家に帰ってそのままバタンキューしてました。
バタンキューって死語?いや、気にしないでおこう。
そうそう、一応Twitterをやっているのでアカウントを載せておきますね。
@sya_yu124
hではなくyなので気をつけてください。
ほとんど呟きませんが、何かご要望などあればTwitterでも受け付けようかなと思います。
感想ではかけないこともあると思いますので。
「で、結局のところいつものメンバーが集まったわけで……」
リビングには専用機組が揃い踏みだった。簪さんはいないけどね。
「しかし、シャルとラウラはどうしてここに?」
2人にはここに来ることを伝えていないし、一夏の家も知らないはずだ。
「せっかくの休みだから、3人で遊びに行こうかと思ってね。ほら、将冴もラウラもすぐにドイツに行っちゃうし、今のうちに」
「場所はクラリッサから聞いた。山田先生も一緒にいたようで、住所も教えてもらった」
山田先生、個人情報ですよ、それ……。
まぁ、2人が来てくれたのは正直助かった。鈴が変なことを口走る前でよかった。
妹への家族サービスを口実に逃げ……
「なんだ、お前たち。こんなに押しかけて」
突然リビングの扉が開いて、私服姿の織斑先生が現れた。あ、いまはプライベートだから千冬さんの方がいいかな。
僕と一夏以外は顔を強張らせる。
「千冬姉、おかえり」
「お邪魔してます、千冬さん」
「ああ」
千冬さんは持っていたバッグを机の上に置き、こちらを見た。
「……ほう?我先にと思ったら、同じことを考えていたわけだな」
「「「っ!?」」」
箒、セシリア、鈴がビクッと体を震わせた。
千冬さんは次にラウラとシャルに目を向けた。
「将冴が目当てか?」
「に、兄さんと遊ぼうかと……」
「甘えれるときに甘えておけ。妹、なのだろう?」
「は、はい!」
ラウラの目が爛々と輝いていた。
「千冬姉、今日はもう仕事ないのか?」
「ああ、終わらせてきた。でも、この後出かける」
「夕飯は?」
「いらない」
ああ、いつものやり取りだ。鈴は知ってると思うけど。ぱっと見夫婦だからなぁ、このやり取り。
「お前たち、昼食は食べたのか?」
「いや、まだだけど」
「そうか……待ってろ」
千冬さんはそう言うと台所へ向かっていった。
「千冬姉……まさか昼食を作るつもりか!?」
「一夏!それってやばいんじゃ……」
一夏と鈴が慌て始める。まぁ、昔の千冬さんは家事スキル皆無だったから……。
「俺、千冬姉止めてくる!」
「まぁ、一夏。千冬さんに言われた通り待ってようよ」
「でも、千冬姉は!」
「いいからいいから」
僕の言葉で一夏の顔が青ざめていく。
おそらく、なんでこんなに落ち着いていられるんだという気持ちなんだろう。
箒、セシリア、シャルは頭にハテナを浮かべており、ラウラは「教官の手料理!」と、先ほどよりも目を輝かせていた。
それから30分後。
千冬さんがお盆を手に戻ってきた。
一夏と鈴の顔が、刑執行前の囚人のようになっていた。
「待たせたな。口に合うかわからんが、食え」
お盆には人数分のチャーハンがあった。
美味しそうな匂いが漂う。
それぞれ千冬さんにお礼を言いながらチャーハンを受け取る。
しかし、誰も手をつけようとしない。一夏と鈴から只ならぬ雰囲気を感じしまったせいかな。
「いただきます」
僕は先陣を切ることにした。
レンゲでチャーハンを掬い、口に運ぶ。
パラパラのお米と具材が口の中で広がる。
うん、美味しい。
「美味しいです、千冬さん」
「……そうか」
千冬さんは顔を赤くし、目を逸らした。はて?
「わ、私も!いただきます!」
ラウラも一口頬張る。
大層気に入ったのか、続けて二口目をかきこんだ。
「おいひーれす、ひょーかん!」
「ラウラ、口の中に物入れながら喋らない」
僕が注意すると急いで飲み込み、改めてをお礼をいうラウラ。
それを見たセシリア、シャルも食べ始め、美味しいと感想を述べた。
さぁ、残るは一夏と鈴だ。
「千冬姉が料理……いや、まさか……」
「千冬さんの……」
「2人とも、冷めちゃうよ」
「「い、いただきます!」」
2人同時にチャーハンを食べる。
そして、その味を確かめ、驚愕の表情を浮かべる。
「千冬姉の料理が……美味い……」
「そんな……千冬さんは家事ができなかったはず……」
「2人とも、殴られたいのか?」
流石に大袈裟すぎるよ、そのリアクションは。
「はぁ……まぁいい。私はもう出る。お前たち、暗くなる前に帰るんだぞ」
「わかりました」
僕がそう答えると、千冬さんはさっき置いたバッグを手に出て行ってしまった。
「な、なぁ……将冴は知っていたのか?千冬姉が料理できるの」
「うん。教えたの僕だし」
「はぁ!?」
「ドイツで千冬さんの家事スキルが絶望的なのを知ってね。僕が家事できるように特訓したんだ」
「あ、あの千冬姉を!?」
「片付けようとしたらさらに散らかすあの千冬さんを!?」
なぜか尊敬の眼差しで僕を見る一夏と鈴。
大変だったよ、あそこまで家事できるようにするの……。
その後、昼食を食べ終わり、一夏の家にあるボードゲームをひとしきり遊びつくし、夕方頃に解散となった。
帰り道。
僕とシャル、ラウラは学園までの帰り道を歩いていた。
箒は親戚の神社に向かい、鈴は寄るところがあるということで別れ、セシリアはこれからモデルの仕事があるので、帰りはこの三人になってしまった。
「なんかごめんね、3人で遊びに行くつもりだったんでしょ?」
シャルに車椅子を押されながら、2人に話しかける。
「ううん、楽しかったし、明日もあるから大丈夫」
「そうだぞ、兄さん。謝る必要はない」
「そっか。ありがとう、2人とも。明日は3人でどこか行こうか」
そう約束するとラウラは嬉しそうに頷いた。
ふふ、本当にラウラが妹になっちゃった気分だ。
「行きたいところある?」
「遊園地というところに行ってみたいぞ!」
「あ、僕も日本の遊園地行きたいかな」
「じゃあ、それで」
その頃、クラリッサは……
「織斑先生!も、もう飲めません!」
「そういうな。ここは私の奢りだから遠慮する必要ないぞ」
「え、遠慮ではなく……や、山田先生!」
「あれぇ〜、ハルフォーフ先生飲んでないんですか?ほら、ぐいっと一杯」
「もうむりですって!」