダーがぶつかった。
しかし、攻撃は止められない。
スラスターから全方位にエネルギー弾が放たれる。一夏と箒は十分に距離を取れていない。
僕は超至近距離……咄嗟にブルースライダーを盾にする。
「ぐっ……」
スライプナーから軋むような音がする。少しずつ押されている……。
耐えられるか?
一夏と箒の方を見ると、なんとか攻撃を掻い潜れているようだ。
攻撃をスライプナーで受けながら、簪さんに通信をつなげる。
「簪さん、作戦失敗だ!織斑先生達に連絡を!」
『わ、わかった!』
「一夏、エネルギーはまだある?」
「ああ、あと1発なら……」
1発……チャンスは1回。
なんとか隙をついて、叩き込まなければ……。
でも、この攻撃の中、どうやって……。
「兄さん!」
「将冴!みんな!」
声とともに、福音にレールカノンとアサルトライフルの弾丸が放たれ、福音の攻撃が止まった。
「シャル、ラウラ!」
「大丈夫か、兄さん」
「うん、助かったよ二人とも」
『私もいましてよ!』
遠距離から、ビームが福音に向かって飛んでいき、福音に命中する。
しかし、福音には大したダメージにはなっていないようだ。
『あら、丈夫ですこと』
「セシリアさん、そのまま援護をお願い」
『了解ですわ!』
「一夏、もう一度いける?」
「当たり前だ!」
よし、次こそ決める。
続きます。
戦闘苦手すぎて辛いですが、お付き合いください。